2018年07月22日
2018/7/22 進捗状況
◆2018/7/22 進捗状況
制作記的な記事がご無沙汰だった気がするので、ささっと書きます。
■新作
以前からほのめかしているとおり、新作を進めています。
残すところはエンディングと各種クオリティアップ。
ここ土日では、BADエンディングを1つと、NPC一式を追加したサブストーリーを実装しました。
NPCの会話を繋げていくと、バックボーンが見えてくるという構造は好きです。
もうひとつ意識したのは、クライマックスを盛り上げるということ。
具体的な取り組みは次の通り。
1.主人公たちを追い込み、全力を出せない状況を作る
2.対立軸の脅威や悪意を強化する
3.敗北時のリスクを強調する
4.観客を増やし、状況を盛り上げる
1で主人公たちを弱体化させ、2で対立軸を強化することで、不利な状況差が生まれます。
この状況ごとひっくり返すのが「どんでん返し」。
逆に言うと「どんでん返し」の前には不利な状況差が不可欠なのです。
3もまた盛り上がりの要素と感じています。
ストーリー的にというよりは、プレイヤーへの関心の引きつけの方が強いかもしれませんね。
4の観ている人が多い状況は、個人的に盛り上がりの一要素。
これは現場に観客を立てなくても、主人公たちを待っている人がいる、という状況が大切と感じています。
帰りを待っている人がいると、勝たなければならない理由が一つ増えますから。
もしどんでん返しでも回収できないほどの状況差を作ってしまった場合、勝利条件を変更することで場を収めることができます。
試合には負けたが勝負には勝ったとか、引き分けにより状況を延伸させるとか。
いずれにせよ目的を達成したことで、勝利とする方法ですね。
何でも実験、まずはやってみること。
いまいちだったら、修正すればいいですから。
新作はこの通り、力を入れていますので、今後の続報にご期待頂けますと幸いです。
■地図の時間 Chapter2
「地図の時間 Chapter2」もゆっくり再始動しています。
先週は動作軽量化に取り組んでいました。
途中で新作が割り込んだ形になったのですが、おかげで新作からのフィードバック要素も多く取り入れられるという嬉しい誤算もありました。
こういう柔軟さが利くのって、世界観を共有できるシリーズ作品の特権なのですよね。
システムやデータベースの部分共有が進んで助かっています。
プロジェクトファイルは作者にとっての重要なリソースです。
■ツクールフェスが56%OFF
「そして魔女に会う」ページのアクセス数が伸びていると思ったら、RPGツクールフェスがニンテンドーウルトラサマーセールでお安くなっていました。
プレイ時間が長いタイトルTOP25で20位です。
https://www.nintendo.co.jp/summersale2018/time/index.html
これ絶対、作者さんの制作時間じゃないですか。
ツクールフェス界隈は999時間越えがぞろぞろひしめく魔境ですからね。
PC版の方も、ぜひよしなにです。
■読書の話:旅猫リポート(有川浩さん)
合間合間に読んでいました。
有川浩さんの旅猫リポート。
昨晩読み終えたので、心温まる感動をそのままに感想をひとつ。
主に猫目線の一人称で語られる、ロードムービー仕立ての猫と飼い主のお話(飼い主と猫ではなく)。
予定調和なのですけどね、本作の場合それがいいのです。
読者層広めのストライクゾーンに、投げるボールは直球ストレート。
本作の分かりやすさは、易しさではなく優しさ。
詳細はネタバレになるので語れませんが、首根っこを掴んだときの猫のリアクション、尻尾を振るときの心情、気まぐれのひとことで片づけられがちな猫の個体をよーく描写しています。
私も昔、猫を飼っていたことがあるので、つい懐かしくなってしまいました
(今もその影響というか余韻で、ペット飼育可の一軒家に住んでいたりします)。
シナリオ目線で語ると、先のような「どんでん返し」はありませんが、読者の予想を大きく上回る心揺さぶる一場面があれば、作品は成り立つのだなと感じました。
とにかくクライマックスの言葉群は素晴らしかった。
いま調べたら、秋に映画化するのですね。
http://tabineko-movie.jp/
気になった方は、原作か今秋公開の映画をご覧になってください。
取り立てて書くつもりはなかったこの感想。
実は読んだ後に別口で猫をお見かけして……思わず笑ってしまいました。
偶然って面白い。
■終わりに
土日でブログとは別に3コンテンツ、5000文字を書いていました。
ゲーム制作よりも低コストでできること、没頭できる作業。
私の場合、それがモノを書くということ。
自分の価値を高め、今以上にできることを増やしていきたいと思っています。
こちらも形にしたいですね。
まだまだ書き足りないくらい題材はあって、それに向かう勢いもあって、しかしやることは選ばなければという嬉しい悲鳴の状況。
物語はまだまだ続きます。
ではでは。
