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ベリー・ゴーディの初期のお仕事

 昨日まで何ともなかったのに、今日はひどいです。
 眼はしょぽしょぽするし、痒いし、くしゃみは出るし、風邪のひき始めかと思いましたが、どうやら何年ぶりかで花粉症が再発したようです。

 こんなことを言うと、そもそも治ることがないんだから、再発というのはおかしいと思われるかも知れません。
 しかし、事実として、私は、かつてひどい花粉症でしたが、ここ数年は治まっていたのでした。
 というわけで、メンタルが少しダウン気味です。


Berry Gordy Motor City Roots

1. Reet Petite (The Finest Girl You Ever Want To Meet)/ Jackie Wilson
2. That's Why (I Love You)/ Al Kent
3. Thrill Of Love/ The Solitaires
4. My Love Is Coming Down/ Kenny Martin
5. Is It Too Late/ The Fideltones
6. Everyone Was Three/ Bob Kayli
7. I Took A Dare/ Bob Kayli
8. Never Before/ Tom Clay&The Rayber Voices
9. Marry Me/ Tom Clay&The Rayber Voices
10. Got A Job/ The Miracles
11. My Momma Done Told Me/ The Miracles
12. I Need Some Money/ The Miracles
13. I Cry/ The Miracles
14. Blabber Mouth/ The Five Stars
15. Baby Baby/ The Five Stars
16. You (You You You You)/ Eddie Holland
17. Little Miss Ruby/ Eddie Holland
18. It's So Fine/ Lavern Baker
19. Etcetra/ Jackie Wilson
20. Lonely Teardrops/ Jackie Wilson
21. Action (Speaks Louder Than Words)/ Bobby Darin
22. Once Upon A Time/ Marv Johnson
23. My Baby O/ Marv Johnson
24. In Nature Boy/ Briant Holland
25. Don't Be Afraid Of Love/ Harvey Fuqua

 こういうときは、米国版、植木等ともいうべき、ジャッキー・ウイルソンのReet Pettiteを聴いて、弱気の虫を吹き飛ばしたいものです。

 このアルバムは、09年に英Jasmineからリリースされた編集盤で、タイトルから想像できるとおり、モータウンの創始者、ベリー・ゴーディの最初期の仕事をコンパイルしたものになっています。
 おそらくは、09年がモータウンの50周年に当たるため、企画されたものだと思われます。

 収録曲は、それぞれ色んなレーベルからリリースされたものです。 
 ゴーディは、主にソング・ライターと制作で関わっていると思われ、ここに収録されたアーティストは、サウンド・オブ・ヤング・アメリカの礎となった人たちなのでした。

 このなかで、その関係が比較的知られているのは、ジャッキー・ウイルソンとマーヴ・ジョンソンだと思われます。
 ここには、モータウン設立前に、ゴーディが行った様々な試行錯誤が凝縮されていると思います。

 あとは、エディ・ホーランド、ブライアン・ホーランド、そしてミラクルズは、身内的な存在ですね。
 また、ハーヴェイ・フークァがゴーディと関係があることも、まあ知られている方かも知れません。

 他では、ラヴァーン・ベイカーが入っていて、これは軽い驚きでした。
 ラヴァーンについては、少し調べてみましたが、私の限られたリサーチの範囲では、収録曲以外では、ゴーディとの接点はないようです。
 Jim Dandy Got Marriedに関わったという話もあるようですが、未確認です。

 ボビー・ダーリンの存在も面白いですが、あまり関心はありません。
 それよりも、何となく、この人以外にも無名人の中に、白人シンガー、ないしはグループがいるようなが気がします。

 さて、今回聴いてみて、ジャッキー・ウイルソンは別格として、ミラクルズの曲は、ゴーディとスモーキーの共作ですが、若干古いスタイルのR&Bの匂いを感じます。
 それでも、ドリーミーで、マーベラスなスモーキーのボーカルの萌芽は、形作られつつあると思いました。
 こういったスタイルでは、バレット・ストロングとか、マーべレッツとかは、ここに収録されていてしかるべきアーティストではないかと思いました。 

 さて、私がこのアルバムで最も注目したのは、ラヴァーン・ベイカーです。
 実は私は、ラヴァーンのファンなのでした。
 ルース・ブラウンよりも、エスター・フィリップスよりも好きです。

 まあ、人気はあまりないと思います。
 まず、女性としてのチャーミングさがあまり感じられず、吐き出すようなボーカルは、曲によっては迫力ものですが、ノベルティックな曲では、色ものという印象をより増してしまうようです。

 それでも、私が好きなのは、彼女には、ロックンロールやリズム&ブルースの原初的なエネルギーを感じるからなのでした。
 彼女の作品が、多くの白人歌手にカバーされ、お上品に薄められたバージョンとして再生されていることは比較的知られています。
 
 さて、ただ1曲収録されているラヴァーンのIt's So Fineですが、この曲はなかなか興味深い仕上がりになっています。
 私は、すぐにジャッキー・ウイルソンを連想しました。

 彼女が力強く繰り返す「It's So Fine、ine、ine、ine…」のフレーズは、ジャッキーのReet Pettiteの「She So Fine、Fa Fa Fa Fine、ine、ine」という、世界最高のお調子者ソングと、かなりの度合いでシンクロしています。

 ジャッキーのこの歌い方や、とりわけスーテジングは、直接的精神的ともに、エルヴィスのお手本となったと私は思っています。
 
 そういった意味からも、ラヴァーンとジャッキーとの接点の発見は、とても興味深いものでした。
 ちなみに、ラヴァーン・ベイカーのIt's So Fineは、彼女のアルバムでは、59年のBlues Balladsに収録されています。



Reet Pettiteです。




It's So Fineです。




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