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2018年03月12日
塩分の摂りすぎに注意しましょう。
今日は、塩分についてお話しようと思います。
糖尿病の食事療法の原則は規則正しくバランスの良い食事を心がけることです。
糖尿病だけでなく、高血圧もあるような方は塩分を控えるように言われる機会も多いと思いますが、
糖尿病だけの方は塩分についての話を聞くことはあまりないかもしれません。
「糖尿病の食事療法は?」と言われてよく「塩分を控えること」と答える方が多くいらっしゃいます。
間違いではありません。
しかし、糖尿病の食事療法は先に述べたように規則正しくバランス良い食事を心がけること。
具体的に言うと、「」野菜をたっぷり食事の一番先に食べ、毎食同じ時間に食事量も均等に食べること、
主食に偏らないようにし、主食量を守ること」です。
減塩の優先順位はこの次になります。
ただし、塩分の多い食事をとると糖尿病の合併症の糖尿病性腎症を進行させやすくなると言われています。
糖尿病と診断されたら減塩も一緒に行うことによって合併症の予防の役立ちます。
【減塩のコツ】
・まずは、薄味に慣れる!
・調味料いを軽量する習慣をつける!
・汁物や麺類のスープは残す!
・減塩調味料を利用する!
・香料、香味野菜を利用する!
・醤油は「かける」より「つける」(別皿を準備する)!
・麺類やパンはそのもの自体に塩分を含むので、基本は白米!
・煮物は火をつめる直前に調味料を入れ、煮込み過ぎない!
・酢の物など酸味を利用する!
・干物や魚卵、肉の加工品(ハム、ソーセージ、ベーコン)は控える!
・主菜は割としっかり味をつけ、副菜は薄味か味付けせずにメリハリをつけることで満足感アップ!
まずは、減塩に慣れることから始めましょう。
始めは薄く感じるかもしれませんが、慣れると薄く感じなくなります。
外食が濃いと感じるようになったら、薄味に慣れた証拠ですよ!
次回、具体的な塩分含有量についてお話します。
糖尿病の食事療法の原則は規則正しくバランスの良い食事を心がけることです。
糖尿病だけでなく、高血圧もあるような方は塩分を控えるように言われる機会も多いと思いますが、
糖尿病だけの方は塩分についての話を聞くことはあまりないかもしれません。
「糖尿病の食事療法は?」と言われてよく「塩分を控えること」と答える方が多くいらっしゃいます。
間違いではありません。
しかし、糖尿病の食事療法は先に述べたように規則正しくバランス良い食事を心がけること。
具体的に言うと、「」野菜をたっぷり食事の一番先に食べ、毎食同じ時間に食事量も均等に食べること、
主食に偏らないようにし、主食量を守ること」です。
減塩の優先順位はこの次になります。
ただし、塩分の多い食事をとると糖尿病の合併症の糖尿病性腎症を進行させやすくなると言われています。
糖尿病と診断されたら減塩も一緒に行うことによって合併症の予防の役立ちます。
【減塩のコツ】
・まずは、薄味に慣れる!
・調味料いを軽量する習慣をつける!
・汁物や麺類のスープは残す!
・減塩調味料を利用する!
・香料、香味野菜を利用する!
・醤油は「かける」より「つける」(別皿を準備する)!
・麺類やパンはそのもの自体に塩分を含むので、基本は白米!
・煮物は火をつめる直前に調味料を入れ、煮込み過ぎない!
・酢の物など酸味を利用する!
・干物や魚卵、肉の加工品(ハム、ソーセージ、ベーコン)は控える!
・主菜は割としっかり味をつけ、副菜は薄味か味付けせずにメリハリをつけることで満足感アップ!
まずは、減塩に慣れることから始めましょう。
始めは薄く感じるかもしれませんが、慣れると薄く感じなくなります。
外食が濃いと感じるようになったら、薄味に慣れた証拠ですよ!
