2017年07月23日
超ブラック【東京五輪】新国立競技場の工事 | 新卒23歳 時間外労働212時間 過労自殺について【若者を自殺に追い込む社会は私は絶対に許さない】
電通に続き、新国立競技場の工事でも若者の過労自殺がありました。今回はコレを記事にしたいと思います。
出典:新国立競技場
・1.はじめに
・2.自殺した方のお仕事の内容と勤務状況(一部記事を抜粋)
・3.この記事をみた私の私見
・4.最後に
詳細は、五輪・新国立競技場の工事で時間外労働212時間 新卒23歳が失踪、過労自殺の記事を参照願います。
記事の概要は以下のとおりです。
【お仕事の内容】
・2016年に都内の建設会社に就職した。
・2016年12月17日から新国立競技場の建設工事(地盤改良工事)の現場監督を行っていた。
・セメントを注入して、軟弱な地盤を改良していくという地盤改良工事に従事。
・新卒はこの方ひとりだけ。
・現場では、写真撮影、材料の品質管理、安全管理などを担当。
【勤務状況】
・自殺直前の1カ月の時間外労働は211時間56分。2カ月前は143時間32分。
→セキュリティ記録やパソコンの記録、通勤の記録などから割り出したもの(建設会社は最初、時間外労働が「80時間以内だった」と話していたことから、サービス残業を強要させていた?)
・起床は午前4時半、帰宅は0時半〜午前1時。
・現場の仮設事務所には、仮眠部屋はなし。
そして、2017年3月2日、突然失踪。4月15日に長野県内でいたいで発見されたとのことです。
「新国立競技場の建設工事」、とてもやりがいがある仕事だと思います。東京都小池都知事のゴタゴタ、設計段階で計画が二転三転し、工事着手が遅れていたとのことです。
私も建設業界に携わる一人ですが、上記のようなことは良くあることです。しかし、新卒に任せる現場ではないです。
以下、私の私見です。
・「新国立競技場の建設工事」:中堅の社員でも尻込みする現場です。同じ給与であれば、絶対関わりたくない工事です。
・国の目玉事業ですので、工事以外の役務(事業をネタに政治的なアピールをしたがる政治家の世話、元請け・発注者等からの圧力、無駄な書類・資料作成)も多かったのではないでしょうか。
・時間外労働200時間を超えると、本当に自殺したくなります。→余り多く残業すると、会社によってはマイナス査定を付けられるところもあります。
・この会社だけはありませんが、人手不足による「働き方改革」という名のもので、中世の奴隷より酷い扱いを受けている。→労働に見合った対価を支払うべき。
・仮設事務所には仮眠部屋がない状態だったようです。せめて、仮眠できる環境(ベット)やシャワー室があれば、死ななくて済んだのではないかと思います。→会社によっては、これを設置するとダラダラ残業するから設置しないというところが多いのですが、このような過酷な現場の福利厚生を充実させることも重要だと思います。
建設業界(建設会社、設計・調査会社、国・地方自治体等発注者)はどこも人手不足です。頭数はいますが、仕事が全うにできる人間は僅かです。この原因は、就職氷河期時に採用を手控えた人間の責任です。労働者の命と健康を犠牲にしてまで、事業を遂行する必要はないと私は考えます。
スポンサーリンク
地域情報 ブログランキングへ
東北地方 ブログランキングへ
宮城県 ブログランキングへ
宮城県仙台市 ブログランキングへ
日記・雑談 ブログランキングへ
働くヒト ブログランキングへ
サラリーマン ブログランキングへ
平凡サラリーマン ブログランキングへ
転勤族 ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログ王ランキングに参加中!
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6519677
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック