2015年12月21日
学生団体「SEALDs(シールズ)」 | 勉学に勤しんだ方が良いと思います。
1.はじめに
先日の河北新報の記事で、安保法廃止を求めて、大学生グループ「SEALDs TOHOKU(シールズ東北)」とその他の団体が仙台の一番町でデモを行っている記事をみました。
2.シールズの行動に関する私の個人的な意見
デモをやるのは否定しませんが、大学生が主体となって行うべきものではないと私は考えています。理由は以下のとおりです。
・デモの主催者が余りにも無知(平和というものが誰かの犠牲のもとで成り立っていることに気づいていない)
・大学生は勉学に励むことが最優先
・国会前のデモをマスコミが面白おかしく報道していましたが、あの光景はサークル活動(遊び)にしか見えない
3.安保法案とは
そもそも安保法案とはどのようなものか、簡単にまとめたものを記載します。まず、法案は新しくつくられる「国際平和支援法案」と、自衛隊法改正案など10の法律の改正案を一つにまとめた「平和安全法制整備法案」の2本柱からなります。概要は以下のとおりです。
・集団的自衛権を認める
・自衛隊の活動範囲や、使用できる武器を拡大する
・有事の際に自衛隊を派遣するまでの国会議論の時間を短縮する
・在外邦人救出や米艦防護を可能になる
・武器使用基準を緩和
・上官に反抗した場合の処罰規定を追加
3.安保法案の可決
結局、去る9月19日にこの法案は可決されました。法案成立は賛否がありますが、私はこの法律の可決に賛成です。理由は以下のとおりです。
・海外進出する企業が多く、有事のときは邦人の救出のために国が積極的に行動するのは当然の行為
・日本の周辺国がヤバすぎる(下図参照)
・国を跨いだテロ組織(イスラム国)の脅威がある
・日本だけカネで解決するのはムシが良すぎる(多くの国・地域は安保法案可決を指示)
4.日本の周辺国
上記で掲げた「日本の周辺国がヤバすぎる」という点について、地図を用いて、説明したいと思います。
下図は、中国から太平洋側をみた地図です。中国から太平洋側をみると、日本、台湾、フィリピンが邪魔で仕方ないです。
また、すぐ傍には現在も戦争中である「大韓民国」や「朝鮮民主主義人民共和国」があります。北に目を向けると、領土問題でゴタゴタしている「ロシア連邦」があります。いつ有事が起きても不思議ではない場所に日本という国があります。
5.最後に
私も戦争は嫌いです。ただし、丸腰・素っ裸で「平和」、「戦争反対」と叫んでも本当の平和を享受できません。自分もいつ海外で仕事するか判らない立場になってきました。そういうことを考えると、一概に「安保法案反対」とは言えないですね。
学生団体の方々は、デモに勤しむ暇があれば、自身に与えられたこと(勉学)をしっかり行った方が良いと思います。
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