2017年04月21日
山登りの疲れにくい歩き方 エコモードで楽しく快適に
最初にハッキリ申し上げると・・・
私は体力がない!!
割とハードな所にも行っているのでバリバリに体力があるように見られることもありますが、正直かなりのポンコツです。
山を始めたころは標高200m程の山に登るのにもゼイゼイ言っていました。
そんな私だからこそ、「どうすれば楽に歩けるのか???」と常々思いながら歩いていました。
「体力無いし、そんなハードな山、私には無理無理!」なんて思っていらっしゃる方。
あきらめるには早いですよ。
歩き方次第で憧れの山にも登れるかも?
疲れにくい歩き方として基本的に言われている項目としては・・・
@ 歩くペースをゆっくり
A 歩幅は狭く
B 体重移動
C 一定の間隔で休憩を入れる
D ストックを活用する
E 行動食・水分の補給
等々、登り方、下り方含めて色々あるかと思います。
すべて理にかなっていることですが、いっぱい考えながら歩くと体がロボットになっちゃいますよね。
その中でも特に伝えたいのは・・・
@ 疲れないペースで歩く
A 無駄な動きをしない
B 楽しみを見つける
の三つです。
「疲れないペース」を一言で言えば「しゃべりながら歩けるペース」です。
しゃべるのがしんどい、と思ったらペースを落としましょう。
初心者のうちはついつい速いペースの人にも頑張ってついて行ったりしますが、頑張る必要はありません。
パーティーで歩く時は、一番弱い人に合わせるのがセオリーです。
同行者が早ければ「待って!」と言った方がいいです。
なぜ、頑張って早く歩いたらいけないのか?
それは「バテる」からです。
ペースが上がれば心拍数も上がる。疲労物質もたまる。
短時間のハイキングならいいですが、長時間の歩行には耐えられなくなってしまいます。
結果的にゆっくり歩くより時間がかかったり、ひどい時は目的地にたどり着けない可能性もあります。
「一定間隔で休憩を」と言う話もありますが、長時間の休憩は体を冷やしてしまうのであまりお勧めしません。
特に私は休憩を取ると、次の歩き始めがしんどいので2〜3時間は休憩せずに歩きます。
基本的な体力ができるまでは小まめに休みながら歩く方がいいと思いますが、疲れないペースで歩けば休憩しなくても結構歩けるもんです。
「無駄な動きをする」=「無駄にエネルギーを使う」と言うこと。
たとえば上下や左右の動きが大きい歩き方。
物理の授業で「位置エネルギー」とか「運動エネルギー」とか聞いたことがあると思います。
「動く」と言うことは必ず「エネルギー」が生じています。
スムーズな動き方とぴょこぴょこふらふらした歩き方。
ちりも積もれば、で疲れもたまってしまいます。
それと筋肉の使い方。
山の歩き方は「体重移動で歩く」と言いますが、要は筋肉で歩くのではないと言うこと。
言葉で伝えるのは難しいですが、例えば両足の関節を曲げずにピンと伸ばした状態で歩こうとすればどう言う動きになりますか?
振り子のように左右に体を揺らしながら重心の移動で前に進むと思います。
これは極論ですが、足を曲げなくても体重移動で前に進むことができます。
何が言いたいかと言うと、足でけり出さなくても歩けると言うこと。
平地では後ろ足でけり出しながら歩くのが普通だと思いますが、山でけり出す歩き方は疲れるし、滑りやすくもなります。
ぺたっと置いた前足に体重を移動すれば後ろ足は自然とついてきます。
前の足の上に腰を持ってくる感じなので「腰で歩く」とも表現されます。
この歩き方の何がいいのか?と言うと、筋肉をできるだけ使わないと言うこと。
筋肉はパワーがあります。
でも多用するとそれだけエネルギーも必要です。
極力、エネルギーを蓄えておくために省エネモードで歩きましょう。
前の2項目では長く歩くために力を温存することを述べました。
人間なので疲れない為には「心」の作用も必要かと思います。
疲れない為には楽しみを見つける。
花を見ながら、景色を見ながら、野鳥を見つけるでもいいですし、休憩時の食事やおやつを楽しみにするのもいいかと思います。
気の置けない仲間との会話を楽しみながらと言うのもいいですね。
何か夢中になれるものがあれば疲れをそれほど感じないものだと思います。
かと言って夢中になりすぎは怪我の元なのでご注意を。
歩き方を車の運転に例えるとどうなるでしょう。
エンジンを心臓、ブレーキやタイヤの車体を筋肉や関節と考えると・・・
ハイペースで歩いて休憩を繰り返すのは、急発進、急加速、急ブレーキを繰り返しているようなもの。
燃費も落ちるし、タイヤやブレーキの減りも早い。エンジンへの負担も大きいですよね。
私の体はポンコツ車なので、たちまちオーバーヒートで動けなくなったり、タイヤがバーストするように故障や怪我をしたりしちゃいそう。
エンジンや車体の調子を見ながらゆっくり燃費走行。
これなら廻りの景色を楽しみながら遠くまでドライブできそうです。
山も一緒。エコモードで楽しく快適に歩きましょう。
歩いているうちに、いつの間にか体力もついていますよ。
登山ランキング
私は体力がない!!