制作記的な記事がご無沙汰だった気がするので、ささっと書きます。
■新作
以前からほのめかしているとおり、新作を進めています。
残すところはエンディングと各種クオリティアップ。
ここ土日では、BADエンディングを1つと、NPC一式を追加したサブストーリーを実装しました。
NPCの会話を繋げていくと、バックボーンが見えてくるという構造は好きです。
もうひとつ意識したのは、クライマックスを盛り上げるということ。
具体的な取り組みは次の通り。
1.主人公たちを追い込み、全力を出せない状況を作る
2.対立軸の脅威や悪意を強化する
3.敗北時のリスクを強調する
4.観客を増やし、状況を盛り上げる
1で主人公たちを弱体化させ、2で対立軸を強化することで、不利な状況差が生まれます。
この状況ごとひっくり返すのが「どんでん返し」。
逆に言うと「どんでん返し」の前には不利な状況差が不可欠なのです。
3もまた盛り上がりの要素と感じています。
ストーリー的にというよりは、プレイヤーへの関心の引きつけの方が強いかもしれませんね。
4の観ている人が多い状況は、個人的に盛り上がりの一要素。
これは現場に観客を立てなくても、主人公たちを待っている人がいる、という状況が大切と感じています。
帰りを待っている人がいると、勝たなければならない理由が一つ増えますから。
もしどんでん返しでも回収できないほどの状況差を作ってしまった場合、勝利条件を変更することで場を収めることができます。
試合には負けたが勝負には勝ったとか、引き分けにより状況を延伸させるとか。
いずれにせよ目的を達成したことで、勝利とする方法ですね。
何でも実験、まずはやってみること。
いまいちだったら、修正すればいいですから。
新作はこの通り、力を入れていますので、今後の続報にご期待頂けますと幸いです。
■地図の時間 Chapter2
「地図の時間 Chapter2」もゆっくり再始動しています。
先週は動作軽量化に取り組んでいました。
途中で新作が割り込んだ形になったのですが、おかげで新作からのフィードバック要素も多く取り入れられるという嬉しい誤算もありました。
こういう柔軟さが利くのって、世界観を共有できるシリーズ作品の特権なのですよね。
システムやデータベースの部分共有が進んで助かっています。
プロジェクトファイルは作者にとっての重要なリソースです。
■ツクールフェスが56%OFF
「そして魔女に会う」ページのアクセス数が伸びていると思ったら、RPGツクールフェスがニンテンドーウルトラサマーセールでお安くなっていました。
プレイ時間が長いタイトルTOP25で20位です。
https://www.nintendo.co.jp/summersale2018/time/index.html
これ絶対、作者さんの制作時間じゃないですか。
ツクールフェス界隈は999時間越えがぞろぞろひしめく魔境ですからね。
PC版の方も、ぜひよしなにです。
■読書の話:旅猫リポート(有川浩さん)
合間合間に読んでいました。
有川浩さんの旅猫リポート。
昨晩読み終えたので、心温まる感動をそのままに感想をひとつ。
主に猫目線の一人称で語られる、ロードムービー仕立ての猫と飼い主のお話(飼い主と猫ではなく)。
予定調和なのですけどね、本作の場合それがいいのです。
読者層広めのストライクゾーンに、投げるボールは直球ストレート。
本作の分かりやすさは、易しさではなく優しさ。
詳細はネタバレになるので語れませんが、首根っこを掴んだときの猫のリアクション、尻尾を振るときの心情、気まぐれのひとことで片づけられがちな猫の個体をよーく描写しています。
私も昔、猫を飼っていたことがあるので、つい懐かしくなってしまいました
(今もその影響というか余韻で、ペット飼育可の一軒家に住んでいたりします)。
シナリオ目線で語ると、先のような「どんでん返し」はありませんが、読者の予想を大きく上回る心揺さぶる一場面があれば、作品は成り立つのだなと感じました。
とにかくクライマックスの言葉群は素晴らしかった。
いま調べたら、秋に映画化するのですね。
http://tabineko-movie.jp/
気になった方は、原作か今秋公開の映画をご覧になってください。
取り立てて書くつもりはなかったこの感想。
実は読んだ後に別口で猫をお見かけして……思わず笑ってしまいました。
偶然って面白い。
■終わりに
土日でブログとは別に3コンテンツ、5000文字を書いていました。
ゲーム制作よりも低コストでできること、没頭できる作業。
私の場合、それがモノを書くということ。
自分の価値を高め、今以上にできることを増やしていきたいと思っています。
こちらも形にしたいですね。
まだまだ書き足りないくらい題材はあって、それに向かう勢いもあって、しかしやることは選ばなければという嬉しい悲鳴の状況。
物語はまだまだ続きます。
ではでは。
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