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2023年10月30日

痛みを感じるのは大事だが…

土日とジム。左腕・左脚の筋肉量が右に比べて少ないため、左だけでマシンを動かすことを始めて3週間。1ヶ月後にどう変化するかチェックしようと思っていたが、実は待ちきれず先週体組成計に乗った。
結果は腕は変化なし、脚は同じになっていた。
筋肉は1ヶ月くらいしないと付かないとは思うのだが、なんか口惜しく左腕の筋トレに力が入る。
こういった目標がルーティンになったジムでの筋トレでもモチベーションが上がるのだろう。
右手首の痛みは地面に着けても痛みが感じられない動きが増えた。
にもかかわらず、寝て目が覚めた時に手首に痛みが感じられる。

寝ている間はもちろん手首を動かさない。動かしていて痛みを感じないのに、動かさないと痛みを感じるということはどう理解していいのだろう。
まあとにかく自分でできることは超音波治療器か。超音波治療器で血流が良くなり痛めた靭帯の回復を手伝うらしい。
土曜日に超音波治療器を使ってみる。痛く感じる箇所は右親指の付け根から指1本分くらい下の骨の部分か。親指と人差し指の間のツボ、合谷から親指側の手首まあで温める。
下腿にしか使ったことがなかった超音波治療器、下腿の痺れは強いので温熱を感じない箇所が多いが、手首の痺れはそれほど強くないのですぐに温熱を感じる。

翌日目が覚めると痛みは感じなかった。やはり効果があるのだろうか。
痛みがあるというのはそこを損傷しているという信号だ。痛み止め配合のシップを使用してもいいのだろうが、それは痛みを感じないだけで治療ではない。温めることで血流が良くなり治癒効果があるというのは説得力のあることだ。
その日のジムでは特に強い痛みは感じず、少し可動域を広げてみた。
そしてその日も超音波治療器。それは昨日のこと。

今日はなぜか痛みを感じる。この前と同じ個所に超音波治療器を使用したのだが。
とある接骨院のサイトに、超音波治療器を使用した後に動かした方が良いと書いてあったのでそうした。
それも理にかなっているなと思ったのだが、もしかしたら動かさない方が良かったか。
右手首のどこがどうなっているのか、レントゲンでは分からないだろうな。やはりMRIか。いきなりMRIなんて撮ってくれないだろうなとか考える。まあしばらくは素人療法になるが超音波治療器を続けてみよう。

身体は悪くない状態が継続している。
もちろん健常な状態ではないのだが、自分のこれまでの中では良い状態だろう。昨日の午前、肩の疼痛と腕の痺れを久しぶりに感じた。もうそんな症状の起伏も気にはならない。
ジムに着いて筋トレを始める。いつもは腕系を2つから。そうすると肩の疼痛も腕の痺れも感じなくなる。筋肉の刺激の方に脳が向かったのか。改めて痺れや痛みは脳が感じているだけなのだなと思う。幻想痛というやつか。
もちろん脳がそう感じる感覚はとても大事で、本当に損傷している時に感じないと困るが。
posted by shigenon at 10:54| Comment(4) | TrackBack(0) | リハビリ

2023年10月27日

作業でリハビリ

週3の勤務でいったい何をメインで仕事をしているかというと「社内報」の編集業務。
これまでのキャリアとは何の関係もない業務。ただこれまで企画業務やらなんやらで業界紙に記事を書いたり、商品名を考えたりキャッチコピーを創ったりしていたので、そんな苦はない。
実際、忙しいのかというとそうでもなく、十分ブログを書く時間もある。
年に何回か‘挟み込み’という作業が生ずる。何かお知らせ的な1枚のペーパーを社内報の真ん中のページに挟み込む作業。

左手で社内報の中ページを開ける。今回の社内報は表紙を入れて8パージなので4ページと5ページの間。表紙から紙2枚をめくる。右手は1枚の英会話案内を束から取って社内報の中ページに入れる。
紙をめくるという機能は指の動きもそうだが、指が紙を感じるという感覚も必要。
1枚をめくる強さと2枚めくる強さは感覚によるものだ。受傷後、これが出来ないというよりもやりたくないことだった。指の感覚というよりも動き辛い指を小さく動かすということがイライラを募らせるからだったと思う。
それで本を読むという習慣が無くなった。これは老眼が進んだことも関係しているが。
ただ新聞は毎日読む。新聞なので多少乱暴に指でつかんでも気にしない。そうやっているうちに慣れてきたのか紙をめくる機能が回復した。