割とハードな所にも行っているのでバリバリに体力があるように見られることもありますが、正直かなりのポンコツです。
山を始めたころは標高200m程の山に登るのにもゼイゼイ言っていました。
そんな私だからこそ、「どうすれば楽に歩けるのか???」と常々思いながら歩いていました。
「体力無いし、そんなハードな山、私には無理無理!」なんて思っていらっしゃる方。
あきらめるには早いですよ。
歩き方次第で憧れの山にも登れるかも?
基本の歩き方
疲れにくい歩き方として基本的に言われている項目としては・・・
@ 歩くペースをゆっくり
A 歩幅は狭く
B 体重移動
C 一定の間隔で休憩を入れる
D ストックを活用する
E 行動食・水分の補給
等々、登り方、下り方含めて色々あるかと思います。
すべて理にかなっていることですが、いっぱい考えながら歩くと体がロボットになっちゃいますよね。
その中でも特に伝えたいのは・・・
@ 疲れないペースで歩く
A 無駄な動きをしない
B 楽しみを見つける
の三つです。
疲れないペースで歩く
「疲れないペース」を一言で言えば「しゃべりながら歩けるペース」です。
しゃべるのがしんどい、と思ったらペースを落としましょう。
初心者のうちはついつい速いペースの人にも頑張ってついて行ったりしますが、頑張る必要はありません。
パーティーで歩く時は、一番弱い人に合わせるのがセオリーです。
同行者が早ければ「待って!」と言った方がいいです。
なぜ、頑張って早く歩いたらいけないのか?
それは「バテる」からです。
ペースが上がれば心拍数も上がる。疲労物質もたまる。
短時間のハイキングならいいですが、長時間の歩行には耐えられなくなってしまいます。
結果的にゆっくり歩くより時間がかかったり、ひどい時は目的地にたどり着けない可能性もあります。
「一定間隔で休憩を」と言う話もありますが、長時間の休憩は体を冷やしてしまうのであまりお勧めしません。
特に私は休憩を取ると、次の歩き始めがしんどいので2〜3時間は休憩せずに歩きます。
基本的な体力ができるまでは小まめに休みながら歩く方がいいと思いますが、疲れないペースで歩けば休憩しなくても結構歩けるもんです。
無駄な動きをしない
「無駄な動きをする」=「無駄にエネルギーを使う」と言うこと。
たとえば上下や左右の動きが大きい歩き方。
物理の授業で「位置エネルギー」とか「運動エネルギー」とか聞いたことがあると思います。
「動く」と言うことは必ず「エネルギー」が生じています。
スムーズな動き方とぴょこぴょこふらふらした歩き方。
ちりも積もれば、で疲れもたまってしまいます。
それと筋肉の使い方。
山の歩き方は「体重移動で歩く」と言いますが、要は筋肉で歩くのではないと言うこと。
言葉で伝えるのは難しいですが、例えば両足の関節を曲げずにピンと伸ばした状態で歩こうとすればどう言う動きになりますか?
