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2020年02月18日

最近注目されている人工肉

最近注目されているアメリカのビヨンドミート社。植物由来の人工肉を製造し、ユーザを増やしているそうです。味も肉と変わらないとか。

日本でも食肉各社が人工肉事業に名乗りを上げ始めています。直ちに製造販売するかは別にしても、備えておく必要はある、という判断なのでしょう。

農業界ではまだあまり話題になっていないような感じですが、畜産関係者は特に関心を持っておくべきです。

肉に対する消費者のイメージは、健康に良いイメージも悪いイメージもあります。植物由来の人工肉と聞くと、ヘルシーで太らなそうな印象を与えるのではないでしょうか(実際にヘルシーかどうかは別にして)。これで美味しさがともなえば、日本でも結構受け入れられそうな感じもします。

人工肉なんてまだまだ先の話と思う方もいるかもしれませんが、アメリカではすでに販売されています。ドイツやオランダでは見かけませんでしたが、すでにあるかもしれません。それにヨーロッパの消費者は家畜福祉に対する意識が日本よりもずっと高いので、家畜を殺さなくていい人工肉は受け入れやすいかもしれません。

グローバルな視点で見ると、地球の人口はここ30年くらいは増加していき、食糧不足に陥ることが懸念されています。実は家畜を育てるということは、家畜が成長し、あるいは体を維持するために多くの資源を消費するということです。

資源といっても様々ですが、例えば穀物、水、環境負荷などです。特に牛のように体が大きくなると、食べるエサや飲み水も多くなりますし、ふん尿やゲップによる環境への影響も大きくなります。言い換えると、家畜を飼わないことでその分の穀物を人が摂取することができるようになります。

人が食べることのできない物(牧草など)を食べさせれば、家畜と人間で食料が競合することはないのですが、残念ながら現在の畜産では人が食べることができるものを家畜に与えているのが現状です。しかも1頭の牛が何十人分かの食料を食べてしまっているわけです。

その家畜から得られる肉の量は、今まで与えてきた食料に比べずっと少ない量になります。美味しくて栄養たっぷりの肉を食べるために、より多くの栄養を消費しているわけです。

そう考えれば、植物由来で肉の味や触感が味わえ、栄養が摂取できるのであれば、それに越したことはないのかもしれません。人工肉がそこまで到達できるかはよくわかりませんが。

畜産関係者はこれを将来のリスクと捉え、早い段階から対策を考えていっても良いのではないかなと思います。あまり国の言うとおりに増頭を進めると、後々大変なことになる可能性もないとは言えません。
posted by とば吉 at 20:11 | お肉
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