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次回、具体的な塩分含有量についてお話します。
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2018年03月11日
低血糖の進行について理解しておきましょう
低血糖のこわさは何度かお話してきました。
低血糖にはレベルがあります。
今日は、その低血糖の進行についてお話しようと思います。
低血糖進行は、自律神経症状から始まり、中枢神経症状、大脳機能低下の順に進行します。
〇自律神経症状
強い空腹感、軽い脱力感、発汗、手指のふるえ、熱感、動機、不安感、悪心
〇中枢神経症状
眠気、強い脱力、めまい、強い疲労感、集中力低下、混乱、言葉が出ない、見にくい、
時間や場所が分からない、元気がない、抑うつ、不機嫌、動作がぎこちない
〇大脳機能低下
痙攣、意識消失、昏睡
進行を把握しておくことで緊急性を理解できます。
低血糖は予防が重要ですが、発症した場合には早期対応が重要になります。
低血糖にはレベルがあります。
今日は、その低血糖の進行についてお話しようと思います。
低血糖進行は、自律神経症状から始まり、中枢神経症状、大脳機能低下の順に進行します。
〇自律神経症状
強い空腹感、軽い脱力感、発汗、手指のふるえ、熱感、動機、不安感、悪心
〇中枢神経症状
眠気、強い脱力、めまい、強い疲労感、集中力低下、混乱、言葉が出ない、見にくい、
時間や場所が分からない、元気がない、抑うつ、不機嫌、動作がぎこちない
〇大脳機能低下
痙攣、意識消失、昏睡
進行を把握しておくことで緊急性を理解できます。
低血糖は予防が重要ですが、発症した場合には早期対応が重要になります。
2018年03月10日
糖尿病連携手帳を活用しましょう
「糖尿病連携手帳」はご存知ですか?
今日は糖尿病連携手帳についてお話します。
日本糖尿病協会では外来受診時の情報を主治医から患者さんに知らせるのに便利な
「糖尿病健康手帳」を配布していましたが、糖尿病健康手帳は廃止され、
糖尿病連携パスで使用できるように「糖尿病連携手帳」が新たに配布されています。
糖尿病連携手帳には、血糖値はHbA1c、血圧、脂質などの状態や治療内容、経過の他に、
糖尿病連携パスの説明、入院経過、糖尿病療養指導の項目が新たに追加されて記載されます。
糖尿病の状態を患者さん自身が把握していることはとても大切なことです。
また、糖尿病連携手帳を携帯していれば、
低血糖などの緊急時に他の医療機関を受診した時にも糖尿病の状態がいしに良く分かり役に立ちます。
日本糖尿病眼学会では、「糖尿病眼手帳」を作成しています。
この手帳には糖尿病網膜症の眼底所見や治療経過が記載されます。
内科医と眼科医との情報交換や患者さん自身が網膜症の状態を把握するのに役に立ちます。
ぜひ、「糖尿病健康手帳」と「糖尿病眼手帳」を活用しましょう。
常に携帯するのも忘れないようにしてくださいね。
今日は糖尿病連携手帳についてお話します。
日本糖尿病協会では外来受診時の情報を主治医から患者さんに知らせるのに便利な
「糖尿病健康手帳」を配布していましたが、糖尿病健康手帳は廃止され、
糖尿病連携パスで使用できるように「糖尿病連携手帳」が新たに配布されています。
糖尿病連携手帳には、血糖値はHbA1c、血圧、脂質などの状態や治療内容、経過の他に、
糖尿病連携パスの説明、入院経過、糖尿病療養指導の項目が新たに追加されて記載されます。
糖尿病の状態を患者さん自身が把握していることはとても大切なことです。
また、糖尿病連携手帳を携帯していれば、
低血糖などの緊急時に他の医療機関を受診した時にも糖尿病の状態がいしに良く分かり役に立ちます。
日本糖尿病眼学会では、「糖尿病眼手帳」を作成しています。
この手帳には糖尿病網膜症の眼底所見や治療経過が記載されます。
内科医と眼科医との情報交換や患者さん自身が網膜症の状態を把握するのに役に立ちます。
ぜひ、「糖尿病健康手帳」と「糖尿病眼手帳」を活用しましょう。
常に携帯するのも忘れないようにしてくださいね。
2018年03月09日
いつ血糖自己測定をするか?
