2016年07月02日
Fire タブレット 8GB 4980円は買いなのか?(総集編)+2016年6月のアップデート
1.開封編
Fire タブレット 8GBが4980円(amazonプライム会員限定4000円引き)という特価だったので、一台ポチって見ることにした。
※2016年3月開始のレビューのため、16GBモデルが未発売なのを前提のレビューとしてご覧ください。
今から買うなら、どう考えても16GBモデルですぞ!
amazonプライム会員に登録して、Fireタブレット8Gをカートに入れ、キャンペーンコードを入力するのであるが、amazonプライム会員に なった翌日ぐらいにならないとキャンペーンコードは有効にならなかった。(説明文では新入会の場合は4日後試すようにと書かれているが、そこまで待たなく ても有効になった。)
実際にお急ぎ便でその日の19時半時頃、自宅に届いた。
それはそれは簡素な包装で、ろくに説明書も入っていない。
ついているのはACアダプタと充電用USBケーブルだけである。
一方で、初期設定はwifiに接続することなのだが、接続完了した瞬間、「○○○○さんのFire」というように、amazonプライム会員として登録した情報がセットアップされていた。
1個1個をamazonさんの側で設定して送ってくるということだろう。
つまりは「新品未開封」としての転売はamazonからの購入の場合は不可能ということか。いや、実は「ギフト用として購入」オプションを選択すれば初期設定されずに送られてくるらしい。ただ、そこまでして転売したいものかは疑問。
サイズとしては、片手で何とかホールドできる(180cmの男性の感想)というぐらいで、片手持ちするには少し大きいかなという印象。
画像はiPad Airのものを見慣れていると、ぼやけた具合に見えるが、値段が20分の1なので我慢することにする。
ただ、コストパフォーマンスが良いといっても、2台目以降は8980円の正規価格となるので、購入制限(一応あるらしい)の目いっぱい10台を購入するというのは、まあ、ないかなと思われる。
2.ストレージ増設編
まずはFire タブレット 8GB にmicroSDカードを追加して容量を拡張する。
128GBまで対応してはいるが、そもそも本体が4980円なので、5000円をSDカードにかける気にはならない。
価格がこなれてきていて、1950円で購入できた64GBのmicroSDカードを選択した。
装着した状態がこちら。
ゲームと本を少し入れてみたところであるが、すでに内部ストレージ8GBの残りは1.88GBしかない。
ちなみに本は17個のアイテム(ブラックジャックによろしく等のコミックが大半)で1.43GB。
1冊あたり0.084GBなので、残りの1.88GBをすべてコミックで埋めるとすると、わずか22冊、合計で39冊しかFireには入らない計算になる。
そこで、SDカードの出番かと思いきや、「Kindle」アプリの本のデータは内部ストレージにしか保存できない仕様で、これでは一体何のためのSDカードかわからない状態になっている。
※2016年の6月のアップデートでSDカードにもKindleアプリの本のデータがダウンロードできるようになりました!
