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昔は「Trados さん、頑張って!」とお祈りしながら訳文生成していませんでしたか? 今も、たまにそんな気分になるときがあります。Trados って本当にわからないことばかりです。特に、日本語の情報は少ないですよね。いくら翻訳者とはいえ、日本語の情報が欲しいのです。Trados ユーザーの方々といろいろ情報交換できたらと思っています。 プロフィールはこちら
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posted by fanblog

2023年10月14日

Wi-Fi

同じ Wi-Fi に接続する


NHK の「あさイチ」で「同じ Wi-Fi に接続する」という表現が何回も使われていました。「同じ Wi-Fi に接続すると IP アドレスが同じになるので〜」という文脈で使われていたので、当然ながら、Wi-Fi 5 や Wi-Fi 6 や IEEE 802.11ax といった規格の話ではありません。

我が家では有線接続のデスクトップ PC が健在なのでこの表現はおかしいと思いつつ、結局、代わりの表現は思い付きませんでした。「ルーター」はいろいろな種類があって Wi-Fi と同じくらい曖昧だし、「アクセスポイント」は「同じ Wi-Fi」の中に複数ありそうだし、「LAN」は一般の人向けに厳密な定義を説明するのは難しそうです。

じゃ、せめて「Wi-Fi ネットワーク」がいいかと思ったのですが、それではそもそも最初に疑問に思った我が家の有線接続パソコンが入りません。いっそのこと単に「ネットワーク」でしょうか。いやいや、それも意味が曖昧すぎるし。そうなると、やっぱり LAN かなぁ。でも、「ラン」という音を聞くと、たぶん「走る」方のランを思い浮かべる人が多いような気がします。



日付: 2023/10/14  情報元: テレビ番組

2023年09月29日

デプロイする

アプリをデプロイする


「デプロイ」というカタカナ語がすっかり定着してきたような気がします。以前は、名詞なら「デプロイメント」、動詞なら「デプロイメントする」でした。おなじみの install を「インストレーションする」とか、「インストーリングする」とかにせず、単に「インストールする」と書くのと同じです。

マイクロソフトの用語集には deployment に対して「デプロイ」という動詞形のカタカナ語が載っています。これも installation を「インストール」と訳すのと同じです。installation directory は「インストール ディレクトリ」ですし、deployment environment は「デプロイ環境」です。


とはいえ、まだ一般的には「デプロイ」以外も健在です。上記に挙げたマイクロソフトの用語集でも、「デプロイ」だけでなく、「配置」「展開」「デプロイメント」などが訳語として掲載されています。


日付: 2023/09/29  情報元: 企業のWebサイト

2023年08月23日

つよつよ

つよつよエンジニア


最近、「つよつよエンジニアになる」のように IT 分野で「つよつよ」とよく使われる気がしたのでちょっと辞書を調べてみたら、今昔物語での使用例が出てきてびっくりした。全然最近の言葉じゃなかった。

とはいえ、昔からあったのは「つよつよと」のように「と」を付けて副詞として使う用法のようでした。結局、最近の「つよつよ」の起源はわかりませんでした。



日付: 2023/08/23  情報元: 世の中いろいろ

2023年07月11日

野良

野良 RPA を歓迎する


野良 (のら) は、野良 RPA、野良ツール、野良クラウドなど、シャドウ IT の「シャドウ」と同じような意味で使われることが多いようです。

厳密にいうと、作成者や管理者がいなくなって本当に野良になっている場合と、会社の情報システム部にとって野良というだけできちんと運用がされている場合とがあるようです。

「のらちゃん」なんて聞くとかわいらしく感じてしまうこともあるけれど、実際のところ、本当の野良ねこには結構迷惑している。ツールも、なるべくなら野良にしない方がいいんでしょう。


日付: 2023/07/11  情報元: メディア

2023年06月14日

ホワイト化

IT 業界のホワイト化


IT 業界のブラック企業もホワイト化が進んでいる、というような内容の記事を読みました。

最近では「ブラック」や「ホワイト」という言葉は避ける傾向にありますが、「ブラック企業」という表現は今もかなり使われている感じがします。ただ、ちょっと検索したところ、やはりこの表現を問題視している方々はいらっしゃるようでした。