朝食前の血糖値(空腹時血糖値)は毎日の変動が比較的少なく安定しているので、
血糖コントロールの指標としてよく用いられます。
空腹時血糖値がそれほど高くなくても食後に高くなる場合もありますので、
時には食後1時間あるいは2時間の血糖値を測定することも必要です。
T型糖尿病の方で血糖値の変動が大きく、
どのインスリンがその変動に関係しているのかを知るために、
毎食前・所kぅ後に血糖測定が必要な時もあります。
さらに下痢や発熱のある時、食欲がない時や体調が思わしくない時(シックデイ)は、
血糖自己測定がインスリン注射「の量や方法の変更を判断するのに役立ちます。
血糖測定の回数や測定時間は主治医とよく相談してくださいね。
血糖自己測定で得られた血糖値は必ず記録して、主治医にみせ、指導を受けるようにしてくださいね。
血糖コントロールの指標としてよく用いられます。
空腹時血糖値がそれほど高くなくても食後に高くなる場合もありますので、
時には食後1時間あるいは2時間の血糖値を測定することも必要です。
T型糖尿病の方で血糖値の変動が大きく、
どのインスリンがその変動に関係しているのかを知るために、
毎食前・所kぅ後に血糖測定が必要な時もあります。
さらに下痢や発熱のある時、食欲がない時や体調が思わしくない時(シックデイ)は、
血糖自己測定がインスリン注射「の量や方法の変更を判断するのに役立ちます。
血糖測定の回数や測定時間は主治医とよく相談してくださいね。
血糖自己測定で得られた血糖値は必ず記録して、主治医にみせ、指導を受けるようにしてくださいね。
2018年03月08日
血糖自己測定が必要な人は?
T型糖尿病の方では血糖値が短時間の内に変わり、
しかも毎日の生活パターンによって血糖値が大きく変化するので血糖自己測定が必要です。
インスリン頻回注射療法やインスリン持続注入ポンプなどを用いて治療している方は、
血糖値の動きをインスリン量を調整する必要があるので血糖自己測定は不可決です。
妊娠を望む、あるいは妊娠中の糖尿病の方も血糖自己測定が必要です。
主治医に相談して血糖自己測定を始め、
血糖値の正常化に努めるようにしましょう!
しかも毎日の生活パターンによって血糖値が大きく変化するので血糖自己測定が必要です。
インスリン頻回注射療法やインスリン持続注入ポンプなどを用いて治療している方は、
血糖値の動きをインスリン量を調整する必要があるので血糖自己測定は不可決です。
妊娠を望む、あるいは妊娠中の糖尿病の方も血糖自己測定が必要です。
主治医に相談して血糖自己測定を始め、
血糖値の正常化に努めるようにしましょう!
2018年03月07日
尿糖検査をしてみませんか?
血液中のブドウ糖が一定以上多くなると尿に排泄されるため、
尿を検査することで血糖の状態が分かります。
尿糖検査用の試験紙は薬局で販売されています。
一般に尿糖が陽性となる血糖値は170mg/dL程度(160〜180r/dL)以上ですが、個人差があります。
【方法】
@きれいな容器に尿を採取し、試験紙を浸し、すぐに取り出します。
(やむを得ず、放尿に浸す場合も同じです。)
A試験紙についている余分な尿は、容器の縁に試験紙をあてて取り除きます。
B試験紙を取り出したら正確に使用量どおりお時間を待って、
ただちに色調表と比較し、最も近い色の値を結果とします。
朝食前、昼食前、夕食前、就寝前に尿糖を検査する時には、
検査の20〜30分前に放尿して暴行をなるべき空にしておき、
食前および就寝前にもう一度排尿して出た尿を検査します。
正しい治療を始めますと、まず、食前尿に糖が出なくなります。
その時には、食後1〜2時間の尿を検査してみましょう。
ただし、尿糖が出なくなったことは糖尿病が治ったということではありません。
尿を検査することで血糖の状態が分かります。
尿糖検査用の試験紙は薬局で販売されています。
一般に尿糖が陽性となる血糖値は170mg/dL程度(160〜180r/dL)以上ですが、個人差があります。
【方法】
@きれいな容器に尿を採取し、試験紙を浸し、すぐに取り出します。
