2023年12月23日
内容
システムに登録した内容を確認する
最近、IT 系の英日翻訳案件で「翻訳調の表現を好まない」クライアントの仕事を受ける機会がありました。メモリなどで過去訳を確認したところ、たしかに滑らかで自然な日本語に訳されている印象を受けました。そんな訳文を見ていてひとつ気付いたのが「内容」という言葉が頻出していることです。
entry システムに登録した内容 => エントリー
details 一覧からひとつを選択して、その内容を表示する => 詳細
description 名前とその内容を入力する => 説明
record テーブルの内容 => レコード
data ファイルの内容 => データ
value 変数の内容 => 値
IT 系の翻訳者なら条件反射的に訳語が思い浮かぶものばかりですが、そうした「翻訳調」の言葉は使わない、という方針のようでした。そして、「内容」という訳が最もあたりそうな content は「コンテンツ」と訳されていました。
「内容」という日本語はとても自然な感じのする言葉ですが、ちょっと意味が曖昧になるので、使いすぎると日本語の悪い面が出てきてしまいそうな気もします。
日付: 2023/12/23 情報元: 企業のWebサイト
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