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2019年08月02日

安倍さんに明日は有るのか?



  


 安倍さんに明日は有るのか?


         8-2-13.jpg

             ぎ造 ねつ造 安倍晋造!  


 遣る事為す事全てダメな安倍さん

 どうするのか安倍さん・・・遣る事為す事全てが裏目に出る最近の安倍さん。辛(から)くも過半数を得た先の参院選を終え一息つく間も無く、北朝鮮は次々と短距離弾道弾を日本海方面に向けてブッ放すし、ロシアのメドベージェフ首相は北方領土を視察し所有権を誇示する。一方お隣の韓国とは、何とも上手く行かず、子供の喧嘩の様な応酬を続けるだけで、アメリカからの援護射撃も受けそうな気配。
 腹心の部下は「強力な衆院議長を国会に送り憲法改正論議を進め様」と抜かし、現衆院議長の辞任を示唆する発言に党内でも大慌てする始末。何でも忖度する腹心の今までの言葉は、全て安倍さんが言わせたに違いないとの疑心暗鬼もあり、党内から反発も大きく安倍離れが加速する勢い。

 内政も外交も全てがダメと言うよりマイナスしか生ま無い安倍政権・・・今度は、トランプ氏の置き土産の日米経済交渉が待って居る。更に、米軍駐留経費を今の5倍にしろ・・・との米国高官の言葉も漏れて来て「何も聞いて無い」と菅官房長官に恍(とぼ)けさせるしか無い体たらく。アメリカからは多大な防衛機材を買わされ、その上駐留経費の値上げだ。トランプさん約束が違うじゃないか!と怒っても梨のつぶて。

 何を遣ってもダメなのは、選挙後の第一声が「国民の信任を得たのだから、憲法改正に邁進する・・・」との言葉。国民はその言葉に呆れた・・・憲法改正などは国民は誰一人も望んで居ない。日本の将来や消費増税に生活苦が一番の課題なのに、あさっての話に夢中・・・国民とのズレが余りにも大き過ぎる。
 こんな人に政治を任せて大丈夫なの? 又、頭やお腹を壊して「辞める」とでも抜かすのでは無いのか?と心配して観て居る。


 




 後はお腹を壊して辞めるか反撃に出るか

 内政も外交もダメなら、内閣総辞職か衆院の解散しかあるまい。9月中旬に内閣を改造する腹の様だが、このまま可笑しな消費税軽減措置を推し進め増税へと向かうと、国内は大混乱するに違い無い。多くの商店や飲食店は、レジの改装には手を付けず、アヤフヤで一貫性の無く多くの人が理解出来無い軽減措置にはソッポを向いて居る。
 支払いをカードで済ますとポイントが還元されると戯言を言うが、そのカードが信用不安で取り止めに為った等、何一つ前に進ま無い。「死に体」の政権には全てが凶と出てしまうのか。「泣きっ面に蜂」状態の安倍さん・・・もうグダグダ過ぎる政治に国民は呆れ果てて居る。何の成果も挙げずに「ぎ造・ねつ造・あべしん造」と無駄な時間が長過ぎたのだ。

 貴方は一体何をした? 株が上がって失業者が減ったのは、単に富裕層を儲けさせ少子高齢化で労働人口が減少したからであり、労働者の40パーセントに上る非正規の低所得者を増産したに過ぎなかった。企業の内部留保のみが積み上がり、労働者の賃金は実質低減され、更に消費増税で生活苦を押し付ける。一体何やってんだ!
 どうする安倍さん、内閣改造前に解散し総選挙へとの秘策を練って居るのだろうか。遣るとすれば今だ。又選挙?と国民は嫌な顔するだろうが、安倍さんが発狂し更に可笑しな事するよりはマシだ。精神が少しでも安定してる間に、トットト解散しか無い・・・


 




 野党は直ぐにでも連合体を作れ

 今なら、野党も全く準備が出来て居ないしそんな余裕も無い。金も無いし候補者も揃わ無い。果たして与党にその準備が出来て居るかは判らぬが、強大な組織票を持つ公明党が着いて居るから何とか為るだろう・・・先の衆院選や参院に落選した候補者も集めれば・・・大きな賭けだが選挙には自信がある。今まで負けた事少ないのだから。

