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2017年08月08日

動作を分けてみる・・・








低学年、高学年でも初心者のゴロ打球の処理は、一連の"ひとかたまり"の動作です。




しかし、この動作は、次のように分解することも出来ます。



1)おいかける


2)しゃがむ


3)グラブにボールを入れる(ボールを掴む)



4)ボールを握りかえる


5)ボールを投げる



 初心のうちは、それぞれの動作が、独立したような動きをします。「反復練習」を重ね、経験を積めば、やがて「滑らか」な動きになり、「上達」していく。これは、経験上、理解できると思う。



 ただし、「個人差」があり、同学年、同じ年の子どもたちが、同じ進捗で「上達」するとは限らない。



 子どもの「レベル」にあった、練習が必要と思われる。特に、低学年の子たちは、集中できる時間、興味がないものは、鳴かなかったやろうとしない。強制的なものは、野球どころか、スポーツまでも興味をなくしなねないので「注意」必要だ。



 一連の動作を"ひとかたまり"として練習する「全習法」と、「分割」が出来るものは、部分的に練習する「分習法」を取り入れてみるのも良いと思う。ゲーム的な要素を入れてみたり。



 初心者や、低学年の子たちは、"時間"をかけて、「全習法」であれ、「分習法」であれ、辛抱強く「反復練習」なのかなと、思う今日この頃です。





posted by teruMAT at 07:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 学童野球

2017年08月07日

継投で・・・









 2015年度BCC医科学コースにて、「投球障害肩」のパネルディスカッションがあった。




 投手の交代について、一般(大学、社会人、プロ)は、ピッチングフォームが崩れる前とと言っていた。フォームが崩れることにより、それをカバーするために、ある部分にストレスがかかり、障害に繋がるのだとか。


 
成長期の世代では、どうなのか?



 球数制限もあるが、障害予防の決定打とは・・・、言い切れぬらしい。やはり、フォームなのか?



 国際試合のレギュレーションに、球数制限が入ってくることもあるが・・・。国内の現行の高校野球のトーナメントでは、連投も有り得る。




 甲子園にも出場した監督のプレゼン、分業制(スターター、ミドル、セットアッパー、クローザー、控え)で、投手陣を作っているとのこと。少なくとも5人は、投手としてマウンドへ送れるようにしているとのこと。「絶対エース」1人では、引き分け「再試合」で、連投させられないよネ。(昔はあったけれど・・・)




 今は、強豪校のチーム構成は、投手を5〜6人できる体制にシフトしていると思う。




「継投」で、投手の負担を軽減し、投球障害予防の一つと位置付けるのもありだと思う。





posted by teruMAT at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 学童野球

2017年08月06日

チームつくり








 2015年度BCCより、甲子園で優勝経験がある「高校の野球部監督」の講義があった。




 甲子園に出場し、良いところまでいくと、秋季大会に向けて「新チーム」を作るのが、難しいと言う。



 甲子園出場中に、1,2年生だけで「練習」させる訳にもいかず・・・。他薦自選で、メンバーを決める訳にもいかない。



 「練習試合」の結果オンリーで、メンバーを決定するのだと。野手なら、何十打席、投手なら、何イニングを与え、その「成績」で、「客観的」に決めるのだそうだ。文句は出ないと言う。



 強豪校は、部員も多く、実力もレベルも高い。その中から、メンバーを決定するのだから、難しいんだナ。



 学童は、「どう」だろうか?



 レベルによるが、せめて「低学年」は、試合(公式、練習)には全員出場、リエントリーあり、バント禁止、盗塁禁止で、誰でも「試合に出れる」ルールは、どうだろうか?




 6人制バレーボールの試合に、「リベロ」(守備専門)がいるが、このリベロが導入される前から、日本では「小学生」の試合に守備専門の選手を置いていたと思う。身長の高い子だけじゃなくても、バレーボールをプレイし「楽しむ」ためだったと思う。



 子どもの絶対数が減少し、競技数が変わらないのなら、競技人口は減るよネ。



 ジュニア期から、特定の競技だけというのも、どうなんだろうか。「複数」競技を経験しながら、自分の好みにあった「競技」を選ぶ時代にシフトしていくかもネ。





posted by teruMAT at 05:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 学童野球

2017年08月05日

「エラー」って、悪いこと?








 エラーしたり、ミスしたり、打ち込まれた投手に、「切り替えて!」という。確かに、大切なことだが・・・。



 エラーもミス、打ち込まれることも、"ワザと"やっていることではない。"たまたま"、"やらかしてしまった"ことなんだけど。



 昔は、「叱責」されたものだ。酷いときは、暴力をふるわれたりしたネ。



きっと、「勝敗」を分けるプレイになれば、なるほど、エラク怒られたよネ。



エラー、ミスは、「悪いこと」か?


