2018年06月23日
2018/6/23雑記 読書についてのあれこれ
◆2018/6/23雑記 読書についてのあれこれ
2018年も半ば。創作脳ではない時間を使い毎月約10冊以上のペースで本を読んでおりますが、今年一番と言える名書に出会えたので興奮そのままにご紹介。
※「今年一番」はこれで二、三回目。まだ入れ替わる可能性はあります。。
きっかけは気分転換に出かけた本屋での出会い。
Amazonや楽天の電子書籍ストアではきっと探せませんでした。
こういうめぐりあわせ……(言葉を選びなおす間)いや、エンカウントは本屋ならでは。
■今年一番の良書「ぼくたちは習慣で、できている。」
著者:佐々木 典士さん
人がとる行動や習慣について、エビデンスを添えながら論理的に書かれた本です。
どうしたら習慣を身に着けられるか、悪習を断てるか、自分らしく生きられるか――などなど、誰しもが抱えうる問題がテーマになっています。
まず特筆すべきは、読みやすさ。
著者は12年間出版業界で編集をされていた方。
ときにエッセイのように、柔らかいユーモアを交えながらの文体は、良い読者と書き手両方の視点を感じました。
引用に使われているのは古典、脳科学者、アスリート、アーティストなど様々。
古くはパスカルやカント、最近の方だとケリーマクドニカルさん、イチローさん、村上春樹さん、プロゲーマーの梅原大吾さん……と多彩で多才。
知っているお名前があると耳を傾けやすくなりますし、飾りなくご自身の苦い体験を交えている点も好感を持てます。
たとえば面白かったのが習慣を定着させる方法で「馬鹿馬鹿しいほどハードルを下げる」というもの。
これは腕立て伏せを毎日の目標に設定するとき1日1回と極端に簡単な設定にして、1回やったら2回、3回と脳の気持ちが動きやすくするように仕向けるという内容。
冗談のようなこの方法にも、丁寧な説明がされており、納得の勢いで試そうという気になれます。
このように知識と実践の距離の近さは大切ですね。
またその逆で、悪習慣とわかっていながら誘惑に流される理屈も解説されています。
そして悪習の対策は先のハードル下げの真逆で、ハードルを上げること。
たとえばSNSのログインを避けるためには、アプリのインストールをしない、毎回二段階認証で面倒にさせる、という方法を挙げていました。
好ましい習慣もそうでないものも、人が依存に陥る動きは実は同じ。
依存というとネガティブな用法が多いですが、言い方を変えた習慣にすぎないことがわかります。
考えればわかるけれど……と言いたくなるような、理解寸前の知識は多いものです。
本書はその一押しを助けてくれる、読みやすく、頷けて、為になる、そんな本でした。
それこそ雑学に触れるようなハードルの低さで読めますので、書店で見かけた方は2分ほど立ち読みして、気に入ったらお買い求めください。
創作にも実生活でも役立つことうけあいです。
■本の付き合い方
話は変わり、私自身の読書習慣について。
学びの本については、紙の書籍を購入するようになりました。
これは隙間時間に取り出してする読む=本とのアクセスを高める、速読が使える、という利点を重視したもの。
電子書籍はスマートフォンを取り出す⇒アプリを起動⇒画面遷移という手間および、ときどき他のアプリに目移りするリスクがあります。
私はこの流れが心地悪く感じ、紙媒体だとそれらが解消されることに気づきました。
だから小説の類は電子書籍、何度も読み直す実用書は紙、そんな使い分けが進みつつあります。
これもまた習慣。
また本を選ぶときは、内容以前に文章のレイアウト(見出し位置、フォントサイズ、行間)を見て判断するようにしています。
自分自身にとって読みやすく、理解しやすい本を選ぶことも大切。
その人にとっての良い本とは「読みやすいもの」という第一条件があるのではないかなと思います。
技術書だったら自分がわかるレベルまで落とすとか。
結果としてタイトルの枕詞に「サルでもわかる」「初心者向け」「中学生からはじめる」が付いても、背伸びをした本の一語一句に苦戦するよりも理解の速さが違います。
またこれまで買ったけれどもあわなかった本は、その理由を振り返ると、次の本選びに役立てられます。
失敗は成功パターンのための絞り込み作業、消去法のプロセスと考えれば前向きになれるというものです。
エジソンですね。
◆◇◆◇
連日タイトな進行をしていたこともあり、インプットで気分転換してみました。
自己報酬はスーパーで買ったお寿司。
良い本にめぐりあえたことやエトセトラもあり、モチベーションがみなぎってます。
これを書きおえたら、いつもの作業に復帰です。
以上、何か気付きがみつかりましたら幸いです。
