2017年07月06日
みんなのクレジットから連絡:担保保全率は20%未満です+私の状況
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みんなのクレジットからのお知らせが届きました
本来は他の記事を用意していたのですが、なかなかショッキングな情報が飛び込んできましたので
こちらを取り上げることにします。
業務停止中のみんなのクレジットから、「重要なお知らせ」と称するメールが昨日入りました。
見た瞬間、「あ、吹き飛んだか」と思いましたが、中を見るとどうもまだのようです。
もっとも、後述しますとおり状況は楽観視できるものではありません。
正直なところ状況は予想よりも悪く、ローンファンドとしてはほぼ破綻しています。
他人事のように話しておりますが、私は現時点においてみんなのクレジットと以下の関係にありますので
この記事にもバイアスがかかりますことはご了承下さい。
それでもなんとか、本ブログの方針通り、できるだけ客観的に書いていきます。
みんなのクレジットへの現投資額:144万円
これまでの累計利益:26.5万円
(*なお、アフィリエイトでの収入はありません。こちらは用意できる証拠はありませんが)
お知らせ内容
お知らせ内容の全文は、以下の通りです(個人情報のみ削除)
要点はこのあたりでしょうか。
@分散投資できるとの表現であったのに、実際は親会社への貸付が残高ベースで97.6%と集中していた。
A不動産担保を取っているという表現がされていたものの、親会社への貸付については
未公開株式のみが担保となっていた。担保がないものもあった。
B他ファンドからの貸付金を返済に充てていたものがあった。
キャンペーンの還元金減資についても、他ファンドからの貸付金を充てていたものがあった。
C貸付金の一部が、前代表の預金口座及び債権者に送金されていた。
D親会社の増資に、貸付金の一部が使用されていた。
なお、この増資によって親会社は表面上の債務超過を解消している。
E6月20日時点において親会社への貸出残高33億4450万円のうち、保全資産は5億9263万円と確認され、
保全率は約17.7%と極めて低い。
いやもう、思わず全太字+あちこち赤字にしてしまうほどの唖然呆然な状態です。
要は、意図的な悪意+ポンジスキームだったということですね。
行政処分を受けて最初の説明とまったく違う内容が出てきましたので、これは荒れそうです。
・当初の説明→なるべく客観的なまとめ:みんなのクレジット問題
私の状況
一方で、私の状況は下記の通りです。
貸付総額144万円中、保全額は22万円。保全されていない貸付金は122万円。
実際はここから累計利益26.5万円が引かれますので、最大損害額は95万円くらいです。
返済が滞りなく続くかどうかは、親会社のブルーウォールジャパンの事業にかかっています。
もっとも現状でも短期借入金(みんなのクレジット案件の貸付を流用したものです)が流動資産を
大きく上回っている状況には変化がないと見られ、早晩手詰まりになる懸念があります。
生きてはいるけど瀕死には違いない状態、ということでしょうか。
私見
最大損害95万円は予想以上でしたが、とりあえず私にとっては許容範囲内です。
ソーシャルレンディング自体の収支はプラスですので、これでSL投資を止める事もしません。
今回はSLの内包する問題が顕在化した形ではありますが、あくまでも一事業者の問題だと思うからです。
善人が悪人になれる仕組みがあったとしても、皆が悪人になるわけではありません。
それよりも、今回の事件はSL投資の歴史に大きな傷跡を残す事になるのは間違いないでしょう。
これを受けて他のSL事業者はどのような対応を行うのか、そしてSL業界全体やそれを取り巻く環境に
どのような影響が出るのか、まずは冷静に見ていきたいと思います。
最後に、おそらく時間の問題だとは思いますが、一応今のところ、みんなのクレジットへの貸付金は
デフォルトには入れないでおきます。事業者から白旗が上がるまでは。
(私の心の中では、既に位牌状態ではありますが)
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posted by SALLOW at 01:10
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