(やむを得ず、放尿に浸す場合も同じです。)
A試験紙についている余分な尿は、容器の縁に試験紙をあてて取り除きます。
B試験紙を取り出したら正確に使用量どおりお時間を待って、
ただちに色調表と比較し、最も近い色の値を結果とします。
朝食前、昼食前、夕食前、就寝前に尿糖を検査する時には、
検査の20〜30分前に放尿して暴行をなるべき空にしておき、
食前および就寝前にもう一度排尿して出た尿を検査します。
正しい治療を始めますと、まず、食前尿に糖が出なくなります。
その時には、食後1〜2時間の尿を検査してみましょう。
ただし、尿糖が出なくなったことは糖尿病が治ったということではありません。
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2018年03月06日
外食するときの工夫
外食や調理済み食品は食事療法を乱す原因となります。
外食は一般的に、総エネルギーが高いためエネルギー過剰になりやすいとされています。
また、味付けが濃いため塩分や砂糖を摂りすぎになり、
逆に野菜やミネラルが少ないという欠点もあります。
食品やお店によってはエネルギー量や栄養組成を表示している場合もありますが、
そうでない場合、調理された状態でエネルギー量や栄養組成を見分けることは困難です。
また、油や調味料も外観からは分かりくいので、
外食でメニューを選ぶ時は、丼などの単品は控え、定食など品数が多く、
材料の食品数の多いものを選ぶことがポイントです。
普段の量とり多ければ残すことも大切です。
日頃から食品の量を測る習慣をつけ、
外食のエネルギー量や栄養素のバランスを見分けられるようにしておきましょう。
外食の機会が多い人は野菜類が酢即するので、家族で野菜、海藻、
キノコ類を積極的に食べるように心がけましょう。
外食は一般的に、総エネルギーが高いためエネルギー過剰になりやすいとされています。
また、味付けが濃いため塩分や砂糖を摂りすぎになり、
逆に野菜やミネラルが少ないという欠点もあります。
食品やお店によってはエネルギー量や栄養組成を表示している場合もありますが、
そうでない場合、調理された状態でエネルギー量や栄養組成を見分けることは困難です。
また、油や調味料も外観からは分かりくいので、
外食でメニューを選ぶ時は、丼などの単品は控え、定食など品数が多く、
材料の食品数の多いものを選ぶことがポイントです。
普段の量とり多ければ残すことも大切です。
日頃から食品の量を測る習慣をつけ、
外食のエネルギー量や栄養素のバランスを見分けられるようにしておきましょう。
外食の機会が多い人は野菜類が酢即するので、家族で野菜、海藻、
キノコ類を積極的に食べるように心がけましょう。
2018年03月05日
「食品交換表」をどう使うか
食事、間食を含めて適正なエネルギー量とすると同時にバランスよく栄養素を配分するためには、
『糖尿病食事療法のための食品交換表(第6版)』を用いると便利です。
食品交換表では、約600品目の食品が主な成分に応じて6つの群(表)に分類されています。
「表1」はごはんやパンなどの穀物類、「表2」は果物類、「表3」は肉や魚などたんぱく質の多い食品、
「表4」は牛乳やヨーグルトなど乳製品、「表5」は油や脂肪の多い食品、そして「表6」は野菜です。
80kcalに相当する量を1単位として、それぞれの食品1単位分の量が示されていますので、
何をどれくらい食べることができるのかが分かります。
食品交換表では、同じ表の中の食品ならお互いに交換することができますが、
別の表にある食品と交換すると栄養素のバランスが崩れます。
例えば、ごはんをやめてパンにはできますが、ごはんをやめて果物や肉にはできません。
昨日ご紹介した配分例を参考に食事療法を行って行きましょう。
『糖尿病食事療法のための食品交換表(第6版)』を用いると便利です。
食品交換表では、約600品目の食品が主な成分に応じて6つの群(表)に分類されています。
「表1」はごはんやパンなどの穀物類、「表2」は果物類、「表3」は肉や魚などたんぱく質の多い食品、
