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2017年07月05日

SBI SLテレマティクスローンがテレビ東京に紹介されました+トラストレンディング顧問に元大蔵相官僚が就任しました



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SL投資案件がテレビで紹介されました

 SBI SLの「テレマティクスローンファンド」に関わる事業が、テレビ番組に取り上げられました。


  ・未来世紀ジパング「日米中が欲しがるフィリピン! ドゥテルテその後の異変」
   *上記サイトでバックナンバーが見られるのは、7/10頃までだと思われます。
   *番組の34:00〜くらいから取り上げられています。

  ・テレマティクスローンファンドの案件詳細はこちら(SBI SLの該当案件ページ)

  ・当ブログでの紹介記事はこちら


 フィリピンにおいて、IoTデバイスで遠隔操作が可能なトライシクル(自動三輪車)を貸し出す事業への
 貸付を行う案件です。
 トライシクルというのは下記のようなもの。

  ttl1_03_02.png
   (SBI SLの案件詳細ページより転載)

 トライシクルを貸し出す相手は、フィリピンにおいてある程度の返済能力はあるものの、既存の
 ファイナンスや与信審査には通らない層です。
 (*一般に新興国においては、金融システムの未整備や収入の不安定な層が多いなどの理由で、
   金融システムにアクセスできる層が限られています)


 こういう層へ資金を調達し、車が利用できる機会を提供することは、貧困問題を解決する手段となります。
 車があれば運転手などの職に就くことができ、安定した収入を得て生活水準を向上できるからです。

 一方で、信用力の低い層にトライシクルを貸し出すというリスクについては、IoTが答えになります。
 遠隔操作可能なデバイスをトライシクルに取り付ける事で、貸付金を払わなかった場合や、車体自体を
 持ち逃げしようとすればエンジンを停止させることができるとのことです。


 上記の番組の中で、「貧困を救う日本企業」としてGMS社が紹介されていました。
 遠隔操作ユニット「MCSS」を組み込んだトライシクルの貸し出し、という内容でしたので、SBI SLの
 テレマティクスローンで間違いないでしょう。

 私もテレマティクスローンファンドには50万円ほど投資していますが、このような形で投資が実際に
 行われ、現地の人のために役立っているのを見るのはある意味投資家冥利に尽きるというものです。
 もちろん最重要事項は利益ですが、そこに社会的意義が加われば一層良し、です。


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トラストレンディングに顧問就任

 今週月曜日の夕方、トラストレンディングからメールがありました。

  ・顧問の招聘に関するお知らせ
  (トラストレンディングのお知らせページへのリンクです)

 大蔵省(財務省)関連を歩んできた方を、トラストレンディングの顧問として招聘した、という内容です。
 つい最近まで就いていた大臣官房企画官というポストは、課長代理級(管理職)。
 財務総合政策研究所は、所在が財務省4Fということからも明らかな関連団体と分かります。


 お名前で検索してみると、別サイトで経歴一覧が出てきました。

  ・http://www.dreamswan.com/Aflac01/P/Fsa/Mof/T01/Toyooka-Toshihiko.htm

 上記は「官僚天下りデータベース」のようなサイトですが、サイト作成の意図はどうでもよく、
 重要なのは同一人物の情報を複数のサイト間で比較できることです。

 トラストレンディングのお知らせとこちらの情報を突き合わせたところ、ほぼ同じ内容でしたので
 元大蔵相官僚が顧問に就任した、というところは間違いないようです。
 (*もっとも、架空の人物や経歴を詐称した人物を顧問にして、財務省にケンカを売る理由もありませんが)


 トラストレンディングのお知らせには、顧問招聘の理由として

 「行政の各分野に幅広く携わってきた豊富な経験と専門性の高い見識に基づく有用な意見・助言を
  いただくことで、当社のコンプライアンスの強化及び企業価値の増大につながる経営戦略の策定を
  図ること」


 とありますが、天下り受け入れによる財務省へのパイプ作り、というのが妥当な線でしょうか。
 SL事業者への行政処分の端緒となる証券取引等監視委員会は金融庁に属しており、つまりは財務省の
 関連委員会ですので、財務省へのパイプを作っておくことは有効な事です。


 トラストレンディングの母体であるトラストファイナンスは、所謂ノンバンクです。
 穿った(勝手な?)見方をすれば、ノンバンクの経験上財務省とのパイプは必須であると考えて
 今回のような顧問招聘に至ったとも考えられます。
 それとも、今年2月にトラストレンディングに証券取引等監視委員会の検査が入ったことも、もしかしたら
 無関係ではないかもしれません(さすがにこれは、私の下衆の勘繰りでしょうが)

 今回の一件が、今後のトラストレンディングの経営や案件にどのように影響してくるかについては
 今のところ何とも言えません。これからの動きを引き続き見ていきたいと思います。


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posted by SALLOW at 08:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 投資の話題
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