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2019年04月04日

釜山で1年暮らした記者が考えた・・・日韓関係どうなる?




 【管理人より】


 私は、その道の専門家と称する評論家の分析や提言以上に、何事の思い込みや前提を持たず、生(なま)で得た実際の経験に基づいた色々な想いを共有することの方が大切だと考えています。今回、ネット上でこの記事が目に留まり、早速ご紹介したい。短い文章なので〈旅行記〉の積りで楽しんで頂きたい・・・



 日韓関係どうなる?釜山で1年暮らした記者が考えた



   4-5-1.jpg

          韓国の高校生と一緒に〈ちぢみ〉作りを楽しむ記者







 西日本新聞 4/4(木) 11:43配信  より引用します


 1965年の国交正常化以来「最悪」と言われる日韓関係。元徴用工訴訟では韓国の最高裁が日本企業に賠償を命じ、レーダー照射問題等で感情の溝も広がった。一方で、両国の往来者数は20年前の4倍に当たる1千万人を超えた。
 韓国市民の目に、今の日韓関係とその未来はどう映っているのか。1年間、釜山市で暮らし、時に意見や疑問をぶつけながら考えた。


 歴史問題は意外に冷静

 大通りに面した幅2メートル程の歩道を人が埋め尽くす。釜山市の日本総領事館前で、徴用工像を設置しようとする市民団体とそれを阻止する警官隊が一歩も引かずに対峙(たいじ)する。釜山に着任した昨春から何度も目にした光景だ。

 「日本は謝罪しろ!」「警察は道を空けろ!」

 市民団体はシュプレヒコールを繰り返し、水風船を総領事館に投げた。現場ではしばしば唯一の日本メディアだったこともあり、自分が批判されて居る様な感覚に陥った。
 地元紙・釜山日報の記者に打ち明けると「でも日常生活でアナタに嫌がらせをする人はいないでしょ?」と慰められた。確かに釜山の人々に助けられることはあっても、日本人だからといって非難されたことは無い。

 20年前に韓国人との結婚を機に釜山に移り住んだ日本人女性(49)は、

 「昔は人が多い場所で日本語を話すこともはばかられた」

 と振り返る。当時の韓国は、日本の映画や歌等が解禁され始めた頃。今では書店のベストセラーの棚に日本人作家の翻訳本が並び、街には日本料理店が溢れる。反日感情は時と共に薄れつつあるのだろうか。

 「正直、歴史問題には関心が無いんです。それよりも僕達の世代は国に対する不満が大きい」


 



 釜山市内の病院に勤務する高薫基(コフンギ)さん(31)はコボした。徴兵制の負担は重いのに、若者の失業率は昨年まで2年連続で9%前後と高い。不動産価格も高騰し、上の世代よりも将来の見通しは厳しい。こうした世相を反映して日本で就職を目指す若者も増えている。
 昨年度、約100人の卒業生が日本に就職した釜山外国語大の鄭起永(チョンギヨン)総長によると、日本語学科の学生の内、親が日本での就職に反対するのは1割程だと云う。

 「日本批判の政治家の発言には意図があることを見抜き、政府間の関係悪化に左右されず、合理的に考える人が増えたのではないか」

 と分析する。


 




 見え無い「反日」根強く

 日常生活では見え辛い「反日感情」だが、この数年で慰安婦問題を象徴する少女像の設置は韓国内で100体を超え、その多くは寄付金で建てられた。

 「今は歴史に無関心な若者が多過ぎる。日本が我々の文化を奪い、植民地にした事実と、それに対する恨みは消えていない」

 自営業男性(42)は活動に理解を示す。釜山大4年の黄石済(ファンソクチェ)さん(27)は、

 「日本の首相が元慰安婦のお婆さんに直接謝罪しない限り、被害者の名誉は回復しない」

 と考える。学校の授業で歴史問題に関心を持ち、元慰安婦から〈最後まで一緒に闘って欲しい〉と手を握られた。卒業後は少女像を設置した市民団体のメンバーに為る積りだ。そんな黄さんを団体は〈未来世代の主人公だ〉と称賛する。
 過去には日本の首相が〈お詫びの手紙〉を元慰安婦への償(つぐな)い金に添え、村山談話では植民地支配と侵略の歴史を謝罪した。それでも黄さんは〈お婆さん達は謝罪を受けた覚えは無いと訴えている〉と言う。

 「安倍首相は憲法を改正して、再び戦争が出来る国にしようとしている。過去の反省すら否定して居る様に見えるんです」

 日本の政治への高い関心と共に、一度謝れば〈水に流す〉のが美徳とされる日本の文化や考え方との違いを私は感じた。


 