受傷後、左人差し指に難があった。その指だけ伸ばす時に遅れる。力も入り辛かった。
この理由は判らない。ただその指を司る神経がうまく働いていないのだろうと想像できる。この状態があったからこそ神経の働きをより考えるきっかけになった。
克服するために常にグー・パー。水の抵抗があった方が効果があると思い風呂に浸かっている時に50回、もう何年も続いている。
その効果なのかどうか、グーから手を伸ばした時に少し遅れるくらいのスピードで伸ばせるようになった。

社内報挟み込みの作業は良いリハビリになった。
印刷上がりたての紙はくっついているので1枚をピックアップするにも微妙な力加減が必要。社内報と挟み込む紙の紙質の違いで力加減が変わることも指先は判断しないといけない。
何人かでやったが自分のスピードは遅い。受傷前はこういった単純作業は誰よりも早く正確にできる自信があったが過去のこと。
200部近くをやっただろうか。終えると左の前腕筋が張っている。筋肉が張っているとよく動かしたという満足感がある。
今はさほど変わらないが、昨日は指の動きが良かったように感じた。

入院中、指を動かすことはイヤだった。もちろん力が入らないからだ、当初はナースコールを押す力さえなかった。OTさんの時間、ボードにスティックを差し込むリハビリがあった。これがイヤだった。こんな細々な動きなんてやってられるか、もっと力になるリハビリがしたいというのが当時思ったこと。
その他のリハビリも細かなことばかりでやってられなかった。
今から思えば大事なリハビリなのだろうが、そのリハビリをするような状態でも気分でもなかった。若い競馬好きなOTさん、ずっとオセロをしたことを覚えている。それはこちらの提案。
オセロも指を使うから良いと思ってくれたのだろう、楽しいことでないと気分が乗らない精神状態だった。

水曜日に良くなった右手首、少し痛みは出るのだが、痛みの少ない可動域が増えた。手首を地面に着いても痛くなる方向が限られてきた。
ただ感覚として完治までにはまだ時間がかかりそうな予感。超音波治療器を使おうと思いながら忘れていたので、この土日はやってみないと。
posted by shigenon at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2023年10月25日

無理に動かすこと

日曜のゴルフ後、右手首の痛みが少しマシになるとともに可動範囲が広がった。
鍼治療でマシになったと何度も書いていたが、動かす角度によってマシにはなっていたものの痛みは続いていた。この前書いたように、手を地面につけるとかなりの痛みがあった。
実際にまだ地面に手をついてはいないが、手首を外に反る動きが少し大きくなった。グルグル手首を回すこともできる。この動きは痛めてから怖くてすることはなかった。
月曜日に手首を回し始めるとボキボキ音がした。動かしていなかったからだろうか。
手首をグルグル回すと痛みを感じる方向はある。いまだドアノブを回す時には痛みがあるから時計回りに動かす時の筋肉を傷めているのだろうか。

ゴルフで手首を使って負担をかけたのに良くなったのが不思議なのだ。
痛みを感じながらもそこを鍛える的な考えで痛みを我慢しながら動かことは多い。痛いところを無理やり動かすとロクなことはない、痛い箇所は動かさないようにするべきだと思っている。
それは間違いないことだと思うのだが、動かさないままだと機能が喪失したままになる。動かすタイミングはどうなのだろうか。今回の手首で言えば自分で推し量ったタイミングではない。ゴルフという機会があったからそうなっただけなのだ。

痛みの原因にもよるのだろう。
父親のように膝関節痛の場合、無理をすれば軟骨をよりすり減らすだけだったのだろう。筋肉や靭帯や腱などの場合はある程度回復したら動かす必要があるのだろう。
受傷後、左腕が動き辛かった。全く動かない期間は40日だったが動くようになっても力が入らなかった。
ある程度動くようになっても左腕は右の肩先まで届くのがやっとだった。
これを左半身の麻痺のせいだと思っていた。左腕は痙攣とか色んな症状が感じられるときだったので、左腕が十分に可動しないのも神経からくる麻痺の影響だと思っていた。
退院してからも変わらなかった。身体を洗う時、右腕の裏に手を伸ばす時は左肘を押して届かせていた。

