2017年07月30日
手短に・・・
「一度にすべての情報を提供するよりも、情報を一口サイズで少しずつ提供したほうが学習効果が上がる」と。(元UCLAバスケットボールHC ジョン・ウッデン)
かつて、
分厚いハンドブックを選手たちに手渡したことがあるらしい。しかし、選手(大学生)たちは、彼の意図に反して、誰も読んでいなかったのだと。「情報量」の多さに、"参った"ということだろうか
そこで、
"少しずつ"情報を提供するようにし、それが、「効果的」であることに「気づいた」なのだそうだ。
大学生でこれだもの。小学生では、・・・。
指導計画は、粗くても紙に書き付け、進捗を観察し、「一口サイズ」のティーチングが良さそうだネ。
「言語による指導」において、
「言語教示が「運動学習」を促進するというよりはむしろ「阻害」することを示唆」という研究結果もあるらしい。
(Wulf, G. et al.:Instruction about physical principles in learning a complex motor skill: to tell or not to tell. Research Quarterly for Exercise and Sports. 68, 362-367 )
"やったこともない「運動」"を、詳しく説明されても、「理解できない」ちゅうことなんだネ。
選手たちに、言葉で教示する時には、「手短に(一口サイズ)説明すること」が有効であると同時に、「デモンストレーション」することも忘れずに
(引用文献)
John Wooden他:育てる技術、ディスカバー・トウエンティワン、2014
(参考文献)
杉原隆:新版 運動指導の心理学、大修館書店、2008
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