2017年11月11日
みんなのクレジット 調停は続く
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最初に私の状況
みんなのクレジット関連の記事です。
この事業者(正確には、事業者の元代表者及び周辺)の起こした悪質な事件は、ソーシャルレンディングの
危うさを露呈する一方、皮肉にもソーシャルレンディングの知名度を上げる結果になったと思います。
歴史の浅いソーシャルレンディングで起きた初の事案ですので、今後も語り草になっていくでしょう。
ソーシャルレンディングを扱うブログにとって、この事件の顛末を記事にするのは重要な意義がありますが
一方で、自分自身の関与がどうであるかも明らかにする必要があると思っています。
(当事者以外は口を出すな、と言っているわけではありません)
私の状況は上記の通りです。
現在拘束されている金額は、運用金額+未償還金額の合計144万円。
これまでみんなのクレジットから受け取った配当は合計29万円ですので、差し引き115万円の赤字です。
で、なぜ私がみんなのクレジットに引っかかったか、ということですが。
正直なところ、怪しさは感じていましたが好奇心で踏み込みすぎた、というところが大きいです。
高額なキャンペーンに釣られた事も否定はしません。
不幸中の幸いとして、私の場合はみんなのクレジットからの投資額がそれほど多くありません。
このくらいなら、例え全損したとしてもリーマンで食らった損害以下です。
さらに被害が大きな方は気が気ではないでしょうが、私の場合はソーシャルレンディング投資を行う際の
最大のリスクが事業者リスクであることに気づけた、いい勉強だと思っています。
みんなのクレジットからお知らせ
さて、本題です。
みんなのクレジットと主要貸付先であるブルーウォールジャパン(以下、BWJ)との第二回調停が11/8に
行われた事を受け、昨日みんなのクレジットからお知らせがありました。
当ブログの関連記事はこのあたりをご覧下さい。下ほど新しい記事です。
・みんなのクレジットから連絡:担保保全率は20%未満です+私の状況
・みんなのクレジットに関する続報(MBOの説明と、資本提携の増資額)
・8/18 みんなのクレジットから連絡がありました(現状まとめ)
・8月末みんなのクレジットの状況とお知らせメール
・【追記あり】9/21 みんなのクレジットからのメール内容+PeXでソーシャルレンディング投資
さて、今回のお知らせ内容は以下の通りです。
投資家の皆様へ
第二回目の調停について
一昨日、弊社代理人弁護士と融資先甲グループ代理人弁護士出席の上、
東京簡易裁判所裁判官および調停委員の立会いの下で第二回目の調停が行われました。
弊社と融資先甲グループとの返済に関する第二回目の調停について、以下ご報告申し上げます。
甲グループ代理人弁護士より提出されました弁済計画案につきまして、下記の点において前回提示より進展がございました。
・返済回数(返済期間)
・事業計画とその詳細情報
第二回目の甲グループの今後の弁済計画案は、提案されていた分割返済の提案回数も短縮、販管費に計上される部分のリストラも実行・計画されており、弊社といたしましては
今回の甲グループ代理人弁護士からの弁済計画案につきまして、弊社代理人弁護士からは調停を前向きに検討したいと考えている旨説明をしました。
しかしながら更なる修正の必要性や未だ不明確な部分もございます故、今回の調停においては最終合意までには至らず、第三回目の調停が設定される運びとなりました。
次回期日以前に必要な修正点を改善し、実現可能性および根拠についてのより確かな情報に基づいた当社の求める調停案が提出された場合には、和解に合意し調停を終了する予定ですが、
最終的に当社の求める詳細項目の提出が未達成の場合には、裁判による係争に移行する可能性がございますこと、申し添えさせていただきます。
第三回調停期日:11月27日(裁判所による指定期日)
またお知らせすべき動向については、投資家の皆様宛にメールにてお知らせいたしますが、手続き上、タイムリーに詳細をお伝えすることが叶わないことをお詫び申し上げます。
お知らせの内容
今回のお知らせもなかなか薄っぺらい内容ですが、要約しますと以下の通りです。
・BWJから修正された返済計画と事業計画が提出された
・返済回数が短縮、販管費の圧縮が行われ、前よりはマシになっている内容だった
・調停は前向きに考えるが、未だ不明確な部分があり、今回は最終合意に至らず
・11/27に第三回調停を実施予定。もしかしたら裁判へ移行するかも