「表4」は牛乳やヨーグルトなど乳製品、「表5」は油や脂肪の多い食品、そして「表6」は野菜です。
80kcalに相当する量を1単位として、それぞれの食品1単位分の量が示されていますので、
何をどれくらい食べることができるのかが分かります。
食品交換表では、同じ表の中の食品ならお互いに交換することができますが、
別の表にある食品と交換すると栄養素のバランスが崩れます。
例えば、ごはんをやめてパンにはできますが、ごはんをやめて果物や肉にはできません。
昨日ご紹介した配分例を参考に食事療法を行って行きましょう。
2018年03月04日
糖尿病食事療法のための食品交換表を用いた食事
〇食品交換表
・食品交換表(表1)は多く含有している栄養素にとって食品を4群6票と調味料に分類し、
食品のエネルギー80kcalを1単位を定め、1単位の食品重量を記載しています。
・同一表内の同一単位の食品は類似の栄養素で構成されています。
同一表内の食品を同一単位で交換摂取することにより、
栄養素ののバランスを保ちながら食事内容を多彩にすることができます。
・各表の栄養素の平均的含有量から1日の栄養素量の概算が可能です。
表1
〇食事処方箋
・食事処方にあたっては食習慣を考慮します。
・食事療法、糖尿病治療の経過を定期的に把握し、必要な場合には食事処方の変更を行う。
・血糖値の正常化と体重の標準体重へのなだらかな移行が一般的な目標となります。
・糖尿病では、炭水化物の中でも食物繊維を除いた糖質による食後血糖値への影響が大きいことから、
血糖コントロールを行う上で食事中にどれだけ糖質量が含まれているかと計算することを
カーボカウントといいます。
食事で摂取する糖質量をなるべき規則正しく一定にすることを基礎カーボカウントといい、
食事で摂取する糖質量に応じてインスリン投与量を調整することを応用カーボカウントといいます。
この方法は炭水化物、たんぱく質、脂質の配分や質にも考慮した健康的な食事を前提にしていますが、
応用カーボカウントを上手に取り入れることは、T型糖尿病の方の血糖コントロールに有用です。
〇交換表の使い方
@指示された1日のエネルギー量を1単位である80kcalで除し、総単位数を算出します。
例えば指示されたエネルギー量が1600kcalの場合には、1600÷80で1日20単位となります。
A主治医は、炭水化物の割合を合併症、肥満度などにより60%、55%、50%から選択します。
B1日の単位数を炭水化物の割合が決まれば、配分例を参考に、食習慣や嗜好などを考慮し、
どの表から何単位とるかを決めます。
CBで配分された表1の食品、表3の食品、表6の食品の1日の指示単位を、朝食、昼食、夕食の3回の食事に均等に分けます。
表2の果物や表4の牛乳などは食事に入れるか間食として摂取します。
1日の指示単位20単位(1600kcal/炭水化物55%)の配分例を示します。(表2)
表2:1日の指示単位20単位の配分例
・食品交換表(表1)は多く含有している栄養素にとって食品を4群6票と調味料に分類し、
食品のエネルギー80kcalを1単位を定め、1単位の食品重量を記載しています。
・同一表内の同一単位の食品は類似の栄養素で構成されています。
同一表内の食品を同一単位で交換摂取することにより、
栄養素ののバランスを保ちながら食事内容を多彩にすることができます。
・各表の栄養素の平均的含有量から1日の栄養素量の概算が可能です。
表1
〇食事処方箋
・食事処方にあたっては食習慣を考慮します。
・食事療法、糖尿病治療の経過を定期的に把握し、必要な場合には食事処方の変更を行う。
・血糖値の正常化と体重の標準体重へのなだらかな移行が一般的な目標となります。
・糖尿病では、炭水化物の中でも食物繊維を除いた糖質による食後血糖値への影響が大きいことから、
血糖コントロールを行う上で食事中にどれだけ糖質量が含まれているかと計算することを
カーボカウントといいます。
食事で摂取する糖質量をなるべき規則正しく一定にすることを基礎カーボカウントといい、
食事で摂取する糖質量に応じてインスリン投与量を調整することを応用カーボカウントといいます。