振り子のように左右に体を揺らしながら重心の移動で前に進むと思います。
これは極論ですが、足を曲げなくても体重移動で前に進むことができます。
何が言いたいかと言うと、足でけり出さなくても歩けると言うこと。
平地では後ろ足でけり出しながら歩くのが普通だと思いますが、山でけり出す歩き方は疲れるし、滑りやすくもなります。
ぺたっと置いた前足に体重を移動すれば後ろ足は自然とついてきます。
前の足の上に腰を持ってくる感じなので「腰で歩く」とも表現されます。
この歩き方の何がいいのか?と言うと、筋肉をできるだけ使わないと言うこと。
筋肉はパワーがあります。
でも多用するとそれだけエネルギーも必要です。
極力、エネルギーを蓄えておくために省エネモードで歩きましょう。
楽しみを見つける
前の2項目では長く歩くために力を温存することを述べました。
人間なので疲れない為には「心」の作用も必要かと思います。
疲れない為には楽しみを見つける。
花を見ながら、景色を見ながら、野鳥を見つけるでもいいですし、休憩時の食事やおやつを楽しみにするのもいいかと思います。
気の置けない仲間との会話を楽しみながらと言うのもいいですね。
何か夢中になれるものがあれば疲れをそれほど感じないものだと思います。
かと言って夢中になりすぎは怪我の元なのでご注意を。
車の運転に例えると
歩き方を車の運転に例えるとどうなるでしょう。
エンジンを心臓、ブレーキやタイヤの車体を筋肉や関節と考えると・・・
ハイペースで歩いて休憩を繰り返すのは、急発進、急加速、急ブレーキを繰り返しているようなもの。
燃費も落ちるし、タイヤやブレーキの減りも早い。エンジンへの負担も大きいですよね。
私の体はポンコツ車なので、たちまちオーバーヒートで動けなくなったり、タイヤがバーストするように故障や怪我をしたりしちゃいそう。
エンジンや車体の調子を見ながらゆっくり燃費走行。
これなら廻りの景色を楽しみながら遠くまでドライブできそうです。
山も一緒。エコモードで楽しく快適に歩きましょう。
歩いているうちに、いつの間にか体力もついていますよ。
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コメントありがとうございます。
返事が遅くなってすみません。
「これらのテクニックはご自身で習得されたのでしょうか?」
との事ですが…
人から聞いた話、テレビや書籍で得た知識も入っていると思います。
ただ、とにかく体力が無いので「何とか楽に歩く方法がないか?」と色々試しながら歩いた結果、でしょうか。
最近思うのはストレッチの重要性。
とにかく身体が硬くて。
関節の可動域が広がる事で、動きやすさを実感しています。
ストレッチで乳酸が溜まる
→硬いと足を上げたりすることがストレッチ状態
→柔らかい人より乳酸が溜まりやすい
→柔らかくすれば疲れにくい
と言う事かなと。
あくまでも個人的な感覚です。
質問の答えになっているでしょうか?
具体的に聞きたい事が有ればコメントお願いしますm(_ _)m
体力が無いため、より楽に歩く方法を調べており、ブログにたどり着きました。
私は常々”流るる水がごとく”歩く事を目標としており、特に以下に共感を感じました。これらのテクニックはご自身で習得されたのでしょうか?差支え無ければ教えて頂けないでしょうか。
・スムーズに動く
・腰で歩く
・登りで段差のある時は上にあげた足に体重を乗せる
・歩きながら足を休ませる
・段差のところで近くまで行って足を上下に大きく持ち上げるよりも、少し遠目から反動をつけて乗り上げる方が楽
・下り斜面ではついつい腰が引けてしまいがちですが、足の裏全体で地面を踏みつける感じで歩きます。
・下りは滑るものと割り切り、安全に止まれるところを見定めてひょこひょこと駆け足気味に下る方が楽
・無駄な動きをしない
・筋肉で歩くのではない
・エンジンや車体の調子を見ながらゆっくり燃費走行
トレーニングモードだったと思いますが、筋肉痛にはなりませんでしたか?
たけのこ掘りで筋肉痛になったかな???
ペース配分、大事ですね。
自分のペースを中々見つけられないという話はよく聞きます。
自分の身体の状態に敏感になってあげることが出来れば、ペースも掴みやすいと思います。
元気な時と疲れている時とでもペースは変わりますしね。
しかし、この文章で歩き方の理解はやっぱり難しいですね。
もうちょっと考えます。
ゴージャスな山めし、勉強させて頂きます。
いつもありがとうございます(^^)
この記事を読んで初の登山。
気がついた時は意識して歩きました。
いつもより疲れなかったどうかは、毎回違う山を登るので、比べようはありませんが、あの後タケノコ掘れましたもんね。
元気、けっこう残ってたと思います。
歩き方もありますが、何よりペースが大事ですね。
景色を楽しみ、ゆっくり、ゆっくり。
下調べで自分のコースタイムを予測し、余裕のあるプランを立てることが大事と思いました。
次回のやまめしはオープンサンドイッチがよろしいかと考えております。