 何と無く「ダメダメ安倍」の大合唱が日本中から響いて来る。野党は直ぐにでも選挙対策の会議を参集し、何時でも何にでも構える準備をすべきだ。元気の好い山本太郎氏の指導を仰いでも好いだろう。山本太郎氏の幹の下に連なる「オリーブの樹式」が手っ取り早いかも知れ無い。
 勿論、小沢氏が選挙参謀で、他の党首が参謀の指示で骨幹を作り「れいわ市民連合」的な連合体を組織する。大まかな綱領を決めそれに血判し参集するする訳だ。「維新」のネーミングは何と無く嫌なので「新選組連合」でも好いだろう。名前はどうでも好いのだが、連合の代表は山本太郎にするのが基礎と為る。


 




 もう山本太郎の時代だ

 先の参院選を見たら結果は出て居る。立憲も国民も共産も比例では軒並み数を減らしている。勿論与党の自民も公明もだ。ここでは、新たな清新な指導者が必要だと出て居る訳だ。国会も新たな風を待って居るし勿論多くの国民も期待して居る。既成野党や与党のシガラミから抜け出たい人も数多く居るだろう。
 マレーシアのマハティール氏の呼び掛けに集まった連合体の様に、正しい意見が集まれば「正義は勝利する」のだからそれを信じよう。安倍さんには「ご苦労さんでした」と一言別れを告げよう。


                 以上


 





 れいわ山本代表 韓国除外より6兆円の優先を
 
 〜日韓関係に「大人の対応」求める〜



  〜デイリースポーツ 8/2(金) 14:00配信〜



          8-2-11.jpg

 街頭記者会見で聴衆と質疑応答した「れいわ新選組」の山本太郎代表 日韓関係にも言及した(東京・新宿駅前)


 日本政府は2日、輸出の優遇措置を適用する「ホワイト国」から韓国を除外する政令改正を閣議決定した。悪化の一途を辿る日韓関係に対し「れいわ新選組」の山本太郎代表(44)は、韓国を敵視する感情論では無く、韓国への輸出総額である約6兆円を国益として維持して行くべきだと主張。「大人の対応」で従来通りの関係を継続する事を訴えた。


          8-2-12.jpg

       【写真】ホワイト国除外 安倍首相、麻生財務相の表情は・・・
 

 山本代表は1日夜、東京・新宿で行った街頭記者会見で、聴衆から「日本が輸出の規制をするヤリ方は弱い者苛めで、恨みしか買わ無いと思う。どう思いますか」と質問され、持論を展開した。

 同代表は「同じ町内に苦手な人が居て、もう我慢為らんと言って引っ越す事は可能だが『国の位置』は動かせ無い」と例え話を織り交ぜて状況を説明。 「だとしたら、上手く遣って行くしか無いんですよ。『舐められて堪るか、ブッ潰してヤレ』と云う小学校高学年位の考え方は辞めましょうって話なんですよ。誰も得し無い。それで戦争や紛争が始まっても、死ぬのは一般市民や自衛隊員なんですよ。自衛隊員が傷着く様な事をするなよって話」と危機感を募らせた。

 それ以前に、この流れの背景には「内政の行き詰まりをナショナリズムを使って隠そうとする政治」があると指摘した山本代表。「『あの国はどうだ』ってナショナリズムを煽りながら、自分達が遣って居る政治の拙さにベールを掛けるって事ですよ。言いたい事があるのはお互い様。それを乗り越えるのが大人なんじゃないの?政治なんじゃないの?大人に為ろうぜって事なんですよ。日本はドッシリして、向こうが不当な事をした時は国際機関を通じて訴えて行くしか無い」と提言した。

 日本政府は「優遇措置の撤回で、禁輸措置では無い」として居るが、今回の対応による影響が懸念される。山本代表は「日本から韓国への輸出総額は約6兆円。この6兆円と云う利益が無く為って好いと云うのなら、好きな事を言ってください。でも、私はその様な(韓国への)感情より、6兆円と云う国益を大事にしたい」と云う考えを示した。


               以上


 





 【管理人のひとこと】


 ぎ造・ねつ造・あべしん造の安倍晋三氏には「日本から韓国への輸出総額は約6兆円。この6兆円と云う利益が無く為って好いと云うのなら好きな事を言ってください。でも、私はその様な韓国への感情より、6兆円と云う国益を大事にしたい」との山本太郎氏の様な大人の言葉は出そうにも出て来ない。晋三氏は、非常に打たれ弱いのである。
 「森友事件に関係無いと言えるのか?!」と安倍晋三記念小学校の国有地廉売の事件で詰め寄られると、顔を真っ青にし声を震わせ「妻の明恵や私が関係したのなら、総理も議員も辞める!」と否定するのに躍起と為った・・・その場面を思い出して頂きたい。