その左肩が伸びない状況をAセンセイに言うと無理やり伸ばした。それはいつだっただろう、2018年からAセンセイに診てもらっているのだが、かなり経ってから言ったような気がする。
えっというふうに思ったのを覚えている。力で無理やり伸ばして数か所に鍼。でもそれから左腕は右肩の後ろまで回せるようになった。受傷から5年近く経っていた。
神経からの影響ではなく、単に動かしていないことによるものだったのだろう。それが靭帯を動かさなかったことにより固まっていたのかと想像はつくのだが、詳しい理論は判らない。
とにかく動かさないと動かなくなるということは経験しているのだが、どこを意識してどう動かせばいいのかが素人には判らない。また、痛みがあった場合にどのタイミングで動かしていいのか。
今回はまだ痛かったのだが、結果的に良くなった。靭帯が伸びたのだろうがよく判らない。

靭帯損傷を調べていて、その治療の中に超音波治療器が入っていた。
そういえばしばらく使っていない。痛みがある箇所に当てれば良いのだろうか。やってみる価値はありそうだ。そして痛みを感じない程度まで動かしてみよう。
posted by shigenon at 13:37| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2023年10月23日

終盤に気づく

日曜日はゴルフ。今日、改めてゴルフ後の歩きの快調さに新鮮な感動がある。
走りだせそうな状態。痺れなどの症状は変わらないのだが、可動が良い。これまでゴルフ後の歩きの調子が良いのは足首を使ったからだと気づいてからは、今はストレッチで常に行っている。そのため前よりは可動は良く感じていた。
それ以上に良い感覚。地面に足が吸い付き、それぞれの歩く筋肉が使えているのを感じ取れる。
それと歩いた時にこれまで再教育してきた正しい歩き方である踵を付いて親指で蹴るといった動きも正しく出来ている。
プレー中、これまでは歩けてはいるのだがちょっと努力して歩いているという感じがあったのだが、昨日はけっこう歩いた割には疲れはいつもより少なく感じた。
脚の状態自体が良いこともあるのだろう。

ちゃんと打てない。スイングのチェックをして練習場では良くなっていたのだが。
これまでとそんなに変わらない‘振り’をしているつもりなのに当たらない。修正のしようがなかった。練習場では打つのが目的だからスイングチェックなどを考えながら打つが、本番では狙ったところへ打たないといけない。頭の中の命令の終戦順位が変わる。
4ホールを残した最後に気づいた。
右手首を全く使っていなかった。親指方向に手首を折ることをコックというのだが、そのコックが全くできていなかった。右手首の捻挫の影響だ。
練習では感じた右手首の痛みを昨日のプレー中には感じていないので気づいた。

コックをしなければキレイな円軌道のスイングにはならない。コックが出来ていないイメージで言えば楕円形で、ボールに十分な力も伝わらない。ずっと当たりそこないのショットだ。
右手首を捻挫したのは4月19日。それからマシになったとはいえずっと違和感がある。特に手首を折って内側に回すと痛い。シートベルトをする時の動き。
それと手首を地面につくことができなくなっていた。とても痛いのだ。ストレッチの時にマットに座って片足を折りもう片足を伸ばして広げるストレッチ。この時に身体が硬いので上体が反り返るために手で支える。手のひらを地面につけて上体を支えると痛みが走るのでグーで地面につけていた。
この状態がずっと続いていて、それに慣れてしまっていた。

ふつうは身体の使い方が変わればすぐに気づく。それが気づかなかったのは痺れの影響がある。
痺れて感覚が麻痺しているので、身体を動かすためには大きな筋肉を大まかに動かすことが大事だ。歩くことを例に挙げると、上腿と下腿を動かすことが先決で足裏の着地角度まで考えれるようになったのはずっと後だ。複数の動作は意識しないとできない。
スイングでは腕の動かし方を痺れながらも思うだけで、手首をコックしていないという違和感を感じ取れなかった。コックに気づいてからはショットは格段に良くなった。最後の4ホールだけ楽しめた。
知らない人から見たら全くの健常人に見えるのだ、この3回のゴルフを一緒にした人たちからはヘタくそなオッサンと思われただろう。
posted by shigenon at 14:01| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2023年10月20日

