新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2017年05月24日
剣山で山小屋デビュー(2日目)
2017/5/19〜20に行った剣山のレポートです。
概要は>>こちら
1日目は>>こちら
出逢ったお花は>>こちら
剣山の2日目。
ご来光を見るために4時起床。
窓から外を見るとすでに東の空に赤みが・・・
メンバーに声をかけて東のテラスへ。
うん、今日もいい天気だ。
太陽のが頭を出しましたが・・・
ガスの層で微妙な感じ。
東のテラスで鑑賞する人たち。
太陽がガスの層を抜けて、朝日に赤く染まります。
足元の小屋も赤く染まる。
せっかくなので、山頂方面へも足を伸ばします。
赤く染まる次郎笈。
笹原に伸びる4人の影。
そろそろ朝食の時間、小屋へと戻ります。
今朝の気温、6℃。
朝食です♪
卵は生卵ですが、苦手な方はゆで卵に交換してもらえます。
私は卵かけごはんで頂きました♪
今日は一ノ森に寄って、後は下るだけ。
ゆっくり7時出発です。
ご来光鑑賞をした東のテラスを通って一ノ森へ。
剣山頂上案内図
手前のピークが二の森、奥が一の森。
ジロウギュウから見ると遠く感じたけど、ここから見ると近い。
いざ、出発!
気持ちのいい快晴です♪
剣からなだらかに下ってきました。
ここから巻き気味に進んで、傾斜がきつくなってきた頃に二の森到着。
二の森からの下りもちょっと急です。
二の森周辺はシコクシラベの樹林帯。
鹿の食害対策で幹にネットが巻かれていました。
二の森過ぎたらバイカオウレン出現♪
花のピークは過ぎて種が出来ています。
小さなアップダウンを越えると一ノ森。
尾根通しにまっすぐ登ると一ノ森の山頂。
左の巻道を登ると一ノ森ヒュッテへ。
今回はまっすぐ山頂を目指しました。
かっこいい白骨樹
展望台になっています。
ここから少し登ると分岐。
右に行けば槍戸山。
まっすぐ行けば一ノ森ヒュッテ。
左に行けば一ノ森の山頂。
一ノ森山頂!右が太郎さん、左が次郎さん。
山頂で景色を堪能したら一ノ森ヒュッテへ。
一の森ヒュッテと言えばこの景色。シンボリックな白骨樹も健在。
剣山から約1時間。
景色を眺めながらしばし休憩。
テーブル&ベンチもあるのでまったり出来ます。
ヒュッテの建物の脇にシロバナエンレイソウが咲いていました。
この子は初めて見ました♪
剣山と行場方面の分岐に殉難の碑。
「山を愛し 気象観測を愛し こよなく 妻子を愛せし 男ここに眠る 新田次郎」の文字に新田次郎の碑?と思いましたが・・・
昭和40年剣山測候所の職員が雪崩で殉職されたのを悼む碑です。
分岐を左に行けば剣山に戻る道。
右に行けば行場経由で刀掛の松に出ます。
来た道を戻るのもなんだし、北斜面なので少しでも涼しかろうと右へ。
山腹をトラバースする道なので、崩れて足元の悪い所もいくつか・・・
注意して渡りましょう。
足場は悪いですが、このルートはバイカオウレンがいっぱいでした♪
夏場もお花の多いルートでお勧めです。
行場の手前でワチガイソウが咲いていました♪
尾根を回り込むとでっかい大岩。
ここから行場ゾーンです。
何年振りかで来ましたが、随分荒れた印象に。
数年前の台風で通行止めになっていましたからねぇ。
崩壊して見えますが、赤い矢印が道を指示しています。
左手に登っている人が見えましたが、右にもルートがあります。
道的にはどっちもどっちだった記憶ですが、見た目が楽そうな右手へ。
この辺りはキレンゲショウマの群生地。
夏にキレンゲショウマを見に来た時にはたしか時計回りの一方通行になっていました。
分岐からほどなく三十五社。この先に行けば胎内くぐり。
修行はしないので本ルートを進みますが・・・
ここからガッツリ下って、また登って・・・
やっぱり楽じゃなかったわ。
キレンゲショウマの群生地にシロバナエンレイソウが1輪だけ咲いていました。
一の森から1時間ちょっとで刀掛の松へ。
随分、枯れ方が進行した気がします。。。
登山道案内図
赤い道を通ってきました。
刀掛の松から尾根道を下ればすぐ西島駅。
刀掛の松まではほとんど人に会いませんでしたが・・・
さすがメインルート。
さすが土曜日。
大勢の人が次々登ってきます。
ここで「リフトに乗って下りたい」衝動に駆られていた人が1名いらっしゃいましたが・・・
意志の力で克服したようです。
ちなみにリフト代は片道1030円 往復1860円
詳しくは>>剣山リフト
この先は登ってきた道。
まだ10時過ぎなのでゆっくり休憩してから下ります。
11:00剣神社まで下ってきました。
無事下山のお礼を言います。
ずっと快晴♪三嶺が見えます。
昨日は綺麗に咲いていたつつじが一日でヨレっと・・・
とにかく暑くてソフトクリームを頂いちゃいました。
徳島だか池田だったか、この日は30℃超えだったようです。
暑いはずだ・・・
見ノ越周辺は食事処やお土産屋さんもあります。
詳しくは>>周辺施設の案内をどうぞ。
登山ランキング
概要は>>こちら
1日目は>>こちら
出逢ったお花は>>こちら
剣山の2日目。
ご来光を見るために4時起床。
窓から外を見るとすでに東の空に赤みが・・・
メンバーに声をかけて東のテラスへ。
うん、今日もいい天気だ。
太陽のが頭を出しましたが・・・
ガスの層で微妙な感じ。
東のテラスで鑑賞する人たち。
太陽がガスの層を抜けて、朝日に赤く染まります。
足元の小屋も赤く染まる。
せっかくなので、山頂方面へも足を伸ばします。
赤く染まる次郎笈。
笹原に伸びる4人の影。
そろそろ朝食の時間、小屋へと戻ります。
今朝の気温、6℃。
朝食です♪
卵は生卵ですが、苦手な方はゆで卵に交換してもらえます。
私は卵かけごはんで頂きました♪
今日は一ノ森に寄って、後は下るだけ。
ゆっくり7時出発です。
ご来光鑑賞をした東のテラスを通って一ノ森へ。
剣山頂上案内図
手前のピークが二の森、奥が一の森。
ジロウギュウから見ると遠く感じたけど、ここから見ると近い。
いざ、出発!
