2017年05月06日
取引量の少ない過疎ETFは買ってはいけない!〜流動性と取引コストの罠〜
ETFはその取引コストと保有コストが魅力ですが、現在の日本では初心者にはお勧めできないものとなってしまっています。
取引量の少ない過疎ETFは買ってはいけない!
このフリーETFは、特定の証券会社で実施されているサービスで、特定のETF(主に自社グループ運用)の取引手数料が無料となるものです。
しかし、ラインナップされているETFを見ると、初心者にはおすすめできないものばかりとなっています。
理由は流動性の低さです。
例えばこの、MAXISJAPANクオリティ150上場投信 (1460)ですが、この画面を見てお気づきになる方も多いんじゃないかと思いますが、出来高が1日にたったの1株です。
売りたいときに買い手がつかないのです。
売りたいときに買い手がつかないETFの何が問題か?
1.価格が信用できない
売り手と買い手のバランスですべての値段が決まるわけですが、例えば「○○に連動する価格のETFです」と銘打っていても、証券会社がその価格が連動していることを保証してくれているわけではありません。
名目上は指数連動型でありながら、値段が非常に不安定なのです。
2.売りたいときに売れない/買いたいときに買えない
そもそも取引相手が見つからない限り、売却することもできません。
成り行きでぶん投げると、誰かが見つけてストップ安で拾ってくれるかもしれません。
初心者は投信の方がいい場合もある
よって、「○○の指数に連動する投信です」として販売されている投信の方が、まだ流動性が高い場合があります。
1日に1回しか取引はできませんが、初心者にはその方が優しい場合があります。
お勧めは、ニッセイ日経225等の、信託報酬がETFと遜色ないぐらい十分に低い投信です。
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