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2022年11月12日

外付けGPUの電源をSFX電源に交換する話(実機レビュー編)

外付けGPUの電源をTFXからSFX電源に入れ替える話の続きです。
交換に当たっては、まずはSFX電源の選定を行いました。
選定基準は以下のような感にしました。

・容量は500W以上あること
これは前回の記事でも述べましたが、グラフィックボードの想定容量+ThunderBoltポートからの充電容量を足し合わせた以上のものを選ぶ必要があります。
今のところ必要な最大容量は340W程度ですが、余裕を見て500Wくらいあれば大丈夫かなと思いました。

・プラグインタイプであること
ノーマルというか、安価なエントリーモデルの電源は一通り使いそうな電源ケーブルが手当たり次第搭載されていて、それらのケーブルは内部の基板に直接取り付けられているので、取り外す事が出来ません。
そしてそれらのケーブルの中には今どき使う事がほぼ無いようなケーブル(ベリフェラルという昔のIDE規格のデバイス向けのケーブルやFDDドライブ用のケーブル等)もふんだんに含まれていて結構無駄にかさばります・・・
今回自作している外付けGPUユニットはは小型省スペースがコンセプトなのでなるべく余計な物は排除していきたいところです。
プラグインタイプはケーブルの着脱が可能なタイプの電源のことを言います。
必要なコネクターケーブルを選んで電源本体に接続できるので、無駄のない配線をすることができます。ただし、本体側にコネクターのギミックを仕込んでいるので、その分お値段は若干高めになります。

という感じの条件を頭に叩き込んで、なるべく安価で容量の大きいSFX電源を物色し、購入しました。

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これでも結構高いですが、他のモデルは1万円オーバーばかりなので、消去法で選定しました。

Amazonで購入したので、現品はすぐに届きました。
20221008_175316.jpg

20221008_175406.jpg

プラグインタイプは高級モデルに分類されるので、電源本体が専用のソフトケースに入っていたり、ケーブル一式も専用の布袋に入っていたりとパッケージもしっかりしているようです。
PCに取り付けたら取り付けっぱなしになるので、これらのケースの存在意義はイマイチ不明ですが、全体的になんとなく高級感は漂ってきます。

早速GPUドックのブラケットをSFXのものに取り換え、電源を取り付けました。
20221112_205659.jpg
20221112_205647.jpg
見た感じもスッキリしてサイズ感もかなりコンパクトになりました。
ケーブルも必要最低限のものを接続しましたので背面もスッキリした感じです。

電源を支える脚の部分もぴったりとはまっています。
20221106_220541.jpg

ちなみにこの電源やはり値段が張るだけあって結構優秀です。
冷却ファンも発熱に合わせて動作するので、電源負荷が低いときはファンの回転が止まってくれたりします。

という事で卓上サイズのコンパクトな自作外付けGPUユニットはひとまずの完成形を見た感じになったと思います。

これでリビングテーブルでノートPCを使った快適なゲーミングライフが楽しめそうです。

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2022年11月06日

外付けGPUの電源をSFX電源に交換する話

先日、手持ちの電源やグラフィックボードと海外製のGPUドッキングステーションを組み合わせ、外付けGPU(eGPU)を自作したのですが、諸事情により電源ユニットを手持ちのTFX電源からSFX電源に乗せ換えることにしました。
理由は主に以下の通りです。

・ブラケットへの取り付けが若干不安定
→元々、この外付けGPUキットはATX電源やSFX電源を想定した設計のため、基本パーツには電源を支える脚のような部品が付属しており、ブラケットとドッキングステーション本体の2方向から電源本体の重量を受けるような設計となっています。
egpu_parts_1.jpg
TFXを無理やり取り付けると電源本体が宙ぶらりンな状態となり長期的な使用をした場合、ブラケットとドッキングステーション本体の締結部分に破損が出る可能性があります。

