2018年06月27日
アラゴン・コミッショナー キューバ代表の強化試合結果を評価
JIT、2018年6月27日、Duanys Hernández Torres記者
キューバ野球のコミッショナー、ヨバニ・アラゴンは、中米カリブ選手権バランキージャ大会に向けたキューバ代表チームの、ベネズエラとコロンビアとの一連の強化試合の結果について、積極的に評価した。
「残した成績(2勝1敗、1勝2敗)以上に、当初の目的は果たせた。7月11日前あたりには加わる海外リーグとの契約選手8人の不在に対して、さまざまな調整を伴ったモデリングを実施した。」、とアラゴンは述べた。
アラゴンは、回復の時間がほとんどなく、各試合での要求が限りない状況の中で、チームは良好に対応し、相手チームに関する情報を手に入れた、と説明した。
「大会本番での舞台となるエドガル・レンテリーア球場でプレーできたことも重要だった。球場の個性を知ることができた。」、と語った。
本紙の質問に対してコミッショナーは、代表チームは、今度の土曜日(6月30日)にトレーニングを再開し、7月2日から8日まではハーレムベースボールウイークに出場するチームと対戦する、と答えた。
このハーレムへの代表チームについてアラゴンは、残っていた代表の座2人は、ミサエル・ビジャとフランク・ルイス・メディーナの両投手になると発表し、このビクトル・フィゲロア監督による選出は、昨季キューバ野球リーグですぐれた結果を残した監督たちが関与した戦略に対応している、と述べた。
「フィゲロアは、さらに、チームのトレーニングに関して大きな経験を積んでおり、これまでハーレム大会には3度コーチとして参加し、そのすべてで王座を獲得している。」、とアラゴンはつけくわえた。
今回のどちらの代表チームにもパブロ・シビルが不在であることについてアラゴンは、シビルはニカラグアでの対抗戦ではコーチとして、メキシコのディアブロス・ロハスとゲレーロス・デ・オアハカと対戦した東軍では監督としてチームを率い、先の特別シリーズでも同様に東軍を率いており、つまり彼もその責任を引き受けたということを意味する、と述べた。
Lecturas de un tope
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=52495
ヘルマン・メサ 後継者の育成に意欲
ヘルマン・メサ
Radio Rebelde、2018年6月27日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
ハーレムベースボールウイークに出場するキューバ代表チームの内野コーチのひとりに、元インドゥストゥリアレスの遊撃手ヘルマン・メサがいる。全国委員会のレオナルド・ゴイレ技術長から召集された。
「このチームに加わった動機は、われわれキューバの野球をより良くしようという意図からだ。ゴイレから電話があって、オランダに行く選手たち、特に内野手のトレーニングを手伝うよう言われたんだ。」、とメサは二塁付近で鮮やかなグローブ捌きを見せながら言った。
ヘルマンは、チームの選手たちは大きな技術的弱点は持っていない、と述べた。さらに、才能ある選手たちだが、モチベーションを必要としていて、いま少しずつ改善が見られる、と語った。
現役時代の同僚二塁手フアン・パディージャとの見事なコンビネーションでも知られたヘルマンは、ハーレム大会でキューバの正遊撃手になるであろうホルヘ・E・アロマーを賞賛した。「彼はそれほど若くはないが、条件を満たしている。キューバでは30歳の人間をベテランと呼ぶ悪い習慣があるが、実際にはその年齢からスポーツ的熟練の習得が始まるんだ。アロマーには経験があり、安定したプレーをする。今回のチームは彼にとってすばらしいものになるだろう。彼の守備は悪くないし、打撃で点を取れる。代表にいるのは彼がそれを勝ち取ったからだ。」
「エル・イマーン」(ヘルマンの異名。磁石の意)は、現在インドゥストゥリアレスの遊撃手にすぐれた人材がいないことを認めた。「そのことを心配するよりも、私は、その責務を負う人材となりうる選手を探すことに専念すべきだと思う。後継者と期待された選手たちが別の道を歩むことを選んだという経緯をわれわれは知っている。探し続けなければならない。留まることはできない。前進を続けることが必要だ。」、とニカラグア野球を率いたこともあるヘルマンは語った。
ビクトル・フィゲロア率いる今回の代表チームは7月初旬に中米カリブ選手権バランキージャ大会に出場する代表チームとの強化試合を5試合ほどおこなう。ハーレムベースボールウイークは7月13日から22日にかけて開催される。同大会史上を通じてキューバは活躍を続けてきている。