気持ちのいい快晴です♪
剣からなだらかに下ってきました。
ここから巻き気味に進んで、傾斜がきつくなってきた頃に二の森到着。
二の森からの下りもちょっと急です。
二の森周辺はシコクシラベの樹林帯。
鹿の食害対策で幹にネットが巻かれていました。
二の森過ぎたらバイカオウレン出現♪
花のピークは過ぎて種が出来ています。
小さなアップダウンを越えると一ノ森。
尾根通しにまっすぐ登ると一ノ森の山頂。
左の巻道を登ると一ノ森ヒュッテへ。
今回はまっすぐ山頂を目指しました。
かっこいい白骨樹
展望台になっています。
ここから少し登ると分岐。
右に行けば槍戸山。
まっすぐ行けば一ノ森ヒュッテ。
左に行けば一ノ森の山頂。
一ノ森山頂!右が太郎さん、左が次郎さん。
山頂で景色を堪能したら一ノ森ヒュッテへ。
一の森ヒュッテと言えばこの景色。シンボリックな白骨樹も健在。
剣山から約1時間。
景色を眺めながらしばし休憩。
テーブル&ベンチもあるのでまったり出来ます。
ヒュッテの建物の脇にシロバナエンレイソウが咲いていました。
この子は初めて見ました♪
剣山と行場方面の分岐に殉難の碑。
「山を愛し 気象観測を愛し こよなく 妻子を愛せし 男ここに眠る 新田次郎」の文字に新田次郎の碑?と思いましたが・・・
昭和40年剣山測候所の職員が雪崩で殉職されたのを悼む碑です。
分岐を左に行けば剣山に戻る道。
右に行けば行場経由で刀掛の松に出ます。
来た道を戻るのもなんだし、北斜面なので少しでも涼しかろうと右へ。
山腹をトラバースする道なので、崩れて足元の悪い所もいくつか・・・
注意して渡りましょう。
足場は悪いですが、このルートはバイカオウレンがいっぱいでした♪
夏場もお花の多いルートでお勧めです。
行場の手前でワチガイソウが咲いていました♪
尾根を回り込むとでっかい大岩。
ここから行場ゾーンです。
何年振りかで来ましたが、随分荒れた印象に。
数年前の台風で通行止めになっていましたからねぇ。
崩壊して見えますが、赤い矢印が道を指示しています。
左手に登っている人が見えましたが、右にもルートがあります。
道的にはどっちもどっちだった記憶ですが、見た目が楽そうな右手へ。
この辺りはキレンゲショウマの群生地。
夏にキレンゲショウマを見に来た時にはたしか時計回りの一方通行になっていました。
分岐からほどなく三十五社。この先に行けば胎内くぐり。
修行はしないので本ルートを進みますが・・・
ここからガッツリ下って、また登って・・・
やっぱり楽じゃなかったわ。
キレンゲショウマの群生地にシロバナエンレイソウが1輪だけ咲いていました。
一の森から1時間ちょっとで刀掛の松へ。
随分、枯れ方が進行した気がします。。。
登山道案内図
赤い道を通ってきました。
刀掛の松から尾根道を下ればすぐ西島駅。
刀掛の松まではほとんど人に会いませんでしたが・・・
さすがメインルート。
さすが土曜日。
大勢の人が次々登ってきます。
ここで「リフトに乗って下りたい」衝動に駆られていた人が1名いらっしゃいましたが・・・
意志の力で克服したようです。
ちなみにリフト代は片道1030円 往復1860円
詳しくは>>剣山リフト
この先は登ってきた道。
まだ10時過ぎなのでゆっくり休憩してから下ります。
11:00剣神社まで下ってきました。
無事下山のお礼を言います。
ずっと快晴♪三嶺が見えます。
昨日は綺麗に咲いていたつつじが一日でヨレっと・・・
とにかく暑くてソフトクリームを頂いちゃいました。
徳島だか池田だったか、この日は30℃超えだったようです。
暑いはずだ・・・
見ノ越周辺は食事処やお土産屋さんもあります。
詳しくは>>周辺施設の案内をどうぞ。
登山ランキング
2017年05月23日
剣山で山小屋デビュー(1日目)
2017/5/19〜20に行った剣山のレポートです。
概要は>>こちら
2日目は>>こちら
出逢ったお花は>>こちら
「山小屋になんて泊まらない」と言っていた元上司から
「秋の涸沢に行ってみたいなぁ」とのお言葉が。
ならば、涸沢の前に手頃な所で「山小屋」なるものに泊まってみましょう!
と言うことで四国の剣山へ。
=剣山が山小屋デビューにお勧めの理由=
山小屋デビューに何故剣山(頂上ヒュッテ)を選んだのか?
@混雑時でなければ基本的に個室である
Aお風呂がある
Bこじんまりとしていてアットホーム
C頂上直下に立っており、手軽に夕日やご来光が楽しめる。
D登山口からヒュッテまで2時間ほどで登れて初心者でもお手軽
E広々とした山頂からは360°の大展望
F両隣に往復2時間で行けるジロウギュウ、一ノ森があり、天候や体調にあわせてルートバリエーションがある
G日本百名山で西日本第2の高峰(1955mですが)
花の百名山でもあり、もし天気が悪くても何かしらの花が楽しめるでしょう!