誰だって、プロ野球選手だってするよネ。




ただし、年代が上がっていくほど、エラー、ミスの頻度は下がっていく。



ジュニア期に、エラー、ミスを「責め」て、いたんじゃ。子どもたちは、"ノビノビ"野球できないのでは?



「エラー」「ミス」 = "悪いこと"



に、しないように「指導」しなきゃネ。



「エラー」「ミス」 = "再発しない"努力




だよナ。



先ずは、「エラー」、「ミス」は、"ある"と認識し、次に「繰り返さない」気持ちで「練習」に取り組ませるためには・・・。



「ことば」がいるよネ。



監督、コーチの「腕の見せドコロ」ではないだろうか?



普段の「練習」の現場で、子どもたちを「観察」することから、始めて欲しい。



「エラー」「ミス」 = "悪いこと"


じゃ、試合中に「子持ち」は"切り替え"、できないと思うガ。



どうだろうか?






 
posted by teruMAT at 06:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 学童野球

2017年08月04日

フェア・プレイ精神を考慮した「ルールとマナー」

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 2014年度BCC(ベースボール・コーティング・クリニック)において、元NPB審判部長の講義があった。



 この講義の中で、「ベース・コーチ」のジェスチャー(アウト/セーフ)を、プロ、アマ問わず「するべきではない。」が印象に残っている。


(この年度は、阪神の西岡選手の「守備妨害」(3フットレーンの外を走った西岡選手に、捕手からの1塁送球が当たるという事象)が話題になったが・・・。)



 私見だが、審判の「ジャッジ」に関わる"コール"(アウト、セーフ、ストライク、ボール)やそれに関する言葉"をベンチの「監督」、「コーチ」が言ったり、フィールド内の「選手」、「ベース・コーチ」は、言ったり、ジェスチャーはすべきではない。と思う。



しかし、



 学童の野球を観戦しても、ベンチから、球審がコールする前に、「いい球」、「ナイス・ボール」等大きな声を出しているし、


 打者走者、1塁駆け抜け時の「ベース・コーチ」は、セーフのジェスチャーや"セーフ"と発声していたりする。


 牽制時の走者の「帰塁+タッグ」時の野手の「アウト」の発声、ベース・コーチの「セーフ」の発声+ジェスチャー。



「どうなんだろう?」



「フェア・プレイ精神」に基づいて、審判員へのリスペクトを考慮した場合、「現状」のマナー(「監督」、「コーチ」、「観客」)について考えて、指導して欲しいナ。


と思う。





posted by teruMAT at 04:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 学童野球

2017年08月03日

ルールは大事

2017-08-03_07.33.55.jpg










「公認野球規則(OBR: Official Baseball Rules)」+所属する連盟の規則+アマチュア内規で、試合が行われる。



 フェアプレイの一つに、「ルールの遵守」がある。ならば、ルールを勉強しているだろうか?



 今夏の高校野球地方大会、キャッチャーボークや打順飛ばしや監督が選手をベンチに引き上げさせたり・・・。



 審判員の「権限」は、8.01(c)「審判員は、本規則に明確に規定されていない事項に関しては、自己の裁量に基づいて、裁定を下す権能が与えられている。」(OBR)



 審判員の「裁定」は、8.02(a)に打球のフェア/ファール、投球のストライク/ボール、走者のアウト/セーフ、および、審判員の判断に基づく「裁定」は「最終のもの」、だから、「異議」を唱えること自体、許されない「行為」となる。



ただし、「裁定」が規則の"誤適用"の疑いがあるとき、「監督のみ」裁定の訂正を「要請」できるという。異議でも、抗議でもなく、訂正の「要請」だけ。



 基本は、審判員の「裁定」に従う。「異議」は認められないのだネ。



 全日本軟式野球連盟の「競技者必携2017」では、「競技に関する連盟特別規則」に、「"抗議権"を有する者」が定義されている。



「一般」: 監督、主将、当該プレイヤーのうち
     1名


「少年部・学童部」: 監督か当該プレイヤー




じゃ、「何に」対しての「抗議」なんだろ?




特に、「競技者必携」に記述が無いので、OBRでの禁じ手「審判員の裁定への"異議"」も含まれるんだよナ、きっと。



 OBR/所属する連盟の「規則の精神」や「フェア・プレイ精神」を理解し、審判員の「裁定」に、従うべきなんだろうナ。



(引用文献)


全日本野球連盟他:公認野球規則、ベースボール・マガジン社、2017


全日本軟式野球連盟:競技者必携2017






posted by teruMAT at 07:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 学童野球

2017年08月02日

最善を尽くす!

