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眠れる森

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1998(平成10年)
フジ系列 木曜午後10時から放送。
出演:中山美穂、木村拓哉、仲村トオル、
陣内孝則、原田美枝子、岡田眞澄、
本上まなみ、ユースケ・サンタマリア、
夏八木勲、横山めぐみ、田山涼成、
石橋凌、佐々木勝彦、奥村公延、
中島ひろ子、風間俊介、坂西良太など。
脚本:野沢尚、企画:亀山千広。
主題歌:竹内まりや「カムフラージュ」
第17回向田邦子賞受賞(脚本・野沢尚)
対象作品。

15年前に起こった
殺人事件をきっかけに
運命の糸でたぐりよせられた人々の
出逢いと別れを描く
ロマンチックミステリー。
15年前のクリスマスイブ、
福島県で市会議員一家が
何者かに殺される
凄惨な事件が発生する。
一家のうち12歳になる二女だけが
奇跡的に助かるが、ショックのため
過去の記憶をすっかり喪失していた。
激しい雨の中で起きた事件のため
犯人捜しは難航するがやがて
第一発見者の大学生、が逮捕される。
そして現在。
一人生き残った二女は
ランを栽培する植物園で働き、
3か月後のクリスマスイブには
恋人でエリート商社マン
との結婚を控え、
まさに幸福の中にいたが、
今でもときおり浮かび上がる
断片的な過去の曖昧な
記憶に悩まされていた。
ある日、彼女は古い
段ボール箱の中から
少女時代にもらった
ラブレターを見つける。
そこには「15年目の今日、
眠れる森で逢いましょう」
という謎の言葉が
たどたどしい子どもの
文字で綴られていた。
彼女は過去に引き寄せられるように
約束の森に向かうが、
そこにはライティングデザイナーがいた。

謎だらけのストーリーに放送中、
話題にあがることが多かったドラマで
真実が明らかになるラストは話題沸騰。
記憶の闇をさまようヒロインが
様々な経験を経てその闇を徐々に
ほぐしていく過程が素晴らしい。
愛するが故に
愛する者を殺してしまうという
屈折した感情を描き出した展開が
痛々しくも胸を打つ。
ラストについては賛否両論だったが、
最終回に至るまでの記憶の闇を
さまようヒロインのある種、
ファンタジックな旅を
同じ立場で体験しているような錯覚、
また記憶の闇から謎が徐々に解けていく
カタルシスなど素晴らしい場面が
数多くちりばめられている。


このドラマも
よくできていた作品。
キムタクが大人気だった頃は
主演のドラマはとにかく注目を集め
自身もよく見ていたものです。












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月の輝く夜だから

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1997(平成9)年
フジ系列火曜午後9時から放送。
出演:江角マキコ、岸谷五朗、上川隆也、
木村佳乃、井上晴美、鰐淵晴子、
金田明夫、室田日出男、星野有香、
松田美由紀、清水章吾、柴田理恵、
筧利夫など。
ゲスト:加納みゆき、宮下順子、
剛州など。
主題歌はエレカシの「今宵の月のように」。

東大卒のエリート社員との結婚を
間近に控えた主人公が自宅に居候
することになった無愛想な
元ヤクザの男に次第に
惹かれていく姿を描くラブストーリー。

舞台で人気だった岸谷が
TVでも活躍しだしたころで
見ていた作品。
エレカシの主題歌もしびれます!












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29歳のクリスマス

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1994(平成6)年
フジ系列 木曜午後10時から放送。
出演:山口智子、柳葉敏郎、松下由樹、
水野真紀、仲村トオル、中村嘉葎雄、
吉行和子、稲森いずみ、近藤等則、
星由里子、長森雅人、田山涼成、
森山周一郎、安原麗子、葉加瀬太郎、
石井苗子など。
脚本:鎌田敏夫、演出:鈴木雅之他。
向田邦子賞受賞、芸術選奨受賞作品。
第12回ATP賞'95優秀賞受賞作品。
第12回ATP賞'95
「ベスト20番組」選出作品。

一軒家で同居することになった
2人の男女の友情と、
その友人の女性それぞれの
恋愛模様を描く。
「29歳の誕生日にアパレル会社から
パブに出向を命じられた典子と、
その友人で妻子ある男性と
つき合っている彩、
一流商社のOLに片思いする
賢の三人の仕事や恋、
友情を描いた名作ドラマ。
画面に文字だけが出る
ブレヒト的な演出が新鮮だった。

ギバちゃんが出演するので
見ていました。
松下由樹もよかった。
ドラマとしても
かなり人気があった作品です。












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警部補 古畑任三郎

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1994(平成6)年
フジテレビ系列水曜午後9時から放送。
出演:田村正和、西村雅彦など。
ゲスト:中森明菜、池田成志、堺正章、
きたろう、古手川祐子、羽場裕一、
笑福亭鶴瓶、峰岸徹、坂西良太、
酒井敏也、坂東八十助、小林昭二、
木の実ナナ、金田明夫、鶴田忍、中西良太、
中丸新将、小林稔侍、長谷川初範、梅津栄、
ト字たかお、鹿賀丈史、梶原善、河原さぶ、
潮哲也、山口崇、佐渡稔、石黒賢、
小堺一機、森山周一郎、剛州、桃井かおり、
八木小織、あめくみちこ、神津はづき、
宇梶剛士、菅原文太、伊藤俊人など。
脚本:三谷幸喜、プロデュース:関口静夫。

警視庁捜査一課の刑事・古畑任三郎が
過去に対峙した天才犯人の完全犯罪を毎回、
紹介していくスタイル。
毎回登場する犯人を演じる豪華な役者の
顔ぶれもさる事ながら田村正和が独特の
クセのある刑事役を演じ
犯人に対峙していく場面が見せ場。
三谷幸喜の脚本も粒よりの佳編ぞろいで
細やかな室内劇の傑作シリーズに仕上がっている。
アメリカのテレビシリーズ『刑事コロンボ』のように、
あらかじめ犯人が分かる倒序式でお話が展開。
各話のラストで古畑がいかに
犯人のトリックを見破るかがポイントとなる。
ラスト、トリックを見破る直前にCMが入る。
そのCM直前に古畑が画面の視聴者に向かって
「いかにトリックを見破るか分かりますか?」
と挑戦する。
田村正和と西村雅彦の刑事コンビも好評で
パート1『警部補・古畑任三郎』終了後も
『古畑任三郎』とタイトルを改め
2本の連続ドラマシリーズのほか
スペシャル版も断続的に制作された。

この年代はまさに
三谷幸喜の時代。
このドラマも好きで
ほとんどの作品を見ています。

わかっちゃいるけど
見てしまう、三谷マジックに
はまり続けていたのでした。

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