Independencia 1898 Half Coronasのレビューをアップしておきます。
このレビューは1本分ではないのでかなり長いですが、到着からその後の熟成でどう変わるのかの参考になれば幸い。
7/29、到着直後に吸った一本。
着火直後はスパイスとドライフルーツの様な甘み。
2cm程燃え進むと、ナッツの様な喫味が加わる。
小さいわりに煙量は豊富でスパイスは殆ど無い。
そのままナッツの様な喫味が続く。
中盤になると味が濃くなり、やはりナッツ系の喫味が続く。きめ細かいスパイスも感じられるが、かなり薄い。
その後、枯れ葉の様な香りが加わり、タンニンさも現れる。そしてナッツ感は薄れていく。
そこに少しずつコーヒーの様な苦味が加わる。
終盤になるとナッツ感が若干戻ってきて、コクが増す。
そのままナッツ、枯れ葉、タンニン、が続き終了。
小さいわりに表情豊かな一本だった。
吸い終わった直後の体感として、ニコチンは強くない。
コスタリカ産の葉巻しか比較対象が無いが、それに比べるとライトな印象。
以上。
7/31、8mmパンチで穴を開けて吸ってみる。 着火直後はスパイスと枯れ葉の香り、僅かにドライフルーツの様な酸味と甘味。
味の濃さは7/29と変わらないだろうか?
2cm程燃え進むとナッツ系のテイストが感じられる様になる。
若干水っぽい? だろうか。湿度が82%のヒュミで保存されているので加加湿気味になっているのかもしれない。
その後もナッツ様な喫味と枯れ葉の様な香りが続く。
ところどころ苦味というか、雑味の様なものが感じられる。
ギロチンカッターでリカットした所、雑味が消える。う〜ん、8mmパンチは合わなかったか…。
だが水っぽさは変わらず。やはり加加湿状態だな。
中盤になるとコーヒーの様な苦味が少し加わる。
が、やはり水っぽさが邪魔して素直に楽しめない。
そのまましばらく吸っていたが、加加湿によるものと思われるエグみが出始めたので終了。
う〜ん、ヒュミの湿度を下げたい…。
以上。
8/2、フラットカット。ヒュミの一番下にあった一本を吸ってみる。 着火直後のスパイスは強め。枯れ葉の様な香りがあり、1cm程でナッツ系の喫味が発生。
ドローがとても良い。
2cm程すると、どう表現したものか…、大豆の苦味? の様な喫味が感じられる。それとナッツ系の控えめな甘み。
煙量は豊富で、4cm程燃え進むとタンニンさも感じられる様に。
中盤以降は枯れ葉の香りが強まる。
そして後半はタンニンさが強く、枯れ葉の香りも強い。スパイスもある。
ニコチンが強いな。
そのまま吸いきって終了。強めの味だった。バランスは1本目に吸ったものが今の所ベストだろうか?
以上。
8/4、適当に手にとった一本 着火直後のスパイスは強め。1cmも燃え進まないうちからナッツ系の甘みが感じられる。
1cm程燃え進むと枯れ葉の香りが強まる。ナッツ系の甘みは継続。
そのまま枯れ葉+ナッツが続く。甘みの強い個体だ。
そこから更に枯れ葉感が強まり、若干苦味が感じられるようになる。
折角の良い個体だが、少し加加湿によると思われる苦味が発生している。残念。
中盤になってもナッツ系の甘みは続く。枯れ葉の香りも強く、少しの苦味が本当に残念。
そこから苦味がどんどん強まり、終盤には吸えなくなるくらい苦くなったので終了。
湿度が適正でないのがとても残念だった一本。
以上。
8/6、ヒュミの上の方にあった、ラッパーが特に薄そうな一本。 着火直後はスパイスが中程度。1cmも燃え進まないうちからナッツ系の甘みと、フローラルな香り。初めての展開。
1cm程燃え進むと、枯れ葉とフローラルの中間の様な香りに変化。
その後はナッツに花の蜜を加えた様な甘み。香りは徐々に枯れ葉の香りに変わっていく。
中盤は焦がし砂糖の様な甘みとナッツの系のテイスト。香りは枯れ葉一色。
その後は焦がし砂糖の様な甘みと枯れ葉の香りが中心になる。
終盤は枯れ葉一色という感じで苦味もあり、吸えるところまで吸って終了。
少しマシな味になってきた印象だが、終盤の苦味が難点。おそらく加加湿によるものと思われる。
以上。
8/12、適当にとった一本。 着火直後はスパイスがあるもののかなり控えめ。1cm程燃え進むとナッツ系の甘みにフローラルな香り。
そこにハーブ系の香りが混ざり、甘みは続く。
2cm程燃え進むとハーブ系の香りが強まる。
そこから徐々に枯れ葉系の香りに加わりつつ、ナッツ系のテイストが続く。
枯れ葉とハーブ、スパイスは無し。
苦味は無くのんびりとした印象。
そこからその味が続き、終盤にはハーブ感が強まって苦味が多少出るなど。
以上。
8/16、適当にとった一本。 着火直後はきめ細かいスパイスと甘いフルーツの様な香り。
1cm程するとナッツ系のテイストが出始める。
そこからナッツ系の喫味が続き、香りはフルーツとフローラルの中間の様なものに変化。
中盤になると香りがハーブ系に変化していく。
が、すぐにフルーツ系に戻るなど。甘みが強い。
その後もナッツとフルーツが続く。
残り4cm程になると、突然ハーブ系の香りになる。ナッツ系の味が飛ぶくらいハーブ感が強い。
そこに、焦がし砂糖の様な甘みが加わる。
残り2cm程でタンニンさが加わり、吸えるところまで吸って終了。
とても良い一本だった。
こうも味が変わるのか…。
以上。
8/17、ビニール包装のままだった一本。昨日との比較用に。 着火直後はスパイスはあるものの控えめ。香りは枯れ葉系。
1cm程でナッツ系の喫味が感じられるように。やはり枯れ葉系の香りが強い。
そのまま枯れ葉系の香りが続き、昨日の一本とは全く別物の印象。
そこからナッツ系の喫味が強まり、甘みも感じられる様に。
これはこれで悪くないが、昨日の一歩員が別物すぎる。
中盤以降になると苦味が出始め、味が悪くなる。
雑味が酷い。これは…、ビニール外した方がいいな。
以上。
8/19、適当にとった一本。 着火直後はきめ細かいスパイスと花の香。そしてナッツ系のテイスト。
今回はスパイスが強い。
2cm程燃え進むと干し草の様な香りに転じる。
ナッツの甘みが強い。
3cm程燃え進むと、フルーツ系の香りが感じられるように。
花の蜜の様な甘みも感じられる。
そこにハーブ系の香りが混ざり始める。
甘みが強い。
中盤もフルーツ系の香りが強い。
そこから少しだけハーブ系の喫味が勝つ流れに。
ナッツ系のテイストは変わらず。
そして焦がし砂糖の様な甘みが加わる。
残り3cm、花の香りが強まる。
2cm程になると苦味が出始め終了。
以上。
という訳で、Independencia 1898 Half Coronasのレビューでした。
劇的に変わったのは8/16ですね。
枯れ葉系の香りが全くなくなり、別物になっていました。
到着直後の一本も悪くなかったんですが、この葉巻はビニールを外して熟成させた方が良さげですね。
ちなみにヒュミの湿度計は82%のままです。
この過加湿状態でもここまで美味しくなるので、
Tabaqueria de Filipinasの葉巻を買ったら、ビニールを外してヒュミで1ヶ月くらい待つのが良いかもしれません。