 何か拙い事が起きると、顔と身体が素直に反応し声も震え、普段の舌足らずが更に短く収縮し言葉が不鮮明に為る。感情が舌先にも及ぶのである。シマッタ!の負い目がそのまま出てしまう・・・ウソの着け無い性格なのだ。
 人を褒めたり煽てたりトランプ氏に媚びるのは得意なのだが、人格で人を説得したり納得させる事は出来無い。フワーツとした雰囲気で加計氏の様なゴルフ仲間の様な友達関係を保つ程度の人間関係しか構築出来無い。しかし、内心の薄ら笑いも顔に出る為下品で見っとも無い表情に為ってしまう。こんな安倍氏の事を書いてる時間は勿体無いのだが、しかし彼の存在で国民が今以上に不幸に為るのは願い下げ。いち早く退陣し後輩に道を譲って頂きたい・・・



 



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 「れいわ新選組」と山本太郎氏論・ポピュリズムとリアリズムの狭間で


 

  「れいわ新選組」と山本太郎氏論 ポピュリズムとリアリズムの狭間で




  8-2-10.jpg  


 〜HARBOR BUSINESS Online 8/1(木) 8:32配信〜/span>



 




 〜2019年の参院選が終わった。大きなニュースの無い選挙の中「れいわ新選組」が2議席を獲得した事が話題を呼んだ。本稿では、山本太郎氏の6年間の議会活動を振り返ると共に、一体「れいわ新選組」或は山本太郎氏が何を目指して居るのかを考えたい〜


 山本太郎氏は、何時消費税をメインテーマとする様に為ったのか?


 山本太郎氏の政治活動は脱原発運動から始まった。これは周知の事実だろう。しかし、今回の選挙に置いて「脱原発」は「れいわ新選組」のメインテーマとして語られ無かった。専ら話して居たのは消費税の事である。勿論、原発即時停止は政策の中には入って居るが、消費税や奨学金の問題等から比べると大分下にある。
 それでは、山本太郎氏は何時、消費税をメインテーマにする様に為ったのか。例えば「新党ひとりひとり」時代には、この様に発言して居る。


 〈安倍総理は、消費税を引き上げて税負担を求めて逝く以上、政治家も身を切る決意を示さ無ければ為ら無いと云う事から国会議員の歳費二割削減も決まって行ったと云う様な趣旨の事を仰って居ますよね。平成十九年四月二十四日、第一次安倍内閣で閣議決定された「公務員制度改革について」と云う文書には「公務員は、先ず、国民と国家の繁栄の為に、高い気概、使命感及び倫理観を持った、国民から信頼される人物である必要がある」と書いてあります。
 稲田大臣、私、国会議員の歳費二割削減と同時に、国会議員と同等の給与を受けて居る幹部職員の給与二割削減、実現するべきじゃ無いのかなと思うんですけれども、大臣の御見解お聞かせ願えますか〉(平成26年4月11日 参議院内閣委員会)


 ここでは寧ろ維新の会の様な、身を切る改革を主張されて居るとも読める。


 生活の党時代から時代の空気を読んでシフトして来た
 

 一方、生活の党時代に為ると、この様に主張は変わる。

 〈消費税をPDCAで評価した場合、私は、一旦消費税を五%に戻して先々は廃止して行く、財源は所得税の累進性を強めて資産課税を強化して行くと云う事で賄えると考えます。中小企業・小規模事業者の現状に大変お詳しい先生に、消費税を一旦五%に戻すと云うプラン、御意見を伺いたいと思います〉(平成27年03月23日参議院行政監視委員会)

 実は、山本太郎氏の政治団体「新党ひとりひとり」では、当初この様な基本政策が書かれて居た。(2019年現在、この内容は「れいわ新選組」の基本政策に合わせたものと為って居る)

 〈裕福な者も貧しい者も同じ税率? 有り得ません。反対!だけでは呪文と同じ。先ずは生活必需品非課税を勝ち取ります〉(参照 基本政策  新党 ひとりひとり)

 この文言を見ても、必ずしも山本太郎氏の消費税に対する観点は、固まって居たとは言え無いだろう。そして、生活の党時代から少しずつメインテーマをシフトして来たのだ。それは、時代の空気を感じる山本氏の優れた能力によるものではないだろうか。
 山本太郎氏は当初反原発運動家として政治キャリアをスタートし、少しずつその政策を、消費税等の経済政策にシフトさせて来たと判る。先日のインタビューで、山本太郎氏はこう答えて居る。

