2017年04月27日
山登りの歩き方 私流 脱力歩行
先日「山登りの疲れにくい歩き方」と言う記事を書きました。
その中で「無駄な動きをしない」ことで体力の温存するといった内容のことを書きました。
考え方をメインに書きましたので、具体的な動きがちょっと分かりにくいですよね。
なので、もう少し具体的に書いていきたいと思います。
上下左右の動きが大きいとその分エネルギーを使っていると言いました。
その動きをできるだけ少なくしたい。
イメージで言うと「頭の位置が動かない」
一生懸命に歩いている人を見ると、頭が上下に動いている人が多いように思います。
たぶん、大股で足で地面を蹴りながら歩いていると、こういう動きになりがちだと思います。
体力のある人はこの歩き方でもガシガシ歩けるんだろうと思いますが、大抵は長時間これを続けるとバテると思います。
大股で歩くと上体の動きも大きくなります。
小股で歩けば上体の振れ幅も小さくなります。
ガシガシ蹴り出さなくても体重移動で動けます。
また、水平の歩幅もありますが、段差の高低差も少なくすれば足にかかる負担も少なくなります。
よく2本のレールの上を歩く感じで、と言われます。
肩幅とまではいかなくても、左右の足はすこし間をあけて歩きます。
人間の関節は前後にはいっぱい曲がるところがあって、力がかかってもバランスが取れるようになっていますが、左右に曲がるところは限られています。
なので、足を閉じた状態で横から押されると簡単に転びます。
足を開いていればバランスが取れます。
足元が悪かったり、ぶつかったりした時にバランスがとりやすくなり、左右のふらつきも抑えられます。
普通、平地を歩く時は踵から踏み出して、つま先で蹴りだす感じで歩いていると思います。
山では「フラットフット」
足の裏全体で歩きます。
足の裏全体をペタッと地面に置いて体重を掛け、体重を抜く時に足をあげる。
決して地面を蹴りません。
地面を蹴ると筋力を余分に使いますし、滑りやすくなります。
特に登り坂で踵を浮かせて歩くと、ふくらはぎが張るし、足が滑りやすくなります。
傾斜のきつい登りで踵をつけて歩こうとすれば、歩きにくくなります。
その時は足を平行ではなく逆ハの字にするか、いっそ横向きで登ります。
歩くのは足で歩くのですが、足の筋力で歩くのではなく、体重移動で歩きます。
踏み出した足の上に腰を持ってくる感じで体の重心を移します。
そうすると後ろの足は自然と体に引っ張られて蹴りださなくてもついてきます。
例えば、最初に出した足を右足とします。
じゃあ、右足の上に腰を持ってきて完全に右足に体重を乗せます。
体に引っ張られてきた左足を、その流れで前方にペタッと置く。
その左足の上に腰を持ってくる。
左足に体重を乗せてしまえば、右足が引っ張られてくる。
今度は右足を前に出す。
の繰り返しです。
特に登りで段差のある時は上にあげた足に体重を乗せると、下の足は蹴り上げなくても持ち上げる感じで力が要りません。
立ち上がるのも両足で立ち上がれます。
片足で体重を持ち上げるより断然楽に登れます。
歩く時は左右の足を交互に動かしていると思います。
この時、ずっと絶え間なく左右の足を動かすのではなく、僅かですが足を前に出すたびに一呼吸置きます。
動きが停止する瞬間を作ることで足を休ませることが出来、持久力が伸びます。
小股で歩くと言いましたが、段差のあるところでは前後に足を開いて振り子のように体重移動する方が楽な時もあります。
う〜ん、これは言葉で説明するのは難しい。
段差のところで近くまで行って足を上下に大きく持ち上げるよりも、少し遠目から反動をつけて乗り上げる方が楽ってことです。
体重移動のバリエーションと言ったところでしょうか。
下りでは特に膝の負担が大きくなります。
段差が小さくなるように足場を選びましょう。
段差が大きい時には横向きに歩く方がいいです。
また、前後だけでなく、左右に足場がないかも確認しましょう。
前後の段差は膝への負担が大きいですが、左右であれば負担が減らせます。
下り斜面ではついつい腰が引けてしまいがちですが、足の裏全体で地面を踏みつける感じで歩きます。
膝を入れて斜面に対して直角に踏むイメージです。
腰が引けていると尻もちをつく滑り方をします。
気持ちつま先から着地する感じで。
下りで滑らないように踏ん張るとかえって疲れることもあります。
下りは滑るものと割り切り、安全に止まれるところを見定めてひょこひょこと駆け足気味に下る方が楽な場面もあります。
地面にあまり力をかけすぎないように、滑る前に足を動かすイメージでしょうか。
思いつくままに書きましたが、一般的に言われているものもあれば、歩きながら感じて実行しているものもあります。
とにかく力をかけずに脱力しながら歩いているかも。
必ずしもすべての人に当てはまるとは言えませんが、疲れが気になる方は一度お試しあれ。
登山ランキング
その中で「無駄な動きをしない」ことで体力の温存するといった内容のことを書きました。
考え方をメインに書きましたので、具体的な動きがちょっと分かりにくいですよね。
