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2022年12月09日

プレミアム商品券

歩いている感覚はいい。何がいいように感じるのだろうか。
右足裏の感覚がいい。地面を踏んでいる感覚がある。これは痺れが軽くなったからだろう。これまでは足裏の感覚はあるようでなかった。体重がかかるのだから荷重を感じることはできたが、それ以外の感覚はない。靴を履いているから余計にだ。
足裏の感覚がいいと踵から足先までがちゃんと地面を舐めるように歩けていることが判る。感覚が鈍い時からこれは意識してきた。

感覚が鈍い時、最初は頭でその都度命令していた。踵から足先に抜ける歩行を1歩1歩命令。
足裏の感覚が良くなるとその必要がなくなった。同じように脳は指令をしているのだろうが、着地した瞬間に足裏が覚えていて動く感覚。
これが感覚神経の働きなのだろうか。わざわざ考えなくても瞬時で反応する。
これと同じようなことでいうと、熱いものに触った時に瞬時に手を引っ込めることもそうなのだろう。

残念なことに手や脚、胴体の右半身など感覚がぼやけている箇所が多い。
右下腿や右足裏は強い痺れだったが、軽くなったといっても痺れている。家でレンチンご飯を作る時もそうだ。プラ容器の端の方を持つが途中で落としたことがある。熱さの感覚が時間差で来るのだ。
ふつうは熱いと感じた瞬間に持てない・持たない。触った瞬間に感じないことが多いのが悩み。
そんな自分なんだと意識して生活するしかない。ラーメン屋のカウンター越しに丼を手渡しされたら持ってはいけないのだ。

昨日は展示会に顔を出し、家の近くの焼きとん屋へ。
区のプレミアム商品券が当選したので買ったのは夏前。3万円分で36000円使える。この有効期限が年内。とてもじゃないが普段の生活では使いきれない。いつも買い物に行くスーパーでは使えなく、商店街の登録店しか使えない。
たまに行く焼肉屋では使えるけど家から遠い。そこで1度使って13000円を消化。あとは商店街のスーパーで総菜。残りが16000円あった。この焼きとん屋で3000円を使って残りが13000円。
買い物でいえば年内にビール1ケース買う位しか予定がない。
結局は得したのかどうかというと解らない、消費の活性化に協力は出来たようだ。

さあ金曜日。今日も居酒屋Q。
posted by shigenon at 08:52| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2022年12月07日

ドッペンゲンガ―

昨日は洋食屋へ。顔のケガもあり先週は行かなかった。
その前の週、祝日の前日に行った時は居酒屋QでMちゃんと呑んだ後に顔を出した。店に行った時にママが「あれ、5時に店の前に立ってませんでしたか」と言う。
いや、行っていない。会社帰りに居酒屋Qに行って、そのまま歩いて洋食屋に来たのだ。
ママが言う「ドッペルゲンガーだ!」と。
その時はなんか聞いたことのあるコトバ、あぁ確かいない人がそこにいるようなコトバだったっけと。
調べるとドッペンゲンガ―は自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種、また、同じ人物が同時に別の場所(複数の場合もある)に姿を現す現象を指すこともある(第三者が目撃するのも含む)。

ほとんど毎週火曜日に行っている。
先週行けないからと言って連絡することはしない。そうしたらママが言う「ドッペルゲンガーがあったから何かあったのかと思った」と。
いや、勝手に幻覚を見て勝手に何かあったと思ってもらっても困る。まあ確かに何かあったのだが。
ドッペルゲンガーを2回見ると見た人も死ぬというらしい。
そんな話をしながら呑んでいた。ママは超常現象を信じる人なんだと思いながら…。

店では生ビールの後にはワイン1本呑む。
ワイン1本をゆっくり呑んでいつもは21時まで過ごすのだが、他の常連さんとかが遅い時間に来るともうカラになっていることが多い。そうなれば焼酎になる。
家から10分、歩きなれて人通りの多い経路とはいえ、また転ぶのもイヤだ。ワイン1本、それもママとシェフに1杯づつ注いで減らして呑む。
お客さんが入り料理が混んできたので最初に頼んだホウレン草ベーコンだけで過ごす。
意外と早くワインは空になった。1時間半。早く呑んで早く帰るに越したことは無い。帰りに腹が減ったのでなか卯で親子丼を食べて帰る。

