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2015年03月29日

農協の役割

最近話題のJA全中解体、そして一般社団法人化。

政府としては、JAグループから信用事業、共済事業も
外したかった、という報道もあったかと思いますが、
そこまでは至らなかったようです。


JAについての説明は詳しくはしませんが、
その役割について簡単に説明しますと、
主に経済事業、信用事業、共済事業に分かれます。

経済事業とは販売、購買の2つからなり、
販売事業とは組合員の生産物を売る事業、
購買事業とは組合員に資材を売る事業です。

信用事業とは、組合員のお金を預かり運用する事業。
共済事業とはいわゆる保険です。
建物共済と生命共済の取り扱いが主だと思います。

信用事業と共済事業を外されると、潰れるJAが
たくさん出るでしょうね。
特に都会では、信用と共済でもってるJAがいっぱい
あるはずですから。


JA全中や、JAの監査や指導を担っている
都道府県の中央会の今後についてはまだよく
わかりませんが、監査については各JAが
どの組織の監査を受けるか選べるようになる、
という話も上がっているようですね。


さて、話題をJAに移すと、その存在意義について
肯定と批判が入り混じっている現状です。

私がこの世界に入って思うのは、JAって
必要なんじゃないか、ということです。

人口の少ない地域に行くと、買物するのは
JAがやっているスーパーぐらいしかない、ということが
よくあります。
そして金融機関は郵便局とJAだけ、とか。

雇用の受け皿としても、とても重要です。

JAがあることで農業の国際競争力が上がらない、という
議論もあったかと思います。
しかしJAによっては積極的に生産性を上げたり、
生産物に付加価値をかけて
高く売っているところはあるし、JAから離れて
自らやっている農業者だっている。

一方で、JAがいないと営農が継続できない農業者も
たくさんいます。
そのような人たちが離農して、優秀な農業者が残り、
土地も集約化され、生産性の向上につながる。
そんな筋書きもありそうですが、実態はうまくいかないと
思います。

そう考えるのは、例えば地域で機械の共同利用組織などを
作っていた場合、離農者が出ることで維持できなくなることも
ある。
また、規模を拡大する段階でなんらかの資金を調達することに
なりますが、結果その資金の利払いや返済に苦しみ、
一方で規模拡大による効果が思うように得られない、という
ケースが往々にしてあります。

以上から、私見ですが農協は必要だという考えを持っております。
農協が地域の産業を支え、そして地域全体を支えている。
それを利潤を追求すべき企業に取って代わるというのは、
なかなか難しいことです。

そして、それを束ねる中央会という組織もまた、
必要ではないかと感じるところです。
posted by とば吉 at 09:18 | TrackBack(0) | 農業の話題

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