加齢と身体能力

この前の鍼で幾分かマシになった手首の捻挫、また痛みが出始めた。
意識して使わないようにしていても、右手は一番使う。筋トレマシンを動かす時にも痛みを感じるが、この前の鍼以降は痛みが弱まってはいた。
ゴルフの打ちっぱなしで痛みが再発したのだろう。打っている時は他のチェックに気を取られ気づかなかったのだが。
もう半年になる。ネットで調べるとだいたいは数週間以内には治ると書いてあるが。
「舟状骨骨折」というコトバが目に飛び込んだ。どうなんだろう。とりあえず来月の整形外科に行く時まで痛かったらレントゲンを撮ってもらった方が良いかもしれない。

実家に戻って7か月近く。生活のパターンが定着してきた。
実家に戻って両親の残された時間を一緒に過ごすと決めての引っ越し。そういう思いだが少し事情が変わってきた。
母親の認知症。まだモノ忘れ程度だからよいのかもしれないが、一緒に生活していて疲れる時がある。
冷蔵庫に仕舞うとそのまま忘れる、たくさんあるものをまた買う…などキリがない。食材などの買い物は1日おきに一緒にスーパーへ連れて行って買うのだが、勝手に近所のドラッグストアに行って買い物をしてしまうこともある。すでにたくさんある物を買っている。レンジに使えない安いラップなど溢れかえっている。

ついついキツイ言葉を投げかけてしまう。
認知症という症状を理解はしているが、忘れること以外はふつうな対応なので言ってしまうのだろうか。そして言い過ぎたと毎回反省する。救いは怒ったこともすぐに本人は忘れること。
出勤日以外の日は食事を作っている。もともと母親は料理が得意ではない。単純に焼く・揚げる・炊くはできるのだが、何か工夫した料理などはもともとない。
味付けも時々失敗するようになっていたので、何かを切るとかは母親に任せて主な調理は自分がするようになった。もちろん調理法はネット頼りなのだが。
出勤日以外の火・木・土・日は車で5分ほどのスーパーへ買い物。基本買い置きはしない。食材の賞味期限の管理ができないから置いておけない。出勤の日は呑んで帰るので翌日分は簡単に焼くだけの食材を買っておく。
東京へ行くため3日ほど家を空ける時は、ちゃんと紙に〇日の昼食、夕食と書いて、冷蔵庫の食材にも書いたものを貼るのだが、その通りに調理していない。
まあ仕方ないのだ、誰もが老いとともにこれまでのことができなくなる。

昨日は整形外科の日。父親が診てもらう時に一緒に受診する。父親は膝に水が溜まっていたら抜いてもらうし、ヒアルロン酸と思われるものも注射してもらう。
自分はこれまでの薬をもらうだけだ。もちろん軽い問診はある。でも何を言ったところで何か変わることを言ってもらえることはない。
握力のことを言った。「先生、頚損者の握力低下は回復しないのですかね?」
一昨日、握力が回復していないことで色々と調べたが明確な情報はなかった。ブログで頚損者の握力は回復しないと書いている人がいた。それが正しいのだろうと思うようになった。
先生は「いや、そんなことないと思います」と全く自信のない表情で回答。まあ専門医でない以上、期待して聞いたわけでもなく、世間話の一つとして言っただけなのだが。
ただ次の一言が響いた。「年齢とともに握力は弱くなりますからね」

そうなのだ。自分の元通りは9年前の2014年の身体能力を思っている。51歳。
51歳と60歳の身体能力の差はかなり違うのだろう。
受傷前の身体能力を100としたら、受傷によって10くらいになった。それが徐々にリハビリの成果で、今だと50くらいか。
その100だった身体能力もふつうに考え9年の老化だと80くらいになるのだろうか。そう考えると50の回復は60以上になる。

受傷前の自分は歳をとってももっと身体能力を上げれる自信があった。退職後には毎日ジムに行って週1回ゴルフに行こうと思っていた。
それがこんな状態になって…とは全く思わない。うまくいくこともうまくいかないことも人生。
不自由は少しマシになり、それ以外は健康で美味しい物も食べられる、両親もまだ元気でコミュニケーションがとれる状態なのだ、これ以上の贅沢はない。
今日は予約でいっぱいの美味しい魚をリーズナブルに食べれる居酒屋へ。前に平日月曜なら入れるだろうと行ったら満員。今日は予約をしての訪問。
posted by shigenon at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2023年10月18日

握力を測る

新しいアイアンは月曜日に届いていたので昨日の昼から打ちっぱなしに。
受傷後の不自由さをカバーするスイングは力が入りにくい左腕をカバーする右手打ちだったが、頭の中に残っているスイングは受傷前の打ち方。
しばらくはいちいち打ち方を変える指令を脳から発していたが、そのうち左腕の可動が少し良くなると受傷前の打ち方になっていた。左腕は可動が良くなったといってもスイングに耐えられる状態ではなかった。左腕だけでなく身体の使い方も受傷前の反応はできなかった。
でも、それはそれで慣らしていかないといけないだろうと。プレーを楽しむということは重要だが、自分にとってはリハビリの要素も強い。

左腕や左肩の筋肉も少しは付いている。あとは身体の体重移動とか動作なのかもしれない。
いつまでも左が不自由だからと思っていては進歩はない。新しいアイアンといっても所詮はアイアンなのでこれまでと大きく変わることはない。シャフトの硬さやロフトが変わっても、その微妙な感覚までは感じ取れる状態ではない。
身体の使い方を思い出しながら打っていく。スイングだけでなく色んな身体の動かし方を忘れているのだ。動き辛かったことでこの10年で習慣になっている代替の動作を元に戻すのだ。
すぐには難しくても意識することが大事なのだろう。

調子が良い状態が続き、ひとつ楽しみにしていたことがある。
握力だ。手の痺れも最近は緩和したように感じている。腕の筋肉も程よい感じだし、力を伝える伝導力も増したように思う。ゴルフの練習でも元通りに近い感覚のスイングをすることもできた。
引っ越し後、握力計をどこに仕舞ったっけ。握力を測りたい気持ちが強かった。
ゴルフの練習でグリップをしっかり握れた感覚があったので、握力計を探し出した。酒を少し吞んでリラックスした状態。

悲しい結果だった。受傷後の2016年以来ほとんど変わらない数値。
右は36程度、左は25程度。自分の感覚では右は40以上、左は30を超えていると思っていた。これまでよりは1割も2割も力強くなった感覚があるのだが。
前回測った時はに右38左28くらいだったように思う。まあ測り方にもよるが、握力は全く回復していないようだ。
頚髄損傷による握力の低下の理屈が自分で分かっていない。握る力は筋肉の問題ではないのだろうか。
実際に腕や脚など年々筋肉は付いているが筋肉量以外の、機能として数値化できるモノは持っていない、握力だけが機能を数値化できている。もしかしたら他の機能も何も回復していないのではないかと悲観的な思いになる。
ただ数値はともかくとして、生活をする上での機能はかなり進歩したのは間違いないのだが。

回復は自分の実感もそうだが、確実に回復したというエビデンスのようなモノも必要なのだろう。
数字は励みになる。ゴルフもそうで、いくら良いスイングが出来てもスコアが悪いと達成感はない。
逆にスイングがは良くないのだがスコアが結果的に良い場合、そのスコアが自信となってスイングを気を付けるようになる。それは健常な時にそうだったし、今も変わらない。

ちょっと握力数値でショックを受けているか。
くだらない事だが、受傷後の手や腕に関係する目標はビールの大ビンを持ってコップに注ぐという機能だった。退院した日の蕎麦屋で大ビンが持てなかったのでそれを目標とした。
それは握力、持ち上げる腕の力、傾けを維持する力とそれらをコントロールするチカラが必要なのだ。
筋肉が付いてもなかなかスムーズにできていなかったのだ。そういえばしばらく居酒屋で大ビンをたのんでいない。今度それがどう変化したかを楽しみにしよう。
posted by shigenon at 13:50| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2023年10月16日