いつも火曜日は早く帰ってジムに行ってから店に行く。
帰るとまだ早い時間、寝るにはまだ早い。でもいつもそうだ、呑んで帰るとすぐベッドに行くようになった。酒が入って一人で時間を潰せなくなったのだ。
酒を呑んで一人で時間を過ごすことは好きな方だった。色んなことを考えたり、音楽を聴いたり。
それが出来なくなった。もう酔いが回れば眠いのだ、全てが面倒くさくなる。これは受傷してからだ。四六時中身体の事を考えているから酒を呑んだ時にもう何もしたくなくなるようになった。
それだけではなく加齢もあるのだろう。
さあ、週中だ。一番疲れる水曜日。
posted by shigenon at 09:10| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2022年12月06日

あっ、前厄だった

昨日は居酒屋Qの忘年会。
マスター・ママ、Oさんカップルの5人で健康ランドからふぐ屋。
隣駅の健康ランドはずっと行きたかったのだが初めて行った。都会だからいい料金だ。昼に集合し3時間をここで過ごした。もちろんずっと風呂に入っている訳ではない、途中でビールを飲んだりして過ごした。
ふぐ屋は去年行った店。チェーン店のフランチャイズだが、夫婦と娘二人がとても愛想よい。
同じチェーンで何度か食べているがここの店が美味しく感じるのは接客なのだろうか。いや、料理自体に心がこもっている。
最後に雑炊をズボンにこぼすという粗相をしたが、楽しく・美味しく過ごした。

転んだ顔のキズはずいぶん回復した。
浅かったキズはもう完治。跡が残らないようアットノンを塗っている。たんこぶも引っ込んだ。
後は深かった眉間と鼻の下。これらもほとんど治っているようなのだが、まだ湿っているのでキズパワーパッドもどきの絆創膏を貼っている。
そろそろ空気に触れさせたほうが良いのかもしれないがどうなのだろう。

今週から寒くなったのでコート着用。ヒートテックも極暖にするか迷ったがこれは真冬まで止めておこう。マフラーは真冬しかしなかったがマフラーを早々に着用。
こんなの常識といわれるのだが、首を温めると全く違うことを実感。
寒くて左腕が固まったり左脚の動きが悪くなるのは仕方がないのだろう。慌てずどう対処するかだけだ。
脚の動きは手を後ろに組めばスイスイ歩ける。左腕は気にしないようにするしかない。
ただ痺れは緩和した状態が続いている。

考えたら前厄だ。来年は本厄。
顔のケガで全ての厄落としになってくれれば良いが。何よりも“元通り”になった気で油断してはいけないのだ。身体は元通りではない、生活はほぼ元通りを取り戻しているのだから。
posted by shigenon at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2022年12月02日

足首が柔らかく感じる

今日はワールドカップ予選が4時から。
スペインに負けると予選敗退、勝てば決勝進出。正直、サッカーはほとんど見ない。Jリーグが始まった時。確か1991年か、その頃はよく見ていた。一つの社会現象でもあった。
いつも間にか見なくなり、選手も何世代も変わった。
正直今回の代表選手でも顔を知っているのは3,4人ほどだ。

国の代表として戦うスポーツは見ることが多い。オリンピックもそうだし野球も。
昨日は21時半にベッドに入り3時50分にアラームをセットした。
すぐには眠れないだろうと思っていたがすぐに眠ったようだ。しかし目が覚めたのが1時半。なぜだろう、いつも4時間の睡眠で目が覚めてしまう。結局そのまま眠れなかった。
開始早々に点を入れられたが後半に逆転という見ごたえのある試合で見たかいがあった。