 〈選挙戦で掲げた「原発即時禁止」に付いては「そこに強い打ち出しを持ったら、多分、野党全体で固まって戦う事が難しい」と指摘。「電力系(の支持層)の力を借りながら議席を確保して居る人達も居る」とも述べ、野党共闘の条件とする事には慎重な姿勢を示した〉(参照:「毎日新聞」)

 しかし、過つてはここ迄強く発言して居たのだ。

 〈枝野さん、細野さん。この国の全ての人を被曝させた民主党は戦犯です。首狩り族の一人として僕は行く必要がある。野田さんもそうです。ケジメを着けに行って遣ろう〉(参照 田中龍作ジャーナル  山本太郎氏出馬 「枝野・細野・野田は戦犯、僕は首狩り族になる」)

 日本の反原発運動の旗手として当選した候補が、その6年間の議会活動の中で打ち出す政策のウェイトを大きく変えた事は、冷静に評論され無ければ為ら無い事だろう。


 




 「全部のせ」れいわ新選組の政策


 「れいわ新選組」を全く新しい政治のムーブメントだと捉える人が居るが、私はこの様な見方は短絡的ではないかと考えている。「れいわ新選組」の政策は、日本の所謂「第三極」の政策、或は民主政権後の野党全般を概ね引き継いで居るからだ。この点に付いて語る前に、ソモソモ日本の左派・日本の野党の欧米と比べてのネジレを指摘して置きたい。
 一般に、左派は大きな政府を望み、右派は小さな政府を施行する。これが世界的にはスタンダードだ。左派には所謂社民主義者が居て、右派には自由主義者が居る。

 昨今既存の枠組みに縛られ無い政党が出て来たり、左派の中でもMMT等減税論を唱える政治家も居るが、基本はこうだ。
 (余談だが、好く日本の左派は緊縮でグローバルから見ると異質と云う様な意見があるが、イギリスの労働党のマニフェストでも普通に政府赤字を5年以内にゼロにすると云う公約があったりする。政府を信頼せず市場に任せる右派に比べ、左派は政府を信頼し政府の機能を活かそうとするので、健全な財政基盤は必要なのだ)
 しかし、日本において、社民主義は江田三郎の失脚と共に教条主義化した日本社会党と共に退潮し、新自由主義が台頭した。その後、平成維新の会・新進党・民主党・みんなの党・日本維新の会等様々な政党や政治集団が現れたが、多くが「増税無き景気回復(或は減税による景気刺激)と、社会保障の両立」を党の公約として来た。

 例えば、みんなの党の政策にはこうある。

 〈世界中を見渡しても、デフレ下で増税をして居る国はありません。みんなの党は、以下の経済成長戦略や物価安定目標の策定等により、10年間で所得を5割アップさせる事を目標に掲げます。結果として、今よりも遥かに実質経済規模が小さかった1990年当時の約60兆円を超える国税収入も得る事による財政再建も目指します〉

 「れいわ新選組」の政策にはこうある。

 〈物価の強制的な引上げの消費税をゼロに。初年度、物価が5%以上下がり、実質賃金は上昇、景気回復へ。参議院調査情報担当室の試算では、消費税ゼロにした6年後には、1人当たり賃金が44万円アップします〉(参照 政策「 れいわ新選組」)
 
 この2つの根底に「増税無き景気回復」とでも呼ぶべき考えが流れて居る事は判るだろうか。この考え方は(特定の人間が党首に為った時期の民主党を除けば)日本の野党の基本的スタンスである。税や財源は議論せず、財源は埋蔵金であったり、時に「日本は破綻しない」と云う学説に基づいた新たな赤字国債であったりする訳だ。
 この様な点を含め、消費税廃止が果たして左派的な政策なのか疑問が残る。私は「れいわ新選組」の政策は、右派も左派も喜ぶ過去の野党のパッチワーク的な「全部のせ」的政策であると感じて居る。


 



 
 「全部乗せ」の限界が来てインフレに為った時どうするのか?
 