と言うことで1泊2日の剣山へ。
泊りがけなのでゆっくりスタート。
朝6:30に加古川を出て、快晴の空の下、ドライブを楽しみながら登山口の見ノ越へ。
10:30頃到着した時には平日にも関わらず、駐車場はほぼいっぱい。
運よく登山口に近い所に1台分の空きがありました。
このあたりの名物、祖谷そばで早めのお昼ごはん。
駐車場から登山口周辺にお店が並んでいます。
お腹が満たされたら、神社の鳥居からスタート。
はい、暑いです。
この日、山頂でも26℃になりました。
「朝晩、冷えるから防寒具をお忘れなく」
と案内したもんだから、寒いと思われたようでユニクロの極暖を着て来たようで・・・
案内の仕方が不十分ですみません。
神社で登山の無事を祈って。
境内に山ツツジが綺麗に咲いていました。
境内から三嶺もきれいに見えてテンションUP。
登山道に入ると早速足元に小さな花々が迎えてくれます。
カタバミやスミレが多い中でニリンソウが数輪咲いていました♪
見上げれば青空に新緑が美しい。
歩きやすく気持ちのいい登山道を15分も進むとリフトの下をくぐります。
ここからリフトに飛び乗れそう。
実際に飛び乗ったらダメですよ。
リフトを横目に花や新緑を楽しみながらゆっくり登ります。
石段が出てきて傾斜が急になるあたりで、リフトの放送が聞こえてくれば西島駅が近い。
坂を登りきれば視界が開けて目の前に剣山がお目見え。
見えている小屋は雲海荘ですね。
野営場にはテントが2張。
ここで実際にテントを張っているのは初めて見たかも。
展望もよく、水場もあります。水質は不明。
野営場の上から三嶺の遠望。
春の縦走も気持ちよさそうだなぁ〜
野営場の上がリフトの終点、西島駅です。
登山口から1時間ちょっと。
ベンチがあるのでここでしばし休憩。
ここから山頂へのルートは3つ。
最短コースの尾根道(960m)。
緩やかな大剣神社を通る(1200m)。
一番緩やかな遊歩道ルート(1980m)は現在崩落のため通行止め。
()内は登山道案内図の距離ですが、標識と微妙に違いますね。
鳥居をくぐって大剣道で登ります。
西斜面を巻き気味に登るのでずぅ〜っと三嶺が見えています。
緩やかな歩きやすい道を30分ほど歩けば大剣神社に到着。
ご神体の大岩を背後に従えています。
ここから90mほど下ったところに力水がありますが・・・
また登ってくるのがしんどいと言うことでスルー。
ちょっと急になった登山道を登るとご神体の大岩が目の前に。
ジロウギュウが綺麗に見えています。
このあたりから樹林は消えて笹の広がる四国の山らしい景色に。
木々はありますが、芽吹きはこれから。
13:30頂上ヒュッテ到着!
隣には剣山本宮があります。
まずは受付でチェックイン。
荷物をデポさせてもらい山頂へ。
階段を抜けると測候所の跡地に立派なエコトイレ。
山頂のトイレとは思えない立派なトイレです。
トイレ内には「宿泊禁止」の張り紙。
泊まりたくなる気持ちもわかります。
平家の馬場と呼ばれる広大な頂上台地。いざ山頂へ。
植生保護のため、木道が設けられています。
剣山山頂到着!
こちらが太郎さん。(剣山の別名、太郎笈)
山頂の向こう側には・・・
カッコイイ次郎さん♪
振り返れば真っ青な青空です。
ジロウギュウへの登り。
ちょっと急でちょっと足元が悪くなる。
疲れを癒すようにショウジョウバカマが咲いていました。
剣山から1時間ほどでジロウギュウ(次郎笈)到着!
標識で隠れていますが、三嶺への縦走路が見渡せます♪
次郎さんから太郎さん
太郎笈の向こうには一ノ森が見えます。
四国の山の名前には「〜森」とか「〜丸」が多いのが特徴ですよね。
中国地方では大山や蒜山のように「山」を「せん」と呼ぶことが多い。
地方によって色々特徴がありそう。
さて、山頂でゆっくり休憩したらヒュッテへと戻りましょう。
ゆっくりするには虫がめっちゃ多かったですが・・・
ヒュッテに戻りお部屋へ。
このこたつは年中出しているのかな?
テーブルがあるのはありがたいですね。
角部屋でとっても明るいです。
写真撮り忘れましたが、
「ねまき200円」「こたつ1000円」
の張り紙がありました。
小屋の廊下もすごくきれいです。
2階が宿泊スペース。
朝食夕食は1階の食堂で。
ご飯やお茶はセルフです。
夕食は熱々あめごのから揚げ。
この辺りでは「あまご」ではなく「あめご」と言うんですね。
炊き合わせやミカンの皮の佃煮?など、山小屋とは思えない家庭的な料理です。
もちろん祖谷そば付。
四国で一番高いところにあるお風呂
ピンボケ・・・
お風呂は20時まで。
普通の家庭用の浴槽なので一人ずつ。
ドアノブに「空いています」「男性入浴中」「女性入浴中」の札を掛けるようになっています。
夕食が17:30〜だったので、食事が終わってから一息ついたら山頂へ。
目的はもちろん「夕日鑑賞」です♪
山頂に登るといい感じに日が沈みかけていました。
カッコいいシルエットになりました♪
西のテラスにも鑑賞の人影。
飛行機雲と。
飛行機、たくさん飛んでいました。
縦走路の先に三嶺。
ちょっと霞んでいます。
やっぱりこの空の色、好きだなぁ〜
みんな居なくなっても、しつこく空を眺めていました。
上空もちょっと霞んでいたので、残念ながら綺麗な星空にはならず。。。
日中は暑かったけど、日が落ちると気温も下がり・・・
風に吹かれてすっかり体が冷えてしまいました。
が・・・
ヒュッテのお風呂のお蔭で暖まりました。
やっぱりお風呂ってありがたいですね。
(2日目へ続く)
登山ランキング
概要は>>こちら
2日目は>>こちら
出逢ったお花は>>こちら
「山小屋になんて泊まらない」と言っていた元上司から
「秋の涸沢に行ってみたいなぁ」とのお言葉が。
ならば、涸沢の前に手頃な所で「山小屋」なるものに泊まってみましょう!
と言うことで四国の剣山へ。
=剣山が山小屋デビューにお勧めの理由=
山小屋デビューに何故剣山(頂上ヒュッテ)を選んだのか?