1時半に目覚めてもずっとベッドで横になって4時間で起きる原因を考えていた。いつも右を向いて横になって眠る。目が覚めるのは右肩が圧迫されて痺れて目覚めることが何回かあった。
右を向いて寝るのは右脚の痺れが強かった時のなごりだ。今でもそうなのだが、右脚の上に左脚を乗せると痺れが緩和する。
不思議なことに横になると痺れは緩やかになる。強い痺れを感じていた時でもそうだ。
今の状態は痺れがずいぶん改善している。横になるとほとんど痺れを感じないのだが右を向いて左脚を乗せると気持ちいい。

昨日感じたのが足首がすごく柔らかくなった。右足首の前方は押せば強い痛みのある箇所だ。
その足首の痛みが少し緩和したと同時に足首の可動域が広くなったように感じる。きつく閉めていたボルトが少し緩んだような感覚。
それもベッドの中で確認する。足首を伸ばしたり縮めたり。この動きは痺れが強い時からやっているが、痺れが弱くなっているのが感じられる。足裏の痺れも弱くなっている。
去年の10月に感じた“痺れが無くなった”よりも痺れが無くなったように感じる。恐らくここ数年の中で一番痺れが弱い状態。

このままの状態が維持できるかどうか。
こればかりは判らないのだ。ただこうやって自分で痺れの強さの感覚を記録しておくしかない。
良くなった原因すら判らない。一瞬、この前転んで頭を打ったからかとさえ考えた。
さすがにそれはないだろう、股関節のストレッチが要因なのだろうか。
会社でも思いついた時に横屈伸をするようにしよう。
posted by shigenon at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2022年12月01日

ストレッチ

キズはずいぶん回復している。
湿潤療法を知らなかったら今頃はかさぶたが出来ているのだろう。鼻の下と眉間はまだ体液が出ているが、今週末くらいにはパッドも必要なさそうだ。

後悔先に立たず。これまでの人生で何度このコトバを思ったか。
長野で転んだ時に歩道策などにぶつかっていれば再び頚髄を損傷したかもしれない。また自分の頚髄損傷になったアクシデントも、倒れた箇所が違えば擦り傷や打ち身で済んでいたかもしれない。
そんなことを思っても仕方ないので思わないようにしていた。
何にせよコトを起こしたのは自分だし、誰にも文句のいいようがない。しかし世も中には自分が何も悪くなくてケガや障害を負う人も多いのだ。

脚の状態はすこぶる良い。
右下腿のふくらはぎに感じていた広範囲の筋硬結のような痛み、これが少し緩和している。お尻とモモ裏も火曜日には痛みがあったのだが弱くなっている。
横屈伸でお尻が踵まで下げられるようになっている。これは2週間ほど前から。これまでは腰から足首までの半分くらいまでしか下げられなかった。股関節が柔らかくなったのだろうか。
1か月位前に左脚が上がり辛かった。具体的な動作で言うとパンツを立ったまま履けない。右脚は問題ないが左脚。
健常な時から左脚は上げ辛かったが、なんとかパンツは履けていたのだ。受傷後も上げ辛かったもののパンツは履けていた。

股関節のストレッチに重点をおき始めた時に、Aセンセイから言われたこと。
ストレッチをしても逆効果になることがありますよ。と。
そうなのだろうか。ストレッチを続けて身体が柔軟になった人を多く知っている。自分の場合は残念ながらいくらやっても柔らかくならないのだが。これはやり方の問題だったのか。
先ほどのパンツがはけない件、股関節のストレッチを始めてからだ。

恐らくこうだろう。
ストレッチは伸ばす動き。伸ばせば縮む。これをセンセイは言っていたのだろう。
その縮みが大きくて微妙に脚が上がりにくくなったのだろうか。
繰り返しストレッチをすることで縮む範囲が少なくなったのだろうか。柔らかくなった人はそうなのだろうか。
まあ柔らかくなったのは嬉しいことだ。横屈伸でお尻を落とせることは人生で初めてなのだ。

明日から寒くなる。今日も今が1日の最高気温。
10度を切ったらふつうのヒートテックだったのか、極暖だったのか。毎年の事なのに忘れている。
posted by shigenon at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2022年11月30日

