2017年04月03日
山でコンロの火がつかない!?
想像してみたください。
「山でコンロの火が点かない」
これ、結構大変なことですよねぇ。
仮に日帰りハイキングでコーヒー用のお湯を沸かそうとしている時だったら?
「まぁ、コーヒーはあきらめるか」
で済むと思いますが・・・
雪山でビバーグしている時だったら?
かなりやばいですよね。。。。。。。
食材はある。(調理かお湯が必要)
水がない。(雪を溶かすつもりだった)
コンロはある。
燃料もある。
縦走中のど真ん中。(下山にも時間(日にち)がかかる)
こんなシチュエーションで火が使えなかったら、心が滅んでしまいそう。
でも、山でコンロの火が点かないことってよくあるんですよね。
みなさんは経験ありませんか?
「ガスバーナーの点火装置(オートイグナイター)で点けようとしたけど点かない」
と言う事例が一番多いのでは?
私は数えきれないくらいこの場面に出会っています。
故障ではありません。想定の範囲内。
そのくらいよく起こるんです。
ちょっとボケていますが(^^;
カートリッジに近い所にパチンってするレバーがあって、バーナーの火が出る所に白い被覆、先端が金属の電極でスパークすることでガスに点火する装置ですね。
点火しないと言っても2つのパターンが考えられると思います。
1.点火装置がスパークしない。
2.点火装置がスパークするけど、火が点かない。
1の場合は故障、点火装置の不具合の可能性があります。
見た目で判断できるポイントとしては・・・
ガイシ(電極を保護している白い部分)が割れている
→絶縁の役割をしているガイシが割れていると言うことはどこかで電気が漏れています。
これは修理が必要。原因がガイシだけであればオートイグナイターの交換で済みます。
電極とバーナーとの間隔が適正でない
→電極とバーナーの間隔は3〜4mmが適正と言われています。
近すぎても遠すぎてもスパークしません。ちょっと触ってみることで直る可能性ありです。
EPIはこれが歪みやすい。プリムスは歪みにくい様に固定されている。
SOTOに至っては内部を通って電極の先端だけバーナー中央に出ているので歪みようがない。この辺りの発想はホント凄いなぁと思います。
(機種によっても違います。お店で展示品を見比べてみるとよく分かります)
電極の汚れ
→汚れていてもスパークしにくくなります。いつも綺麗に。
見た目には正常だけど、という場合。
気温・標高(気圧)・湿度によっても点火しにくくなります。
この時、スパークする場合もあれば、スパークすらしない時もあります。
寒い・標高が高い・雨や霧、と言った状況であれば点火しづらい環境だと思いましょう。
また、ガス流が強すぎる場合も火が点きにくくなるので、弱めで試してみると点く可能性も。
点火装置が壊れていても、ガスが出ていればコンロは使えます。
そのためにもマッチやライターは必ず持っていきましょう。
っで、そのライターですが・・・
この写真で左右のライターの違いが分かりますか?
【左】電子式【右】フリント式
左の電子式の方が下界では主流だと思いますが、山では絶対右のフリント式です。
電子式の点火方法はコンロの点火装置と基本的に同じ原理で点火します。
ということは、気温や標高で点きにくくなっているとすれば、電子式ライターも点きません。要は使い物にならない。
山でコンロが点かない時に「ライター有るよ〜」と言って出してきた電子式ライターも点かない、という場面は幾度も見ました。
フリント式は点きます。
フリント式ライターの着火メカニズム
電子式ライターの着火メカニズム
フリント式は火打石と一緒で直接火花を発生させているんですね。
電子式は衝撃により電気を発生。環境の影響を受けます。
フリント式が万能かと言えば、このフリントが濡れていると火花が飛びません。
濡らさないように気を付けましょう。
ほぼ万能と言えるのがファイヤースターター
LIGHT MY FIRE ファイヤースチールスカウト
擦って火花を飛ばすので気温や標高に左右されません。水濡れにも強いです。
若干、コツがいるのでまずはライターを使いますが、非常用に常に持ち歩いています。
便利ではある点火装置ですが・・・
過信してはいけません。むしろ、使えなくて当たり前、くらいに考えておいた方が無難です。
山でお湯を沸かせず、寂しい思いをしないためにもマッチやライターはコンロとセットで連れて行ってあげてください。
登山ランキング
「山でコンロの火が点かない」
これ、結構大変なことですよねぇ。
仮に日帰りハイキングでコーヒー用のお湯を沸かそうとしている時だったら?
「まぁ、コーヒーはあきらめるか」
で済むと思いますが・・・
雪山でビバーグしている時だったら?