2018年も半ば。創作脳ではない時間を使い毎月約10冊以上のペースで本を読んでおりますが、今年一番と言える名書に出会えたので興奮そのままにご紹介。
※「今年一番」はこれで二、三回目。まだ入れ替わる可能性はあります。。
きっかけは気分転換に出かけた本屋での出会い。
Amazonや楽天の電子書籍ストアではきっと探せませんでした。
こういうめぐりあわせ……(言葉を選びなおす間)いや、エンカウントは本屋ならでは。
■今年一番の良書「ぼくたちは習慣で、できている。」
著者:佐々木 典士さん
人がとる行動や習慣について、エビデンスを添えながら論理的に書かれた本です。
どうしたら習慣を身に着けられるか、悪習を断てるか、自分らしく生きられるか――などなど、誰しもが抱えうる問題がテーマになっています。
まず特筆すべきは、読みやすさ。
著者は12年間出版業界で編集をされていた方。
ときにエッセイのように、柔らかいユーモアを交えながらの文体は、良い読者と書き手両方の視点を感じました。
引用に使われているのは古典、脳科学者、アスリート、アーティストなど様々。
古くはパスカルやカント、最近の方だとケリーマクドニカルさん、イチローさん、村上春樹さん、プロゲーマーの梅原大吾さん……と多彩で多才。
知っているお名前があると耳を傾けやすくなりますし、飾りなくご自身の苦い体験を交えている点も好感を持てます。
たとえば面白かったのが習慣を定着させる方法で「馬鹿馬鹿しいほどハードルを下げる」というもの。
これは腕立て伏せを毎日の目標に設定するとき1日1回と極端に簡単な設定にして、1回やったら2回、3回と脳の気持ちが動きやすくするように仕向けるという内容。
冗談のようなこの方法にも、丁寧な説明がされており、納得の勢いで試そうという気になれます。
このように知識と実践の距離の近さは大切ですね。
またその逆で、悪習慣とわかっていながら誘惑に流される理屈も解説されています。
そして悪習の対策は先のハードル下げの真逆で、ハードルを上げること。
たとえばSNSのログインを避けるためには、アプリのインストールをしない、毎回二段階認証で面倒にさせる、という方法を挙げていました。
好ましい習慣もそうでないものも、人が依存に陥る動きは実は同じ。
依存というとネガティブな用法が多いですが、言い方を変えた習慣にすぎないことがわかります。
考えればわかるけれど……と言いたくなるような、理解寸前の知識は多いものです。
本書はその一押しを助けてくれる、読みやすく、頷けて、為になる、そんな本でした。
それこそ雑学に触れるようなハードルの低さで読めますので、書店で見かけた方は2分ほど立ち読みして、気に入ったらお買い求めください。
創作にも実生活でも役立つことうけあいです。
■本の付き合い方
話は変わり、私自身の読書習慣について。
学びの本については、紙の書籍を購入するようになりました。
これは隙間時間に取り出してする読む=本とのアクセスを高める、速読が使える、という利点を重視したもの。
電子書籍はスマートフォンを取り出す⇒アプリを起動⇒画面遷移という手間および、ときどき他のアプリに目移りするリスクがあります。
私はこの流れが心地悪く感じ、紙媒体だとそれらが解消されることに気づきました。
だから小説の類は電子書籍、何度も読み直す実用書は紙、そんな使い分けが進みつつあります。
これもまた習慣。
また本を選ぶときは、内容以前に文章のレイアウト(見出し位置、フォントサイズ、行間)を見て判断するようにしています。
自分自身にとって読みやすく、理解しやすい本を選ぶことも大切。
その人にとっての良い本とは「読みやすいもの」という第一条件があるのではないかなと思います。
技術書だったら自分がわかるレベルまで落とすとか。
結果としてタイトルの枕詞に「サルでもわかる」「初心者向け」「中学生からはじめる」が付いても、背伸びをした本の一語一句に苦戦するよりも理解の速さが違います。
またこれまで買ったけれどもあわなかった本は、その理由を振り返ると、次の本選びに役立てられます。
失敗は成功パターンのための絞り込み作業、消去法のプロセスと考えれば前向きになれるというものです。
エジソンですね。
◆◇◆◇
連日タイトな進行をしていたこともあり、インプットで気分転換してみました。
自己報酬はスーパーで買ったお寿司。
良い本にめぐりあえたことやエトセトラもあり、モチベーションがみなぎってます。
これを書きおえたら、いつもの作業に復帰です。
以上、何か気付きがみつかりましたら幸いです。
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