 国土強靭化も最低賃金上昇も、直接給付も戸別所得補償制度も、消費税廃止も大体入って居る。要は、あらゆる分野に政府支出を増やしますと云う政策だ。
 しかし、仮にインフレ目標達成迄財政再建を先送りするにせよ、国債が無限には発行出来無い事は自明だ。しかも、この様な「全部乗せ」の公約である。消費減税だけでは無く、様々な政策を合わせると相当な額の新規国債が必要に為る。
 パッチワークの結果「れいわ新選組」の政策は実現性が低いもの、或は財源論を意図的に省いたものに為ったと評価せざるを得無い。支持者の方々も含め、この様な点から目を逸らしてはいけないのではないか。

 インフレに為るまでは国債で財政の大部分を賄うと云う事は、インフレに為った場合、様々な社会サービスが削られ大規模な増税が来ると云う事である。(インフレが絶対に来ないと考えて居るなら別だが、論理的にはシンプルだ)その様な社会システムに、我々は信頼を置けるのだろうか。私は疑問である。
 国債は本来、将来産業への投資等に、景気刺激策とイノベーション施策として使うべきで、安定して財源を必要とする社会保障の分野で使う事は不適切ではないのだろうか。


 日本の左派政党のネジレとは

 
 「れいわ新選組」は決して政策的には新しいムーブメントでは無いと述べた。日本の左派のネジレの原因の一つには、政策と選挙のネジレた関係がある。「れいわ新選組」の候補者だった安冨氏のブログを引用する。

 〈私は、山本太郎の「れいわ新選組」は、所謂「政党」では無いと結論した。ここで言う「政党」と云うのは、その目的を「綱領」と云う形で明文化し、何等かの「政策」を掲げて選挙を戦い、議席を獲得して綱領の実現を目指すと云う共通の目的を持った集団の事である。
 実の処、この定義にキチンと当て嵌る政党は、日本共産党しか無いであろう。他の政党は「選挙に当選して議員に為りたい」と思う人が集まって、票を得られる方法を色々考え、それを綱領や政策として出し「政党」のフリをして居る集団に過ぎ無い。
 それでも、フリをしないといけ無いので、候補者が党の掲げる政策に反対だと公言する訳にはいか無いし、綱領と関係の無い政治理念を掲げる事にも大きな問題が生じる。その上、往々にして選挙のヤリ方も、支持母体と為る組織が主導権を握り、候補者はそれに従って運動する事に為り勝ちである〉(参照 安冨歩氏のブログ)


 この安冨氏の考察に書かれた様な前提のもと、伝統的に日本の左派は「減税と社会保障の両立」と云う実現困難な政策(時に財政再建も含む)を選挙の度に掲げる事に為り、それ等は細川政権・鳩山政権等左派政権実現の度に破綻した。
 細川政権は国民福祉税導入で瓦解し、民主党政権は最終的に消費増税に踏み切らざるを得無かった。村山政権は、社会党が消費税廃止法案を提出して居たにも関わらず、2%増税を決断せざるを得無かった。民主党政権は所得税・法人税等の累進性強化を一定程度行い、更に行政改革で予算を捻出しようと考えたが、最終的には消費増税を含む一体改革を選んだ。

 左派が大きな政府を選挙では語らず、増税無く社会保障の増大に対応しようとする事が、左派政権の安定性を損ねて来た。では、何故日本の野党の政策は、その様な総花的、或は八方美人なものに為ってしまうのか。


 




 「票を取れるか」で物事を判断する癖が着いた日本の有権者

 
 私は、野党支持層、嫌日本の有権者は「票を取れるかどうか」で物事を判断する癖を着けてしまって居るのではないかと見て居る。この様な考え方の元では、全ての政策は「集票力があるか」もっと云うと「ウケが好いか」と云う視点でのみ判断され、更に有権者は「この政策ならウケが云いのに、何故この様な政策を打ち出さ無いのか」と云うネジレた義憤を持つ様に為る。
 支持者個人がその政策をどう捉えるかでは無く、支持者が「どの政策なら勝てるのか」を基準に政策を考える様に為るのだ。

 「野党は消費税減税でまとまれば選挙に勝てるのに、何故遣ら無いのか」と云う様な言説は、この様な思考を元にして発せられる言葉ではないか。私は「れいわ新選組」の支持層には「選挙に勝てる様な政策を打ち出して居る党を支持する」と云う層が一定程度存在すると見て居る。「この政策なら野党は勝てる」と考え、そこに高揚感を感じる人達も居るのだろう。
 しかし、その様な思考の元選挙に勝った野党がその後何故政権を維持出来無かったかを考えると、この様な思考は矢張り、政策を元に政党を選ぶと云う有権者の有り方とは大きく掛け離れたものではないか。ここには、政党を選ぶと言いながら人を選ぶ、非拘束式の全国比例と云う制度の歪さも透けて見える。


