2017年04月29日
【北朝鮮】弾道ミサイル発射 | 国連安全保障理事会閣僚級会合後に発射
北朝鮮の弾道ミサイルの発射のニュースが飛び込んできました。私の率直な感想は、「本当に撃ちやがった。これからどうなるのか・・・」と思っています。
現在(4月29日7時15分時点)で判っている情報を整理したいと思います。
・1.はじめに
・2.現在(4月29日7時15分時点)で判っている情報
・3.日本政府、その他機関の対応
・4.米軍の状況
・5.最後に
一報は、韓国の通信社、総合ニュースの情報です。まだ、細かい内容は調査中とのことですが、現時点(4月29日7時15分時点)で判っている情報を以下に整理します。
・発射した時間:日本時間の29日午前5時30頃
・発射したミサイルの本数:北朝鮮から北東に1発発射
・発射場所:ピョンアン(平安)南道プクチャン(北倉)
・落下地点:
→米軍、日本政府の情報によると、北朝鮮内陸部の落下した模様
ミサイルは高度71キロまで上昇したが発射数分後に空中で爆発
・ミサイルの種類:新型の中距離「KN17」か(対艦ミサイルとの情報も)
出典:NHKニュース
発射のタイミングが悪いです。国連安全保障理事会閣僚級会合後に発射したことです。アメリカ、中国、ロシア、日本、韓国、その他の国の出方が大変気になります。特に国連安保理では、「中国やロシアは軍事的な緊張を和らげ対話を通じた解決を目指すべきだと反論した」ことから、この二国の反応が気になります。
出典:NHKニュース
もう一つ気になることは、ミサイル発射が本当に失敗だったのかです。私が考える空中での爆発の原因は以下かな?と考えています。
@ミサイル発射後に高高度で迎撃した
→韓国に配備したTHAADミサイルで迎撃?
Aミサイルの発射のシステム(Windows95?)をハッキングして空中で爆発させた
→昨日のテレビ放送していた「ワイルド・スピード」という映画でやっていました。
B金正恩がわざと空中で爆発させた(爆発させるよう指示)
C単純なミス(タダの失敗)、技術力不足
上記のうち@〜Bであれば、人為的な要因ですので、大した問題ではないと思いますが、Cが原因であれば、私は正直嫌ですね。撃つ方向だけ決めて、どこに落ちるか分からんものを平気で打ち上げるようなものですので・・・。
日本政府の対応(菅官房長官)の記者会見の要旨。
北朝鮮による弾道ミサイル発射事案について(1)
・ミサイルは北朝鮮内陸部に落下
・安倍総理大臣から、情報収集、分析に全力を挙げ、国民に対し、迅速、的確な情報提供を行うこと
・航空機、船舶等の安全確認を徹底すること
・不測の事態に備え万全の態勢をとることの3点の指示があった
・政府は、官邸危機管理センターに設置している「北朝鮮情勢に関する官邸対策室」において、情報を集約する
・緊急参集チームを招集し、対応について協議した
北朝鮮による弾道ミサイル発射事案について(2)
・北朝鮮は、本日午前5時30分頃、北朝鮮内陸部の北倉(プクチャン)付近から、1発の弾道ミサイルを北東方向に発射した模様
・発射された弾道ミサイルは、約50キロメートル離れた北朝鮮内陸部に落下したものと推定
・政府においては、直ちに、外遊中の総理に報告をし、総理から3点の指示があった
・官邸対策室内において情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集をし、午前8時41分頃から国家安全保障会議を開催した
・今回の北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、国連安保理決議等に違反するものである
・直ちに北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に対して厳重に抗議をするとともに、強く非難をした
・このような北朝鮮による度重なる挑発行為を我が国は断じて容認することはできない
・政府としては、国連安保理の場を含め米国や韓国を始めとする関係国と緊密に連携をし、北朝鮮に自制を強く求める
・いかなる事態にも対応することができるよう、必要な対応に万全を期している
・国民の皆様には、政府からの情報に注意をし、落ち着いて行動するようお願いする
→「落ち着いて行動する」東日本大震災時に良く耳にしました。
また、ミサイル発射の報道を受けて、一部の交通機関が運転を見合わせたようです。運転を見合わせた鉄道会社の路線は以下のとおりです。いずれも10分後に運転を再開。
・東京メトロ:全線
・東武鉄道:東上線など複数の路線
・東急電鉄:東横線など複数の路線
・JR西日本:北陸新幹線(金沢駅〜上越如高駅)
大きな動きはありませんが、海上自衛隊と共同訓練を続けながら北上していたアメリカ軍の空母カールビンソンが、29日午前6時すぎに長崎県沖合を北上中とのことです。→29日昼すぎに日本海に展開。
本日からゴールデンウィークに入った方も多いかと思います(私は2日からお休み)。自身の身を守るため、内閣府国民保護ポータルサイトの「武力攻撃やテロなどから身を守るために〜避難にあたっての留意点などをまとめました〜」を一読しておく必要があるかもしれません。
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