2019年05月28日
眠れる森
1998(平成10年)
フジ系列 木曜午後10時から放送。
出演:中山美穂、木村拓哉、仲村トオル、
陣内孝則、原田美枝子、岡田眞澄、
本上まなみ、ユースケ・サンタマリア、
夏八木勲、横山めぐみ、田山涼成、
石橋凌、佐々木勝彦、奥村公延、
中島ひろ子、風間俊介、坂西良太など。
脚本:野沢尚、企画:亀山千広。
主題歌:竹内まりや「カムフラージュ」
第17回向田邦子賞受賞(脚本・野沢尚)
対象作品。
15年前に起こった
殺人事件をきっかけに
運命の糸でたぐりよせられた人々の
出逢いと別れを描く
ロマンチックミステリー。
15年前のクリスマスイブ、
福島県で市会議員一家が
何者かに殺される
凄惨な事件が発生する。
一家のうち12歳になる二女だけが
奇跡的に助かるが、ショックのため
過去の記憶をすっかり喪失していた。
激しい雨の中で起きた事件のため
犯人捜しは難航するがやがて
第一発見者の大学生、が逮捕される。
そして現在。
一人生き残った二女は
ランを栽培する植物園で働き、
3か月後のクリスマスイブには
恋人でエリート商社マン
との結婚を控え、
まさに幸福の中にいたが、
今でもときおり浮かび上がる
断片的な過去の曖昧な
記憶に悩まされていた。
ある日、彼女は古い
段ボール箱の中から
少女時代にもらった
ラブレターを見つける。
そこには「15年目の今日、
眠れる森で逢いましょう」
という謎の言葉が
たどたどしい子どもの
文字で綴られていた。
彼女は過去に引き寄せられるように
約束の森に向かうが、
そこにはライティングデザイナーがいた。
謎だらけのストーリーに放送中、
話題にあがることが多かったドラマで
真実が明らかになるラストは話題沸騰。
記憶の闇をさまようヒロインが
様々な経験を経てその闇を徐々に
ほぐしていく過程が素晴らしい。
愛するが故に
愛する者を殺してしまうという
屈折した感情を描き出した展開が
痛々しくも胸を打つ。
ラストについては賛否両論だったが、
最終回に至るまでの記憶の闇を
さまようヒロインのある種、
ファンタジックな旅を
同じ立場で体験しているような錯覚、
また記憶の闇から謎が徐々に解けていく
カタルシスなど素晴らしい場面が
数多くちりばめられている。
このドラマも
よくできていた作品。
キムタクが大人気だった頃は
主演のドラマはとにかく注目を集め
自身もよく見ていたものです。
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