 れいわ新選組は「左派」なのか


 共産党の試算では、財政を様々な場所から捻出し17.5兆を確保する事に為って居るが、これは主に社会保障の財源確保等に使われる事に為って居る。(参照 日本共産党の政策│日本共産党中央委員会)
 消費税は平成29年度では年間17兆円の税収だ。廃止の為の財源確保は、共産党並みの徹底した課税強化を行って要約捻出出来る額だ。しかし、冷静に考えてみよう。年間17兆の財源が有れば、社会保障の強化や再分配機能の強化は可能である。

 この様な政策では無く敢えて消費税廃止を目指す理由は何か。「消費税では無く法人税や所得税の累進性を強化するべき」と云う意見は一見正しく思える。しかし、それは必ずしも消費税が不要な税であると云う事を意味しない。間接税が、広く様々な国で用いられて居る税率である事も確かだ。
 所得税の累進性強化、法人税の課税強化は必要であるとしても、消費税を廃止したり減税したりするべきだ、と云う結論には為ら無い。ソモソモ、日本の国民負担率は中程度、社会保障は極めて低く、更に社会保障の持続性には大きな疑念を持たれて居る。OECDのレポート等を見ても、再分配機能は先進国の中で極めて弱い。

 〈明確な定義がある訳では御座いませんけれども、今厚労省から御答弁があった国際比較と云う意味で言えば、社会保障支出の対GDP比は、OECD諸国のデータがある中で35カ国中15番目のやや真ん中位。それから国民負担率と云う意味で云うと、OECD36カ国中26位と云う事で下から数えた方が早いと云う状況に御座います。
 又、社会保障給付費は、急速な高齢化を背景として増大して行く中で、予算と云う意味で申し上げれば、その給付費の約半分弱を公費負担で賄って居りますけれども、それを賄う為の十分な財源を確保出来て居らず、赤字国債の累積と云う形で後代にツケ回しを行って居る状態に御座います。
 こうした事を考えると、我が国は中福祉・低負担の状態にあると云う風に考えて居りまして、委員御指摘の様に、社会保障の持続性を確保して行く為の不断の改革が必要と云う風に財政当局としては考えて居る処で御座います〉(令和元年4月17日 衆議院法務委員会 宇波政府参考人)


 この様な中、年間20兆程度必要な消費税廃止が本当の意味で国民の幸福に資するかは、十分に考える必要があるのではないか。ソモソモ、消費増税賛成派は決して少なくは無い。消費増税は関心の高いテーマではあるが、国民が最も苦しんで居るのは消費増税では無く、上がら無い賃金や年金生活への不安ではないか。(参照読売新聞)この様な点を踏まえても「れいわ新選組」を左派的政党、或は左派的ムーブメントと評価する事は難しい。


 




 特定枠と選挙運動のあり方

 
 今回「れいわ新選組」は舩後靖彦氏と木村英子氏の二人の重度障碍者の候補を特定枠で擁立し、二人ともが比例枠で当選した。
 先ず断って置きたいのは、二名の重度障碍者が参議院議員に当選された事は日本の議会に取って素晴らしい事であり、参議院や、当然衆議院を含め議会は全面的にサポートするべきだと云うのが私のスタンスである。その上で、申し上げたいことがある。障碍者支援は、立派なテーマであり選挙で問うべき大きなイシューだ。しかし、今回の選挙でその争点がどの程度語られて居ただろうか。

 政見放送では語られて居た。控えめに言っても、非常に良い政見放送だったと思う。しかし、今回の選挙、そして「れいわ新選組」に取っての一丁目一番地は消費減税だった事は明らかだろう。WEBサイトを見ても、政策の一番上には消費税廃止が踊って居た。
 自らが落選しても(恐らく落選するであろう事は理解して居た筈だ)お二人を国会に送り込みたいとした山本氏の姿勢は評価したい。しかし、為らば何故消費減税が政策の一番上に来るのだろう。そこにも又、政策と選挙の優先順位のネジレをどうしようも無く感じてしまう。

 ソモソモ私は、社会保障機能の強化こそが、重度障碍者の方々に取っても生き易い社会に為ると信じて居る。それは、税を嫌う事では無く再分配や社会保障と云う税の機能を十分に活用する事でしか実現出来無い筈だ。だからこそ、消費税廃止と今回の特定枠の擁立に、一貫性を感じる事が出来無い。
 「れいわ新選組」は一体どの様な政党で、何を実現しようとして居るのか、矢張りその点が見え無いからこそ、政策と選挙のネジレを感じるのだろう。
 山本太郎氏の議会活動をどう思うか、山本太郎氏の議会活動をどう評価するかは、人によって異なるだろう。しかし一つ言えることは、山本氏はソモソモ国会の制度や議会自体を必ずしも重んじて居ないと云う事ではないか。