・高スペックのグラフィックボードを使う場合は電源容量が足りない
→TFX電源ユニットの電源容量は300Wです。
今のところTDP120WのGTX1660Tiを使っているので大丈夫ですが、用途によってはもう少しハイクラスのグラフィックボードに換装する可能性も多分に考えられます。
今持っている中で最もハイクラスのRTX3070はTDP240Wなので、ThunderBoltポートからPC本体への充電を考慮した場合、想定される電源容量の最大値は
240W+100W=340W
となってしまい、TFX電源では供給エラーが出てGPUが停止してしまう恐れがありますし、数年間使った中古電源の場合そもそも額面通りの300Wを出力できない場合も考えられます(経験済み^^;)

・ATX電源だと大きすぎて自作GPUの売りであるコンパクトさが失われてしまう。
試しに手持ちのATX電源を純正ブラケットに取り付けて組み立ててみましが、あまりに巨大化してしまい、コンパクトどころか、下手なデスクトップPCよりも巨大な物体が出来上がってしまいました・・・
↓ATX電源を搭載した自作eGPUユニット。市販の巨大ボックスに迫る存在感です
20221005_233054.jpg

↓元の姿(TFX電源搭載)隣のOnemix4のサイズと比べると、どのくらい巨大化したかが分かると思います。
20221001_102210.jpg

横から見てもかなりの圧迫感です。
20221005_233119.jpg

ちなみに後ろ側は無意味に余ったケーブルの集合体でかなりごちゃごちゃしています。
20221005_233107.jpg

元々このユニットに必要な電源ケーブルは、マザーボードに挿すための24pinnケーブルとCPU用の8pinケーブル、そしてGPUに給電する8pinケーブルくらいで、他のケーブル(SATA、ベリフェラル、FDD他)はことごとく不要です。

という事で、見た目もスッキリし、容量もATX並み、サイズはATXよりも大幅に小さいSFX電源を取り付けた方が良いという結論に至りました。
幸いSFX電源であれば、GPUドック付属のSFX電電用ブラケットも使用可能なので、ATX電源並みの容量を持ちながら、すっきりと出っ張りのないコンパクトな外付けGPUユニットが出来上がること間違いなしです。
更にプラグインタイプの電源ユニットを選ぶことにより、必要なケーブルだけを接続して使用することも可能になります。

という事で次回はSFX電源を搭載した新生GPUユニットへの改造の話を書こうと思います。

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2022年11月03日

モバイルディスプレイを購入する話(選定編)

引き続きモバイルディスプレイを購入する話の続きです。

今回は購入するディスプレイの要求スペックを明確にし、購入するモデルを絞り込むところまでを書こうと思います。

モバイルディスプレイといっても、エントリーモデルから上級モデルまでピンキリです。
安いものであれば2万円以下、高級モデルであれば5〜6万円するものもあります。
高級モデルはタッチ機能があったり、解像度が4Kだったり、パネルが有機ELだったり、リフレッシュレートが144Hzだったりしますが、満額要求だとお金がいくらあっても足りませんので、必要なスペックを自分の中で整理し、以下のような条件でモバイルディスプレイを選定してみました。

・価格:2万円台前半以下
→今回は初めての購入なので、ある程度失敗しても後戻りできるレベルの物を買ってみようと思い、この価格帯に設定してみました。

・解像度はFullHD(1920×1080)→モバイルディスプレイとしては最も標準的な解像度なので。

・画面サイズは15.6インチ→持ち歩きを重視するのであれば14インチ以下という選択肢もありましたが、既存のノートPCが14インチクラスまでなので、作業性を向上するにはもう少し大きめのものが良いかなと思い、このサイズを選定しました。

・重量1kg以下→あまり重たいと持ち運びが大変なので、とりあえず軽量なモデルを探しました。

・表示色:1677万色以上→モデルによっては64万色みたいなもみありましたが、ここは標準的に1677万色表示の物を選びました。

・USB-Cケーブル、MiniHDMIポートの両方搭載している事
→新型のタブレットやノートはType-C一本でつながりますが、うちのノートPCはHDMIしか搭載していない物もあるので、HDMIからでも接続できるものを選びました。

