この先ずっと一人かもしれない女のブログ

元々、病的に面倒くさがりな私。
一人で暮らしているとそれがさらに悪化。
そしてシェアハウスだと誰かしらキッチンを使っていたりするから、譲り合いも面倒で、この数年間自分でお味噌汁を作ったことは一度もない。


そうなると食事は買って済ませてしまう。
なるべく体に良い物を選んでいたのだけど、何を食べようか迷っている時に美味しそうなお惣菜が並んでいるともはや健康などどうでもよくなる。
そんなわけで、チキン、からあげ、とにかくサクサクでジューシーで塩辛いものばかり食べていた。
サクッとじゅわっとした唐揚げを食べた瞬間、自分の体の中でドーパミンみたいな、明らかに人を高揚させる物質がブワッと出てくるのがわかる。大好物のピザもそうだ。焼きたてのピザを食べるとまるで麻薬かというほど気分が上がり(麻薬やった事ないけど)
部屋に一人しかいないのに気分はパーティ状態になる。

一方、和食はそういったアグレッシブさがない。
一言でいうと物足りない。
いくら健康のためとはいえ気が進まない。
ずーっとジュワッとパリッとした物を食べ続けていたい...

まぁでもたまには体のこと考えないと。
というわけで、体にとても良いという味噌汁を毎日飲んでみることにした。
インスタントで手軽に、まずはお昼に一杯。
久しぶりに飲むとこれが美味しい！
うまみ成分というのか、発酵したこうじの甘さと塩分が舌全体に広がって妙にクセになる。

その日の晩、寝る前に「あーお味噌汁飲みたい...でも寝る前に塩分はやばいから明日の朝にしよう」
そう思っている自分がいた。
まさに味噌汁を求めている。
あんなにチキンが好きだったのに、いとも簡単に味噌汁推しになっているではないか。
人間ってめっちゃ適当だな。

そしていつのまにか仕事前の1杯が味噌汁になった。
お砂糖入りのコーヒー飲料やミルクティーなどが欲しくなったのに、いまは味噌汁。
体があたたまるし、何かホッとする成分が入っている気がする。
チキンやピザのような動物的な高揚感はないけれど、味噌汁は包容力のような、親に甘やかしてもらっている時に出るような幸福感につつまれる。
そしてこれも中毒性がある。
いま4日目。
チキンは毎日食べると罪悪感があるけど味噌汁は毎日つづけるほど「健康に気を使っている自分えらい」という自己肯定感がついてくる。

さて、いつまで続くかな。
私はお味噌汁が好きになったよ！というだけの話でした。
おすすめ。



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