湿潤療法

顔のキズは深いものから軽いものまで。
眉間のキズと鼻の下のキズが深そうだ。おでこと左目の下は軽く擦った程度。旅行から帰り道、とりあえず薬局で絆創膏コーナーに立ち寄った。
色んな種類があるなと。価格も色々だ。とりあえずはおでこのキズが隠れる大きな絆創膏を買って帰った。普通サイズの絆創膏は家にたくさんあるのだ。

家に帰った土曜日、自分の知識で思うことは“乾かして早くかさぶたを作る”ということ。
帰ってからガーゼを取っていた。SNSでコトの次第を投稿すると、翌日に看護師の人からコメントを頂いた。乾かすのではなくキレイに洗ってキズパワーパッドを貼ると。
キズパワーパッドは商品名として知っていた。先日、絆創膏売り場でも見た。
絆創膏なんてサイズと価格、そして防水かどうかという視点でしか選ばなかった。キズパワーパッドについても、目立たない防水の絆創膏なんだろうなと思っていた。
この時点では湿潤療法というコトバ自体も知らないし、ただ絆創膏にキズを修復するチカラがあるのだと思っていた。

再び日曜日に薬局へ。改めて売り場を見るとキズパワーパッドと同じ機能の製品は各社から出ている。
入っている枚数とキズに合うサイズで選ぶ。薬局のPBが出ているほどメジャーな治療法だったのか。
乾かしたり傷口を消毒すると、バイ菌だけでなく健康な皮膚や傷を治そうとする細胞にもダメージを与えてしまうらしい。
湿潤療法は傷が治るのに必要な細胞を増やしたり、活発に働くようにしたりする役割のある自身から出てくる体液を保つことで早くキズを治す。
ボーッとCMを見て商品名だけ知っていても役に立たない。世の中のキズ治療の常識は変わったのだ。

日曜日の朝からこの「ハイドロコロイド素材」の絆創膏に変えた。軽いキズで乾燥していた目の周りやおでこのキズにも改めて貼る。
鼻の下のキズはやっかいだ。絆創膏が密着しづらい。本来なら2.3日貼ったままでいいらしいのだが、すぐに剥がれそうになる。しかも膿んで体液が多く出てくる。
他のところもお風呂で濡れると端が剥がれそうになる。顔なのだ、見えるところなので1日2回は交換している。
1日で交換するために剥がすと、真っ赤でキズの深さすら判らなかった箇所が治りかけている。

鼻の穴や唇にかぶさらないように少しパッドを切っている。
昨日はジムで交換するため受付でハサミを借りた。その時に受付の女性にこのキズ治療法を話すが知らなかった。
いったい何%の人が知っているのだろう。もちろん医者にかかるようなケガならこういった治療をするのだろうが、ちょっとした切り傷ややけどは家庭内で絆創膏治療だ。
自分が知らなかったから色んな人に聞くが、案外知らないようだ。
こういった情報って商品が介在すればCMなどで企業がアナウンスしようとするが、今回の場合も商品名は知っていても仕組みを知らなかった。こういう人は多いのではないか。

こんなメジャーな簡単なケガの治療情報ですらこうなのだ。
頚髄損傷や脳などの治療法やリハビリなども病院にかかっていたら知ることができるが、ほとんどの患者が在宅リハビリなのだ。新しい医療情報はどうやれば一般的な情報として知る機会を得られるのだろうか。
posted by shigenon at 08:58| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2022年11月29日

メガネの保証

メガネはレンズに擦過傷、フレームはレンズを止めるところが折れて再起不能。
そこで去年までしていたメガネを探したのだがない。散らかり放題の部屋、宝探しのようだ。
仕方なく7年くらい前のメガネ。これは受傷後にメガネやで自転車の空気を入れるのを店の人が手伝ってくれたので、そのままメガネを買うよと言って買った。
タイヤの虫ピンすら外せなかった頃だ。
買ったメガネは超高級フレームでかなり高い価格だった。