アイアンを買う

土曜日は2か月に1回の中学の同級生の呑み会だった。
今年1月の還暦同窓会出席では45年ぶりに顔を合わせた友達が殆どだった。そんな同級生たちとそんなに頻度高く合ってもなぁと思っていたが、地元に戻ると人と会う機会が殆どないことを実感した。
これまでは馴染みの居酒屋に行って週3は店の人や常連客と多く会話していた。今の居酒屋ではほとんどそういったことはない。会話を求めているのだろう。だから同級生呑みは楽しみにしている。
自分は知らない人でも何か触れ合いを求めたいタイプなのだ。
呑み屋でも隣り合わせた人と話をしていった繋がりから東京で多くの友達ができたのだ。
父親もそういったところがある。温泉で居合わせた人に「どこから来たの?」とよく声をかけているのを目にする。フレンドリーさを求めるのはDNAなのだろうか。

土日は連続してジムに。考えたら3.4年前までは鍼前の土曜と鍼後の日曜にも筋トレをしていた。
鍼のセンセイからはせっかく打ったのにもったいないと言われたことを覚えている。
ふつうに考えればリラックスさせた身体をすぐに緊張させているのだろう。
当時の自分のイメージは、自分でどうしようもない筋肉の深層部に刺激が欲しいための鍼だった。神経に何か刺激が欲しかった。鍼を打ってもらった後はその深層部の刺激を活性化するためには動かすという刺激が必要だと思っていた。
ある程度身体の機能が良くなると鍼の翌日の筋トレに疲れを感じるようになっていった。
今となっては何が良くて悪かったのかは判らないが、筋肉を刺激することで神経を刺激して活性化させたということは自分のリハビリにとって間違いではなかったと思っている。

ジムでの筋トレは左半身だけを使った動きを1セット加えることを継続している。前回は脂肪率や筋肉量を10月5日に測ったので11月上旬にどう変化したのかが楽しみだ。
やはり筋肉は身を助けるのだ。左腕はゴルフにとっても大事だ。
東京で行っていたジムは右腕と左腕の加重が変えられるマシンだった。それが良かったのだろう。一律の荷重だと右腕を多く動かしていて左腕は知らず知らずサボっていたのだ。別々の荷重になったことで左腕の力の無さが判ったし、力が入りにくい左腕にハンデを与えながらも両腕を動かすという‘動作’のトレーニングになった。
https://fanblogs.jp/shigenon/archive/602/0?1697423676
https://fanblogs.jp/shigenon/archive/813/0?1697424393

週初め、といっても明日休みだと思えば月曜日の憂鬱感は少ない。
昨日はゴルフのアイアンをスマホでポチっとしてしまって明日到着だ。ゴルフも‘元通り’に近づけないといけないと思って新しいアイアンで心機一転、午前中に届けば午後から練習に行ける。
posted by shigenon at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2023年10月13日

膝痛

差し歯が取れて歯医者に行ったのが盆明けくらい。
最初はその歯の差し替えで済むかと思っていた。1本では弱いので横の歯と繋ぎますと言われ40年前に7万払った差し歯も削られてしまった。その横の差し歯2本は20年くらい前の保険の歯。ひび割れが生じていたが審美を別にすれば機能していた。
2本繋いだ差し歯が入った日に当たり前のようにその横の差し歯2本が取られた。そしてその2本の差し歯が入るとまたその横の歯を削り取り差し歯の準備、その横の詰めている箇所を削り取り金属の被せ。
虫歯を全部治してくださいとは言ってはいないのだが、当たり前のように治療が進んでいく。虫歯があるから治すのは当たり前と言われればそうなのだが。
途中で来なくならないよう、治療が済むと同時に違う歯を削り取られている。

既に6万円くらい支払っているがカネのことより時間が拘束されることが面倒くさい。毎週1回なのだが、そのために気ままな時間を過ごすことができない。時間の約束を気にしながら生活することが殆どなくなったからそう感じるのだろうか。自由気まま、それがリタイア人の特権でもある。
また来週の木曜日の11時の予約。この日は9時半に父親と自分の整形外科の予約が入っている。そのあとはジムと買い物に行けば1日が終わってしまう。まあ自由気ままと言ってもジム以外は何も予定のないヒマ人ではあるが。
ただ未だ連休を利用して帰省しているような感覚でボーッとスマホを見て過ごす時間が多い。