この方法は炭水化物、たんぱく質、脂質の配分や質にも考慮した健康的な食事を前提にしていますが、
応用カーボカウントを上手に取り入れることは、T型糖尿病の方の血糖コントロールに有用です。
〇交換表の使い方
@指示された1日のエネルギー量を1単位である80kcalで除し、総単位数を算出します。
例えば指示されたエネルギー量が1600kcalの場合には、1600÷80で1日20単位となります。
A主治医は、炭水化物の割合を合併症、肥満度などにより60%、55%、50%から選択します。
B1日の単位数を炭水化物の割合が決まれば、配分例を参考に、食習慣や嗜好などを考慮し、
どの表から何単位とるかを決めます。
CBで配分された表1の食品、表3の食品、表6の食品の1日の指示単位を、朝食、昼食、夕食の3回の食事に均等に分けます。
表2の果物や表4の牛乳などは食事に入れるか間食として摂取します。
1日の指示単位20単位(1600kcal/炭水化物55%)の配分例を示します。(表2)
表2:1日の指示単位20単位の配分例
2018年03月03日
治療目標とコントロール目標
血糖をコントロールするためには目標設定が重要です。
今日は、治療目標とコントロール目標についてお話します。
・糖尿病治療の目標は、糖尿病に伴う合併症の発症と進展を阻止し、
糖尿病ではない人と変わらないQOLを維持するとともに寿命を確保することにあります。
そのためには、代謝管理を十分に行い、体重、血糖、血圧、血清脂質などの
代謝プロフィールを良好な状態に保つことが重要です。
・細小血管障害の発症・進展を予防する観点からはHbA1cは7.0%未満を目指し、
対応する血糖値としては、空腹時血糖値130r/dL未満、
食後2時間血糖値180r/dL未満をおおよその目安にします。
・体重は、BMI[体重(s)/身長(m)2]22を標準とし、肥満の程度に応じて個々に目標を設定します。
・血圧は、収縮時血圧130oHg未満、拡張期血圧80oHg未満を目標にします。
・血清脂質は、LDLコレステロール120r/dL未満(冠動脈疾患がある場合は100r/dL未満)、
トリグリセリド150r/dL未満(早朝空腹時)、HDLコレステロール40r/dL以上を目標にします。
血糖値のコントロールは非常に難しいものです。
高血糖になると、高浸透圧高血糖症候群や糖尿病ケトアシドーシスのリスクがありますし、
低血糖になると意識消失のリスクもあります。
高血糖も低血糖も起こさずに血糖値を管理するための血糖値の目標設定については、
主治医とよく相談しながら決めていってくださいね。
今日は、治療目標とコントロール目標についてお話します。
・糖尿病治療の目標は、糖尿病に伴う合併症の発症と進展を阻止し、
糖尿病ではない人と変わらないQOLを維持するとともに寿命を確保することにあります。
そのためには、代謝管理を十分に行い、体重、血糖、血圧、血清脂質などの
代謝プロフィールを良好な状態に保つことが重要です。
・細小血管障害の発症・進展を予防する観点からはHbA1cは7.0%未満を目指し、
対応する血糖値としては、空腹時血糖値130r/dL未満、
食後2時間血糖値180r/dL未満をおおよその目安にします。
・体重は、BMI[体重(s)/身長(m)2]22を標準とし、肥満の程度に応じて個々に目標を設定します。
・血圧は、収縮時血圧130oHg未満、拡張期血圧80oHg未満を目標にします。
・血清脂質は、LDLコレステロール120r/dL未満(冠動脈疾患がある場合は100r/dL未満)、
トリグリセリド150r/dL未満(早朝空腹時)、HDLコレステロール40r/dL以上を目標にします。
血糖値のコントロールは非常に難しいものです。
高血糖になると、高浸透圧高血糖症候群や糖尿病ケトアシドーシスのリスクがありますし、
低血糖になると意識消失のリスクもあります。
高血糖も低血糖も起こさずに血糖値を管理するための血糖値の目標設定については、
主治医とよく相談しながら決めていってくださいね。