 「揺るが無い人」に希望

 市民団体の行動は時に過激に為る。警官隊と揉み合いに為る事も多い。抗議集会の側を通り掛かった釜山市の会社員男性(32)に、市民の対日感情も悪化しているのかと問うと、首を振ってこう説明して呉れた。

 「韓国では過つて軍事政権による弾圧が続いた。市民団体は声高に叫ば無いと注目され無かったので、そのやり方を踏襲して居るのではないか?」

 集会の回数は増えても集まる顔触(かおぶれ)に大きな変化は無い。人数が急増している訳でも無い。日本統治時代に小学時代を過ごした80代男性は、市民団体への苦々しい思いを明かす。

 「日本人も70代以上は韓国に対してスマナイと云う思いを持つ人は多い。なのに何十年も前のことを引っ張り出して、子や孫の世代を苦しめて何に為るのか?」

 だが、その思いを公にすることは無いと云う。

 「言えば問題に為るだけ。関わら無いのが一番好い」

 韓国では今年、日本の統治に抵抗した「三・一独立運動」から100周年を迎えた。植民地時代に日本に協力した人物の責任を追及する動きが活発だ。関係改善を望む人達も、声を上げ難い空気が漂う。日本語教師の李(イ)セボムさん(35)は人々の気持ちをこう代弁する。

 「今は日本について悪い情報を見聞きしても、直接日本に行ったり、インターネットで内容を確かめたり出来る。最悪と言われる韓日関係も冷静に見ている人が実は多いんです」



 4-5-2.jpg 

           昆雅之さん


 釜山の魅力を動画で伝え、日本の視聴者と韓国人の交流会を開いて来た釜山在住の日本人の昆雅之さん(45)も揺らが無い。

 「日韓の間に、一緒に食事が出来る人間関係を少しでも増やしたい。人として向き合えば、相手への思いやりも生まれるでしょう」

 関係悪化を直ぐに解決する妙案は無い。でも希望はあると確信している。

 西日本新聞社


 





 【管理人のひとこと】


 そうなのです・・・この様にナチュラルな心で、実際にその人の顔を見て坦懐(たんかい)に言葉を聞く・・・そして、感じたものをストレートに報道することこそが人の心に届くのです。私達の様に過去の歴史に囚われず、現実の状況をそのまま受け取り未来を思考する。
 敢えて、何らかの意思の元に現状を替え様とはせず、そのまま受け止める心の広さと深さも必要なのです。怒る当事者の心に沿い、黙って聞き届ける。徒に反論せずに真摯に聞く態度が相手の警戒心を解き胸の閊(つか)えも少しは薄らぐのです。

 



 彼等も、何時までも過去の歴史の遺恨(いこん)を持ち出し、現在の日本の人達に罵声を浴びせることが、現在の韓国人に対してもどれ程の利益に為るのか・・・そう思いながらも、何らかの行動せずには居られ無いものが在るのでしょう。
 それに対して「反韓」「嫌韓」で応酬するのは大人気無いと気付くべきです。彼等の胸が収まるまで、こちらは聞き続けるのが礼儀であり唯一の解決方法だと諦めるしか無いのです。過去の歴史の加害者としての幾ばくかの心が在ればですが・・・歴史とはそう云うものです。

 「俺達には私達には関係無い!」と言ったら通る問題でも無く「嫌、俺達・私達の責任だ!」とも言い切れ無い・・・歴史とはそう云うものです。国家の犯した罪は未来永劫に続くのであり、それを負って生きて行く宿命を背負っている。それが責任ある人間の姿だとするべきなのでしょう。

 例えば、アメリカが落とした原爆の問題ですが、日本人としては「既に勝敗は決まっているのに、民間人を狙った原爆投下は人間として許せ無い」と云う考えがあります。逆にアメリカの多くの人は「戦争を早く終わらせ、双方の犠牲者を極力少なくするには、最善の方法だった」とする考えもあります。
 確かに、連合軍が上陸し一斉に日本を攻撃すると、当時の日本人(婦人・老人・子供達も含めて)は挙って戦い、その犠牲者は民間人だけでも天文学的数字に跳ね上がるでしょう。両方に言い分はあるのです。何れ戦争は、仕掛けた側も仕掛けられた側も共に不幸から逃れず多くの遺恨を残すだけで、戦争したことが自体が悪なのです。

 歴史を大切にする・・・かと言ってイスラエルの様に、紀元前の話を持ち出し、昔、我々が住んでいた地であるからと、現に住むアラブ人を追い出して国を建設する・・・と云う様なものまで肯定する必要はありません。縄文時代に住んでいた人達(民族)が、その後世界各地に散り散りに住み「何時かは日本の地に新たな国家を作る」と言われても困るのですから・・・



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