そのメガネを土曜からしているが合わない。昨日、仕事をしていると見えないから肩がこる。
老眼は受傷後に大きく進んだ。受傷後の加齢は進んでいるのだ。
どちらにせよ新しいメガネを買わないといけない。いつも眼鏡市場で買っているのでHPを見る。
補償と言う記載があった。購入から1年以内だと半額で買えると。
あれ、あの壊れたメガネは1年経っていないはずだ。クレジットカードの履歴を見るが解らない。そんなことを思いながら昨日は寒かったので、去年はいつからヒートテックの極暖を着たかと去年のブログ記事を見ていた。
そしたら11月30日に「昨日メガネを取りに行った」と書いている。えっ、そんな前だったのか、というよりちょうど1年だ。

11月29日に取りに行ったということはその1週間前に購入しているだろう。
補償は引き取り日なのか購入日までなのか。HPには詳しく記載されていない。今日行くか明日行くか、思い立った時に行こう。
眼鏡市場で店員に聞く。調べますねと名前の登録を検索する。
「あっ、ちょうど今日までの保証ですね」
引き渡した日から1年が始まるようだった。なんとギリギリ1年の日に行けた。
ただし同じフレーム、レンズという条件だ。次は違う形にしたかったが仕方ない。が、少しでも出費を抑えられたのは救急搬入・検査でもけっこうな費用がかかったので助かる。

帰りは得をした気分なのでどこかで呑んで帰ろうかとも思った。
いやいや自重しないと。しばらくは呑みに出るとしても行き慣れた場所だけだ。顔は絆創膏だらけだ、知らない所へも行けない。
今週末までは大人しくしていよう。今日は火曜だが洋食屋は行かずに。来週5日は居酒屋Qの忘年会がある。昼からスーパー銭湯に行ってそしてふぐ。去年も行ったふぐ屋だ。

歩きなどキズ以外は身体に影響は残っていないようだ。
頭を打ったことで硬膜下血腫という恐れもあると聞いた。少し左手の痺れが強いが、これは元々の症状とは思うのだが。頭に痛みはない。
擦過傷はしばらくかかりそうだ。
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2022年11月28日

長野で倒れる

25日の昼過ぎに長野に到着。
SNSで知り合っている男性が迎えに来てくれている。そして彼と蕎麦屋へ。乾杯をして蕎麦呑み。
まだ13時頃だ、そこを出てどこかで呑んで時間を潰さないと。
いや特に目的はないのだ、ただ呑むだけ。夜は夜でどこかの店を考えてくれているのだろう。
コロナ禍で始めたSNS。そこで知り合った。逢うのは2回目だ、前回は東京で他の人たちと。

蕎麦屋を出て駅前のチェーン店へ。
杯が進む。どんどん呑み進む。焼酎を7.8杯呑んだか、暗くなり違う店へ。
彼はかなり早足で歩く。頚髄を損傷して四肢不自由なことは伝えたのだが、呑んでいて忘れているのだろう。
かなりの距離を歩いた。真っ暗な道だ。つい「道合ってるの」とさえ言う。こんな距離を呑んで歩くことは無い。普通ならタクシーの距離だ。
それからコトは起こった。

気が付くと倒れていた。
目の前は血だまりだ。何が起こったのか今でも解らない。後ろから暴漢に襲われ殴られたといえばそうかもしれないとさえ思う。とにかく倒れていた。起き上がろうと顔を上げるが血だまりに再び顔を突っ込む。
人が集まってきたようだ。救急車を呼んだとか話している。
救急車が到着し、ストレッチャーに乗せられる。既視感。

救急車の中で隊員から色々聞かれる。頚髄を損傷していることも説明した。ただひたすらに救急車の世話になったことを謝っていたことを覚えている。
そう、ただの酔っぱらいが転んだという案件なのだ。この時点で身体がちゃんと動くのかどうかさえ自分で確認すらできていなかった。自分で自分の考えるべきことすら出来ないくらいに酔っていたのだろう。
正直これを書きながらも申し訳ない気持ちと自分の愚かさしか感じない。

病院に到着した。
どうも出血は鼻血だったようだ。それにしてはかなりの出血だった。
「頭を打っていますね」と言われる。おでこにたんこぶが出来ているようだ。「CTを撮りましょう」と言われる。
この時点で思ったのが、いや転んで擦りむいただけだからそこまでは…と。
甘いのだ。人の性根って変わらないのだろう。頚髄損傷で病院に運ばれ動けなくなっていた時でさえ、意識があるからすぐに帰れるものと思って大げさにしないでくれと言ったのだ。

