少年サッカーを見守るブログ

　以前から、この言葉には違和感を感じていたのだが、本当にサッカーの基本は三角形なのでしょうか？要所要所では、確かに三角形を描いているように見えるし、選手達もその様に動く事を教えられているので三角形を形成する様に勤めています。

　少年サッカーの場合、この三角形が全く機能していない場合が多く目に付きます。それは何故でしょうか・・・？

　簡単な事で、個々の技術の無さがせっかく形成した三角形を上手に利用できなくしているのです。

　十分な技能を持っている者が三角形を形成すれば、確かにボールを奪うのは容易ではなく、十分に機能する事でしょう。しかし、１人でも技術不足な者がいれば、その三角形は実質三角形ではなくなってしまうのです。

　形を成す前にしっかりとした線を、線を引く前にはっきりとした点を打つ事を先ず指導者はすべきではないでしょうか？つまり、個の力を十分につける事が最優先課題で、２人、３人でのパスワーク等それができてからの話だと思います。

　考えても見て欲しいのです、ボールを狙い通り蹴れない者が２人集まっても、パス交換などできる訳も無いし、トラップができないのならせっかくのパスも台無しにしてしまうでしょう。

　サッカーの基本はあくまでも個であり、キックとボールコントロール（トラップやドリブルなど）ではないでしょうか？低学年のうちはつまらぬ戦術等は一切教えずに、個の力を徹底的につけるべきであると個人的には思います。

　１人で何もできない者が２人集まっても何もできない。米国初代大統領ジョージ・ワシントンの父親の言葉だったと記憶していますが、この言葉の意味する所は非常に重要だと思います。

　サッカーに限らずあらゆる状況下でこの言葉が正しいと言う事を思い知らされるのです。

　先ずは個の技術力をつける事。サッカーの基本は、個の力だと思うのです・・・が如何でしょうか？