新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2018年07月31日
【所感あり】SBI SLから遅延案件に関する「よくある質問」が公開されました
広告
これまでのおさらい
SBI SLのバイヤーズローンファンドは、16号から22号までの案件で遅延が発生しています。
貸付先は2社であり、どうやら「かぼちゃの馬車」に絡んでいる業者であるらしい、という内容については
以前にも記事を書きました。
(参考記事:下ほど新しい記事です)
・SBIソーシャルレンディングから、延滞中の案件に関する続報がありました
・SBI SL遅延案件でコメントをいただきました。「かぼちゃの馬車」との繋がりや、キナ臭い事業者の
調査など
・SBI SL 遅延案件の一部が早々に返済されるようです
7/9に延滞が発生、最初の進捗報告は7/25でこの時点では目立った更新情報は無し。
と思っていたところ、3営業日後の7/30には遅延案件の一部について返済が決まるという迅速さ。
本日のFAQ公開も、足下の状況が把握できたための対応と思われます。
私はこれまでのところ、SBI SLのリスク管理能力は一定の評価を与えるべきだと思っています。
(デューデリジェンスについては疑問符もありますが)
今回の記事では、よくある質問の中身を紹介していきます。
よくある質問とその回答
公開されたFAQは、以下のページです。気になるところについて、所感を書いていきます。
・よくあるご質問について(SBISL不動産バイヤーズローンファンドの分配遅延の件)
Q:なぜ一度の延滞で競売による回収を選択したのですか?
A:当初は、借手との交渉による回収が困難な状態であると判断し、止むを得ず競売の申立てを行いましたが、借手との交渉の結果、今後は競売申立てを取り下げないまま、並行して、担保不動産を含めた借手の資産売却等による回収を継続してまいります。
最初に貸し手が音信不通になって逃げたのですから、交渉による回収が困難と判断するのは当然です。
その後は交渉の席には着いているようですが、いつまた逃げ出すか分からない以上、競売という手段を
手放さないのも当然だと思います。
何せ、借り手の企業は「かぼちゃの馬車」絡みからの資金移動もあるという噂。
捜査の手が伸びることを察して逃げ出したのですから、信用しろという方が無理筋でしょう。
Q:回収にかかる期間はどれくらいですか?今後のスケジュールについて教えてください。
A:競売による回収については、裁判所による競売手続きの進捗に左右されるため、現時点ではお答えすることができませんが、競売手続きによる場合、一般的に、配当されるまで短くても半年以上かかると言われており、実務的には1年程度かかるケースもあります。なお、可能な限り回収の早期化に努めるべく、競売と並行して、担保不動産を含めた借手の資産売却等による回収を継続してまいります。
赤字部分は、聞いていた話や調べた内容とだいたい同じで、まずは安堵しました。
5年も6年もかかるというのでは困りますが、1年くらいであれば許容範囲内です。
後は、SBI SLの交渉能力や回収能力に期待することにします。
できれば全案件、競売ではなく任意売却で決着を付けられればいいのですが、貸付先のもう一社とは連絡が
取れていない状態のようですし、やはり元本の一部への損害は覚悟すべきでしょう。
それは、ソーシャルレンディングへ投資する上では当然覚悟しておく事態だと考えます。
Q:延滞している借手とSBIソーシャルレンディングに資本関係はありますか?