ということで、次のマイルストーンは11/27、おそらく今月末に再びお知らせメールが来ることでしょう。
その際には、界隈が盛り上がる事になるのでしょうか。
それと、今回の事件の首謀者は次の資金集めとして仮想通貨に展開を考えているという情報もあります。
私は今のところ仮想通貨に手を出すつもりはないので本格的な調査は行っていませんが、もしも興味のある
方がいましたら、地雷を踏まないようにご注意下さい。
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posted by SALLOW at 17:15
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コメント、情報ありがとうございます。
内容を読ませてもらいました。
「立場上こう言わざるを得ないのは分かるけど、今までが今までだけにはぐらかしているようにしか感じられない」
というのが感想です。
しかし、個人ならさておいて法人で逸脱行為(問い合わせに対しまだ決まっていない事を、弁護士や当局などの指導を無視してでも公表する)をすることもできないので、仕方のない事だろうと思っています。
(上記の感想はこれまでの過去と切り離した、今回だけの感想です)
全ての投資家に同時に同質の情報を出さなければならない、というのも納得はします。
(可能性は低いですが)みんクレがもし心を入れ替えるつもりがあるのなら、今後は速やかな情報公開、あらゆる隠蔽をしないこと等々、地道に実績を積み上げるしかなさそうです。
【お問い合わせ内容】
メール頂きましたが、この内容では納得できません。
具体的にお示しください。
1.甲グループ代理人弁護士からの弁済計画案
2.みんクレの求める詳細項目
【回答】
投資していただいている86号案件につきましても、この度の調停の話し合いの対象となっております。
基本は「弊社と融資先の間では、弁護士同士でも実質的合意に至る調停でしたが、
100%つまり正式調印していないため、調停妥結(調印)前ならまだ他の可能性が
0%ではないとのことで、あのような表現のメール文書となりました。
裁判に触れていることにつきましても、考えてもいない(可能性が低い)事を、
0%でないのであればしっかりと言及すべき、との指導で、あのような表現をさせていただきました。
調停の結果による分割返済の回数・期間等の詳細につきましては、成文化・当局に提出の上で
文書にてすべての投資家様にお知らせさせていただきますが、そのお知らせは今週中を予定しております。
一番大きく重要な、今回の調停の幹になる部分については、基本的な合意には至っていますが、
調停調書には詳細まで記載する必要があります。
実質的な合意を得た部分:幹になる最重要な部分
・返済回数
・返済金額
・返済金利
詳細をさらに詰める部分:
・前倒し返済時の条件
・返済期日
・調停妥結内容に基づく返済が滞った場合の取扱い
・その他
すべてのお客様には、すべて同一の文書で一斉にお知らせします。
調停終結(=それに従った償還開始)には、それを終わらせる必要があります。
終わらせる、ということは詳細まで記載された裁判所側作成の調停調書に、双方が押印して初めて達成されます。
調停という手段が採用されているが故に、お互いがこれで良いなら良いよね、では終わらず、
裁判所でその調書に裁判所も含めた第三者立会いの下で調書に押印せねばなりません。
それで初めて法的な意味も付加されます。100%合意はそれを意味します。
そのために、申し訳ございませんがお時間をもう少々いただかざるを得ません。
しかし、11月末の償還スタートを実現するため、ギリギリではありますが
27日に期日は設定してもらいました。
多大なご心配やご迷惑をおかけしておりますこと、重ねてお詫び申し上げます。
何卒よろしくお願い致したく存じます。
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株式会社みんなのクレジット
〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-19-2 スプラインビル8F TEL : 03-5457-1621 FAX : 03-5457-1622
・貸金登録番号:東京都知事 (1) 第31585号
・金融商品取引業第二種:関東財務局長(金商)第2905号
・日本貸金業協会会員:第005927号
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