フィギュアスケート日記

AERA(アエラ)増刊 「羽生結弦 ~連覇の原動力~」 (AERA増刊)


今回の平昌五輪で日本勢、初の金メダルであるだけじゃなく
冬季五輪が始まって、ちょうど
1000人目の金メダリストと聞いた時には
「持ってるなぁ〜」と思わずにいられませんでした。

羽生選手は前日のショートプログラムで111.68点と
ＳＰトップで迎えたフリープログラムでしたが

元世界王者ハビエル・フェルナンデス選手は
ＳＰで107.58点でトップの羽生選手とは約４点差。


男子シングルは４点程度の点差は
簡単にひっくり返ってしまいます。

また、ショートプログラムを１位で終えた場合、
よけいにプレッシャー、気負いがかかって
フリーの演技が固くなる場合もあるのですが

羽生結弦選手に関してはご本人が以前、
「逆境、大好き！」と公言されていた通り

追い詰められる程、力を発揮できるという
独自の能力（？）で見事、プレッシャーを
力に変えているように見えました。


やっぱり二次元の住人なんじゃないかと疑うレベルですよね。
週刊少年ジャンプあたりで「羽生結弦物語」
的なタイトルで漫画化、間違いないと思われます。

（いや、相撲の貴乃花、若乃花が漫画化されてたの考えたら
ありえない話じゃないと思うんですよ･･････。

ちなみに「力人伝説 -鬼を継ぐもの」というタイトルで
「ヒカルの碁」や「デスノート」の作画でお馴染み
小畑健先生が相撲漫画を描いてたんですよ･･････。

安藤美姫さんは、少女漫画化で小説家の折原みと先生が
「安藤美姫物語−Ｉ ｂｅｌｉｅｖｅ−」という
タイトルで漫画化してるし･･････。

羽生選手の現役中はさすがに許可が出ないだろうけど、
現役引退したらありうると思います。
将棋の羽生 善治さんが先日、もらった国民栄誉賞も･･････。）

羽生選手のフリーの演技は前半、驚くほどクリーンで
四回転ジャンプも綺麗に決め、これは羽生選手が
目標にしていたミスのない演技をＳＰ、フリーとも揃えて
完璧な形で終われるんじゃ･･････。と思ったのですが


夢を生きる （単行本） [ 羽生 結弦 ]


療養明けの羽生選手の身体はそこまで
持たなかったようで少しミスが出てしまいました。
しかし、見事演じ切り
317.85点は本当に素晴らしいです。

試合後のインタビューで痛めていた右足（じん帯損傷）が
まだ完全には完治していないことや、他の部分も
故障があるらしく、詳細までは語ってくれませんでしたが
五輪の後にある世界選手権には出場するかは不透明のようですね。

（安倍晋三総理から祝福の電話がかかってきた際には
一ヶ月後の世界選手権に向けて、調整すると話したそうですが）


羽生選手の右足の状態や身体が心配されますが、
ひとまず、目標としていた五輪が終わったので
しっかりと休んで治療に専念してほしいですね。

なんだったら来シーズンは一年間、休養して
身体を休めても良いと思います。
（見られないのは寂しいですが、
羽生選手の健康が第一ですからね）


と懸念される声もありましたが羽生選手は
「まだ、もうちょっと続ける」と明言して下さったので
そこはホッとしました。

羽生選手は「五輪、三連覇すれば前人未到？」
みたいなことを口にしたそうなので
４年後まで現役を続けてくれたなら
偉業に挑戦してくれるかも･･････？

あまり大きな期待をかけてはいけませんが
ご本人がその気になってくれたなら

もしかして、また羽生選手と宇野選手で
表彰台ワンツー。金メダル、銀メダルも狙えるかも？


ですから、四年後の五輪で羽生結弦選手は27歳
宇野昌磨選手は24歳になります。

平昌五輪でフィギュア団体戦、個人戦共に
見事なパフォーマンスを見せてくれた
イスラエル代表のベテラン

アレクセイ・ビチェンコ選手が
30歳だったのを考えれば年齢的に
決して荒唐無稽な話ではないですよね。
夢は膨らむばかりです。（苦笑）


Trace on Ice (双葉社スーパームック)