・タッチスクリーン機能は不要→ここは価格的にあきらめざるを得ない感じですが、一般的にタッチスクリーン機能を搭載すると本体が分厚く重たくなる傾向があるようです。

こんな感じの条件で価格.comで調べたところ、以下のような2機種が候補として絞り込まれました。
(意外と少ない・・・)
価格.comの検索結果を比較

・IRIE FFF-LD1502(FFF SMART LIFE CONNECTED )
絞り込まれた候補の中では消費電力が最も低く7Wとなっているようです。
重量も572gと軽量で、厚みも12mmとかなりの薄型になっているようです。
付属のマグネット付きカバーがスタンド代わりになるようなので、持ち運び、収納時はしっかり画面を保護して使う時はそのまま開いて立てられるので、スマートな運用が出来そうです。

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・ILD-A1616MS-B(アイリスオーヤマ)
次に価格が安かったモデルです。
消費電力は8Wと省電力、そしてこちらは厚み9mm、重量550gと薄型軽量です。
あと、応答速度が5msと、候補の中では最も最速となっているようです。
こちらも同じくマグネット付きカバーがスタンドが付属されているようです。

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他のディスプレイは重量が重かったり、Type-Cポートしか対応していなかったり、価格が高かったりしたので、今回は候補から除外しました。

上記2機種の中で迷いましたが、今回は応答速度が速く、厚みが薄いアイリスオーヤマのILD-A1616MS-Bを購入することにしました。

という事で、次回は実機のレビューをしてみようと思います。
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2022年10月30日

モバイルディスプレイを購入する話(動機編)

ここ最近、コロナの影響で以前のような出社一辺倒の働き方から、時差出勤、在宅勤務など、勤務形態の選択肢が増えてきている傾向にあります。
自分の職場も例外ではなく、在宅勤務を織り交ぜた働き方が定着しつつあります。
普段普通に出勤する場合は会社貸与のタブレットPCをドッキングステーションに接続し、有線のキーボード、マウス、LANケーブル、HDMI接続の24インチのFullHDのディスプレイを使って仕事をしており、タブレットPCのディスプレイは使わないか、もしくは据え付けのディスプレイのサブ画面として使っています。

ちなみに在宅勤務の環境はというと、ドッキングステーションは元々SurfaceGOやOneMix4を持っているのでそれ用に買ったものを接続し、USBポートで有線キーボードとBluetoothマウス、17インチの据え置き型ディスプレイを使って仕事をしています。
ただし、据え置き型のディスプレイは普段は場所をとるので物置にしまい込んいて、在宅勤務を行うたびに朝一番で物置から引っ張り出して、机にセッティングし、電源ケーブルとディスプレイケーブルをを接続するという重労働が付いて回るのが現状です。
さすがに旧型の据え置き型ディスプレイは重量もそこそこあり、持ち運ぶのにも一苦労、テーブルの上の位置を決めるのに一苦労、そして電源ケーブルを接続するのにも奥まった電源ポートにケーブルを挿すのも一苦労、D-subのディスプレイケーブルをねじ止めして接続するのも一苦労と、なかなか大変な思いをしてから在宅勤務に臨む必要があります。
以前の記事で紹介したプロジェクション機能を使って手持ちのWindowsタブレットをサブディスプレイ化するのもアリですが、画面サイズが足りないのと、そもそも自前のPCをそんな方法でセキュリティー監視が光っている会社のPCに接続しちゃってもいいのか?という疑問もあります。
そこで目についたのがモバイルディスプレイの存在です。
ここ最近職場の人も会議用でモバイルディスプレイを持ち歩き、リモート会議をしながらメールチェックや議事メモを取っているのを見て、これは在宅勤務にもかなり活用できるのではないかと思いました。
という事で今回はモバイルディスプレイを選定、購入し快適なテレワーク環境を構築してみようと思います。

次回はディスプレイの種類やサイズ、選定基準についてどのようなものを選んだかについて書いてみようと思います。

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2022年10月14日

外付けGPUを自作する話(効果検証編)

外付けGPUを自作する話の続きです。

今回は外付けGPUを接続する事による効果について検証しましたので、その内容について記載していこうと思います。

グラフィックボードを搭載してまず何をするか?
およそのPC好きの人は”ゲーム”だと思います。
という訳で普段やっているゲームソフトを動かしてみて、どの程度パフォーマンスが向上するかについて確認してみました。