かなりやばいですよね。。。。。。。
食材はある。(調理かお湯が必要)
水がない。(雪を溶かすつもりだった)
コンロはある。
燃料もある。
縦走中のど真ん中。(下山にも時間(日にち)がかかる)
こんなシチュエーションで火が使えなかったら、心が滅んでしまいそう。
でも、山でコンロの火が点かないことってよくあるんですよね。
みなさんは経験ありませんか?
どんな症状か?
「ガスバーナーの点火装置(オートイグナイター)で点けようとしたけど点かない」
と言う事例が一番多いのでは?
私は数えきれないくらいこの場面に出会っています。
故障ではありません。想定の範囲内。
そのくらいよく起こるんです。
ちょっとボケていますが(^^;
カートリッジに近い所にパチンってするレバーがあって、バーナーの火が出る所に白い被覆、先端が金属の電極でスパークすることでガスに点火する装置ですね。
点火しないと言っても2つのパターンが考えられると思います。
1.点火装置がスパークしない。
2.点火装置がスパークするけど、火が点かない。
対処法は?
1の場合は故障、点火装置の不具合の可能性があります。
見た目で判断できるポイントとしては・・・
ガイシ(電極を保護している白い部分)が割れている
→絶縁の役割をしているガイシが割れていると言うことはどこかで電気が漏れています。
これは修理が必要。原因がガイシだけであればオートイグナイターの交換で済みます。
電極とバーナーとの間隔が適正でない
→電極とバーナーの間隔は3〜4mmが適正と言われています。
近すぎても遠すぎてもスパークしません。ちょっと触ってみることで直る可能性ありです。
EPIはこれが歪みやすい。プリムスは歪みにくい様に固定されている。
SOTOに至っては内部を通って電極の先端だけバーナー中央に出ているので歪みようがない。この辺りの発想はホント凄いなぁと思います。
(機種によっても違います。お店で展示品を見比べてみるとよく分かります)
電極の汚れ
→汚れていてもスパークしにくくなります。いつも綺麗に。
見た目には正常だけど、という場合。
気温・標高(気圧)・湿度によっても点火しにくくなります。
この時、スパークする場合もあれば、スパークすらしない時もあります。
寒い・標高が高い・雨や霧、と言った状況であれば点火しづらい環境だと思いましょう。
また、ガス流が強すぎる場合も火が点きにくくなるので、弱めで試してみると点く可能性も。
点火装置が壊れていても、ガスが出ていればコンロは使えます。
そのためにもマッチやライターは必ず持っていきましょう。
ライターにも違いがある!
っで、そのライターですが・・・
この写真で左右のライターの違いが分かりますか?
【左】電子式【右】フリント式
左の電子式の方が下界では主流だと思いますが、山では絶対右のフリント式です。
電子式の点火方法はコンロの点火装置と基本的に同じ原理で点火します。
ということは、気温や標高で点きにくくなっているとすれば、電子式ライターも点きません。要は使い物にならない。
山でコンロが点かない時に「ライター有るよ〜」と言って出してきた電子式ライターも点かない、という場面は幾度も見ました。
フリント式は点きます。
フリント式ライターの着火メカニズム
電子式ライターの着火メカニズム
フリント式は火打石と一緒で直接火花を発生させているんですね。
電子式は衝撃により電気を発生。環境の影響を受けます。
フリント式が万能かと言えば、このフリントが濡れていると火花が飛びません。
濡らさないように気を付けましょう。
持っていて損はない!
ほぼ万能と言えるのがファイヤースターター
LIGHT MY FIRE ファイヤースチールスカウト
擦って火花を飛ばすので気温や標高に左右されません。水濡れにも強いです。
若干、コツがいるのでまずはライターを使いますが、非常用に常に持ち歩いています。
便利ではある点火装置ですが・・・
過信してはいけません。むしろ、使えなくて当たり前、くらいに考えておいた方が無難です。
山でお湯を沸かせず、寂しい思いをしないためにもマッチやライターはコンロとセットで連れて行ってあげてください。
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チリも積もればになっちゃいますが、コンパス同様、ライターはいつも持ち歩いています。
古いライター、貴重ですよね。
やたらと安全な構造に、ってするから注意力のない人間が増えてる気がします。
不便な方がボケ防止になりますよ。きっと。
100均ライター、4本入りの新品が4本ともつかなかったことがあります。
使い捨てライターの品質を見抜くのは難しいですがかなり差を感じます。
出発前に着火テストは必要ですね。
調理中にバーナーの点火レバーが溶けた事があります。バーナーを家に置き忘れたこともあります。
大切な道具は予備を持つ。ライター位は、いつも持つ。
大事な事だと思います。
最近はタバコを吸う人が減って、ライター身が回りから消えました。
100均で買えますが、最近の物は安全への気配りが過剰で、使い勝手も悪い。
ヘビースモーカーだった父が残した古いライター、処分に困ってましたが、山登りを始めてから重宝してます。
道具の進化は目まぐるしいですが、古いものが良いことも多々ありますね。