@混雑時でなければ基本的に個室である
Aお風呂がある
Bこじんまりとしていてアットホーム
C頂上直下に立っており、手軽に夕日やご来光が楽しめる。
D登山口からヒュッテまで2時間ほどで登れて初心者でもお手軽
E広々とした山頂からは360°の大展望
F両隣に往復2時間で行けるジロウギュウ、一ノ森があり、天候や体調にあわせてルートバリエーションがある
G日本百名山で西日本第2の高峰(1955mですが)
花の百名山でもあり、もし天気が悪くても何かしらの花が楽しめるでしょう!
と言うことで1泊2日の剣山へ。
泊りがけなのでゆっくりスタート。
朝6:30に加古川を出て、快晴の空の下、ドライブを楽しみながら登山口の見ノ越へ。
10:30頃到着した時には平日にも関わらず、駐車場はほぼいっぱい。
運よく登山口に近い所に1台分の空きがありました。
このあたりの名物、祖谷そばで早めのお昼ごはん。
駐車場から登山口周辺にお店が並んでいます。
お腹が満たされたら、神社の鳥居からスタート。
はい、暑いです。
この日、山頂でも26℃になりました。
「朝晩、冷えるから防寒具をお忘れなく」
と案内したもんだから、寒いと思われたようでユニクロの極暖を着て来たようで・・・
案内の仕方が不十分ですみません。
神社で登山の無事を祈って。
境内に山ツツジが綺麗に咲いていました。
境内から三嶺もきれいに見えてテンションUP。
登山道に入ると早速足元に小さな花々が迎えてくれます。
カタバミやスミレが多い中でニリンソウが数輪咲いていました♪
見上げれば青空に新緑が美しい。
歩きやすく気持ちのいい登山道を15分も進むとリフトの下をくぐります。
ここからリフトに飛び乗れそう。
実際に飛び乗ったらダメですよ。
リフトを横目に花や新緑を楽しみながらゆっくり登ります。
石段が出てきて傾斜が急になるあたりで、リフトの放送が聞こえてくれば西島駅が近い。
坂を登りきれば視界が開けて目の前に剣山がお目見え。
見えている小屋は雲海荘ですね。
野営場にはテントが2張。
ここで実際にテントを張っているのは初めて見たかも。
展望もよく、水場もあります。水質は不明。
野営場の上から三嶺の遠望。
春の縦走も気持ちよさそうだなぁ〜
野営場の上がリフトの終点、西島駅です。
登山口から1時間ちょっと。
ベンチがあるのでここでしばし休憩。
ここから山頂へのルートは3つ。
最短コースの尾根道(960m)。
緩やかな大剣神社を通る(1200m)。
一番緩やかな遊歩道ルート(1980m)は現在崩落のため通行止め。
()内は登山道案内図の距離ですが、標識と微妙に違いますね。
鳥居をくぐって大剣道で登ります。
西斜面を巻き気味に登るのでずぅ〜っと三嶺が見えています。
緩やかな歩きやすい道を30分ほど歩けば大剣神社に到着。
ご神体の大岩を背後に従えています。
ここから90mほど下ったところに力水がありますが・・・
また登ってくるのがしんどいと言うことでスルー。
ちょっと急になった登山道を登るとご神体の大岩が目の前に。
ジロウギュウが綺麗に見えています。
このあたりから樹林は消えて笹の広がる四国の山らしい景色に。
木々はありますが、芽吹きはこれから。
13:30頂上ヒュッテ到着!
隣には剣山本宮があります。
まずは受付でチェックイン。
荷物をデポさせてもらい山頂へ。
階段を抜けると測候所の跡地に立派なエコトイレ。
山頂のトイレとは思えない立派なトイレです。
トイレ内には「宿泊禁止」の張り紙。
泊まりたくなる気持ちもわかります。
平家の馬場と呼ばれる広大な頂上台地。いざ山頂へ。
植生保護のため、木道が設けられています。
剣山山頂到着!
こちらが太郎さん。(剣山の別名、太郎笈)
山頂の向こう側には・・・
カッコイイ次郎さん♪
振り返れば真っ青な青空です。
ジロウギュウへの登り。
ちょっと急でちょっと足元が悪くなる。
疲れを癒すようにショウジョウバカマが咲いていました。
剣山から1時間ほどでジロウギュウ(次郎笈)到着!
標識で隠れていますが、三嶺への縦走路が見渡せます♪
次郎さんから太郎さん
太郎笈の向こうには一ノ森が見えます。
四国の山の名前には「〜森」とか「〜丸」が多いのが特徴ですよね。
中国地方では大山や蒜山のように「山」を「せん」と呼ぶことが多い。
地方によって色々特徴がありそう。
さて、山頂でゆっくり休憩したらヒュッテへと戻りましょう。
ゆっくりするには虫がめっちゃ多かったですが・・・
ヒュッテに戻りお部屋へ。
このこたつは年中出しているのかな?