まずはフォートナイトです
内蔵GPUに合わせた軽量設定でゲームをプレイすると、いきなり130FPSくらい出ました。。。
スクリーンショット (7).png
さすがにオーバースペック感が出すぎたので、設定を調整したところ、やはり最高設定だと30FPSくらいまで下がってしまったので、設定”高”あたりが妥当な線のようでした。
スクリーンショット (9).png
↑高画質設定でプレイしているところ。VSYNCをONにしているので、画面のリフレッシュレートの50fps貼りつきでプレイできました。

PUPGも試してみたところ、こちらも高画質設定で快適動作しました。
pubg_playing.png

PUBGは内蔵GPUだとマウスの動きに画面が追従せず、かなり設定を落としてプレイしていたので、操作性が劇的に改善し、とてもいい感じになりました。

マインクラフトは元々50fpsでプレイできていたので今回は省略です。

もう一つ気になるのは、この外付けGPUは普通にマザーボードに直接挿したグラフィックボードに対してどの程度性能が落ちるか?
という所だと思います。
確認のため、FF15ベンチをダウンロードして、デスクトップPCとノート外付けのスコアを比較してみました。
FF15benach.png
設定は両方とも1920×1080のFullHD、高品質の条件で比較しました。
グラフィックボードはGTX1660Tiを付け替えて使用しました。

結果は
デスクトップPC:6321
ノートPC+外付けGPU:5166
という事で、デスクトップの方が高スコアになりました・・・
性能差としてはデスクトップに対し外付けGPUのスコアは81.7%という事で、事前に聞いていた75%という予想に対しては若干高めの数値が出ているように感じました。

ちなみにデスクトップPCのスペックは
CPU:Corei7-3770(Passmarkスコア:6371)
メモリー:16GB
対してOneMix4は
CPU:Corei7-1160G7(Passmarkスコア:10162)
メモリー:16GB
なので、CPUスペックとしてはOneMix4の方が上になりますが、デスクトップのマザーボード直挿しのメリットがそれを補って余りあるという事になります。

とはいえ、普段ゲームをプレイする分には十分な性能を発揮してくれそうな上、超小型の外付けGPU(市販品の1/4以下の体積)を自作することができたという事で、今回の試みは成功だったと思います。
外観が若干ゴテゴテしているので、機会があればもう少し改良を加えてみようかなと思います。

参考までに、他との比較はこんな感じです。
hikaku_Graph.png
外付けGPU接続の状態ではOneMix4がGTX1050搭載のゲーミングノートPCよりも高性能になっています・・・

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2022年10月10日

外付けGPUを自作する話(組み立て、動作確認編)

先回に引き続き、外付けGPUを自作する話の続きです。

今回は機材が揃ったので、組み立て〜動作確認までの辺りを書いてみようと思います。

機材は以下の通りです。

・GPUドックセット
20221001_092228.jpg
上同梱セットは上記の写真の通りです。
・本体
・ブラケット(ATX,SFX電源用)
・ThunderBolt4ケーブル、ねじ類t
・工具
・取扱説明書

本体はカード状で、前面にUSB、ThunderBoltポートがあり、背面に電源コネクターが付いていました。
20221001_092429.jpg
アルミハウジングに収納されていてスマートな感じです。

・PC電源ユニット
今回は手持ちの300WのTFX電源を使いました。
20221001_093739.jpg

・グラフィックボード
GTX1660Tiのミニサイズのボードを持っていたので、それを使いました。

・ATX-TFX変換ブラケット
塗装のされた板金(若干分厚い)、希少価値なのか、そこそこ値段は張りました・・・

↓組み立てに使った部品たち
20221001_094431.jpg

さて、組み立ての手順はいたって簡単でした。
まずはTFX電源を変換ブラケットに取り付けました。
20221001_101154.jpg
ブラケットに取り付けねじが付属していました。
皿ネジ形状なので、ねじ頭が板金からはみ出ないようになっているようでした。

次に、電源ケーブルを本体に差し込みました。
使うケーブルは24ピンのメイン電源ケーブル(マザーボードに挿しこむやつ)と、8ピンのCPU用の電源でした。
20221001_101212.jpg


