2017年05月14日
You are my Hero!
ヒーロー(Hero)って言うと、どんなイメージがありますか?
私なんかは、そうですね〜仮面ライダーとか、ウルトラマンとか・・・そう言うTVの中のヒーローが浮かびます。
憧れの対象・・・なんだと思いますが、何時かそんな風になりたい・・・って思ってこんな年になってしまったんですよね。(T-T)
あなたには、ヒーローがいますか・・・?
息子には、保育園の時からの友達が何人か同じ部活に在籍しています。
その中に今でも良く一緒に遊んでいる子がいます。
保育園の時からですからね、もう人生の半分近くを一緒に過していると言っても過言では無い程です。(^^;
「お前ら、良く飽きないね〜」なんて、冷やかしてやる時もあります。
保育園の時・・・その子は、何時も息子を助けてくれていました。
4歳から保育園に入った息子は、当時まだ新参者・・・時折、虐められる事がありました。
そんな時、その子が何時も助けてくれていたのです。
その子は、クラスのリーダー的な存在でした。
活発で男気の在る頼りになる存在だったと言えます。
息子は、家に帰ると・・・いつも、その子の自慢話を私に聞かせるのでした。
「〇〇君(なぜかフルネーム)は、凄い!」って、毎日の様に・・・まるで自分の事の様に自慢するのですね。
その目は、キラキラと輝いていて・・・まるで、アイドルのファンの様に・・・とうとうと話を聞かせるのです。
「で、お前はどうなの?」って、聞くと・・・「〇〇君には誰も勝てない!」って、ハッキリと言うのですね。(^^;
「僕は、何時も2番、〇〇君が何時も1番なんだ」って・・・。
クラスに行くと、色々な事に挑戦した結果が一目で分かる様に張り出されています。
縄跳びや、駆けっこ、逆上がり、雲梯、登り棒・・・そのどれを見ても、その子はトップでした。
それも、ダントツです。
息子は、確かに2番や3番・・・遠く及ばないと言う息子の言葉も頷けます。
保育園の先生がある日、お迎えに行った私にこう言いました。
「ついさっきまで、中庭で逆上がりを練習してたんですよ。もう止めなよって言ったんですけどね・・・止めないんです。」
「頑張り過ぎる所が時々怖い位ですよ。出来るまで、絶対に止めるって言わないんです。」
どうやら、逆上がりがやっとその日に出来たそうで・・・あの子がお迎えが来るまで一緒に付き合ってくれていた様でした。
あの子も息子の事が気になっていた・・・のかも知れません。
1番になれなくても、常にしぶとくあの子の後を付いて行く息子がその頃から見られだしました。
手の届かない憧れの人から、目標に変わった様でした。
次第に多くの事が出来る様になって行きます。
粘り強く、出来るまで何度でも挑戦していた様です。
あの子に追い着く為に・・・。
そんな折、保育園にサッカーを普及しに来たジュビロの人にサッカーを教えてもらう機会がありました。
その時を境に、子供達のサッカー熱は一機に上がって行きます。
その中心には、やはりあの子がいました。
「小学校に入ったら、サッカーやろうぜ!」と皆で、誓ったって言ってましたっけ・・・。(^^;
結局、7名ですか・・・保育園からサッカー少年団に入団します。
サッカーでも、息子はあの子には遠く及びません。
ただ、ボールコントロールに限っては、あの子よりも息子の方が上でした。
チームでも1番になる事が多くなって来ます。
目標を捕らえた瞬間です。
ただ、それ以外の事は相変わらず勝てませんでしたけどね・・・。(^^;
息子にとって、あの子は常にヒーローだったと言えます。
今でも追い越せない大きな目標のままです。
あの子はチームで唯一の県西部のトレセンです。
息子は選抜の選考会落選です。(^^;
でも、選考会に推薦される所までは何とか上り詰めて来ました。
常にあの子が息子の視線の先にある事は何となくですが分かります。
あの子も息子には一目置いてくれている事が見て取れます。
中学になっても、先に飛び級で上級生とやっていたのは、あの子です。
息子もやっと、同じフィールドに立つ事が出来る様になりました。
小学生の時には、叶わなかった事です。
同じフィールドに立って、息子が視ているのは・・・やはり、あの子なんだろうと思います。
目が合えば、パスを出す・・・ボールを受ければ、あの子を探す・・・そんな意識は無いのでしょうが、無意識の内にそうしている息子がいる様に思います。
あの子なら・・・何とかしてくれる・・・そう思っているのかも知れません。
他の子には分からない、奇妙な信頼関係があの2人にはある様です。
2人にしか分らない世界・・・なのかも知れませんが、あの子も息子を信頼してくれている様にも映ります。
息子が保育園の時に抱いた憧れは、今でも続いている様です。
あの子がサッカーを続け、息子のヒーローで在り続ける限り、息子がサッカーを辞める事はどうやらなさそうです。
そんな2人を見ていると・・・何だか少し羨ましい・・・そんな気がする2人です。
何時までも、良い友達でいてくれると良いのですが・・・。
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この記事へのコメント
>親としてはそういう子とはいつまでも友達でいてほしいって思いますよね
そうなんですが、きっとお別れの時は目前に迫っているんでしょうね。(T-T)
保育園の時は、子分の様に何時もその子の後に付き従っていまいたね。
でも、その子は息子の器用さに感心していた様で・・・お互いにリスペクトしている様な感じでしょうかね。
だから、何時も一緒にいても飽き無いのかも知れません。
今でも、保育園の時と何ら変わらぬ関係なんだと思います。
一度も喧嘩した事は無い様ですし・・・息子が一歩引いているんですよね。(^^;
剛と柔の2人だから、上手く行っているのかも?
また、コメント下さい!!
良い関係ですね^^
自分も読んでて羨ましいなと思いました
親としてはそういう子とはいつまでも友達でいてほしいって思いますよね