テーブルがあるのはありがたいですね。
角部屋でとっても明るいです。
写真撮り忘れましたが、
「ねまき200円」「こたつ1000円」
の張り紙がありました。
小屋の廊下もすごくきれいです。
2階が宿泊スペース。
朝食夕食は1階の食堂で。
ご飯やお茶はセルフです。
夕食は熱々あめごのから揚げ。
この辺りでは「あまご」ではなく「あめご」と言うんですね。
炊き合わせやミカンの皮の佃煮?など、山小屋とは思えない家庭的な料理です。
もちろん祖谷そば付。
四国で一番高いところにあるお風呂
ピンボケ・・・
お風呂は20時まで。
普通の家庭用の浴槽なので一人ずつ。
ドアノブに「空いています」「男性入浴中」「女性入浴中」の札を掛けるようになっています。
夕食が17:30〜だったので、食事が終わってから一息ついたら山頂へ。
目的はもちろん「夕日鑑賞」です♪
山頂に登るといい感じに日が沈みかけていました。
カッコいいシルエットになりました♪
西のテラスにも鑑賞の人影。
飛行機雲と。
飛行機、たくさん飛んでいました。
縦走路の先に三嶺。
ちょっと霞んでいます。
やっぱりこの空の色、好きだなぁ〜
みんな居なくなっても、しつこく空を眺めていました。
上空もちょっと霞んでいたので、残念ながら綺麗な星空にはならず。。。
日中は暑かったけど、日が落ちると気温も下がり・・・
風に吹かれてすっかり体が冷えてしまいました。
が・・・
ヒュッテのお風呂のお蔭で暖まりました。
やっぱりお風呂ってありがたいですね。
(2日目へ続く)
登山ランキング
2017年05月21日
小屋泊まりデビューにお勧め 絶景に逢える剣山(2017/5/19〜20)
【ジャンル】小屋泊まり
【日 程】2017/5/19(金)〜20(土)
【メンバー】4人
【天 候】両日ともピーカン晴れ♪
【コースタイム】
5月19日
見の越登山口-(1:05)-西島駅-(0:30)-大剣神社-(0:20)-剣山頂上ヒュッテ-(0:05)-剣山山頂-(1:05)-ジロウギュウ山頂-(1:05)-剣山頂上ヒュッテ(泊)
5月20日
剣山頂上ヒュッテ-(0:55)-一ノ森-(1:15)-刀掛けの松-(0:15)-西島駅-(0:50)-見ノ越登山口
【コース概要】
見ノ越から剣山山頂まではよく整備された歩きやすい道で、危険個所もありません。
ジロウギュウの登りはザレた急斜面もあり、足元注意。
剣山から一ノ森も危険個所はありません。
一ノ森から刀掛けの松の間は山腹のトラバース道で崩壊後が何箇所かあり、注意が必要です。
行場周辺は足元の悪い急斜面もあります。
【周辺情報】
見ノ越リフト乗り場に大型無料駐車場あり
WC、自動販売機、売店、飲食店等もあり
近隣温泉情報
★R438美馬方面
ラフォーレ剣山 500円
岩戸温泉 村営温泉保養センター 岩戸荘 400円 11:00〜21:00
剣山木綿麻(ゆうま)温泉 400円 10:00〜21:00
★R439祖谷方面
いやしの温泉郷 500円
この日はいやしの温泉郷を利用しました。
HPに立ち寄り湯の情報がありませんが、500円で10時〜
終了時間、忘れました。すみません。。。
【この日のレポート】
1日目の記事は>>こちら
2日目の記事は>>こちら
出逢ったお花は>>こちら
登山ランキング
2017年05月18日
マルチピッチクライミング 雪彦地蔵岳東稜(2017/5/16)
【ジャンル】マルチピッチクライミング
【日 程】2017/5/16(火)
【メンバー】6人(ガイドKさん、奥さん、Yさん、師匠、鉄人Mさん、ほ)
【天 候】くもり
【コースタイム】
10:30 登山口
11:50 東稜取りつき
12:30 1P目スタート
13:00 2P目スタート
13:30 3P目スタート
13:45 4P目スタート 終了点でランチ
15:00 5P目スタート コンテにて通過
15:40 6P目スタート
16:25 地蔵岳全員登頂
17:25 下山
【コース概要】
大曲の登山口から不行沢までは一般路。
A17ポイントより東稜、三峰方面へのアプローチ。マーキングあり。
しっかり踏み跡が出来ていましたが、あえて昔からのアプローチの沢を登りました。
使う人が居なくなったようで、コケが生え滑りやすい状態。
各ピッチグレード
1P、2P:V+、3P:V-、4P:V+、5P:V-、6P:W
6P頂上フェースは複数のルートがありグレードも変わります。
地蔵岳から登山口までは一般路を下りますが、濡れて滑りやすい鎖場が続きます。
今年4月にも滑落死亡事故がありましたので、最期まで気を抜くべからずです。
【周辺情報】
雪彦山キャンプ場の登山口には駐車場、WCがあります。
大曲の登山口は駐車場、WCともありません。(路肩に数台駐車可)
WCは大曲休憩舎より少し下の賀野神社にあります。
雪彦山と夢前市街の間に雪彦温泉があります。
今回は香寺の竹取温泉香寺荘に行きました。
大人700円、60歳以上600円。
露天風呂は炭酸泉でゆっくり入れるようTVモニターもあります。
【この日のレポート】
ひっっっさしぶりのクライミング。
夏の剱計画のメンバー顔合わせと本番の予行演習を兼ねて。
計画に乗っかったものの、本当に登れるか不安たっぷり。
大曲の登山口で打ち合わせをしながら、夜勤明けの鉄人Mさんを待ちます。
この冬の東山でもKさんから、まさかの「現地で別行動宣言」だったので、しっかり行動計画を確認。
Mさんも揃ったところで10:30スタート。
入山早々、沢に向けて下ります。
写真撮るのを忘れましたが、A17ポイントから沢沿いに分け入ります。
3年ほど前に来た時には無かった派手なマーキングが続いていました。
踏み跡もしっかり道のようになっていましたが・・・・
今回のリーダーはガイドKさん。
まともに歩きやすい道を行くはずもありません。
昔ながらの沢筋をあえて進みます。
が、通る人のいなくなってコケや枯葉に埋もれています。
途中、フェースに出くわし、ロープを出して登ることに。
コケだらけです。
フリクションが利けばロープなしで登れる感じのフェースですが・・・
濡れてめちゃくちゃ滑ります。
アプローチぐらい楽に行っても・・・
と思いましたが、四半世紀ぶりのクライミングと言うYさんのお手並み確認もあって、あえてやっているとのこと。
確かに、取り付いてからアワアワすると大変ですから。
「8の字でハーネスに・・・」の言葉に
「8の字知らないなぁ〜。ずっとブーリンでやってたから。」
と8の字結びのやり方の説明から。
事故もあって今は使われていないですが、昔はブーリン(もやい結び)が主流でしたもんね。
中間で登るパターンもやっておこうとロープマンの使い方もレクチャーしたり。
なんだかんだで取り付き到着は11:50
なんとかお昼前。
今回の呼びかけは確か「ヒル前の雪彦山」
ヒルはヒルでも「山ビル」が出る前の、ですが。
お蔭さまで今回はまだ山ビルを見かけずに済みました。
ここ東稜の取り付きにはありがたいことに練習・レクチャー用のボルトを打ち込んだ岩があります。
ここでセルフビレイの取り方等々、レクチャータイム。
リードフォロー時に写真のクローブヒッチなしでデイジーのセルフのみでOKと言っているガイドを複数見かけたとのお話も。
余談ですが・・・
こちらは確保支点を作るときのイラスト(東京新聞「イラストクライミング」より)。
「スリング、デイジーなどの自己確保」とロープ本体をカラビナにクローブヒッチで固定している2本が「ハーネスへ」となっているのが分かると思います。
このクローブヒッチなしで直接ハーネスからつながっているロープを確保器にセットするとどうなるか?