次に、本体付属のATX電源ブラケットに変換ブラケットをねじ止めし、電源を本体に取り付け、同時にグラフィックボードも取り付けました。
電源の取り付けに関してはブラケット同士のねじピッチがイマイチあっていなかったので、無理やり組付けた感じになりました。
20221001_101858.jpg

次にグラフィックボードに補助電源を取り付けました補助電源の使用はグラフィックボードに左右されますが、今回のGTX1660Tiは8ピンコネクタ×1でした。
20221001_101938.jpg

組み立ての手順は以上です。
試しに電源ユニットをコンセントケーブルに接続してみたところ、本体側面のパイロットランプが青色に点灯しました。
20221001_102039.jpg

この状態ではまだGPUドックは起動せず、PCとThunderBoltケーブルを接続した時点で自動的にグラフィックボードに電源が供給され、動作を開始する仕組みになっているようです。

↓PCに接続したところ、自動的に接続を認識し、グラフィックボードのファンが回りだしました。
20221001_102210.jpg

パイロットランプの色も青から緑に変わり、GPUドックが動作していることを知らせてくれます。
20221001_102247.jpg

PC側では接続された時点でドライバーのインストールが自動的に開始し、数分するとドライバー他NVIDIAのユーティリティーソフト等がインストールされ、グラフィックボードが使用できる状態になりました。
もし、ここで自動インストールが動かない場合はNVIDIAのホームページからドライバーソフトをダウンロードしてインストールすれば、グラフィックボードの認識は問題なく行われるようです。
↓ドライバーが入ると、一旦再起動を求められます
Driver_inst1.png
ちなみに、PCの再起動時に、外付けGPUをつなぎっぱなしにすると、再起動後に認識されませんでした。
試しにケーブルを抜き差しすると再度外付けGPUを認識してくれました。
↓再起動、再接続語デバイスマネージャーを覗くとGTX-1660Tiがちゃんと認識されていることが分かります
Driver_inst2.png

組み立てから動作確認までの作業は以上となります。
ついでに、電源ユニットのケーブルがごちゃごちゃしていたので、結束バンドでまとめてスッキリさせてみました。
20221001_210918.jpg

という訳で、自作のコンパクトな外付けGPUの製作は無事成功しました。
次回は外付けGPUを使った時の効果検証について書いてみようと思います。

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2022年10月08日

外付けGPUを自作する話(機器選定編)

外付けGPU自作の話の続きです。

今回は機器の選定について書こうと思います。

必要な機器は以下の通りです。
・GPU(グラフィックボード)

→当たり前ですが、GPU(グラフィックボード)が無いと始まりません。
 今回は比較的小型でそこそこの性能を持つGTX1660Tiを使いました。

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・ライザーカードもしくは、GPUドック
→グラフィックボードとPCを接続する機器です。
 PCIEスロットをThunderBolt3に変換する機能を持ちます。
 必要最低限の基本機能だけを持つものだとデータ通信のみですが、上位のモデルになってくるとUSBハブやPCへの給電機能を備える物も存在します。ちなみにこういったマニアックな機器は一般的な電気屋などでは売っていませんので、通販で入手します。
↓基本機能のみのタイプ:基板にケーブルが引っ付いているだけです。

ADT-Link M.2キーM NVMe外部グラフィックスカードスタンドブラケットとPCIe3.0 X4からThunderbolt 3ライザーケーブルPCI-Express外部アダプターケーブルEGPUアダプターITX STX NUC用25cm 50cm 32Gbs (25CM)

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ライザーカードにM.2ケーブルが引っ付ていて、更にその先にM.2をThunderBolt3に変換するアダプターが付属しているようです。

↓給電機能他、USBハブの機能まで使えるやつ

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カード形状のスロットに直接グラフィックボードを挿しこむタイプですが、カード側面にThunderBolt3ポートが2つとUSB-Aポートが1つ付いています。ThunderBolt3の片方は給電機能付きとなっているので、こことPCを接続することでPCに給電しながら使用することが可能です。
また電源取り付け用のブラケットも付いているので、グラフィックボードと電源をひとまとめのユニットとして扱う事が出来るので、収納面でも有利となっています。
ただ、お値段が少し割高になっています・・・
→だいぶ数が出だしたので、値段が下がってきているようです(2023年12月時点)