私は、「ブラック企業」はあまり気にならなかったのですが、「ホワイト化」にはちょっと引っ掛かりました。白一色にするイメージが浮かんでしまい、逆に少しマイナスな印象を受けました。

ブラック企業やホワイト企業に対して、今は「カラフル企業」も登場しているようです。ちょっとキラキラ感がありますが、最近のはやりですかね。


日付: 2023/06/14  情報元: 個人の Web サイト

2023年06月04日

IT 重説

IT 重説に対応しています


最近、引っ越しをしなければならなくなり、物件を探していました。ネットでいろいろと検索して、物件情報の細かい文字を追っていたら「IT 重説」という何やら怪しい言葉を見つけました。私は最初、「重説」を「重税」と見間違えて「もしかして、インターネット接続などに重税がかかるの???」などと勝手に心配を募らせていたのですが、実際はまったく違いました。「IT 重説」とは「IT を活用した重要事項説明」だそうです。

要は、契約時の重要事項説明を、対面ではなく、オンラインでちゃちゃっと済ませますよ、ということです。パソコンやスマートフォンなどの IT 機器を使用するから「IT 重説」と呼ぶようですが、ここは「IT」より「オンライン」や「リモート」の方がわかりやすくないですかね。

IT に重税がかかる物件があるのかと、ホントに心配になりました。


日付: 2023/06/04  情報元: 不動産屋さんの物件情報ページ

2023年04月24日

機動力と団結力

機動力アップ。 団結力を高める。


ソフトウェア サービスの CM で「機動力」と「団結力」という言葉が使われていました。どちらも日本語としてはありがちともいえると言葉ですが、よく考えてみると、IT 分野の翻訳文ではあまり見かけません。翻訳文なら「アジリティ」と「コラボレーション」でしょうか。カタカナが嫌だったら「俊敏性」と「協力」にして「俊敏性を向上させて、協力体制を強化します」とすれば、ありがちな文の完成です。


日付: 2023/04/24  情報元: ソフトウェア サービスの CM

2023年03月20日

プロンプト

ChatGPT のプロンプトを入力する


ChatGPT がはやりだしてから「プロンプト」という言葉が一気に世の中に広がりました。ChatGPT での「プロンプト」は人間がコンピューターに対して出すものですが、以前から IT 分野で使われていた「プロンプト」はコンピューターが人間に対して出すものでしたよね。

コマンド ライン上で ポッ ポッ と光っているマークとか、パスワードの入力を求めるポップアップ ウィンドウとか、人間に入力を促すものが「プロンプト」でした。でも、この意味での「プロンプト」というカタカナ語は一般の人にはあまり浸透していないので、これから「プロンプト」とカタカナで書いたら完全に誤解されそうです。


日付: 2023/03/19  情報元: 企業のウェブサイト

2023年02月17日

浸透

浸透を加速!


会社が頑張って高いアプリを導入しも、社員のみんながそれを使わなければ意味がありません。そこでアプリを導入した後は、たいていそのアプリを「浸透」させることが必要になります。

英語では、これを adoption と表現することが多いのですが、この単語を訳すのがなかなか難しいです。マイクロソフトの用語集では「導入」ですが、「普及」「定着」などもよく使われます。

「導入」は、会社の上の方の人たちが「導入」することを決めたり、サーバーを「導入」したり、システムを「導入」したりするので、何の「導入」なのかがわからなくなりがちです。

今回見かけた「浸透」はかなりいいんじゃないかと思いますが、ネットを検索してみると「会社の理念を浸透させる」「CSRを浸透させる」など、ちょっと精神論っぽい表現がたくさんありました。まあ、どのアプリを使うかは最終的には個人の好みなわけで、人間の心に訴えかけるしかないし、精神論っぽくてもいいのかもしれないです。


日付: 2023/02/17  情報元: 企業のウェブサイト

2023年01月12日

dispenser

ウォーター サーバーと ATM


ラジオの英語学習番組を聴いていたら、water dispenser は日本語で「ウォーター サーバー」、cash dispenser は「ATM」って言ってた。まあ、ちゃんと「給水器」や「現金自動支払い機」という “日本語” も一緒に紹介はされていたけど。やっぱり日本語難しい (;。;)

日付: 2023/01/12  情報元: 英語学習教材
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