南国シガリロ猫

　着火直後はスパイスとカフェオレの様な喫味。
　花の蜜の様な甘みも感じられる。
　煙量豊富で序盤から濃密な味わい。
　1cm程でブラックコーヒーの様なビターなテイストが加わるも、花の様な香りが強く花の蜜のような甘味も強い。
　2cm程燃え進んだが、複雑な味であり、ほくほくとした甘みを感じる。
　4cm近く燃え進んだが、わずかに青臭さを感じる。
　が、相変わらずブラックコーヒーに花の香と花の蜜という感じの複雑なテイストが続く。
　半分くらい燃え進むと柔らかいカフェオレの様なテイストに変化。
　花のような感じはなくなる。
　そこから徐々に苦味が加わり始める。
　そして残り4cm程で深煎りのブラックコーヒーの様な苦い喫味に変化。
　ちょっと苦すぎる感あり。
　そのまま吸える所まで吸って終了。
　終盤の苦味がちょっときつかった。それを除けばとても良い一本。

●Aroma de nica 384

　384とはリングゲージ38（約15mm）、長さ4インチ(101mm)の意。

　着火直後はきめ細かいスパイスと花の香り。
　1cm程燃え進んでも濃い花の香り。
　花の蜜の様な甘さも感じられる。
　3cm程燃え進むと僅かにカフェオレ感。
　しかしそれも百合の花粉の様に強い花の香にかき消される。
　半分以上燃え進んでも花の香り。
　残り3cmになると濃さが増し、苦味が感じられるように。
　残り2cmになると苦味以外なくなってしまったので終了。
　口の中に苦味が残ってしまった。
　
　以上。

　という訳でAroma de nica 504と384でした。
　双方ともに美味い葉巻ではあるんですが、終盤の苦味がなければなぁ、という感じでした。
　それを除けば非常に良かったと思います。
　この辺りがヒュミでの長期保存で改善できる問題なのかどうか。
　機会があれば試してみたいところです。