左ひざが2日前から痛くなっている。ここはけっこう昔に痛めた個所でたまに痛くなることはあったので特段気にしたことはなかった。特に受傷してからはその痛みにかまっている暇はなかった。受傷後に痛くなったのは1回だけだったと思う。今は右脚も調子いいので気にする余裕があるのだろう。
膝の痛み、軟骨がすり減っているのだろうか。物理療法はどうしていいか分からない、ヘタにパワーガンを周囲に当てるのも適切でない。そう思って両親が飲んでいるグルコサミンを飲んだ。
すると不思議なことに翌日は痛みがかなり減っていた。正直言って効果を期待していなかった。
いや気のせいだと思う、飲んですぐに効果なんて出るはずないのだ。グルコサミンの成分の効果を調べてみると効果はありそうなのだが。
正直藁にでもすがってという状況でもないのでグルコサミンを飲み続けようかとは思っている。

ジムではいつもの両手の筋トレに加え、軽い荷重で左腕片手の動きを加えている。風呂に入るときには左腕が少し張っている。決して無理はしない、心地よい程度で左腕の筋肉量を上げていきたい。
いつもと同じストレッチで終わり、終了後は和室で新聞を読むのだが、この時に中途半端な胡坐をかく。それは前より柔らかくなったとはいえ、ちゃんとした胡坐をかく柔軟性はまだないので。右足の外側が畳に付いた状態。そして足裏を指圧する。すると少し感覚が良くなっているのに気づいた。
ずっと前から足裏の痺れを正座で痺れた状態で表して書いていた。
正座で痺れてほぼ無感覚になった状態。そしてそれが少しマシになって感覚が感じられる状態。

長い期間無感覚の状態だった。その次のよい感覚が感じられる状態は足裏が常に小石を踏んでいるような感覚。これは感覚のはっきりした個所と無感覚な箇所が混在しているからなのだろうか。
その感覚のはっきりした箇所が多くなったように感じられる。歩いていては判らないが、押すと刺激が点なので判る。
最近ちゃんと地面を踏みしめている感覚も強くなっているのも足裏の感覚がいいからなのだろうか。
posted by shigenon at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2023年10月11日

4連休

月水金勤務は金曜日や月曜日が祝日だと4連休になる。
一番良いのが月曜日が祝日の場合。観光のホテルなどは金・土と祝日前の割高の料金になるが、祝日泊で翌日が平日だと平日価格のところが多い。そのお得さを利用しない手はない。
父親が歩きづらくなってから正月やお盆に旅行に行っていなかった。この月曜祝日を利用して近場の温泉宿を予約していた。両親と姉夫婦、計5名。
問題は父親の温泉への入浴だが、それは一緒に付いていればなんとかなるだろう。
家から車で2時間ちょっとの距離。それくらいの時間が限界かもしれない。

途中道の駅で休憩を挟みながらのんびりと向かった。
目的の宿には15時前に着いたのでチェックインまでロビーで過ごした。このあたりの観光と言ってもそれほどないし、歩く観光は無理だ。
温泉はかけ流し、湯量が豊富なのだろう。部屋に入るとすぐに温泉に。
一時は温泉の湯質の違いを身体で感じ取れたことがあった。痺れが強い状態の時だ。自分に合った湯質だと痺れが緩和されて感じた。これは障害を負ったゆえの特殊な能力が出てきたのだと真剣に思った。
もしかしたらそうだったのかもしれないが、温められたことによる血流の回復だったのかと思えばそうだったのかもしれない。
ただ有馬温泉の湯は他の湯と違って大幅に痺れが緩和したことを覚えている。

今回はそのような効果を感じることはなかったが、温度の高いさらっとした良い湯だった。計3回の入浴を父親とともに。一番心配なのが滑って転ぶこと。1歩1歩の歩きを見守りながらの入浴。
父親はお風呂が好きだ。このように歩けなくなる前はいつも近くの入浴施設に一緒に行っていた。そして長湯だ。今回も湯船を出るタイミングがなかなか合わなかったが。
食事は決して豪華ではないが、それぞれが美味しく量もちょうど良かった。両親は久しぶりの温泉旅行を喜んでいるのかどうかは分からなかった。これまでたくさん旅行に行ってきた人たちなのだ、久しぶりなのだがその延長線上でお出かけをしたという感覚なのだろうか。

