2023年08月21日
保守派がインボイス制度に反対しない理由がわからない
とりとめのない話で申し訳ありませんが、キャンドルライト・セニョリタスを一本吸う間少し書かせていただきます。
10月からインボイス制度が開始されようとしています。
ここ600日くらい、インボイス制度に反対する人々やその周辺の動きを観察していて思ったのですが、
保守派のインボイス制度反対派が一人も居ません。
これが不思議でしかたがないんですよね。
インボイス制度は日本の事業者の半数を占める中小零細の大きな負担になります。
そして日本はOECD加盟国で唯一納税者権利憲章を制定していない、納税者を守る法律のない国です。
制度がスタートすれば赤字零細でも煩雑な事務作業と強制的な負担が当たり前となります。
これはとても深刻な事で、結果多くの廃業を生むでしょうし自殺者も出るでしょう。
インボイス制度の問題点は、
・価格転嫁問題を放置しながら価格表示義務で消費税が適切に上乗せされているように誤解させてる
・その誤解を前提でインボイス制度で「適切な課税」を謳っている
という所で、この「適切な課税」に騙されている人も多く居るかと思います。
消費税法を見てみればわかりますが、消費税は消費者が払っているんじゃないんですよね。
事業者が事業によって得た収益から国に収めるのが消費税で、「消費税をレシート」に表示せよという財務省の指示でレシートに消費税が記載されているに過ぎません。
そして売上1000万円以下の事業者は免税されているのが消費税です。
消費税という名前が曲者なんですよね…。
インボイス制度で免税されていた筈のシルバーセンターの老人やアニメーターが収入から払う消費税って意味がわからないですよね?
漫画家が原稿料から収める消費税ってなんですか?
ちょっとこの辺の話をしだすと長くなるので割愛しますが…、
嘗て(2000年台の終わりくらいでしたかね)インボイス制度に賛成してしまったばかりに無謬性と一貫性の問題からインボイス制度の問題点に一切言及できない大手メディアにも責任があります。
インボイス制度の導入が決まったのが2016年の税制改正だったと思いますが、(導入を提案した悪魔の公明党はとりあえず置いといて)束ね法案に潜り込ませて一括採決という最低なやり方でした。
そして、税制改正でインボイス制度が可決した事に触れた大手メディアはありませんでした(記憶の限りではですが)。
今も、インボイス制度についてちゃんと報道している大手メディアはありません。
日経はインボイス万歳みたいですし、産経新聞は反対派に一時間半もインタビューしておきながら頓珍漢な記事を書く始末。
消費税を擁護するメディアも最近ありましたね。
逆に国会で財務省の言うところの「益税」や「預り金」が嘘だった事が露見しても、報道はありませんでした。
大手メディアは、インボイス制度の推進に加担しています。
そもそも、1988年に自民党が税制国民会議参加団体に「中小零細は守る」と約束をして消費税を始めたのですが、インボイス制度はその約束を破る制度です。
古い話とはいえ約束は約束です。
それを破り、中小零細に膨大な事務作業と負担を押し付けるインボイス制度は、本来保守派から見てもアウトな制度だと思うんですよね。
地域に根ざし、地域と一丸となってやってきた筈の保守派から、インボイス制度反対の声が聞こえないのがどうにも不思議です。
ネット上の目立つ保守派と呼ばれる人々も全く反応しません。
まるでインボイス制度など無いかの様に振る舞っています。
インボイス制度によって、中小零細による日本の下支えを失うかも知れません。
にもかかわらず全く反対しない保守派が保守を名乗って良いのか疑問に感じています。
一部の方が「益税」や「預り金」の話をされてインボイス制度に賛成していましたが、なんというか、あまりに不勉強で驚きます…。
「海外ではインボイス制度は当たり前」という話をされている方もいましたが、上に述べた通り日本はOECD加盟国で唯一納税者権利憲章を制定していない、納税者を守る法律が一切ない特殊な国です。他の国とは事情が違います。
保守派の方々は、本当にこのままインボイス制度に反対しなくていいのでしょうか?