今回はケーブル一本でGPU強化と充電もこなせ、なおかつブラケットで省スペースユニット化できそうな後者のGPUドックを採用することにしました。

・電源ユニット
→上記のユニットを動かすには外部電源が必要です。
一般的なデスクトップPCに組み込まれている電源ユニットのケーブル規格に対応しているので、とりあえず手持ちで遊んでいたTFX電源を使ってみました。
ちなみにGPUドック付属のブラケットはATX規格もしくはSFX規格にしか対応していないので、別途変換ブラケットを購入しました。
ちなみにこの種類のブラケットはマニアックすぎて、一般的な通販サイト(Amazonや楽天)では入手できず、Aliexpressを使用して入手しました。(リンク:ATX-TFX電源変換ブラケット

必要な機材は以上となります。
意外に簡単な気がしますね・・・
そして結果的にメルカリ等で完成品を買った方が安くつきそうな予感もしますが、省スペースの為なので頑張って組み立てようと思います。

ちなみに完成品はこんな感じです。外装も高級感があって非常に綺麗ですが、でかいです。サイズ感が気にならなければこっちの方が手っ取り早いかもしれません・・・
↓通常価格は5万円超ですが、今セールで安くなっているようです(22年10月現在)

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↓最上位モデル?RazerCoreX(有名ブランド)のやつ

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2022年10月02日

OneMix4をWindows11にアップグレードする話(TPM2.0対応編)

先日OneMix4をWindows11にアップグレードしたところですが、その後早速Windows11に新バージョンがリリースされてしまいました。
新バージョンのWindows11は22H2というバージョンで、新しいUIが搭載されたり、その他新機能が今後実装されたりアップグレードしておくと色々と使い勝手が良くなりそうな雰囲気です。
ただ、このバージョンに上げる際は、Windows11へのアップグレード条件を再度チェックされるとの事です。
つまり、Windows10→11に上げる時にインチキしたPCはチェックに引っかかってアップグレードできないという事になります。
うちのOneMix4はメーカー配布の怪しいツールを使ってTPM2.0非対応のチェックを逃れてアップグレードしてしまったので、上記の条件に引っかかることは火を見るより明らかです・・・
何か回避策が無いか、例によって色々と調べてみたところ、どうやらOneMix4のハードウェアというか、マザーボード自体はTPM2.0に対応しているのですが、BIOSが対応していないことが分かってきました。
そしてそのBIOSをアップデート出来たらめでたくOneMix4はTPM2.0対応のPCに生まれ変わることができるようです。
というか、後期型のOneMix4は既にこのBIOSを搭載しているからWindows11に対応しているという噂もあったりします(現物を持っていないのであくまでも聞いた話レベルですが・・・)

早速BIOSのリンク先を調べて、アップデートプログラムをダウンロードしてみました。
※メーカーに確認したところ、BIOSアップデート失敗による事故多発につき、アップデートプログラムの配布は中止にしたとのことです。(2023/12/3追記)

ファイルをダウンロードしたらZIPファイルを展開すると、”T10-TPM-BIOS-Auto”というフォルダーが出現しますので、適当な場所に移動します(C:の直下など)
その中に入っているBIOSアップデートプログラムを実行するとTPM2.0対応になるようです。

実際に試してみました。
上記フォルダーの中のFBIOS.cmdというファイルを右クリックし、”管理者として実行”します。
BIOS_UPDATE.png

するとWindowsからこのファイルはシステムに重大な影響を与えるファイルですとかいう警告が出てきますが、”詳細情報”をクリックし、画面右下の実行ボタンを押します。
Windows_secure.png

すると、BIOSアップデートプログラムが起動します。
EXEC_UPDATe.png

何かキーを押すと実行なので、Enterキー等を押してアップデートプログラムを実行します。

数分後、BIOSのアップデートは自動的に完了しますので、コマンドプロンプトが閉じたら手動でPCを再起動します。
再起動直後はBIOSアップデートのために数分間ブラック画面が続きますが、焦らず電源を切らずに待っているとBIOS画面が起動し、通常通りWindowsが起動します。

