2017年06月25日
使われている内はしんどい物
6年生の練習試合が土曜日にはありました。
ベンチから少し離れた所で、団長や他のコーチと一緒にぼ〜っと観ていました。
度々、サイドに展開される物の、サイドの上がりが間に合わないと言うシーンが目に付きます。
「パスが来ると思ったら、走り出さないから間に合わないんだよ・・・」なんて、横でボソボソとつぶやいている声も聞えます。
私は、と言うと・・・それを聞いて苦笑い・・・が精一杯でしたね。(^^;
練習でも再三指摘している事なんですが・・・味方がボールを持ったら、直ぐにアクションを起こす・・・よく言う攻守の切り替えの部分なんですが・・・この意識を持ち続ける事って本当に難しいんだと思います。
時間を掛けて反復練習するしかないのかな・・・って、気長な事考えていますけど・・・。(笑)
疲れてくれば、当然足も止まりがちになって来ます。
頭の中も、考えているんだかいないんだか・・・訳が分からなくなって来る子もいたりますしね。
そこに、この時期特有の重い暑さが圧し掛かって来ますから・・・集中力を切らすな・・・と言う方が無理な話なんだと思います。
出たボールに対してアクションを起こす・・・これを繰り返す事は、本当に疲れます。
心が折れる事もありあすよ・・・。
「行かなきゃ・・・」って思っても、足が・・・気持ちが動かない・・・なんて事は、サッカーやってれば良くある事です。
先の天の声の様に、来ると思ったら走り出す・・・と言うのも1つの手ですが、パスが来るのか来ないのか分らない上に、守備に戻る事を考えると・・・次第に億劫になって来るのが普通の子です。
そう言った事が、ボールが実際に出てからじゃないとアクションを起こす気になれない大きな理由となっています。
だからダメなんだよ・・・って声も聞こえてきそうですけどね。(^^;
こう言う時って、使われている感がどうしても大きいのですよね。
だから、次第にうんざりして来るのです。
走らされてばかり・・・そう感じ始めたら、身体も心も動かなくなって来てしまうものです。
私がよく子供達に言うのは、「自分からボールを『よこせっ!』て言うプレイをしようぜ!」って事です。
味方からボールを引き出そうとする試みですね。
受け身では無い分、感じられる疲労度も低めです。
成功すれば、疲労度は更に低く感じられる物です。
やらされてる感のある内は、どうしても疲労度が高めです。
失敗すれば、更に疲労度は上がって行きます。
こんなのは、全て気持ちの問題とも言えそうですが・・・人間なんてそんな物なんですよね。
上手く自分を騙してあげる事も時には必要なんですよ。
結局、走る事に違いは無いのですけどね。
自分から進んでそうするのと、人にやらされるのとでは、大分違いがあると言う事でもあります。
何処へ走り込めば良いのか・・・を積極的に探す切欠にもなります。
これは、ボールウォッチャーからの決別へと繋がる大きな一歩です。
そして、自分から進んでゲームに参加している充実感も得られ易いのです。
成功すれば、本当に気持ちが良い物なんですよね。
上手な子や強いチームなんて、そう言う事が自然に出来ているんですよね。
やらされてる感を全く感じません。
「オレにボールをよこせっ!」この気持ちが必要なんですよね。
それもこれも、ある程度自信が無いと出来ない事なのかも知れませんが・・・失敗を責めさえしなければ、何度も挑戦出来る事なのかな・・・って思います。
むしろ、そう言う動きやプレイをした事を評価してあげる事の方が大事なんだと思うのですよね。
最後に・・・もう1つの天の声を・・・。
「やっぱ、もっと体力付けさせないとダメだな・・・もっと、走らせないと・・・」
やはり行き着く所は、そこなんですね。(^^;
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