ヘルマン・メサ
Germán Mesa: Más que preocuparme debo ocuparme
http://www.radiorebelde.cu/noticia/german-mesa-mas-preocuparme-debo-ocuparme-20180627/
ラウラ・パウシーニ ハバナの大観衆と歌う
ラウラ・パウシーニ(中央)と、ヘンテ・デ・ソーナ
Radio Habana Cuba、2018年6月27日、PL
キューバ人グループ「ヘンテ・デ・ソーナ」とイタリア人歌手ラウラ・パウシーニが昨夜(6月26日)、キューバでコンサートを開くという約束を果たした。雨が降り続く中、観客は彼らの歌を合唱した。
雷雨のなか行われた今回のコンサートを見逃すまいとミゲル・ディアスカネル国家評議会議長までがかけつけ、一方、アレクサンデル・デルガドとランディ・マルコムによるデュオの姿をしっかり見るために、傘を閉じるよう懇願する叫び声が相次いだ。
パウシーニは「これは実現した夢だ」と語り、1990年代の楽曲をいくつか披露した。当時、スペインでの彼女のデビューアルバムがキューバにも伝わり、彼女はもっとも人気のあるボーカリストの一人になった、とラティーナ通信社は報じた。
「ラ・ソレダー」と「セ・フエ」の2曲は、少なくともキューバでは、あの時代のロマンティックな賛歌になった。パウシーニにとってもはやそれは疑いなかった。大観衆は彼女とともにそれらの曲を歌い、そのあとの「ナディエ・ア・ディーチョ」では踊った。この曲はパウシーニがヘンテ・デ・ソーナとの共演を決断した曲だ。
パウシーニは、ハバナのシウダ・デポルティバに設けられたステージを去る前、自らのもうひとつのヒット曲をキューバ国民の前で披露することを希望し、アカペラで「アモーレス・エストラーニョス」を歌った。大観衆の歌声の波がこれに続いた。
ヘンテ・デ・ソーナは「バイランド」でコンサートの幕を開けることを決めた。同胞デセメル・ブエノによる楽曲で、2014年にスペイン人歌手エンリケ・イグレシアスとレコーディングしたことで、グループのキャリアを促進させた曲だ。ほかには「ラ・ゴサデーラ」と「トライドーラ」も披露した。この2曲は、プエルト・リコ系米国人マーク・アントニーとの共演でその国際的人気を高めた曲だ。
観客は続くリズムに合わせて踊った。「マス・マカレーナ」、「ケダテ・コンミーゴ」、「3 a.m.」、「シー・ノー・ブエルベス」、「ニ・トゥ・ニ・ジョ」、「テ・ドゥエレ」、「エル・アニマル」、「ラ・ビダ・メ・カンビオー」、、、この最後の曲ではそのコンポーザーであるキューバ人ボーカリストのディアナ・フエンテスがステージで共演した。
プエルト・リコのジーオン・イ・レノックスもステージに登場し、「スーベメ・ラ・ラディオ」を披露し、エンリケ・イグレシアスとデセメル・ブエノの穴を埋めた。この曲はブエノによる国際的ヒットのひとつである。
おそらくヘンテ・デ・ソーナの今回を含むすべてのコンサートのアキレス腱は、これまでおこなってきた共演者の多さであり、そのあと彼らが一同に会すことの困難さであるかもしれない。そのためステージでは録音を用いて歌うことを余儀なくされる。
これまでの共演者のなかには、上述の歌手たちのほか、メキシコのヘーセ・イ・ジョイ、米国のジェニファー・ロペス、ベネズエラのチノ・ミランダ、スペインのフアン・マガーン、ロス・デル・リオたちがいる。
しかし観客はそれを受け止め、夜に始まり夜中の1時近くに再び「ラ・ゴサデーラ」のリズムとともに終わったコンサートのコンセプトを充分に楽しんだ。
ラウラ・パウシーニ(中央)とヘンテ・デ・ソーナ
ラウラ・パウシーニ
観客たち
観客たち
コンサート(前半)
コンサート(後半)ラウラ・パウシーニのステージ
La lluvia no pudo impedir concierto en La Habana de Gente de Zona y Laura Pausini, al que asistió Díaz Canel
http://www.radiohc.cu/noticias/cultura/165595-la-lluvia-no-pudo-impedir-concierto-en-la-habana-de-gente-de-zona-y-laura-pausini-al-que-asistio-diaz-canel