前回で戦車本体の製作は一応完了しておりますが、まだオットー・カリウス少尉他の人形の造りこみがまだです。
これらを完成させてはじめて「タイガーⅠ型オットー・カリウス搭乗車」の完成となります。
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上の写真の中央にいるのがカリウス少尉です。写真からみて右側が多分ケルシャー曹長、奥が戦車クルーです。
多分ケルシャー曹長という表現にしたのは説明書には人物の名前が明記されていないからです。
ですが着ている軍服からして戦車長が着用するものであることから、そう判断しました。
このシチュエーションはおそらく、これから戦場に赴く前に他車長のケルシャー曹長と綿密な打ち合わせをしているところであると推定します。
写真の人形はサーフェーサーを吹き付け済みの状態です。
ここから塗装を施していきたいと思います。まずは奥から地図を覗き込んでいるポーズの戦車クルーから塗装していきます。
説明書通りの塗料指定ですと軍服はフィールドグレイの色合いとなっておりますので
TAMIYAアクリルのフィールドグレイを使用します。
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フィールドグレイを軍服全体に塗りこんだら、エナメル塗料でウォッシングします。
ウォッシングが済んだらこの上から先に塗ったフィールドグレイより明るい色でドライブラシします。
ドライブラシをすること塗装した箇所に明暗がつきます。
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次は人形のモールドの一番高い場所にハイライトを入れます。
ハイライトに使用する色はフィールドグレイにホワイトを足したものです。この色をモールドの一番高い個所になぞっていきます。
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ハイライトを入れたら今度はその上からラッカー溶剤を含ませた筆でモールドの境目をなぞっていきます。
こうすることで違う色合いの部分同士が馴染みあい明暗が自然な感じになります。
この要領でベルトや帽子、さらに顔や手などの肌色の部分にも同様の作業を施します。
肌色の部分はTAMIYAアクリル塗料のフラットフレッシュにTAMIYAエナメル塗料のクリヤーオレンジでウォッシングします。
エナメル塗料が乾いたら顔のモールドの高い部分にハイライトを入れブレンディングしていきます。
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写真は一通り塗装し終わった状態です。
本来であれば細かなモールド(襟章など)にはもっと際立たせた筆使いが必要なのでしょうが、私が所有している細筆ではここまでが限界です
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ああ・・高級面相筆がほしい。
ちなみに近くの模型屋さんに出向きましたが、ごく細の高級面相筆は1本1000円近くします。
小心者の私は1本300円程度の細筆を買うのがやっとでした・・・。
腕の未熟なことに言い訳をするのはこれくらいにして、次はカリウス少尉とケルシャー曹長の塗装です。
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この2体の人形にも同様の工程で塗装を施しました。
いまいちの完成度となってしまいましたが、今の私の技量ですとこれが精一杯です・・・。
人形をうまく塗装することが私の次の重要課題だとあらためて認識した次第です。
一応完成した3体の人形を先に完成させているタイガーⅠに乗せてみます。
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戦車に乗せてしまえばまぁまぁそれなりの出来ではないでしょうか?
遠目に写してますので作りこみの甘いところは一応ごまかせるでしょう。
これで戦車本体と人形3体の製作が完了したところで、本当の完成!となりました。
長い道のりでした。
次回は完成記事になります
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この記事で紹介しているドイツ軍重戦車タイガーⅠ型 オットー・カリウス搭乗車はTAMIYAから販売された限定品となっております。現在はAmazon等で購入できます。
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この記事で参考にしている「戦車模型の作り方」はこちらです。
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