2021年11月26日
レクサス新型「NX」F SPORT 実車チェックしてきました!
予告どおり、「NX350」(2.4Lターボ)、ボディカラーは「マダーレッド」、インテリアは「ブラック」、ホイールも「ブラック」ということで「赤」と「黒」の2色で統一された内外装が印象的でした。
■NX350 ”F SPORT” 全景
「赤」と「黒」でまとまったエクステリア、インテリア。
■フロントグリル
大きくデザインが変更された標準タイプとはことなり、従来どおりのデザインで既視感があるメッシュタイプのデザイン。
グリルのメッキ枠がなくなっているのでブラック感が強調されています。
■フロント周り斜め前
標準仕様と同様、ヘッドランプ内はブラックアウトしており、精悍さが感じられます。
しかし、フォグランプ周りのブラックのガーニッシュが巨大ですねぇ・・・(私的にはここがあまり気に入らないポイント)
■フロントサイド
”F SPORT”ではフォグランプ周りの巨大なブラック仕上げのガーニッシュが主張しています。
バンパーロア部分の「ロアバンパーモール」は高輝度シルバー塗装仕上げということですが、素材感が今ひとつなのか、あまり高品質とは感じれませんでした。
■フロントフェンダー
”F SPORT”では、ボディ同色に塗り分けられたフェンダー。
薄型なので、「ここは無塗装樹脂でも良かったのでは?」とギャラリーの方からの声も聞こえました。
■F SPORT専用ドアウィンドウフレームモールディング(ブラック)
漆黒メッキのようなブラックのウィンドウモールですが、欧州車の特別仕様車でよく見かける完全なブラックではなく、シルバー部分の雰囲気も残る上質な感じの仕上がりで好印象でした。
■F SPORT専用アルミホイール(ブラック塗装)&オレンジキャリパー
選択率が高い、ブラック塗装のアルミホイール。まさにグロスブラックという感じですが、実車公開後は標準仕様用の「スーパーグロスブラックメタリック塗装」の方が選択率が高い印象です。
オレンジキャリパーとの色のコントラストはブラック塗装ホイールのほうがよりマッチしているように感じます。
フロントホイール。
リヤ側。ホイールサイズが大きいだけに、オレンジキャリパーだとキャリパーの小ささは目立ちますね(笑)
■オレンジキャリパー拡大
従来のレクサス車で選択できたオレンジキャリパーは、見栄えの良い対抗ピストンタイプでしたが、NXで採用されたオレンジキャリパーは単に標準仕様のキャリパーの表面部分を平滑にした上でオレンジ塗装をしているようです。
LEXUSロゴは小さいものの、平面部分はとてもキレイに塗装されていますね。
しかし、普段あまり見えない部分については標準仕様と変わらず、凸凹が目立つのが残念です。
スペックも変わりませんし、今後はオレンジキャリパーの装着率が減るかもしれませんね。
■ドアミラー
”F SPORT”でもドアミラーは共通のようです。
「根本」や「ミラー下部」は無塗装樹脂なのも同じ。ここは「RX」ではクリアブラック塗装化してきそうな印象ですが。
この角度で見ると、ミラーの外側は「カメラ」内側はパーキングライトですが、LEDライトが照射されるのではなく、赤外線方式なのかもしれません。
■ツートンのドアハンドル
ホワイトボディではあまり目立ちませんでしたが、赤との組み合わせでは、ドアハンドルのツートーン部分がとてもいい感じだと感じました。
なお、当然ですが”F SPORT”においても、ドアハンドルに仕込まれたウェルカムLEDランプは前席のみでした。
■ブラックのルーフレール
カタログでもいまいち仕様が判然としない”F SPORT”選択時のルーフレールですがしっかり「ブラック塗装」されていました。
ガッチリした実用性が高そうなルーフレールというよりはスタイリッシュな仕様なので、装着を迷われる方はぜひ実車でチェックしてみてください。
■樹脂仕様のサイドステップ
賛否分かれそうなのが、ドア下部の比較的巨大なサイドステップ。
”F SPORT”でも樹脂仕上げですが、フロント部分がつやつやのグロスブラック仕上げなので、ここは気になる方もいらっしゃるでしょう。
とくに今回はホイールが「ブラック塗装」ということもあり目立っている印象でした。
前後のフェンダーアーチモールがボディ同色で樹脂仕上げではないため、逆に気になる印象。
■サイドビュー
フェンダーアーチモールの存在感が消失して、SUVっぽさがあまり感じられません。
やっぱりサイドステップの樹脂パーツはちょっと気になるかなぁ・・・
■リヤディフューザー&シルバー加飾のリヤバンパーロアガーニッシュ
レクサスISではつやつやのブラック塗装でしたが、NX”F SPORT”では標準仕様と同じ、樹脂仕上げ。
ガーニッシュ部分はシルバー仕上げということですが、割と落ち着いた感じなので物足りなさを感じる方も多そうです(正直なところ、プラスチック感が感じられます)
■リアビュー全景
タイヤの4輪がどっしり地面を掴んでいるような造形で迫力がありますね。
リヤバンパーロアガーニッシュが横一本通っているデザインなのも幅広に見えるのかもしれません。
■インテリア編(運転席周り)
”F SPORT”専用のステアリングやシフトノブ、アルミペダルなどが確認できます。
ステアリングのステッチはとてもキレイに仕上がっています。また、新意匠のF SPORTロゴも良い感じですね。
■インテリア(シート)
”F SPORT”のエンボス加工が施されたシート。シート形状もかっこいいですよね。
■インテリア (センターコンソール)
メーカーオプションの「置くだけ充電」や「別体型ディスクプレーヤー」がついていない仕様でした。
USB端子のとなりが「小物入れ」になっていることや、置くだけ充電を付けなくてもちゃんとスライド式の格納式小物入れが存在することが確認できます。
■インテリア(後席)
後席シートヒーターのオプションが付いていないので中央のエアコン周りは質素ですが、グロスブラック枠があるので、一定の品質感は感じられます。
F SPORT専用のインテリパネル(ダークスピンアルミ)はブラックのインテリアにはマッチしていますね。
----------------------------------------------------------
さて、レクサス新型「NX」ですが、徐々に実際の店舗内でも展示が開始されているようです。
すでに発売済のため実店舗では室内の乗り込みもできるようですから、お近くの販売店で展示が開始されている場合はそちらで確認するのがベストかもしれません。
ただし、東京・日比谷の「LEXUS MEETS…」のように、「マダーレッド」と「ブラック」といった組み合わせは実際の公道ではなかなかおめにかかれず、ショールーム映えする組み合わせですから、その意味では一見の価値あり!と感じます。
現時点ではそれほどの混雑はないようですから、比較的じっくりることも可能ですし、疑問点は丁寧に解説してくれるスタッフの方に確認するのもよいかと思います。