日本の繁栄を願ってやまない筈の人々から、この制度に対する反対の声がでない事が本当に不思議です。
何処かに居ないもんですかね、保守派でインボイス制度に反対の人……。
以上。
あまり良い頭ではないので政治の事を書くべきではないとも思うんですが、
インボイス制度にずっと反対していた身の上としてどうしても疑問に思ったので残しておきます。
十年二十年経って日本がどの程度のダメージを受けているか、今の自分にはなんとも分かりませんが
「保守派がインボイス制度に反対していなかった事」を残すためにもこの記事を置いておきたいと思います。
疑問に思ってるんですが、同時に怒ってもいるんですよね。
保守派、日本の未来考えてなさすぎだろと。
10月からインボイス制度が開始されようとしています。
ここ600日くらい、インボイス制度に反対する人々やその周辺の動きを観察していて思ったのですが、
保守派のインボイス制度反対派が一人も居ません。
これが不思議でしかたがないんですよね。
インボイス制度は日本の事業者の半数を占める中小零細の大きな負担になります。
そして日本はOECD加盟国で唯一納税者権利憲章を制定していない、納税者を守る法律のない国です。
制度がスタートすれば赤字零細でも煩雑な事務作業と強制的な負担が当たり前となります。
これはとても深刻な事で、結果多くの廃業を生むでしょうし自殺者も出るでしょう。
インボイス制度の問題点は、
・価格転嫁問題を放置しながら価格表示義務で消費税が適切に上乗せされているように誤解させてる
・その誤解を前提でインボイス制度で「適切な課税」を謳っている
という所で、この「適切な課税」に騙されている人も多く居るかと思います。
消費税法を見てみればわかりますが、消費税は消費者が払っているんじゃないんですよね。
事業者が事業によって得た収益から国に収めるのが消費税で、「消費税をレシート」に表示せよという財務省の指示でレシートに消費税が記載されているに過ぎません。
そして売上1000万円以下の事業者は免税されているのが消費税です。
消費税という名前が曲者なんですよね…。
インボイス制度で免税されていた筈のシルバーセンターの老人やアニメーターが収入から払う消費税って意味がわからないですよね?
漫画家が原稿料から収める消費税ってなんですか?
ちょっとこの辺の話をしだすと長くなるので割愛しますが…、
嘗て(2000年台の終わりくらいでしたかね)インボイス制度に賛成してしまったばかりに無謬性と一貫性の問題からインボイス制度の問題点に一切言及できない大手メディアにも責任があります。
インボイス制度の導入が決まったのが2016年の税制改正だったと思いますが、(導入を提案した悪魔の公明党はとりあえず置いといて)束ね法案に潜り込ませて一括採決という最低なやり方でした。
そして、税制改正でインボイス制度が可決した事に触れた大手メディアはありませんでした(記憶の限りではですが)。
今も、インボイス制度についてちゃんと報道している大手メディアはありません。
日経はインボイス万歳みたいですし、産経新聞は反対派に一時間半もインタビューしておきながら頓珍漢な記事を書く始末。
消費税を擁護するメディアも最近ありましたね。
逆に国会で財務省の言うところの「益税」や「預り金」が嘘だった事が露見しても、報道はありませんでした。
大手メディアは、インボイス制度の推進に加担しています。
そもそも、1988年に自民党が税制国民会議参加団体に「中小零細は守る」と約束をして消費税を始めたのですが、インボイス制度はその約束を破る制度です。
古い話とはいえ約束は約束です。
それを破り、中小零細に膨大な事務作業と負担を押し付けるインボイス制度は、本来保守派から見てもアウトな制度だと思うんですよね。
地域に根ざし、地域と一丸となってやってきた筈の保守派から、インボイス制度反対の声が聞こえないのがどうにも不思議です。
ネット上の目立つ保守派と呼ばれる人々も全く反応しません。
まるでインボイス制度など無いかの様に振る舞っています。
インボイス制度によって、中小零細による日本の下支えを失うかも知れません。
にもかかわらず全く反対しない保守派が保守を名乗って良いのか疑問に感じています。
一部の方が「益税」や「預り金」の話をされてインボイス制度に賛成していましたが、なんというか、あまりに不勉強で驚きます…。
「海外ではインボイス制度は当たり前」という話をされている方もいましたが、上に述べた通り日本はOECD加盟国で唯一納税者権利憲章を制定していない、納税者を守る法律が一切ない特殊な国です。他の国とは事情が違います。
保守派の方々は、本当にこのままインボイス制度に反対しなくていいのでしょうか?
日本の繁栄を願ってやまない筈の人々から、この制度に対する反対の声がでない事が本当に不思議です。
何処かに居ないもんですかね、保守派でインボイス制度に反対の人……。
以上。
あまり良い頭ではないので政治の事を書くべきではないとも思うんですが、
インボイス制度にずっと反対していた身の上としてどうしても疑問に思ったので残しておきます。
十年二十年経って日本がどの程度のダメージを受けているか、今の自分にはなんとも分かりませんが
「保守派がインボイス制度に反対していなかった事」を残すためにもこの記事を置いておきたいと思います。
疑問に思ってるんですが、同時に怒ってもいるんですよね。
保守派、日本の未来考えてなさすぎだろと。
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