何事もなくクライマーが登れば、何事もなくビレイできます。
もしクライマーが落ちて衝撃でビレイの手が離れたりしたら・・・
セルフビレイと確保支点の位置関係とかにもよりますが、クライマーが宙吊り、ハーネスはデイジーとクライマーの両側に引っ張られてビレイヤーが身動きが取れない状態に陥る可能性があります。
ハーネスと確保器(クライマー)との間に固定支点を一つ作るだけでビレイヤーの動きを守ることが出来ます。
無くても大丈夫なケースもありますが、習慣にしておかないと、いざというときに忘れかねませんよね。
我ら、なんちゃってクライマーなのでルールと呼ばれるものを無視していることもありますが、リスク管理で大事な所はきちんと押さえておきたいです。
我らとくくっちゃいましたが、私は初心者に毛が生えた程度のクライマーとも言えないレベルなのであまり偉そうなことは言えません。
日々精進です。
クライミングを勉強する上で、上出の「イラストクライミング」はお勧めです。
イラストで分かりやすいですし、こういう場面でこんな危険があるとか、気を付けるべき視点がすごく分かりやすいです。
あ、人生終わったね。って感じのイラストがいっぱい自然に載っててシュール感もありますが・・・
本番前のイメトレや練習にもってこい。
クライミングを始めるなら是非とも持っておきたい1冊です。
話しはそれましたが・・・
12:30ようやく1ピッチ目に取り付きます。
本番はKさんパーティーとは別ルートのパターンもあるので2パーティーに分かれて。
アプローチシューズのまま師匠がリードで取り付きましたが、ちょっとヤバそうとのことで、一旦降りてクライミングシューズに履き替えです。
1ピッチ目終了点
隣りでは何やらレクチャー中。
1ピッチ目を登るMさん。
2ピッチ目終了点
師匠とMさんが釣瓶でリードしてくれるので、私は常に中間で楽させていただいてます。
と言うか、今の私にリードできる技量がないですわ。
年と共にビビりもかなり入ってます。
3ピッチ目
ここはルートが複数とれないので1パーティーずつ。
Kさん達より先にいかさせていただきました。
バンドをトラバースしていく感じでグレードは落ちますが、ロープはあった方が無難です。
3ピッチ目終了点
核心、4ピッチ目
凹角に入りすぎると行き詰ります。
左に目をやれば不行岳が威圧的に見下ろしています。
4ピッチ目は核心を過ぎると緩やかなフェイスへ。
終了点は比較的広い安定した場所があるので、Kさんパーティーを待ちながらランチタイム。
師匠は5ピッチ目はコンテだし、左足のクライミングシューズが痛いとアプローチシューズに履き替え。
コンテに備えてロープも片づけた所でKさんからヘルプ要請。
どうやらYさんが核心をクリア出来ない様子。
師匠が片足アプローチシューズのまま懸垂で降りて行きました。
いやぁ〜先に進まずに待っててよかった。
5ピッチ目馬の背はコンテで
Kさんが奥さんとYさんを確保するためのロープを踏まないように気を付けながら。
師匠、右足と左足のグリップ力が全然違うようです。
頂上フェースもこのまま行って欲しかったな。
馬の背の中間の遭難碑の所から見下ろすと・・・
落ちたらタダでは済みません。
不安を感じるようでしたら積極的にロープを使う方が無難です。
馬の背を登りきると目の前に頂上フェースが現れます。
ラストのYさんが登ってくるのを待ちます。
ふと足元を見るとヒカゲツツジが1輪咲いていました♪
取り付きに5人いると流石に窮屈そう・・・
最終頂上フェース
ここはKさんパーティーが先行。
Yさんをフォローできるよう、師匠がリードで続きます
ちょっと手こずりましたが無事にクリア!
私も少々ロープに頼りながら登りました。
前はもっと軽く登れたと思うんだけど・・・
本番までにもうちょっと練習しておきたいなぁ〜
地蔵岳の山頂から。
姿が見えなかったから靴を履きかえようと思ったら、履く間もなくMさんが登ってきてしまった。
さすが早い!
予想以上にと言うか、予想通りと言うか、時間がかかりましたが、無事登頂!
