2018年06月27日
ラウラ・パウシーニ ハバナの大観衆と歌う
ラウラ・パウシーニ(中央)と、ヘンテ・デ・ソーナ
Radio Habana Cuba、2018年6月27日、PL
キューバ人グループ「ヘンテ・デ・ソーナ」とイタリア人歌手ラウラ・パウシーニが昨夜(6月26日)、キューバでコンサートを開くという約束を果たした。雨が降り続く中、観客は彼らの歌を合唱した。
雷雨のなか行われた今回のコンサートを見逃すまいとミゲル・ディアスカネル国家評議会議長までがかけつけ、一方、アレクサンデル・デルガドとランディ・マルコムによるデュオの姿をしっかり見るために、傘を閉じるよう懇願する叫び声が相次いだ。
パウシーニは「これは実現した夢だ」と語り、1990年代の楽曲をいくつか披露した。当時、スペインでの彼女のデビューアルバムがキューバにも伝わり、彼女はもっとも人気のあるボーカリストの一人になった、とラティーナ通信社は報じた。
「ラ・ソレダー」と「セ・フエ」の2曲は、少なくともキューバでは、あの時代のロマンティックな賛歌になった。パウシーニにとってもはやそれは疑いなかった。大観衆は彼女とともにそれらの曲を歌い、そのあとの「ナディエ・ア・ディーチョ」では踊った。この曲はパウシーニがヘンテ・デ・ソーナとの共演を決断した曲だ。
パウシーニは、ハバナのシウダ・デポルティバに設けられたステージを去る前、自らのもうひとつのヒット曲をキューバ国民の前で披露することを希望し、アカペラで「アモーレス・エストラーニョス」を歌った。大観衆の歌声の波がこれに続いた。
ヘンテ・デ・ソーナは「バイランド」でコンサートの幕を開けることを決めた。同胞デセメル・ブエノによる楽曲で、2014年にスペイン人歌手エンリケ・イグレシアスとレコーディングしたことで、グループのキャリアを促進させた曲だ。ほかには「ラ・ゴサデーラ」と「トライドーラ」も披露した。この2曲は、プエルト・リコ系米国人マーク・アントニーとの共演でその国際的人気を高めた曲だ。
観客は続くリズムに合わせて踊った。「マス・マカレーナ」、「ケダテ・コンミーゴ」、「3 a.m.」、「シー・ノー・ブエルベス」、「ニ・トゥ・ニ・ジョ」、「テ・ドゥエレ」、「エル・アニマル」、「ラ・ビダ・メ・カンビオー」、、、この最後の曲ではそのコンポーザーであるキューバ人ボーカリストのディアナ・フエンテスがステージで共演した。
プエルト・リコのジーオン・イ・レノックスもステージに登場し、「スーベメ・ラ・ラディオ」を披露し、エンリケ・イグレシアスとデセメル・ブエノの穴を埋めた。この曲はブエノによる国際的ヒットのひとつである。
おそらくヘンテ・デ・ソーナの今回を含むすべてのコンサートのアキレス腱は、これまでおこなってきた共演者の多さであり、そのあと彼らが一同に会すことの困難さであるかもしれない。そのためステージでは録音を用いて歌うことを余儀なくされる。
これまでの共演者のなかには、上述の歌手たちのほか、メキシコのヘーセ・イ・ジョイ、米国のジェニファー・ロペス、ベネズエラのチノ・ミランダ、スペインのフアン・マガーン、ロス・デル・リオたちがいる。
しかし観客はそれを受け止め、夜に始まり夜中の1時近くに再び「ラ・ゴサデーラ」のリズムとともに終わったコンサートのコンセプトを充分に楽しんだ。
ラウラ・パウシーニ(中央)とヘンテ・デ・ソーナ
ラウラ・パウシーニ
観客たち
観客たち
コンサート(前半)
コンサート(後半)ラウラ・パウシーニのステージ
La lluvia no pudo impedir concierto en La Habana de Gente de Zona y Laura Pausini, al que asistió Díaz Canel
http://www.radiohc.cu/noticias/cultura/165595-la-lluvia-no-pudo-impedir-concierto-en-la-habana-de-gente-de-zona-y-laura-pausini-al-que-asistio-diaz-canel
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