どれくらい病院にいたのだろう。
途中一緒にいた奴が待っているだろうと思って、看護師さんにもう帰ってもらうよう伝えた。後で知ったが彼はそのまま呑みに行ったとSNSに上げていた。
自分がどんな状態かが判らなくスマホで顔を見る。おでこにたんこぶと擦過傷2か所。左目の横にも擦過傷。これらの傷はそれほど深くないようだ。
目と目の間、鼻の下はかなり深い擦過傷。鼻は強打したのだろう、赤い。
両手は動く。足も寝ている状態では動いている。頚髄に新たな問題はないようだ。

CTの結果は何ともないとのことだった。
顔の擦過傷を消毒してもらい治療は終わった。21時くらいだったか。どうやって帰っていいかわからないのでタクシーを呼ぶ。
ホテルにチェックインし、そのままベッドに横たわる。もう何も考えなかった。
翌日、目覚めると首が張って痛い。何故なのか判らない、倒れた時のショックなのだろうか。
その日に痛くなくても翌日痛くなることがあるというがそうなのだろう。ただこの痛みはすぐに消えた。

メガネが壊れた。レンズを止めるフレームが割れているのだ。レンズも擦過傷。
なんとか激しい動きをしなければレンズをはめ込んで使える。レンズのキズで前が見づらいが。
つまりはデコの下位から滑り込んだ倒れ方だったのだろう。鼻の下の傷がよく解らない。鼻がぺちゃんこに潰れて擦ったのかもしれない。
同じようなアクシデントでも死ぬこともあれば半身不随にもなれば不自由な身体にもなる。それを自分が一番解っているのではないか。
長い間、起こったことは仕方ないで自分の身の上を呪わないようにしてきた。概ね気を付けた生活をしていても、それが今回のようなことになるのだ。

実は長野に行く前にブログに書こうと思っていたことがあった。
それは去年の今頃は酔って歩くことに不安を抱え、新宿での呑み会に備えて居酒屋Qから少し酔って歩いて練習をしたことを去年書いた。そして新宿で最大限気を付けて帰ったこと。
今年はその心配がないと書こうとしていたのだ。
ある程度酔っても歩けるとさえ書こうとしていた。愚かなことだ。最近は身体の調子が良いから調子に乗っていたのだ。
今回のことは慢心が生んだものだ。そして救急車や救急病院に迷惑をかけた。

翌日は紙一重で擦過傷で済んだことを有難く思った。
早々に駅に行って帰京しようと思っていたが、善行寺にだけは参ろうと思った。このまま帰ったら長野はイヤな思い出だけになりもう2度と来ない気がした。
幸にもお気楽な性格で切り替えられる方だ。駅からそこそこ距離はあるが歩いてみる。膝も少し打ったようだが歩きは問題ない。
道行く人がおでこのガーゼを見る。鼻の傷はマスクで隠れている。キズの入ったメガネだが気にしない。

お参りを終わらせ蕎麦を食べて帰った。
翌日はジムに行ってみた。キズ以外の身体機能に影響はない。
慢心への戒めだったのだ。救急車・病院に迷惑をかけたことだけが恥ずかしく申し訳ない。
posted by shigenon at 09:14| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2022年11月24日

久しぶりのはしご酒

週中に祝日があると嬉しい。週末が1週間に2回あるようなものだ。
これまでは酒を呑んでも翌日は平気だったが、身体が疲れた状態で平日を過ごすことを避けたい。だから外呑みは休前日。
Mちゃんから電話をもらっていた。「服、どうする」
Mちゃんは縫製工場の社長だ。工場で作っているのはそこそこのブランドのカットソー。
残った服をよく貰っていた。1か月ほど前にMちゃんに長袖のカットソーちょうだいよと電話していたのだ。