一押しだった金メダル有力候補、
全米王者ネイサン・チェン選手が
ショートプログラムのミスで残念ながら
メダル争いから離れましたが

羽生選手の金メダル確定後は
何故か、自社のツイッター公式アカウントで
どこか変なくまのプーさんが踊る
ＧＩＦアニメーションをツイートしていましたが

恐らく（プーさんファンである）羽生結弦選手は
手が付けられない。お手上げ。もう、踊るしかない。
というような感想なんでしょうね（笑）


演技後の羽生結弦選手を
ロシアのタチアナ・タラソワコーチが
出待ち状態で、待ち構えて羽生結弦選手を
優しくハグしてくれたのは心温まる光景でしたね。

タチアナ・タラソワコーチはバンクーバー五輪の時
浅田真央さんのコーチとして指導をしていましたが、
日本人選手の指導をやめてからもロシアのテレビ局での解説で
高い技術を持つ選手に対しては惜しみない賛辞を述べてくれていて

愛弟子だった浅田真央さんは勿論、羽生結弦選手や
宇野昌磨選手は特にお気に入りで
表現力も技術も素晴らしいと
いつも絶賛してくれてるんですよね。


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プルシェンコのライバルだったアレクセイ・ヤグディンの
コーチをしていたタチアナ・タラソワについても尊敬していて

いつかの試合で羽生結弦選手が
ふがいない演技をしてしまった直後
ロシアの解説で試合会場にいた
タチアナ・タラソワの元に行ってひざまずき

「ふがいない演技をしてしまって申し訳ありません。
アドバイスをして頂けないでしょうか？」
とタラソワにアドバイスを求めたことで

羽生選手の謙虚な姿勢と向上心にタラソワが
感銘を受けて後日、タラソワから羽生選手に
「何かの役に立つように･･････」と自身がセレクトした
音楽ＣＤを贈ったという経緯があり

そのプレゼントしてもらった曲の中から
羽生選手が翌シーズンの
ＥＸ曲を選んだというエピソードもありました。


羽生選手のことだから、また
ノーミスでは無かったことに対する謝罪をして

（前回のソチ五輪でタラソワは羽生選手のフリー演技が
五輪金メダルに相応しくない（ノーミスじゃなかった）と言っていた）

それに対して、タラソワが右足の故障を踏まえた上で
羽生選手をねぎらっていたのかも知れないですね。

ハグしてる時のタラソワの表情は遠目からでしたが
とても優しく、自愛に満ちてるように見えましたから･･････。

（その後、ロシアの報道でタラソワは羽生結弦選手や宇野昌磨選手の演技に
感動したと話したそうなので、やはり健闘を讃えてくれていたようです）


羽生選手が驚き、その男性とも一瞬
ハグしているのも見えましたが
おそらく、フランスのテレビ局の解説で現地にいた
フィリップ・キャンデロロですよね。

（1994年リレハンメルオリンピックと
1998年長野オリンピックの2大会連続、
男子シングル銅メダリスト）

ちょうど2月17日はキャンデロロ（45歳）の誕生日でしたから
誕生日に男子フィギュア界、
歴史的偉業の瞬間に立ち会えたことを
嬉しく思って、羽生選手を讃えてくれたのだと思われます。

世界中のフィギュアスケート関係者や
ファンが66年ぶり男子フィギュア二連覇という
偉業を讃えてくれてるって本当に素晴らしいですよね。


羽生結弦が生まれるまで 日本男子フィギュアスケート挑戦の歴史 [ 宇都宮 直子 ]