見下ろされていた不行岳と視線が近くなりました。
ここから下山は一般路。
とは言え油断は禁物。
虹が滝までは濡れて滑りやすい岩場が続きます。
死亡事故も発生していますので慎重に。
雪彦山のクライミングルートはKさんの著書「ひょうご山蹊記」に載っています。
若いころに通い詰めて仲間と共に「雪彦山ルート図集」を作られたKさんにとっては庭のようなところですね。
兵庫県内のガイドブックに載っていないコアなルートもいっぱい載っているので、兵庫県内、近隣の方にはとってもお勧めの本ですが絶版です。
Kさんの手元にも残っていなくて、アマゾンで数点出ている中から買いましたが・・・
もう、プレミア価格でしかなさそうですね。
ちなみに2冊目「山・岩・沢・雪」は好評発売中。
こちらは全国版。
豊富な経験に基づいたノウハウや経験談等、お行儀のいいテキスト本では語ってくれないことも載っています。
登山ランキング
【日 程】2017/5/16(火)
【メンバー】6人(ガイドKさん、奥さん、Yさん、師匠、鉄人Mさん、ほ)
【天 候】くもり
【コースタイム】
10:30 登山口
11:50 東稜取りつき
12:30 1P目スタート
13:00 2P目スタート
13:30 3P目スタート
13:45 4P目スタート 終了点でランチ
15:00 5P目スタート コンテにて通過
15:40 6P目スタート
16:25 地蔵岳全員登頂
17:25 下山
【コース概要】
大曲の登山口から不行沢までは一般路。
A17ポイントより東稜、三峰方面へのアプローチ。マーキングあり。
しっかり踏み跡が出来ていましたが、あえて昔からのアプローチの沢を登りました。
使う人が居なくなったようで、コケが生え滑りやすい状態。
各ピッチグレード
1P、2P:V+、3P:V-、4P:V+、5P:V-、6P:W
6P頂上フェースは複数のルートがありグレードも変わります。
地蔵岳から登山口までは一般路を下りますが、濡れて滑りやすい鎖場が続きます。
今年4月にも滑落死亡事故がありましたので、最期まで気を抜くべからずです。
【周辺情報】
雪彦山キャンプ場の登山口には駐車場、WCがあります。
大曲の登山口は駐車場、WCともありません。(路肩に数台駐車可)
WCは大曲休憩舎より少し下の賀野神社にあります。
雪彦山と夢前市街の間に雪彦温泉があります。
今回は香寺の竹取温泉香寺荘に行きました。
大人700円、60歳以上600円。
露天風呂は炭酸泉でゆっくり入れるようTVモニターもあります。
【この日のレポート】
ひっっっさしぶりのクライミング。
夏の剱計画のメンバー顔合わせと本番の予行演習を兼ねて。
計画に乗っかったものの、本当に登れるか不安たっぷり。
大曲の登山口で打ち合わせをしながら、夜勤明けの鉄人Mさんを待ちます。
この冬の東山でもKさんから、まさかの「現地で別行動宣言」だったので、しっかり行動計画を確認。
Mさんも揃ったところで10:30スタート。
入山早々、沢に向けて下ります。
写真撮るのを忘れましたが、A17ポイントから沢沿いに分け入ります。
3年ほど前に来た時には無かった派手なマーキングが続いていました。
踏み跡もしっかり道のようになっていましたが・・・・
今回のリーダーはガイドKさん。
まともに歩きやすい道を行くはずもありません。
昔ながらの沢筋をあえて進みます。
が、通る人のいなくなってコケや枯葉に埋もれています。
途中、フェースに出くわし、ロープを出して登ることに。
コケだらけです。
フリクションが利けばロープなしで登れる感じのフェースですが・・・
濡れてめちゃくちゃ滑ります。
アプローチぐらい楽に行っても・・・
と思いましたが、四半世紀ぶりのクライミングと言うYさんのお手並み確認もあって、あえてやっているとのこと。
確かに、取り付いてからアワアワすると大変ですから。
「8の字でハーネスに・・・」の言葉に
「8の字知らないなぁ〜。ずっとブーリンでやってたから。」
と8の字結びのやり方の説明から。
事故もあって今は使われていないですが、昔はブーリン(もやい結び)が主流でしたもんね。
中間で登るパターンもやっておこうとロープマンの使い方もレクチャーしたり。
なんだかんだで取り付き到着は11:50
なんとかお昼前。
今回の呼びかけは確か「ヒル前の雪彦山」
ヒルはヒルでも「山ビル」が出る前の、ですが。
お蔭さまで今回はまだ山ビルを見かけずに済みました。
ここ東稜の取り付きにはありがたいことに練習・レクチャー用のボルトを打ち込んだ岩があります。
ここでセルフビレイの取り方等々、レクチャータイム。
リードフォロー時に写真のクローブヒッチなしでデイジーのセルフのみでOKと言っているガイドを複数見かけたとのお話も。
余談ですが・・・
こちらは確保支点を作るときのイラスト(東京新聞「イラストクライミング」より)。
「スリング、デイジーなどの自己確保」とロープ本体をカラビナにクローブヒッチで固定している2本が「ハーネスへ」となっているのが分かると思います。
このクローブヒッチなしで直接ハーネスからつながっているロープを確保器にセットするとどうなるか?
何事もなくクライマーが登れば、何事もなくビレイできます。
もしクライマーが落ちて衝撃でビレイの手が離れたりしたら・・・
セルフビレイと確保支点の位置関係とかにもよりますが、クライマーが宙吊り、ハーネスはデイジーとクライマーの両側に引っ張られてビレイヤーが身動きが取れない状態に陥る可能性があります。
ハーネスと確保器(クライマー)との間に固定支点を一つ作るだけでビレイヤーの動きを守ることが出来ます。
無くても大丈夫なケースもありますが、習慣にしておかないと、いざというときに忘れかねませんよね。
我ら、なんちゃってクライマーなのでルールと呼ばれるものを無視していることもありますが、リスク管理で大事な所はきちんと押さえておきたいです。
我らとくくっちゃいましたが、私は初心者に毛が生えた程度のクライマーとも言えないレベルなのであまり偉そうなことは言えません。
日々精進です。
クライミングを勉強する上で、上出の「イラストクライミング」はお勧めです。
イラストで分かりやすいですし、こういう場面でこんな危険があるとか、気を付けるべき視点がすごく分かりやすいです。
あ、人生終わったね。って感じのイラストがいっぱい自然に載っててシュール感もありますが・・・
本番前のイメトレや練習にもってこい。
クライミングを始めるなら是非とも持っておきたい1冊です。
話しはそれましたが・・・
12:30ようやく1ピッチ目に取り付きます。
本番はKさんパーティーとは別ルートのパターンもあるので2パーティーに分かれて。
アプローチシューズのまま師匠がリードで取り付きましたが、ちょっとヤバそうとのことで、一旦降りてクライミングシューズに履き替えです。
1ピッチ目終了点
隣りでは何やらレクチャー中。
1ピッチ目を登るMさん。
2ピッチ目終了点
師匠とMさんが釣瓶でリードしてくれるので、私は常に中間で楽させていただいてます。
と言うか、今の私にリードできる技量がないですわ。
年と共にビビりもかなり入ってます。
3ピッチ目
ここはルートが複数とれないので1パーティーずつ。
Kさん達より先にいかさせていただきました。
バンドをトラバースしていく感じでグレードは落ちますが、ロープはあった方が無難です。
3ピッチ目終了点
核心、4ピッチ目
凹角に入りすぎると行き詰ります。
左に目をやれば不行岳が威圧的に見下ろしています。
4ピッチ目は核心を過ぎると緩やかなフェイスへ。
終了点は比較的広い安定した場所があるので、Kさんパーティーを待ちながらランチタイム。
師匠は5ピッチ目はコンテだし、左足のクライミングシューズが痛いとアプローチシューズに履き替え。
コンテに備えてロープも片づけた所でKさんからヘルプ要請。
どうやらYさんが核心をクリア出来ない様子。
師匠が片足アプローチシューズのまま懸垂で降りて行きました。
いやぁ〜先に進まずに待っててよかった。
5ピッチ目馬の背はコンテで
Kさんが奥さんとYさんを確保するためのロープを踏まないように気を付けながら。
師匠、右足と左足のグリップ力が全然違うようです。
頂上フェースもこのまま行って欲しかったな。
馬の背の中間の遭難碑の所から見下ろすと・・・
落ちたらタダでは済みません。
不安を感じるようでしたら積極的にロープを使う方が無難です。
馬の背を登りきると目の前に頂上フェースが現れます。
ラストのYさんが登ってくるのを待ちます。
ふと足元を見るとヒカゲツツジが1輪咲いていました♪
取り付きに5人いると流石に窮屈そう・・・
最終頂上フェース
ここはKさんパーティーが先行。
Yさんをフォローできるよう、師匠がリードで続きます
ちょっと手こずりましたが無事にクリア!