A:延滞している借手と当社の間には資本関係・人的関係はありません。
これは既に分かっていた事ですが、明言をしてもらえて良かったです。
資本や人的関係がある場合、どうしても取り立ての手が甘くなってしまうもの。
そういった利害関係がないからこそ、粛々と回収ができるというものだと思います。
Q:借手の審査はどのように行っていますか?不動産担保評価額の詳細な基準を教えてください。
A:弊社の独自の審査を行っておりますが、審査内容は公開しておりません。また、不動産担保評価額の詳細な基準は公開しておりませんが、SBISL不動産バイヤーズローンファンドは、担保評価額の80%を上限の目安として融資を行っております。
不動産評価額の評価方法はともかく、借り手の評価方法は私も聞きたいです。
(開示できないことは百も承知の上ですが)
今回、黒ではないにせよ灰色がかなり濃い事業者へ貸し付けを実施し、遅延を招いたのは事実です。
これを反省として、今後の貸付先審査を改善していってもらえれば、と思います。
最後に所感ですが、昨日の一部返済連絡といい今回のFAQ開設といい、かなり迅速な対応だと思います。
最終的に元本がどうなるのかは何とも言えませんが、回収に尽力している姿勢は伝わってきます。
最近はラッキーバンクやGIL社などの問題が起きる中、最悪のタイミングで遅延が起きてしまったSBI SL
ですが、それら2社とは異なりSBI SLの管理体制には問題がないように思えます。
私の判断としては、この遅延の成り行きに注意しつつも、投資は続行していくつもりです。
SBIソーシャルレンディングでの投資をお考えの方は、こちらから検討いただけると嬉しいです。
(アフィリエイトリンク)
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 18:40
| Comment(0)
| TrackBack(0)
| 投資案件紹介
トラストレンディングのIoT公共インフラ案件に投資。QUOカードも送られてきました。
広告
新規案件に投資しました
トラストレンディングからの新規案件、IoT公共インフラに投資を行いました。
・動産担保付ローンファンド171号 20万円
予定利率:11%
期間:18ヶ月
貸付総額:3億円(総募集金額)
担保:IoTゲートウェイ機器に対する動産担保
LoRaWAN(無線規格の一つ。低コストで受信感度は高いが、伝送速度は遅め)を用いたIoT実証実験が
今回案件のテーマとなります。
以前の記事では、福岡市のLoRaWAN案件ではないか? という推察を書いたのですが、後で調べますと
福岡市だけではなく色々な場所でLoRaWANの実証実験が行われているようでした。
・参考記事@:八王子防災プロジェクト (株式会社エイビット)
・参考記事A:千葉県柏市がスマートシティを目指して大規模なLoRaWANハッカソンを展開
(インプレス スマートグリッドフォーラム)
案件説明にも、
「首都圏のある自治体の協力により、公共施設内にLoRaWAN基地局を設置する許可取得済み」
という一文がありますので、福岡市ではなく首都圏と解釈すべきだと思われます。
TOKYO2020のゴールドパートナーで、次世代燃料給付インフラ事業を手がける会社(おそらくENEOS)
との業務提携も予定しているとのことで、業務の先行きには大きな展望が拓けていそうです。
一方足下を見ると、担保であるLoRaWAN基地局のゲートウェイは決して流動性の高い担保とは言えず、
ビジネスがおかしくなれば、元本が大幅に損害を受ける可能性は高いと思われます。
まとめて言えば、かなりのハイリスク・ハイリターン案件と言えるでしょう。
最悪の場合は元本が削れる、という覚悟無しに手を出してはいけない案件だと思います。
トラストレンディングでの投資をお考えの方は、こちらから検討いただけると嬉しいです。
(アフィリエイトリンク)
西日本豪雨被災地支援プログラムで、QUOカードを受領しました
もう一つの話題は、現在トラストレンディングで行われている西日本被災地の支援プログラムです。
今年の12/31まで案件に10万円以上投資をすると、500円のQUOカードが送付される、というもの。
ちなみにトラストレンディングの最低投資金額は10万円なので、実質は「投資したらもらえる」です。
・西日本豪雨被災地支援プログラム (トラストレンディング)
私の場合、7/17に投資を行い、7/23付けでQUOカードが発送されました。
下記がそのカードと文面の写真です。
トラストレンディングでの投資をお考えの方は、こちらから検討いただけると嬉しいです。
(アフィリエイトリンク)
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 14:15
| Comment(2)
| TrackBack(0)
| 投資記録