 



 
 左右ともに広がる「議会」の軽視


 先日の麻生太郎財務省問責決議案への欠席も意味不明である。議会活動の軽視も甚だしい。

 〈スマートに戦って勝つなんて幻想でしか無い。そんな余裕なママで政権奪取出来るのは何時に為るのだろうか? 余りにも気位の高い戦い方しか出来無い野党は野党のママだ。 何時まで地獄の様な状態をこの国に生きる人々に強いるのか?
 月曜には総理の問責と云う儀式が行われる。 私はその儀式もパスする。本気で引き摺り下ろす気が無い戦いには与しない〉(参照 棄権について 山本太郎オフィシャルブログ「山本 太郎の小中高生に読んでもらいたいコト」)

 
 国会に中指を立てて居る写真等からも、山本氏は「国会のルールに則って居ては物事は解決出来無い」と云う印象を有権者に与え様として居るのではないか(或は自分がそう信じて居るのでは)と疑念を抱く。(参照:山本太郎「消費税を廃止しないとロスジェネ世代が死ぬ!」 日刊SPA!)

 更に遡るの為らば、園遊会で天皇陛下に手紙を手渡す行為も同じである。国会議員が、有権者より与えられた権能として、その良心に基づき一票を投ずる事は義務である。これを放棄する議員を私は信任する事は出来無い。この様な事が受け入れられるのも、偏に議会活動そのものが左右問わず無駄と捉えられて居る。それだけ議会の信頼が落ちて居るのではないかと推察するのだ。


 「れいわ新選組」はポピュリズムか


 山本太郎氏をポピュリズムと評する事は今の段階では適切では無い。ご本人も語っている通り、山本太郎氏は、目的の為に手段を選ば無い政治家であると云うのが私の結論だ。それをどう評価するかは有権者次第だろう。そして、支持者の一定層も「手段を選ば無い事」を評価して居る。
 可能な限り、どの様な手段を使ってでも、総理大臣に為る為の最短ルートを通って欲しいと願って居るのではないか。この前提に立てば、山本氏に取っては、国会も「れいわ新選組」と云う政党も手段に過ぎ無い。  これが、恐らく或る種の人に取っては「現実的」に見えるのではないか。詰まり、政策では無く、手段の選ば無さに現実味を感じるのだ。

 兎に角勝たなきゃ始まら無い。選挙公約は選挙に勝つ為に作るものだ。そんな身も蓋も無い現実が、建前ばかりの政治家に疲れた有権者に評価され、それ等をナマで打ち出す「れいわ新選組」に力を与えたのではないか。同時に、山本太郎氏は、建前では無く本音の人だ。
「政権を取る為なら何でもする」「総理に為りたい」これは本音だろう。同時に「あなたを幸せにしたいんだ」と云うキャッチコピーに現れる様に、弱者に向ける目も(聊かパターナリスティックな側面もあるとはいえ)本音なのだと思う。

 或は、原発事故直後に感じた恐怖も又本音なのだろう。その率直な発言が評価され彼を国会へと導いた。 しかし、その時本音であった事が、一年後の本音とは限ら無い。興味関心は移り変わるのである。本音の人と云う事は、反一貫性の人と云う事でもある。
 感情的な本音と手段の選ば無さ、これが現代的政治のリアリズムであり「れいわ新選組」を押し上げたのではないか。(私はこの点、大阪における維新の会の政治運動と共通するものを感じている)

 この文脈で考えれば、今回既成野党が票を減らした事の原因も見えて来る様に思う。しかし、リアリズム観点から読み解けるものが多くとも、山本太郎氏がどの様な社会を目指すのか、何を理想とするのかは実は好く見えて来ない。
 選挙に勝てる統一の主張として消費税廃止を主張して居るのか、本当に心の底から消費税廃止により偶然の好景気が訪れ日本の諸問題が解決すると信じて居るのか見え無いのだ。山本太郎氏だけでは無い。「れいわ新選組」は一体何を実現し、どの様な国家を目指す政党なのか。これに簡潔に答えられる人はどの程度居るだろう。そして又、議会軽視の姿勢が明らかな山本氏が本当にこの国の中枢に就いた時、果たして健全な議会運営が行われるのかは大いに疑問が残る。