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「最善の努力をする限り、それは失敗ではない。」(元UCLAバスケットボールHC John Wooden)



 「間違い」を犯してきたが、「失敗」は一度もないと、彼は言う。



 できる限りのことをしたと「確信」できるなら、「失敗」じゃない。



・「ベストを尽くした。」


・「それが、私に出来るすべてだった。」




と、いいきれるなら、「失敗ではない!



言い切れないなら、



「何を準備」していたんだろう?



それは、"「準備」しそこなう"ことを、「準備」していたのだと、彼は言う。



「最善の努力」の「結果」を求めていない。




きっと、パフォーマンスの良し悪しに応じて、「次への準備」、「最善の努力」が始まるンだろうナ。



 「やれば出来る」の"魔法の言葉"を信じて、「最善の努力」、「準備」をしたと言い切れるようにしたい。



(引用文献)


J Wooden:育てる技術、ディスカヴァー・エンティワン、2014








posted by teruMAT at 07:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 学童野球

2017年08月01日

頭の中では・・・







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「反復練習」を繰り返すと、運動の「自動化」が発生し、意識をしなくても「巧みに」運動を行うことができる。そして、意識や注意は、「次の目標」に移っていく。



 これは、神経回路に一定の経路や近道ができることによって、「動作命令」が素早く筋肉に伝わり、"複雑な動作"が反射的にコントロール出来るからなんだっテ。運動神経生理学的に、「自動化」、「反射」は、このように定義されている。



 運動に「習熟」してくると、「神経」のはたらきが"向上"し、状況を的確に判断し誤った動作も迅速に「修正」することが出来ちゃう。




「反復練習」はどんなメカニズム?



「大脳皮質」は、「何を」するかで、「小脳」は「どのように」(運動のコントロール)という役割があるのだと言う。


「小脳」は、「大脳」の働きを常に目標と比較し、修正している。つまり、「練習」や「技術トレーニング」において、脳内で"自動制御"してるんだネ。



だから、「巧みな動作」を行う能力(スキル)は、「脳」が覚えていると言えるんだネ。




「反復練習」によって、脳内の神経回路を効率よく張り巡らそう!と、子どもたちに、言ってみようかナ。



(参考文献)


矢部他:入門 運動神経生理学、市村出版、2003




posted by teruMAT at 07:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 学童野球

2017年07月31日

「公平」に扱う







「指導下にある人たちを"平等"に扱う必要はない。ただし、"公平"に扱いなさい。」
(元UCLAバスケットボールHCジョン・ウッデン)



 「公平さの基準」を決めておくことが、大切なんですね、きっと。


 それは、監督、コーチの「コーチング・ポリシー」を確立しておかないと。ブレてくるのかもしれない。



 監督、コーチの"好みに合った選手"のみの起用では、「公平」とはいえないよネ。



 学童の低学年の間は、「勝敗」よりも、皆、試合に出して、経験を積ませてあげることが、後々の「成長」に役立つと思う。"on the field"であろうが、"off the field"であろうが・・・。



 ルールで、全員出場、リエントリーあり、盗塁なし、バントなし等あたっていいと思う。



 
 「不公平」だろうか?



(引用文献)


J Wooden:育てる技術、ディスカバー・トゥエンティワン、2014


(参考文献)


R Merton:メンタル・トレーニング、大修館書店、1991




posted by teruMAT at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 学童野球

2017年07月30日

手短に・・・









「一度にすべての情報を提供するよりも、情報を一口サイズで少しずつ提供したほうが学習効果が上がる」と。(元UCLAバスケットボールHC ジョン・ウッデン)



かつて、



分厚いハンドブックを選手たちに手渡したことがあるらしい。しかし、選手(大学生)たちは、彼の意図に反して、誰も読んでいなかったのだと。「情報量」の多さに、"参った!"ということだろうか



そこで、



 "少しずつ"情報を提供するようにし、それが、「効果的」であることに「気づいた」なのだそうだ。



 大学生でこれだもの。小学生では、・・・。




 指導計画は、粗くても紙に書き付け、進捗を観察し、「一口サイズ」のティーチングが良さそうだネ。



「言語による指導」において、



「言語教示が「運動学習」を促進するというよりはむしろ「阻害」することを示唆」という研究結果もあるらしい。


(Wulf, G. et al.:Instruction about physical principles in learning a complex motor skill: to tell or not to tell. Research Quarterly for Exercise and Sports. 68, 362-367 )



 "やったこともない「運動」"を、詳しく説明されても、「理解できない」ちゅうことなんだネ。



 選手たちに、言葉で教示する時には、「手短に(一口サイズ)説明すること」が有効であると同時に、「デモンストレーション」することも忘れずに



(引用文献)


John Wooden他:育てる技術、ディスカバー・トウエンティワン、2014


(参考文献)


杉原隆:新版 運動指導の心理学、大修館書店、2008




posted by teruMAT at 05:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 学童野球
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