3.画質編
Fire タブレット 8GBの画質はお世辞にも良いとは言えない。
かといって、実用に耐えないというわけではない。
ゲームアプリでの動作はこのようになる。
簡単なゲームをする程度なら問題のない解像度といえる。
スペックでは半年前まで使っていたスマホのXperia3に劣るが、画面の大きさがある程度あることからクラッシュオブクランは非常にプレイしやすくなった。
なお、クラッシュオブクランはGooglePlayのアプリなので、インストールするには若干の手間がいる。興味のある方は検索すればすぐにできるので試みられたし。
4.Kindleオーナーライブラリー
amazonプライム会員になってKindle(Fireタブレット8G並びにFireシリーズ含む)を所有すると、
Kindleオーナー ライブラリー
なるものが毎月1冊無料で読めるようなんだが・・・。
毎月1冊は消費しないともったいないので、一冊試しに購入してみた。
だが、これは、プライム会員が、すべてのKindleアプリ上で読めるというわけではなく、あくまで「Kindle」「Fire」本体でしか閲覧ができないという扱いで、他の無料コミックや購入したKindle本とは区別されている。
月が替わって、あらたな本をノルマ的に物色したのだが、これにも制約があった。
前のオーナーライブラリーの本を端末から削除しないと新たな一冊をダウンロードできないのである。
オーナーライブラリーとはすなわち、レンタル制なのだ。それも1か月1冊限定の。
どんな本であっても、徐々に自分の蔵書が増えていくという楽しみがあるはずだが、このkindleオーナーライブラリーはそういう気持ちさえ全否定している。
まあ、ラインナップがミナミの帝王と酒のほそ道と少し古い自己啓発本ばかりという致命的な弱点は早期に改善していただきたいものである。
5.プライムビデオ
プライムビデオはFireそのものというよりも、amazonプライムのサービスなのだが、映画やアニメが見放題のサービスである。
例えば、ニコニコ動画でおなじみ総統閣下正式名称「ヒトラー〜最後の12日間〜(字幕版)」やガールズ&パンツァー等が揃っている。
(※写真はfire本体ではプライムビデオのスクリーンショットは撮っても真っ黒のPNGが残るだけであったので、再生画面をスマホで撮影したもの)
1年間のamazonプライムが3900円(税込)であることを考えると月300円でこの内容なら大満足である。
なお、Fire タブレット8GBでは、一部の映画やアニメは夜中等にダウンロードしておいて、日中、持ち出してオフラインで見るということが可能なので、見たいものを詰め込んでおけば、暇つぶしには困ることはないだろう。
ここで「一部の」と書いたが、実は、ダウンロードできるものとできないものが混在していて、新しめの物はストリーミングオンリーだったりする。便利なのか便利じゃないのかよくわからない仕様だ。microSDカードの存在意義も微妙である。
と、調子に乗ってダウンロードしていったらすぐに限界に達した。
SDカードの容量ではなく、ダウンロード可能数の制限という限界である。
ダウンロードできるのは25本までである。
内臓ストレージは小さすぎ、Kindle本が少し(39冊)しかダウンロードできない、SDカードは128GBまで追加できるが動画(しかもDRM制限で25本まで)しかダウンロードできない。
※2016年6月のアップデートでSDカードにもKindle本がダウンロードできるようになりました。
使い方としては、見終わったものはガシガシ削除して、新しい候補をダウンロード指定し、夜中にwifi接続でダウンロードして朝持ち出すという行動パターンか。
6.Fireタブレット8GB4980円は買いなのか?
おもちゃとしては十分に遊べるが、タブレットとしての実用性には疑問符。
プライム会員でない人が入会してまで敢えて買うほどのものでもない。
特に、ストレージ容量とKindleおよびプライムビデオのダウンロード仕様の中途半端さから、通信環境が整った場所でないと十分にパフォーマンスを発揮できない機体だと割り切らないといけない。
※2016年6月のアップデートでSDカードにもKindle本がダウンロードできるようになりました。
アプリがamazonアプリストア頼みなので、ラインナップが貧弱であることと、GooglePlayを導入するには自己責任、かつ内臓ストレージが8GBと小さいことから、ソフト面の充実が図れないのも弱み。→2016年4月に16GBモデルが出ました。
専用端末だから仕方ないという向きもあるが、汎用性の低い端末を持ち歩くほど現代人のカバンにゆとりがあるかというと、そうではないと思われる。
最大の問題としては、Kindle端末としては最優先で達成するべき「快適な読書体験」がいまいちであることが挙げられる。
これは、電子書籍を表示させた時に、いちいち拡大縮小しないと文字が読めないほどの画素しかないということが原因である。
このように文字がつぶれてしまっている。
(拡大したイメージ)
文字を快適に読むのに必要な画素に足りていないのである。
なので、プライム会員であれば暇つぶしデバイスとしては重宝するだろうが、別に解像度の高いタブレットやスマホを持っていれば、そちらにKindleやamazonビデオのアプリを入れて持ち歩けばより快適なので、正直出番がないのである・・・。
が、Fire TVを買ったことをきっかけに、Fireタブレットの存在意義が見直しされました。
要はFireタブレットとは、「液晶モニター搭載型FireTV」なのだと!