帰る日は雨が強く降っていたので10時のチェックアウト後そのまま家に戻った。駆け足のような旅行だったが目的は温泉と思えばこんなものなのだろう。
母親の認知症は少し進んでいる。忘れる頻度が高くなっている。救いは自分のことができることだが、それも同じことを繰り返したり、大事なものを仕舞いこんでその行為自体を忘れるというのは日常茶飯事だ。今回の旅行も近いうちには行ったこと自体忘れるのかもしれない。
昼過ぎに家に着き、両親も自分も昼寝をした。老々介護だ。

身体の状態。相変わらず不具合はない、痺れと痛みがあるが良い状態なのだろう。
少しフラフラしていた歩きも少し意識するようになってからしっかりと地面を踏んでいる感覚がある。ジムでの筋トレは左腕・左脚の筋肉を付けるために片手で動かすことをプラスした。
小さな事でもいい、目的を持った行動を増やしていかないと。
また明日は休み。歯医者に行かないといけない。差し歯が取れただけで行った歯医者、すべての虫歯を当たり前のように治療していっている。
posted by shigenon at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2023年10月06日

意識

受傷後は不自由で動かない箇所や痺れや痛みの箇所を常に頭の中で意識しパトロールしていた。それは日々のルーティンの行動と連携していた。
地下鉄の階段を降りてホームまでの通路、タバコロードと。ガラスで全身が映るビルの前では歩く姿を横目で見ていた。
歩くという動作にしても常に足をどう出すか、足首の角度はどうかと考えながら動いていた。それをしなくてもよくなったのはそんな昔ではない、ようやく2年経ったくらいか。
考えなくても歩けてはいたが動作を習慣づけなければと考え、それは長くかかったのだった。それでもたまに基本動作のチェックのようなことをビルに映る自分で実施していた。

生活が変わったことで意識するチェックが働いていなかった。
動作の不自由さが少なくなったこともあるが動けているからだ。痺れや痛みも何故か酷くならなかった。前なら少し違和感を感じたら週末の鍼で相談ができたが、それが無くなったと思えば諦めるよう脳が覚えたのだろうか。脳がこれまでのようにパトロールしなくなったのは事実だ。
そんな生活で身体への意識が少なくなっていた。

症状が特に良くなったわけでなく、それに慣れて今の自分の生活に適合するという状況だろうか。
それが前回書いたような状況…生き生きさのない生活になってしまっていたのだろう。水曜日にそう書いてから1つ1つの動作を脳で意識した。
漠然と足を出して歩いていた動作は少し力が漲った歩きになった。ジムでの筋トレ、荷重を増やそうかと思うマシンも出てきた。
少しの意識で身体の動きや感覚が変わる。気持ちが老けるにはまだ早い。

身体の状態。
少し前は腕と手のひらの痺れが強くなったと感じていたが、今は強くない。手のひらに関しては今までで一番痺れていない状態と同じか。
お尻は電車に乗って鉄柵に乗っけると痛みを感じるが、ふだんは痛みは出ていない。右脚の太もも裏には痺れというより筋肉痛のような張りはあるが、これは押せば感じるだけ。右下腿は痺れているがそんなに強くない。右足裏も少しの痺れとゴロゴロ感。そんな悪い感覚ではない。
総じてこれまでの中で痛みと痺れは最も軽い部類かもしれない。ベッドに横になると右脚の痺れは感じない。

良くなっているのだろうか。感じ方が変わっただけだろうか。
そう思って右足裏を眺めていると少しカタチが変わったのかと思えてきた。よくAセンセイが言われるカタチが変わるということ。間違いなく右足の甲と土踏まずの部分がシャープになっている。足の指も真っすぐ伸びている。気のせいなのか。でも足首から下の姿はとてもシャープで美しいカタチだ、そんなことを今まで思ったことが無いから変わったのかもしれない。

この良い感じをもっと良くするにはどうすれば良いか考えよう。
久しぶりに筋肉量を計測した。左腕は右腕に比べて300g、左脚は右脚に比べ100g筋肉が少ない。まずはこの改善を意識しよう。
あとは少し出てきた腹を引っ込めよう。
posted by shigenon at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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