大きく緊張する場面で、そういう緊張をもろともせず
演技に挑み、ミスこそあった物の

オリンピック初出場で見事、銀メダルに輝くというのは
称賛に値すると思います。
どうやら宇野昌磨選手はマイペースに
いつも通りのローテーションで試合に挑んでいたために

五輪だからと過度に緊張することなく
リラックスして、なんだったら日本にいた時よりも
スマホゲーム（ベイングローリー）を
長時間ＰＬＡＹしていたという

（2月17日、文化放送の「エジソン」というラジオ番組で
声優の花江夏樹さん、日高里菜さんに宇野昌磨選手は

スマホゲーム「ベイングローリー」を
ずっとやっていると答えたら
花江夏樹さんも同じゲームをＰＬＡＹしていたそうで
ちょっと意気投合していました。

ちなみに羽生結弦選手も
同じラジオに電話出演したんですが
花江夏樹さんが主人公、金木研役として
声の出演をされた、石田スイ原作の

アニメ「東京喰種トーキョーグール」
羽生結弦選手が実は東京喰種ファンということで
平昌五輪フリーより花江夏樹さんと話す方が緊張すると
話していたんですよね（笑））


驚異のリラックスモードで宇野選手が
試合に挑んでいたというから驚きです。

しかも試合中は他の選手の演技を見たり
他の選手の点数を聞くと
転倒によるミスを目の当たりにして
悪いイメージがチラつき、

自分の演技に悪影響が出たり
他の選手の高得点にプレッシャーを感じることから
演技前はイヤホンやヘッドホンに大音量で曲を流して
自分だけに集中する選手が多い中


ずっと見ていて、自分の演技前は
暫定一位だった羽生結弦選手との得点差なら
自分がノーミスすれば勝てると思いながら

演技に臨んだということですから、その
強心臓っぷり、精神的なタフさは
目を見張るものがあります。

冒頭のジャンプが失敗した直後に
思わず笑って、すぐに気持ちを切り替えて
ベストを尽くしたところが特にすごいですよね･･････。

まだ若干、二十歳の宇野昌磨選手
頼もしさと共に末恐ろしさすら感じてしまいますね。


フィギュアほど泣けるスポーツはない!


五輪ではいわゆる「五輪の魔物」も緊張も
感じることは無かったと話していた宇野昌磨選手ですが

自分がフィギュアスケートを始める切っ掛けとなった
幼なじみでもある、浅田真央さんが
引退した時に花束を渡す係をつとめた時は
「緊張した･･････」と答えていたりしてるんですよね。

宇野選手が緊張する基準が

五輪＜＜＜＜＜浅田真央さんへの花束贈呈

なのが、とても謎なのですが
そういう謎な思考回路も
宇野昌磨選手の魅力ですよね。


浅田真央私のスケート人生


元全米女王のアシュリー・ワグナー選手や
ソチ五輪、団体金メダリスト、ロシアのユリア・リプニツカヤなど

海外選手や海外ファンからも「可愛い」（アシェリー・ワグナー談）
「初めて会った時は女の子かと思った」（ユリア・リプニツカヤ談）
「ポケットに入れて、家に連れて帰りたい」（海外ファン）
「仔ウサギのように可愛い」（海外ファン）

など、その可愛らしい容姿やしぐさが
絶賛されている宇野昌磨選手ですが


今回、宇野昌磨選手が金メダルを取るという確信の元、
金メダル記念の絵画を描いて、金が取れなかったら
この絵の公開はしない。と断言されていましたが

銀メダルでも大快挙ですから、
絵画は公開して良いと思います（笑）

そして、頑張った可愛いお孫さんを
思いっきり褒めてあげてほしいですね。

宇野昌磨選手の弟である、
モデルもやっているという宇野樹くんも
平昌五輪の現地に飛んで兄の偉業達成を
見守っていたそうですが、

名古屋に帰ったら家族で思う存分、大好きな
焼き肉でパーティーをしてほしいと思います（笑）



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