 何れにせよ、有権者が議会に目を向け無ければ、議会は単なる票決の為の場所と為り存在価値を失う。「れいわ新選組」で当選された二人の新しい議員を含め、有権者が常に議会活動に興味を持ち、質疑が本当に質の高い有権者の付託に答えるものであるか監視する事が重要だ。


 




 政治家は監視され、チェックされるのも仕事


 政治家は監視され、チェックされるのが仕事である。山本氏はTwitterで自らの取材発言が批判されると記者に責任転嫁する様な態度が目立つ。(参照:アエラの記事に付いて  山本太郎オフィシャルブログ「山本 太郎の小中高生に読んでもらいたいコト」)
 又、メディア出演が意図的に妨害されて居る、と云う様な主張を否定せず、一部煽り建てる様にして居る。メディアから、或は有権者からの批判を受け止められ無いのであれば、山本氏は公党の代表たる資格が無いと言っても好い。

 又、一部選挙の不正があるかの様な発言もされて居る。

 〈不正が無い訳無いですよ。不正しか無かったんだから今までの政治。公文書改ざんしたりとか隠蔽したりとか、8年分のデータ無く為ったりとか、イラクの日報の問題とか不正しか無いじゃないかって話ですよ。
 そう云う連中が、選挙の時に不正しないか?有り得無いでしょ、それ。選挙以外は全部不正しますけど、選挙だけは真っ白です、ナンて有り得ないって事ですよ。当然、何かしらの不正は遣って居るだろうけれども、その、ハッキリとしたファクト、決定的なものが掴め無い限りはナカナカそれ追及難しいんですよ〉(参照 【動画&文字起こし全文】れいわ新選組街頭演説会 19.7.18 福島・福島駅東口  れいわ新選組)


 山本太郎氏は当選以来、都合の悪い報道や事実を陰謀・読者の誤解、或は記者の力量不足と捉える傾向があるのではないかと危惧して居る。健全な批判を受け付け無いのは、端的にとても危険だし不正選挙が不可能な事等、選挙実務に関わった事がある人間なら直ぐに判る筈だ。
 山本氏は、敢えて言うなら「反一貫性の政治家」である。その場で最適と思った事を発言する。そこに過去も未来も無い。それを有権者も支持する。何故なら常に「本気で戦って居る」からだ。詰まり、発言の一貫性では無く、姿勢の一貫性を見て居るのである。妥協しない(と見えて居る事)に彼の支持の源泉があるのではないか。

 しかし最早、山本太郎氏は単なる一議員では無い。代表として政党要件を得た政党を率いるなら、過去の発言も含め検証されるのが当然だ。健全な批判すら受け付け無いポピュリズムに為るか、或は健全な批判を受け入れ、強みにするリアリズムの道を行くか。今後の政治活動次第でないかと思う。
 これまでアウトサイダーであった山本氏がメインストリームの政治家として総理を目指す為らば、有権者もそれに応じて政治活動を注視すべきなのだ。



 <文 平河エリ@読む国会> 【平河エリ@読む国会】Twitter ID:@yomu_kokkai ひらかわえり●国会をわかりやすく解説するメディア「読む国会」を運営する政治ブロガー

  ハーバービジネスオンライン 
 以上




 【管理人のひとこと】


 ネットニュースで山本太郎氏を取り上げた文章の中で、この様に長いものは珍しい。それ程彼に強い興味があり、その上今後の彼を心配し辛口の批評をするのも珍しいのである。単に彼を持ち挙げるのでは無く、好いものは好いとし、気に為る点を確りと指摘するのも大いに頷けるものだ。
 今後は、山本氏も辛辣なメディアの攻撃に晒される日々が続くと思うのだが(一定の勝利を得た人として)過去の発言や行動にも充分説明する力量も必要だろう。別に上等な弁明や逃げを期待する訳では無く、山本氏なりの筋の通ったストリーが必要だ。
 直接税イコール消費税に対する真摯な税思想の説明が必要と為る訳だ。何故消費税が不要なのか悪なのかを理路整然と説明する勉強を怠ら無いで欲しい。一つの説明を言い間違えたりアヤフヤニ為ると、その他全ての説明がチグハグと為り、吉本興業社長の5時間を超える弁明に似て全ての信頼感を無くしてしまう事に為る。

 私生活での過去も含めたスキャンダルも蒸し返され面白可笑しく伝えられるだろう。それに関しても筋の通る話が求められる訳だ。貴方は私人では無く既に公人なのだ。一層身を低く丁寧で簡潔な言葉が信頼醸成には欠かせ無い。



 



















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