テレビに差し込んだりしなくても、いつでもどこでも(wifiの届く範囲ならば)FireTVが満喫できる!
メインの仕事が映像のダウンロードと再生だったのだ!
Kindleリーダーとしては不満があるものの、FireTV Stickより安い4980円で買える7インチモニターを搭載したFireTV、ということなのであれば文句はありません。
リビングの大型TVにはFireTVstickを挿し込んでおいて、ベッドサイドではFireTV内臓7インチモニターとして便利に使う。
このスタイルですよ!
Fire タブレット 8GBが4980円(amazonプライム会員限定4000円引き)という特価だったので、一台ポチって見ることにした。
※2016年3月開始のレビューのため、16GBモデルが未発売なのを前提のレビューとしてご覧ください。
今から買うなら、どう考えても16GBモデルですぞ!
amazonプライム会員に登録して、Fireタブレット8Gをカートに入れ、キャンペーンコードを入力するのであるが、amazonプライム会員に なった翌日ぐらいにならないとキャンペーンコードは有効にならなかった。(説明文では新入会の場合は4日後試すようにと書かれているが、そこまで待たなく ても有効になった。)
実際にお急ぎ便でその日の19時半時頃、自宅に届いた。
それはそれは簡素な包装で、ろくに説明書も入っていない。
ついているのはACアダプタと充電用USBケーブルだけである。
一方で、初期設定はwifiに接続することなのだが、接続完了した瞬間、「○○○○さんのFire」というように、amazonプライム会員として登録した情報がセットアップされていた。
1個1個をamazonさんの側で設定して送ってくるということだろう。
つまりは「新品未開封」としての転売はamazonからの購入の場合は不可能ということか。いや、実は「ギフト用として購入」オプションを選択すれば初期設定されずに送られてくるらしい。ただ、そこまでして転売したいものかは疑問。
サイズとしては、片手で何とかホールドできる(180cmの男性の感想)というぐらいで、片手持ちするには少し大きいかなという印象。
画像はiPad Airのものを見慣れていると、ぼやけた具合に見えるが、値段が20分の1なので我慢することにする。
ただ、コストパフォーマンスが良いといっても、2台目以降は8980円の正規価格となるので、購入制限(一応あるらしい)の目いっぱい10台を購入するというのは、まあ、ないかなと思われる。
2.ストレージ増設編
まずはFire タブレット 8GB にmicroSDカードを追加して容量を拡張する。
128GBまで対応してはいるが、そもそも本体が4980円なので、5000円をSDカードにかける気にはならない。
価格がこなれてきていて、1950円で購入できた64GBのmicroSDカードを選択した。
装着した状態がこちら。
ゲームと本を少し入れてみたところであるが、すでに内部ストレージ8GBの残りは1.88GBしかない。
ちなみに本は17個のアイテム(ブラックジャックによろしく等のコミックが大半)で1.43GB。
1冊あたり0.084GBなので、残りの1.88GBをすべてコミックで埋めるとすると、わずか22冊、合計で39冊しかFireには入らない計算になる。
そこで、SDカードの出番かと思いきや、「Kindle」アプリの本のデータは内部ストレージにしか保存できない仕様で、これでは一体何のためのSDカードかわからない状態になっている。
※2016年の6月のアップデートでSDカードにもKindleアプリの本のデータがダウンロードできるようになりました!