私も少々ロープに頼りながら登りました。
前はもっと軽く登れたと思うんだけど・・・
本番までにもうちょっと練習しておきたいなぁ〜
地蔵岳の山頂から。
姿が見えなかったから靴を履きかえようと思ったら、履く間もなくMさんが登ってきてしまった。
さすが早い!
予想以上にと言うか、予想通りと言うか、時間がかかりましたが、無事登頂!
見下ろされていた不行岳と視線が近くなりました。
ここから下山は一般路。
とは言え油断は禁物。
虹が滝までは濡れて滑りやすい岩場が続きます。
死亡事故も発生していますので慎重に。
雪彦山のクライミングルートはKさんの著書「ひょうご山蹊記」に載っています。
若いころに通い詰めて仲間と共に「雪彦山ルート図集」を作られたKさんにとっては庭のようなところですね。
兵庫県内のガイドブックに載っていないコアなルートもいっぱい載っているので、兵庫県内、近隣の方にはとってもお勧めの本ですが絶版です。
Kさんの手元にも残っていなくて、アマゾンで数点出ている中から買いましたが・・・
もう、プレミア価格でしかなさそうですね。
ちなみに2冊目「山・岩・沢・雪」は好評発売中。
新品価格 |
豊富な経験に基づいたノウハウや経験談等、お行儀のいいテキスト本では語ってくれないことも載っています。
登山ランキング
2017年05月13日
便利な小物 ナルゲン広口丸形ボトルの使い道
山で使える便利な小物
おすすめ、ナルゲン広口丸型ボトルです。
山をバックに撮って見ました♪
って、カレンダーですけど・・・
広口丸形ボトルのラインナップは30ml、60ml、125ml、250mlの4種類。
私が持っているのは125mlと60ml。
右端は30mlのドロップディスペンサーボトルです。
それぞれの最大外形は・・・
容量 直径 高さ
30ml 35φ 63mm
60ml 40φ 85mm←キャップがペットボトルのキャップとほぼ同サイズ
125ml 50φ 100mm
250ml 60φ 130mm
比較がガラケー・・・
いまだにスマホを持っていません・・・
100均でありそうな見た目ですが、元々研究装備用として開発された経緯もあり、高スペックです。
耐用温度は-100℃(キャップは0℃)〜120℃。
冷凍OK!熱湯OK!
そして何より素晴らしいのが気密性。
中身の液漏れも無いですし、中身が湿気ることもありません。
パッキンなしで保たれるので、ゴムの劣化の心配もありません。
行動食入れ
一番よく使っているのは125mlサイズ。
行動食となるナッツやドライフルーツ、シリアル等を入れています。
0.5Lや1Lのボトルに入れてザックにぶら下げている場面もよく見かけますね。
長期縦走の場合だとこれでもいいかと思います。
日帰りの場合だとここまでの量が必要にならないのでミニボトルで十分かなと。
このサイズだとザックのウエストポケットにちょうど入ります。
これなら歩きながらでも必要な時に行動食が食べられますし、邪魔にもなりません。
っで、実際に使ってみてナルゲンの気密性に驚き!
長期間入れっぱなしにしていても全く湿気ません!
むしろ、冷蔵庫でジップロックに入れて保管しているものより鮮度が保たれているような気がします。
また、沢登りで滝壺にダイブするような時でもナルゲンボトルに入れているものは全く濡れません。
なので防水バックに入れる必要もなく、ザックのポッケに放り込んでいても安心です。
アルコールボトル
60mlはアルコールの燃料ボトルとして買いました。
写真はエスビットのクックセット。コッヘルはヒートエクスチェンジャー付。
コッヘルの中にアルコールバーナーと60mlのボトルを入れるとこんな感じ。
本格的な調理には燃料が少ないですが、お湯を沸かす程度であれば十分。
このサイズだとコッヘルの中にスタッキングできちゃいます。
専用ボトルではないですが、アルコールを入れっぱなしにしていても今のところ問題なし。
品質的にも大丈夫です。
その他の使い道
ナルゲンボトルの中でも、この広口丸形ボトルやドロップディスペンサーボトルはFOOD用にカテゴリーされていて調味料入れにおすすめ。
ドロップディスペンサーボトルは醤油などの調味料を入れて持ち歩いています。
ただし、油はノズルから出てきませんでした。醤油とかさらさら系向きです。
用途、容量にあわせてサイズや形状を選べます。
大き目サイズはめんつゆを入れたり、合わせ調味料にして持って行ったり。
中の物が湿気ないので常備薬入れにしてもいいですね。
↓↓↓ナルゲンボトルの商品リンクはこちら↓↓↓
欲しい物が見つかる>>Amazonで見る
お得に 便利に >>楽天市場で見る
登山ランキング