確認のため、デバイスマネージャーのセキュリティデバイスの項目をチェックすると、TPM2.0モジュール(トラステッドプラットフォームモジュール2.0)が認識されていました。
TPM2_install.png

これで我が家のOneMix4は晴れてWindows11に正式対応したPCになる事が出来ました。
今後のアップデートも安心して受ける事が出来そうです。

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2022年10月01日

外付けGPUを自作する話(動機編)

今回は外付けGPUを自作で組む話をしようと思います。

一応自宅にはグラフィックボードを搭載したデスクトップPCが1台あります。
このPCは元々TFX規格のスリムデスクトップPCだったのですが、その状態だとロープロファイルタイプのグラフィックボードしか搭載できず、ゲーミング性能も快適にプレイできる必要最低限の性能しか得られない状態でした。
そこでケースをATX規格のものに入れ替え、フルサイズのグラフィックボードを搭載できるように改造したのですが、デスクトップだと置き場所が限定されるので、ゲームをするたびにデスクトップが置いている書斎スペースに籠らないといけません。
そこで思い立って購入したのがゲーミングノートPCでしたが、こちらは息子のゲーム機兼自宅学習機として占領されてしまい、ほぼ使えない状態です。
そこでまたまた購入したのが通勤の友とゲーミングを両方こなせるOneMix4という訳ですが、このPCに関してもグラフィック性能は内蔵GPUとしては最高クラスではあるものの、ゲームをフル画質で楽しむには若干パワー不足感は否めない感じです。(もちろん設定をそれなりに落とせばそこそこ快適にプレイできることはできます)
若干の性能不足を感じているところで、OneMix4を購入する際、レビュー動画などで予習していたと時に、とあるYoutuberが外付けGPUを使って快適にゲームをしていたのを思い出しました。
外付けGPUはeGPUともいわれ、ThunderBolt規格に対応した外付けPCIEスロットにグラフィックボードを搭載することで、パソコン本体のグラフィック性能を飛躍的に向上させる機器です。
つまり、グラフィックボードを搭載していないPCでも、これを接続することで、グラフィックボードを搭載PCと同じ性能を発揮できるようになるという訳です。
なかなか面白そうな仕組みなので、前々から気にはなっていたのですが、以下の事が気になって購入を渋っていました。
その主な理由は
・価格が高い
→新品で購入すると5万円くらいします。ニッチな製品なので、製造ロットが小さく単価が下がらない事は容易に想像できますが、外付けGPUという付加価値もお値段にかなり乗っかっているようにも感じました。
 Thunderbolt対応のライザーカードと冷却ファンと電源ユニットをちょっとかっこいい金属の板金BOXに収納した物なのですが、原価を考えると割高感は否めないです。

・サイズが無駄に大きい
→カタログスペックを見ると、幅13〜17cm、高さ23〜27cm、奥行き36〜43cmとかなり巨大です。
 おそらくハイエンドサイズのグラフィックボードはやたらと長いので、そこまで対応しようとするとこのサイズにならざるを得ないという所かと思います。
 とおはいえ、リビングテーブルでノートPCの横にこんな巨大な箱を置いてゲームするくらいなら、おとなしくデスクトップPC使った方が・・・ と思ったりもしてしまいましたし、普段使わないときに収納するスペースも馬鹿にならないところです。

・重量もかなり重たい
→重量も3〜6kgとかなりヘビーです。
 リビングテーブルでちょっとゲームする度に毎回かなりの筋トレを強いられる事になりそうな予感が・・・

・グラフィックボードの性能を最大限に引き上げることができない
→ベンチマークのデータを見ると、マザーボード直挿しに対して75%くらいの性能しか出ないとの事です。
 その分グレードの高いグラフィックボードを搭載すると余計に金がかかるみたいな構図が成り立ちます。

