2017年04月02日
山用のコンロ(バーナー)は何がいい? 燃料を比較!
山用コンロ(バーナー)は何がいい?(燃料編)
コッヘルを使おうと思えば、もれなくコンロも必要ですね。
何がいいか?
これもまた山のスタイルやコッヘルとの相性もあります。
燃料は何にする?
各燃料の特徴を大雑把にいうと・・・
固形燃料:超軽量コンパクト。燃料を必要な分だけ持って行ける。火力が弱い。風に弱い。
アルコール:燃料を必要な分だけ持って行ける。軽量・コンパクト。静か。火力が弱い。
ガソリン:火力が強い。低温に強い。燃料を必要な分だけ持って行ける。
着火、消火が手間。
ガスカートリッジ:着火、消火が楽。気温に対応したカートリッジの種類がある。
コンロの種類が豊富。残量が分かりにくい。使い残りのガスの処分に困る。
固形燃料
軽量・コンパクトにこだわるなら固形燃料+シェラカップが最強でしょう。
超小型の五徳も出てますので、シェラカップの中に燃料+五徳が収まっちゃいます。
↓コンパクトな五徳
TriPod Power H36(コンパクトゴトク)
しかし、火をつけて燃やすだけなので火力調整は出来ず、調理にはあまり向かない。
お湯を沸かすだけなら十分。
ただし、煤が出るので汚れます。
ケースが五徳になるポケットインタイプ
エスビット ポケットストーブ
固形燃料も種類が色々ありますが、エスビットの固形燃料であれば4gのものからあります。
軽量化で使うとすればこのタイプなので、必要な分だけ携行できます。
アルコール
お次にコンパクトなのはアルコールです。
液体なので任意の量で使えます。バーナー内に入れたアルコールで足りるのであれば、燃料ボトルも不要になります。揮発性が低いのでガソリンと違って樹脂系のボトル。軽量コンパクトになります。
火力調整や途中消火も出来ます。
50年以上も基本構造が変わらないのでどのメーカーのものも基本的に構造は一緒(細かな違いはありますが)。シンプルなので故障もまずないです。
火力は弱いですが、燃焼音がほぼ無く、静かにまったりとした時間を楽しみたい人には最適。
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TriPod Power H60 (コンパクトゴトク)
ガソリン
ガソリンは火力が強く、低温に強いので、一昔前は「雪山」と言えば「ガソリン」でした。
ここで言う「ガソリン」は「ホワイトガソリン」でガソリンスタンドのガソリンとは別物です。
成分が違うので間違って使わないよう注意!(全く使えないわけではありませんが)
SOTOのMUKAストーブのようにどっちでも使える優れものもあります。
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主流がガスにとって変わられたのは、やはり扱いやすさの差ではないでしょうか。
着火時は予熱もしくはポンピングによる加圧が必要だし、消火も残ガスでなかなか完全に火が消えません。
ところが前述のMUKAストーブは「予熱不要」「緊急停止機能」付きとガソリンストーブの常識を覆す商品です。
形状としてバーナー本体と燃料ボトルをホースでつなぐタイプが多く、大きめの鍋でも安定しておくことが出来ます。
反面、嵩張ります。
目詰まりもあるので、こまめなお手入れも必要です。
物にこだわり、道具いじりが好きな方向けと言ったところでしょうか。
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ガスカートリッジ
現在の主流と言えばなんと言ってもガスカートリッジ。初心者にはこちらをお勧めします。
人気の理由はやはり扱いやすさではないでしょうか。
ガスカートリッジにコンロをセットするだけ。
点火装置で一発着火。
つまみで火力調整も簡単。
消火もつまみを回すだけ。
他の燃料はマッチなりライターなりの着火元が必要ですが、ガスは多くの機種で点火装置がついています。(故障もあるので必ずマッチかライターは持っている方がいいです)
昔は低温に弱かったですが、カートリッジの改良で厳冬期の雪山にも対応できるようになりました。(ノーマル、ハイパワー等気温に応じてカートリッジの種類があります)
250のカートリッジが一番使われていますが、大容量の500やコンパクトな110等、サイズもあります。
ただ、難点は残量が分かりづらいのと、山行のあとで中途半端に残ったカートリッジが増えていくこと。山で使い切ろうと思えば途中で切れた時用の予備と2つカートリッジを持っていかないといけません。
エスビットやアルコールストーブも持っていますが、圧倒的にガスを使っています。
コンロの種類も色々あるので、それについてはまたの機会に。
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使用感をまた聞かせて下さいませ。
山道具、お金かかりますよね。
100均やホームセンターでも使えるものはいっぱいあります。
高価な物は高価な物なりの理由があります。
お金を掛けてでも揃えたい物と、とことんコストダウンする物とうまく使い分けるといいですね。
山の道具にこんなにお金がかかるとは露知らず、まず手が届く範囲のものからということで、スタートはウソビットでした。工夫すれば、ウソビットでも十分何でも作れます。ただ風避けは必須ですね。