なので、もう少し具体的に書いていきたいと思います。
スムーズに動く
上下左右の動きが大きいとその分エネルギーを使っていると言いました。
その動きをできるだけ少なくしたい。
イメージで言うと「頭の位置が動かない」
一生懸命に歩いている人を見ると、頭が上下に動いている人が多いように思います。
たぶん、大股で足で地面を蹴りながら歩いていると、こういう動きになりがちだと思います。
体力のある人はこの歩き方でもガシガシ歩けるんだろうと思いますが、大抵は長時間これを続けるとバテると思います。
小股で歩く
大股で歩くと上体の動きも大きくなります。
小股で歩けば上体の振れ幅も小さくなります。
ガシガシ蹴り出さなくても体重移動で動けます。
また、水平の歩幅もありますが、段差の高低差も少なくすれば足にかかる負担も少なくなります。
左右の足はくっつけない
よく2本のレールの上を歩く感じで、と言われます。
肩幅とまではいかなくても、左右の足はすこし間をあけて歩きます。
人間の関節は前後にはいっぱい曲がるところがあって、力がかかってもバランスが取れるようになっていますが、左右に曲がるところは限られています。
なので、足を閉じた状態で横から押されると簡単に転びます。
足を開いていればバランスが取れます。
足元が悪かったり、ぶつかったりした時にバランスがとりやすくなり、左右のふらつきも抑えられます。
足の裏全体で歩く
普通、平地を歩く時は踵から踏み出して、つま先で蹴りだす感じで歩いていると思います。
山では「フラットフット」
足の裏全体で歩きます。
足の裏全体をペタッと地面に置いて体重を掛け、体重を抜く時に足をあげる。
決して地面を蹴りません。
地面を蹴ると筋力を余分に使いますし、滑りやすくなります。
特に登り坂で踵を浮かせて歩くと、ふくらはぎが張るし、足が滑りやすくなります。
傾斜のきつい登りで踵をつけて歩こうとすれば、歩きにくくなります。
その時は足を平行ではなく逆ハの字にするか、いっそ横向きで登ります。
腰で歩く
歩くのは足で歩くのですが、足の筋力で歩くのではなく、体重移動で歩きます。
踏み出した足の上に腰を持ってくる感じで体の重心を移します。
そうすると後ろの足は自然と体に引っ張られて蹴りださなくてもついてきます。
例えば、最初に出した足を右足とします。
じゃあ、右足の上に腰を持ってきて完全に右足に体重を乗せます。
体に引っ張られてきた左足を、その流れで前方にペタッと置く。
その左足の上に腰を持ってくる。
左足に体重を乗せてしまえば、右足が引っ張られてくる。
今度は右足を前に出す。
の繰り返しです。
特に登りで段差のある時は上にあげた足に体重を乗せると、下の足は蹴り上げなくても持ち上げる感じで力が要りません。
立ち上がるのも両足で立ち上がれます。
片足で体重を持ち上げるより断然楽に登れます。
歩きながら足を休ませる
歩く時は左右の足を交互に動かしていると思います。
この時、ずっと絶え間なく左右の足を動かすのではなく、僅かですが足を前に出すたびに一呼吸置きます。
動きが停止する瞬間を作ることで足を休ませることが出来、持久力が伸びます。
時には大股が有効な時も
小股で歩くと言いましたが、段差のあるところでは前後に足を開いて振り子のように体重移動する方が楽な時もあります。
う〜ん、これは言葉で説明するのは難しい。
段差のところで近くまで行って足を上下に大きく持ち上げるよりも、少し遠目から反動をつけて乗り上げる方が楽ってことです。
体重移動のバリエーションと言ったところでしょうか。
下りでは段差を小さく
下りでは特に膝の負担が大きくなります。
段差が小さくなるように足場を選びましょう。
段差が大きい時には横向きに歩く方がいいです。
また、前後だけでなく、左右に足場がないかも確認しましょう。
前後の段差は膝への負担が大きいですが、左右であれば負担が減らせます。
下り斜面もフラットフット
下り斜面ではついつい腰が引けてしまいがちですが、足の裏全体で地面を踏みつける感じで歩きます。
膝を入れて斜面に対して直角に踏むイメージです。
腰が引けていると尻もちをつく滑り方をします。
気持ちつま先から着地する感じで。
下り斜面は滑るもの
下りで滑らないように踏ん張るとかえって疲れることもあります。
下りは滑るものと割り切り、安全に止まれるところを見定めてひょこひょこと駆け足気味に下る方が楽な場面もあります。
地面にあまり力をかけすぎないように、滑る前に足を動かすイメージでしょうか。
まとめ
思いつくままに書きましたが、一般的に言われているものもあれば、歩きながら感じて実行しているものもあります。
とにかく力をかけずに脱力しながら歩いているかも。
必ずしもすべての人に当てはまるとは言えませんが、疲れが気になる方は一度お試しあれ。
登山ランキング
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歩き方、結構重要です。
ま、この記事は私が感じている事なので…
自分が楽だと感じる歩き方を見つけて下さいませ(^^)
次回から、歩き方もしっかり考えながら登ります!!