22日に呑もうという話になったが、19時半くらいという。じゃあ洋食屋でねと。
仕事が終わるのが16時半なのだ、どう時間を過ごそうか。週末は長野に旅行で居酒屋Qに行けないから顔を出しておこう。19時まで呑んでそれから洋食屋という段取り。
居酒屋Qで呑んでいたらMちゃんから電話、近くだから服を持って車で寄るという。
Mちゃんが来てしばらくノンアルコールで呑む、この後帰って洋食屋行く?と聞いたが行かないとのこと。もう自分としては洋食屋へ行くつもりだったので早々に居酒屋Qを後にする。

洋食屋には常連が2人。一緒にカウンターで呑んで閉店の21時。
久しぶりに勢いがついた、そのままバーへ行こう。大通りに出てタクシーを待っているとちょうどバスが来た。バスの降り場にはラーメン屋がある。あっさり喜多方ラーメン。バーで呑んだ後では閉まっているだろうから食べておく。食欲も旺盛だ。
バーに行くと友達がいた。K君だ。数か月前にジムを出た後にばったり会ったKちゃんの元亭主。彼の横で一緒に呑む。カウンターには他に知り合いの常連の顔。
1時間半くらい過ごしたか。もうそんなに呑めなかったのだ。

そんな祝前日を過ごした翌日は雨で寒い1日だった。
午後からジムに行こうと思っていた。でもどうしても家から出る気がしない。お昼ごろに最低気温11℃を切ったようだ。
気の向くままがいい。何もしない休日も良いではないかと思いながらも、ずっとそんな休日だなと。
英会話をこなしたくらいか。

少し右脚の痺れが強いか。先週の鍼でのパルス、右太ももから足先へ響いていた。
それが筋肉痛になっていた。これまでパルスで筋肉は大きく動くものの筋肉痛にはならなかったのだが。
それと同時に足首の前方の痛みが強かった。鍼で調子が変わることはよくある。
鍼前はかなり良い調子、鍼後にどこか痛くなることがある。でも気にしない。それは何か変化を及ぼしたということだ。身体は良いように変化するように出来ている。もともと鍼は身体の良くする復元作用なのだ。

今日は昨日行けなかったのでジムに行こう。
そして明日は長野だ。善行寺には行こうと思っている。
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2022年11月21日

ボーっと過ごす

あまり変わらない週末。金曜は居酒屋Q、土曜は久しぶりに焼肉を食いに行った。
歩く調子はいい。身体で際立った変化といえば足首が柔らかくなっている。スキーをする時のように前傾すると受傷前よりも柔らかくなったのではないかとさえ思う。
歩く時、最後の蹴り出しを少し意識して強くしている。これが影響しているように思える。
久しぶりの鍼治療、ここしばらく1週空くことが多いが2週間ぶりだと打った鍼の刺激がより敏感に感じる。

日曜日はここしばらくほぼ動かずに過ごしている。家の中でダラダラと。
鍼をした後に身体を動かしてその刺激をより強くする。そんなことを言って、土曜の鍼の翌日は筋トレをしていたのだ。その考えは正しいのか間違っているのか。
そうAセンセイに言った時に、最初にもったいないと言われたことを覚えている。
筋トレに行く時間が土曜と日曜しか取れなかったこともあり、自分でそう思うようにしていたこともある。
ふつうの人は施術を受けて気持ち良さを少しでも長引かせるよう考えるのだ。

動きづらい箇所はあるが、かなり改善した。特に日常生活で不便はない。
日曜に筋トレをやらなくなってもう長くなる。2日連続の筋トレはしんどいくなってきたのだ。
コロナ禍の在宅勤務もあり筋トレに行く時間が取れるようになったから、適度な感覚を空けて週2の筋トレ。今は週中に早く帰宅して筋トレ。
その良い点はある。筋トレ&ストレッチで身体がリセットされ動きが良くなる。特に脚を伸ばして足首を回すと痺れが軽くなる。

日曜にすることは英会話くらいしかなくなった。
部屋の片付け、掃除などやらなければいけないことはヤマほどあるのだが、少しボーっとしているだけで時間は過ぎる。
ボーっとするためにリハビリをして元通りの身体を目指しているのではないのだ。
元通りの身体はもちろん目的だが、その元通りの身体を手に入れて何をするかを目的にしないと張り合いがないものになる。
posted by shigenon at 08:59| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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