2018年06月21日
ヒルベルト・サンタ・ローサ 「ずっとキューバを愛してきた」
ヒルベルト・サンタ・ローサ(中央)とセプテート・ナシオナル・デ・イグナシオ・ピニェイロのメンバーたち
Granma、2018年6月21日、Ricardo Alonso Venereo 記者
「ビビール・シン・エジャ」や「ケ・マネーラ・デ・ケレールテ」などの楽曲で知られ「サルサの紳士」の愛称で親しまれているプエルト・リコの名歌手ヒルベルト・サンタ・ローサがキューバで公演するというニュースは、彼の長いキャリアをフォローし仰ぎ見てきた私を含む多くのキューバ人を歓喜させた。私たちは彼を愛し、また彼も私たちを愛してきた。
このすぐれた音楽家が自身の歌(それはわれわれの歌でもある、なぜなら彼自身が告白しているように、彼はキューバの音楽を聴き、そのすぐれた作品を学びながら育ったのだから。)をキューバで披露する機会がついに与えられた。ハバナでは7月16日にラ・ピラグアでコンサートを開き、またその前にバラデロでは、7月12日から15日に開催され、キューバ音楽の巨人イサック・デルガドが音楽監督を務めるホソネ・ジャズ&ソン・フェスティバルに招待ゲストとして出演する。
もう何年も前からサンタ・ローサは、キューバ人音楽家たちとの会合で、キューバを訪問しキューバ国民の前で歌うことへの関心を示していた。このことについては、2009年と2014年にプエルト・リコで彼と交流したセプテート・ナシオナル・イグナシオ・ピニェイロのメンバーたちが証言している。この2014年にイグナシオ・ピニェイロのリーダー、フランク・オロペーサは本紙に対し、サンタ・ローサはピニェイロのナンバー「エチャレ・サルシータ」をともにセッションした、と話した。
しかし、いつかキューバを訪問したいというサンタ・ローサの夢を証明できるのはこれらだけではない。2010年に野球のキューバ代表チームがプエルト・リコに滞在していたとき、彼はキューバの選手たちが宿泊していたホテルにかけつけ、選手たちと交流した。このとき彼は、ポロ・モンタニェスの「ウン・モントン・デ・エストレージャス」をアカペラで披露している。2015年のカリビアン・シリーズのとき、これもプエルト・リコで、キューバ代表だったピナール・デル・リオ・チームの野球選手たちが宿泊していたホテルにかけつけ、彼らと交流している(彼らはその大会を優勝した)。
この交流について本紙は当時、オスカル・サンチェス・セーラ記者によるサンタ・ローサへのインタビューを掲載した。このインタビューには本紙のカメラマン、リカルド・ロペス・エビアも同席した。両者ともサンタ・ローサのキューバ人やキューバ音楽に対する愛情、そしてイグナシオ・ピニェイロやトリオ・マタモーロス、ベニー・モレたちの祖国で歌うことへの彼の願い、の証人となった。
プエルト・ロコの歌手アンディ・モンターニェスは筆者との個人的会話のなかで次のように語ってくれた。サンタ・ローサは彼と会うたびにキューバを訪問したいというテーマについて触れた。それに対して彼はいつもこう応えたという、「うむ、行っといでよ。」
そしてついに「サルサの紳士」のみならず、すべてのキューバ国民が待ち望んだその日がやってきた。ようこそ、ヒルベルト・サンタ・ローサ。
キューバ野球代表チームと交流するヒルベルト・サンタ・ローサ(2015年、プエルト・リコにて)
Gilberto Santa Rosa: ≪siempre he amado a Cuba≫
http://www.granma.cu/cultura/2018-06-21/gilberto-santa-rosa-siempre-he-amado-a-cuba-21-06-2018-17-06-49
アリエル・ペスターノ退院
アリエル・ペスターノ(右)とアルマンド・カバジェーロ医師
Cubadebate、2018年6月21日、Normando Hernández Castro記者
ビジャ・クララ往年の名野球選手アリエル・ペスターノ・バルデスは今週木曜日(6月21日)午前に退院した。レプトスピラ症のため、アルナルド・ミリアン・カストロ県病院の集中治療室に数日間入院していた。
この日ペスターノは、すでに熱は下がっており、前日からの検査や分析の結果、健康状態は完全に正常値を示していた。そのため、病院側は彼の退院を決定した。完全な回復に向けて、適切な休息を含む、通常のケアと治療の指示が出されている。
アリエル・ペスターノと医療チーム
Expelotero villaclareño Ariel Pestano recibe el alta médica
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/06/21/expelotero-villaclareno-ariel-pestano-recibe-el-alta-medica/#.WywawtIzbIU
ヒルベルト・サンタ・ローサ 7月16日ハバナで無料コンサート
ヒルベルト・サンタ・ローサ
Granma、2018年6月21日、PL
プエルト・リコのサルサ歌手ヒルベルト・サンタ・ローサは7月16日、ハバナで無料コンサートを開く。国際的に評価の高いミュージシャンたちが共演する。今週木曜日(6月21日)、公演主催者が発表した。
この屋外でのコンサートは、7月16日の夜、マレコン地域のラ・ピラグアでおこなわれる。サンタ・ローサのハバナ公演は初のことである。
このハバナ公演の前にサンタ・ローサは、7月12日から15日にかけておこなわれるバラデロでの「ホソネ・ジャズ&ソン」フェスティバルに出演する。
サンタ・ローサが同胞のミュージシャンたちと共演するこのフェスティバルは、ここ数年さまざまなアーティストたちによりキューバでおこなわれてきた大規模コンサートに匹敵するものとなる。
公演の芸術監督にはキューバ人サルサ歌手イサック・デルガドが就任し、キューバ音楽録音編集会社(EGREM)が協賛する。
このフェスティバルではセプテート・サンティアゲーロやエルナン・ロペスヌーサ、ジシー・ガルシア、ヘンテ・デ・ソーナらも登場し、ソンやティンバ、ジャズといったジャンルの音楽もメインに楽しめる。またヘンテ・デ・ソーナは6月26日にシウダ・デポルティバでイタリア人歌手ラウラ・パウシーニとの一度きりのコンサートも開く。
ヘンテ・デ・ソーナの2人、アレクサンデル・デルガドとランディ・マルコムはラティーナ通信社の取材に対し、パウシーニがゲスト出演するハバナでの一度きりのコンサートでは、ユーチューブで2500万回以上再生され、2018年にもっとも聴かれたヒット曲のひとつとなった「ナディエ・ア・ディーチョ」を共演する、とコメントした。
El Caballero de la Salsa pondrá a bailar a La Habana
http://www.granma.cu/cultura/2018-06-21/el-caballero-de-la-salsa-pondra-a-bailar-a-la-habana-21-06-2018-13-06-20