などでした。
ちなみに 価格はメルカリで探すと2〜3万円まで下がるようでしたが、どちらかというとサイズと重量感がネックで購入を躊躇していた感じです。

そもそも、原理は分かっているので、必要な部品だけを購入し、あとはあり合わせの手持ちの部品で自作できるんじゃないか?と思ったりもしていました。
試しにネットや動画を色々と調べたところ、予想通りeGPUは自作できるようでした。

一応手持ちのパーツとしては、電源、グラフィックボードはあるので、ThunderBolt3に対応したライザーカード的なパーツを買えば自分にも自作できそうな雰囲気です。
という事で、今回は手持ちのパーツを組み合わせてeGPUを自作する話を書いていこうと思います。

次回は部品の選定、やユニットの組み立てについて書いてみようと思います。

2022年09月29日

SurfaceGOをサブディスプレイとして活用する話(設定編)

引き続き、Windowsタブレットをサブディスプレイとして活用する話です。

今回は設定の手順と発生したトラブルへの対処の例、使用感などについて書いていこうと思います。

まず設定の手順ですが、サブディスプレイにする側にはWindowsの設定の中のこのPCへのプロジェクションの設定画面でプロジェクション機能を有効化する必要があります。
ちなみに、最近のWindowsではこの機能がデフォルトではインストールされていないので、オプション機能の追加画面からワイヤレスディスプレイのオプションを追加インストールする必要があります。
※ここの設定画面は他のWindows10のノートPCから抜粋しましたので、Windows11とは少し雰囲気が異なると思いますが、やることはおおむね一緒です。

↓このPCへのプロジェクションの設定画面からオプション機能を選択
スクリーンショット (4).png

↓機能の追加を選択
add_apl.png

↓ワイヤレスディスプレイを選択し、追加ボタンをクリック
add_apl2.png

すると、PCへのプロジェクションアプリがインストールされます。
add_apl3.png

インストールが完了すると、PCへのプロジェクションの許可の設定などを行います。
↓設定の一例。PINの入力は面倒なので省略する設定にしています。
スクリーンショット (5).png

ここまで設定すると、他のPCから接続要求が来るとプロジェクション用の接続アプリが自動的に起動しますが、この画面からアプリをあらかじめ起動しておくと他のPCからワイヤレスディスプレイの検出がスムーズになることがあります。
start_apl.png

スクリーンショット (6).png

あとは母艦にしたい側のPC上でWindowsキー+Kで接続画面を呼び出して、サブディスプレイ側のPCに接続操作を行います。
PJ_select.png


↑設定が上手くいっていると、画像の四角で囲んだ部分に接続対象のPC名が表示され、そこをクリックするとプロジェクションが開始されます。

20220927_225722.jpg
↑プロジェクションが成功し、デュアルディスプレイになったOneMix4(母艦)とSurfaceGO2(サブディスプレイ)
ディスプレイ設定で拡張の設定で使っていますが、複製の設定でミラーリングも可能です。

ちなみに、最初は下記の画像のようにブロックノイズが出てしまい、全然うまく表示できませんでした。
20220927_225425.jpg

色々と原因を探ったところ、両方のPCが5GHz帯のWifiに接続されていたのが良くなかったようです。
試しに片方のPCを2.5GHz帯に切り替えたところ、ノイズもなく綺麗にプロジェクションが出来るようになりました。
おそらく電波干渉の類が発生していたのではないかと思われます。
そういえばここ最近我が家の5GHz帯のWifiは速度が安定せず時々切断されていたのですが、この辺が原因だったのかもしれません。

という訳でめでたく我が家のコンパクトPCは2台そろって1つのデュアルモニターPCに進化することが出来ました。
ちなみにWindowsのプロジェクション機能はなかなか優秀で、以前紹介したSpaceDeskの時よりもタイムラグは小さく、Youtubeで動画視聴も問題なくできるくらいのフレームレートが出ます。
文書入力などのそこそこ追従性が要求される作業もそれなりにこなせるレベルなので、非常に使い勝手は良さそうです。
という訳で、今回の一件で作業環境が大幅に改善されたので引き続き家計簿の入力を頑張っていこうと思います。

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1000羽、既婚サラリーマン(貧乏)です。 このブログでは、主にパソコン、スマホ、デジタル機器あたりの話題をメインに投稿しようと思っています。
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