一番良いのが月曜日が祝日の場合。観光のホテルなどは金・土と祝日前の割高の料金になるが、祝日泊で翌日が平日だと平日価格のところが多い。そのお得さを利用しない手はない。
父親が歩きづらくなってから正月やお盆に旅行に行っていなかった。この月曜祝日を利用して近場の温泉宿を予約していた。両親と姉夫婦、計5名。
問題は父親の温泉への入浴だが、それは一緒に付いていればなんとかなるだろう。
家から車で2時間ちょっとの距離。それくらいの時間が限界かもしれない。
途中道の駅で休憩を挟みながらのんびりと向かった。
目的の宿には15時前に着いたのでチェックインまでロビーで過ごした。このあたりの観光と言ってもそれほどないし、歩く観光は無理だ。
温泉はかけ流し、湯量が豊富なのだろう。部屋に入るとすぐに温泉に。
一時は温泉の湯質の違いを身体で感じ取れたことがあった。痺れが強い状態の時だ。自分に合った湯質だと痺れが緩和されて感じた。これは障害を負ったゆえの特殊な能力が出てきたのだと真剣に思った。
もしかしたらそうだったのかもしれないが、温められたことによる血流の回復だったのかと思えばそうだったのかもしれない。
ただ有馬温泉の湯は他の湯と違って大幅に痺れが緩和したことを覚えている。
今回はそのような効果を感じることはなかったが、温度の高いさらっとした良い湯だった。計3回の入浴を父親とともに。一番心配なのが滑って転ぶこと。1歩1歩の歩きを見守りながらの入浴。
父親はお風呂が好きだ。このように歩けなくなる前はいつも近くの入浴施設に一緒に行っていた。そして長湯だ。今回も湯船を出るタイミングがなかなか合わなかったが。
食事は決して豪華ではないが、それぞれが美味しく量もちょうど良かった。両親は久しぶりの温泉旅行を喜んでいるのかどうかは分からなかった。これまでたくさん旅行に行ってきた人たちなのだ、久しぶりなのだがその延長線上でお出かけをしたという感覚なのだろうか。
帰る日は雨が強く降っていたので10時のチェックアウト後そのまま家に戻った。駆け足のような旅行だったが目的は温泉と思えばこんなものなのだろう。
母親の認知症は少し進んでいる。忘れる頻度が高くなっている。救いは自分のことができることだが、それも同じことを繰り返したり、大事なものを仕舞いこんでその行為自体を忘れるというのは日常茶飯事だ。今回の旅行も近いうちには行ったこと自体忘れるのかもしれない。
昼過ぎに家に着き、両親も自分も昼寝をした。老々介護だ。
身体の状態。相変わらず不具合はない、痺れと痛みがあるが良い状態なのだろう。
少しフラフラしていた歩きも少し意識するようになってからしっかりと地面を踏んでいる感覚がある。ジムでの筋トレは左腕・左脚の筋肉を付けるために片手で動かすことをプラスした。
小さな事でもいい、目的を持った行動を増やしていかないと。
また明日は休み。歯医者に行かないといけない。差し歯が取れただけで行った歯医者、すべての虫歯を当たり前のように治療していっている。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image