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posted by fanblog

2018年01月22日

合理的とは思えない国の政策

最近の酪農は乳価が上がり、牛の価格も
上がっているため、順調に経営している方が
多いです。

そんな現場から聞こえてくるのは経営収支の
話ではなく人手不足の話ばかり。

コントラクターやTMRセンター、育成牧場、
酪農ヘルパーといった外部支援組織は着々と
増えつつありますが、そういった組織でも
また人手不足です。

さらには施設を建てる業者も人手不足。
どうしたらいいんでしょうか。


そもそもの原因としてよく聞かれるのは、
東日本大震災で復興に人手がいるにも関わらず
東京オリンピックでさらに人が取られていると
いうことです。

土建業はそうかもしれません。
そのため地域の土建業者の人手が足りず、
牛舎などの施設の工事ができない。

そしてコントラクターやTMRセンターでは
地元の土建業者から人を出してもらっている
ケースが多いですから、やはり人手不足に
つながっています。


酪農の人手不足対策として最近注目を
集めているのが搾乳ロボットです。

しかし搾乳ロボットを使うには新たに牛舎を
建てなくてはいけないケースが多く、
するとやはり土建業者の人手不足で…、
となります。

さらには搾乳ロボットのエンジニアも
不足しているとか。
ハードな現場で離職率も高いなんて話も
聞きますし。


とにかくどこへ行っても人手不足です。

ただ、都会の事務職は人余りのようですね。
かと言って事務職希望の人が土建業や
酪農に行くケースはほぼないでしょうし…。


今、国では畜産クラスター事業で結構な額の
補助事業をやっています。
ですが、人手不足、牛不足の状況において
施設投資への補助という事業は
余り効果的ではないように思います。

機械投資への補助なら良さそうに思いますが…。


それぞれの省庁で政策を立案してしまうからか、
それぞれの利害関係者に配慮してしまうからか、
どうも国家として統一感のある政策がなされているとは
到底思えない状況だと考えています。

とはいえどうしたらいいか、となると
なかなか難しいですね。
真っ先に取り組めて、かつ効果が出そうな
ことと言えば、施設などのハードへの投資よりも、
IoTの活用などソフトへの投資だと
思うのですが…。
posted by とば吉 at 23:14 | TrackBack(0) | 酪農

2017年12月26日

良い軽種馬経営とは?

軽種馬経営は長らく、厳しい状況だと言われてきています。

離農の歯止めもかからず、私が競馬を始めた20年前には
ダービー馬は10,000頭の頂点だなんて言われていましたが、
今の年間サラブレッド生産頭数は7,000頭くらい。
それだけ生産者が減ったということです。

離農の理由としては後継者がいないケースが最も多かった
でしょうが、その次に経営不振で辞めるケースが多かっただろうと
思います。


でもここ2年くらいは市場での売却額や落札率が高いので、
情勢は変わりつつあるのかもしれません。

とはいえ借金で苦しんでいる経営は
まだまだたくさんあるのではないかと思います。


経営がいい人と悪い人。
何が違うのかな、と自分なりに考えてみました。

ちょっと挙げてみます。

・流産が少ない気がする。
経営のいい人は流産が少ないように思います。
また、分娩の事故や仔馬の事故も少ない。
流産を減らすために何をしているのかは
よくわからないのですが、おそらくは手をかけている
時間の違いがあると思います。
ちょっとした状態の変化を見逃さないとか、
馬にストレスを与えないとか
いろいろあるのでしょう。

・預託馬を確保している。
馬主さんや大手の牧場から馬を預かるケースが
結構あります。
経営のいい人は、自分の馬を持ちつつも
預託馬も確保しています。
毎月預託料を受け取るので安定した収入になりますし、
馬主さんとの信頼関係が築ければ、
自分の仔馬を買ってくれることも
あるかもしれません。

・特定の馬主さんのごひいき?
たいていどの牧場でも付き合いのある馬主さんが
いるのではないかと思います。
生産馬の競走成績もそうですが、
預託牝馬の管理や、希望種牡馬との種付など
馬主さんの期待に応えて信頼を得ている方が
仔馬をより買ってもらえているように
感じます。

・運良く活躍馬が出た
これは結構聞く話で、どれだけ努力しても
なかなかできることではありません。
日頃の育成などでいくらか違いが出るかも
しれませんが。
最近は仔馬を昼夜放牧させて鍛える牧場が増えて
成績が上がっている、なんて話も聞きますね。

改善に向けて目指すべき方向を簡潔に
挙げると、以下の3つかなと思います。
・より効果的な育成技術
・繁殖等母馬の管理
・馬主さんとのお付き合い

育成技術については、良いと言われていることを
取り入れていくことがスタートかなと思います。
牧草地の更新、改良や昼夜放牧などでしょうか。

母馬の管理について何をすればいいか、というのは
よくわからないのですが、牛で言えば適期受精や
泌乳期に合ったエサの管理などがあります。
妊娠のステージに合わせ、ケアに必要なことを
精一杯やってあげることがいいのだろうと思います。

馬主さんは実績が伴わないとなかなか付いてきて
くれないかもしれませんが、競走馬生産の世界では
お客さんがかなり限定されるため、しっかりやらないと
いけないことですよね。


競馬は血統の世界だとも言われますが、
いい血統の馬は値段が高いですし、
買える馬主さんも限られてきます。

安くていい馬を提供してくれる牧場は
今後も必要なのは間違いありません。
大の競馬ファンとして、今後も生産者さんには
頑張ってもらいたいな、と思っています。
posted by とば吉 at 19:54 | TrackBack(0) |
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