新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2023年03月24日
BCで行く?白山 迫力の百四丈滝(2023/3/19〜21)
【日 程】2023/3/19(日)〜21(火)
【天 候】 三日間ピーカン!下山後に雨
【コースタイム】
19日 9:10一里野温泉スキー場TOP⇒13:10しかり場(雪洞泊)
20日 7:00しかり場⇒9:15奥長倉避難小屋⇒12:00百四丈滝⇒15:10奥長倉避難小屋⇒17:10しかり場(雪洞泊)
21日 7:50しかり場⇒(檜新宮参道)⇒10:30林道⇒11:25一里野温泉スキー場P
久しぶりの泊りがけ山行
山スキーで雪山に泊まるのは実に十年振りでした(^^;
加賀禅定道を登り、百四丈滝を見て清浄ヶ原を渡り、楽々新道を滑って帰る予定でしたが・・・
二泊三日の予定はそのままに、行程は百四丈滝までのピストンとなりました。
ハプニング等々、色々ありましたが・・・
迫力の百四丈滝に絶景の大展望!
天気にも恵まれ最高の山行となりました♪
スタートは一里野温泉スキー場
ゴンドラ(600円)で一気に標高を稼ぐ。ありがたい。
微妙にアップダウンのある加賀新道は山スキー向きではありません。
トレースははぼツボ足やスノーシューのもの。
ですが、スキーで歩くのに問題は無し。
数日前まではぐずぐずの腐れ雪だったようですが・・・
気温も下がってツボ足でも沈まない固い雪に。
日向はすこし緩んだものの日陰はカリカリ。
安全の為クトー装着。
っが!
今回の山行の為にスキー一式を新調した鉄人Mさん。
ブーツが合わず足の痛みを訴えていましたが・・・
それに加えてビンディングにクトーを着けるためのパーツが取り付けられていない!
クトーのワイヤーと針金でなんとか装着。
一抹の不安。
1350mあたりからかな。
傾斜も落ちて尾根も広がり疎林の気持ちいい登りに。
13:10しかり場分岐に到着
ここで今後の行動予定を迷いに迷う
と言うのも・・・
道中に聞いたホワイトロードや岩間温泉からの林道の情報
Mさんのクトーの状況
しかり場から先はシートラーゲン必須、危険個所もあり
奥長倉避難小屋は混雑していそう
メンバーの疲労具合
楽々新道を下るなら奥長倉避難小屋まで行っておきたい所ですが
周回はリスクが高そう
とは言え、登ってきた加賀新道はスキー向きとは言えない。
時間と疲労具合からもスキー板を担いで混んでるかもしれない避難小屋に向かうのもどうか???
ピストンになるならスキー板はデポしていく方がいいのでは?
ここしかり場は泊まるにはとっても適していそう
等々・・・
今回のメインは百四丈滝
と言うことで雪洞泊決定!
雪洞を掘るべく下ります。
プローブを差して積雪量がしっかりあることも確認
約2時間で6人用の大きな雪洞が完成しました♪
あとは宴会!
日差しもあって快適な宴会場です♪
夕景を楽しみながら
四塚山、七倉山の向こうに大汝山の姿も。
日が落ちたら雪洞内で
貸きりで快適な夜です。
山行2日目
スキーやお泊りセットはデポして身軽にスタート
早々に核心
やっぱり板デポして良かった。
朝の雪はカチコチ
アイゼンが効きます
朝の出発時にMさんがアイゼンを忘れたことが判明
ピッケルとキックステップで・・・
どこまで行けるか?
二日目も快晴
展望の尾根を進みます
アップダウン多いですが・・・
奥長倉避難小屋が見えた〜
テントが2張
小屋に人が多かったからと
実際に泊まったのは7人だったようですが
みなさん2階で。
雪に埋まった1階は真っ暗とのこと。
しかり場から身軽な装備で2時間ちょっと。
泊り装備に板も担いで居たらヘロヘロになってただろうな。
やはり手前で雪洞掘って正解。
急坂の美女坂を登る
振り返れば絶景
美女坂の頭に出たら穏やかな雪原
滑降予定だった楽々新道の向こうには北アルプスオールスターが勢ぞろい
滝への下降ポイントを目指して進みます
滝壺ドーナツ見えた!
稜線から約300mの下り。
カリカリの斜面はピッケルでステップを削って・・・
アイゼンなしのMさんも滝の前までやってきました!
私には恐ろしくて無理・・・
滝をバックに
スケールが大きくて近すぎると写真に納まらない(^^;
稜線から下った分、登り返しが待っています
滝も見納め。名残惜しい。
時間と共に滝に日差しがあたって輝いてます。
雪庇の稜線
トレースがクラックの雪庇側に・・・
この日は固く締まっていたけど気温が高くなると危険
15:10 奥長倉避難小屋まで帰ってきました〜
しかし先は長い・・・
日のある内に帰れるだろうか。
しかり場からすぐの核心も夕方にはまたカチコチに。
なんとか日のある内にしかり場へ帰って来れました〜
誰だろうな、そのまま下山しようと言ってたのは。
無理無理。
この長丁場をワンデイで行く人が信じられない。
3日目の最終日
この日の行程も来た道か檜新宮参道を下るか迷いましたが・・・
リサーチ不足でリスクもあるけど、スキーヤーのトレースもあったので登り返しの無い檜新宮参道へ
いざ出発
白山の上には笠雲
天気は下り坂ね
スタート早々、檜新宮直下の急で狭い尾根で事件は起きた。
K子さんが滑落。
GPSで確認したら標高差で約70m
Kさんがヘルプに行ってあがって来たところ。
左の茂みの下へ。
運よくどこにもぶつからず、吹き溜まりで止まったようで無傷。
肝が冷えました。。。
急坂を過ぎたらしばらくは傾斜の緩い滑りやすい斜面。
雪も適度に緩んで快適。
1000mあたりからはまた傾斜がきつく、ブッシュもうるさく・・・
ひたすらデラパージュとキックターンで下る
最後の100mほどは雪も切れてシートラーゲン
林道も平穏とは言い切れない・・・
何はともあれ、無事にゲートまでたどり着きました〜
スキー場はゴンドラも止まり、動いているのはリフト1基のみ
23日で営業も終了したようです。
出発日にゴンドラ動いてくれてて良かった〜
帰りは白峰温泉へ
温泉から出たら外は雨
下り坂とは思っていたけど・・・
絶妙なタイミングで下山できました。
色々あったけど結果オーライ!
山の神様と楽しい仲間に感謝です^^
登山ランキング