3.画質編
Fire タブレット 8GBの画質はお世辞にも良いとは言えない。
かといって、実用に耐えないというわけではない。
ゲームアプリでの動作はこのようになる。
簡単なゲームをする程度なら問題のない解像度といえる。
スペックでは半年前まで使っていたスマホのXperia3に劣るが、画面の大きさがある程度あることからクラッシュオブクランは非常にプレイしやすくなった。
なお、クラッシュオブクランはGooglePlayのアプリなので、インストールするには若干の手間がいる。興味のある方は検索すればすぐにできるので試みられたし。
4.Kindleオーナーライブラリー
amazonプライム会員になってKindle(Fireタブレット8G並びにFireシリーズ含む)を所有すると、
Kindleオーナー ライブラリー
なるものが毎月1冊無料で読めるようなんだが・・・。
毎月1冊は消費しないともったいないので、一冊試しに購入してみた。
だが、これは、プライム会員が、すべてのKindleアプリ上で読めるというわけではなく、あくまで「Kindle」「Fire」本体でしか閲覧ができないという扱いで、他の無料コミックや購入したKindle本とは区別されている。
月が替わって、あらたな本をノルマ的に物色したのだが、これにも制約があった。
前のオーナーライブラリーの本を端末から削除しないと新たな一冊をダウンロードできないのである。
オーナーライブラリーとはすなわち、レンタル制なのだ。それも1か月1冊限定の。
どんな本であっても、徐々に自分の蔵書が増えていくという楽しみがあるはずだが、このkindleオーナーライブラリーはそういう気持ちさえ全否定している。
まあ、ラインナップがミナミの帝王と酒のほそ道と少し古い自己啓発本ばかりという致命的な弱点は早期に改善していただきたいものである。
5.プライムビデオ
プライムビデオはFireそのものというよりも、amazonプライムのサービスなのだが、映画やアニメが見放題のサービスである。
例えば、ニコニコ動画でおなじみ総統閣下正式名称「ヒトラー〜最後の12日間〜(字幕版)」やガールズ&パンツァー等が揃っている。
(※写真はfire本体ではプライムビデオのスクリーンショットは撮っても真っ黒のPNGが残るだけであったので、再生画面をスマホで撮影したもの)
1年間のamazonプライムが3900円(税込)であることを考えると月300円でこの内容なら大満足である。
なお、Fire タブレット8GBでは、一部の映画やアニメは夜中等にダウンロードしておいて、日中、持ち出してオフラインで見るということが可能なので、見たいものを詰め込んでおけば、暇つぶしには困ることはないだろう。
ここで「一部の」と書いたが、実は、ダウンロードできるものとできないものが混在していて、新しめの物はストリーミングオンリーだったりする。便利なのか便利じゃないのかよくわからない仕様だ。microSDカードの存在意義も微妙である。
と、調子に乗ってダウンロードしていったらすぐに限界に達した。
SDカードの容量ではなく、ダウンロード可能数の制限という限界である。
ダウンロードできるのは25本までである。
内臓ストレージは小さすぎ、Kindle本が少し(39冊)しかダウンロードできない、SDカードは128GBまで追加できるが動画(しかもDRM制限で25本まで)しかダウンロードできない。
※2016年6月のアップデートでSDカードにもKindle本がダウンロードできるようになりました。
使い方としては、見終わったものはガシガシ削除して、新しい候補をダウンロード指定し、夜中にwifi接続でダウンロードして朝持ち出すという行動パターンか。
6.Fireタブレット8GB4980円は買いなのか?
おもちゃとしては十分に遊べるが、タブレットとしての実用性には疑問符。
プライム会員でない人が入会してまで敢えて買うほどのものでもない。
特に、ストレージ容量とKindleおよびプライムビデオのダウンロード仕様の中途半端さから、通信環境が整った場所でないと十分にパフォーマンスを発揮できない機体だと割り切らないといけない。
※2016年6月のアップデートでSDカードにもKindle本がダウンロードできるようになりました。
アプリがamazonアプリストア頼みなので、ラインナップが貧弱であることと、GooglePlayを導入するには自己責任、かつ内臓ストレージが8GBと小さいことから、ソフト面の充実が図れないのも弱み。→2016年4月に16GBモデルが出ました。
専用端末だから仕方ないという向きもあるが、汎用性の低い端末を持ち歩くほど現代人のカバンにゆとりがあるかというと、そうではないと思われる。
最大の問題としては、Kindle端末としては最優先で達成するべき「快適な読書体験」がいまいちであることが挙げられる。
これは、電子書籍を表示させた時に、いちいち拡大縮小しないと文字が読めないほどの画素しかないということが原因である。
このように文字がつぶれてしまっている。
(拡大したイメージ)
文字を快適に読むのに必要な画素に足りていないのである。
なので、プライム会員であれば暇つぶしデバイスとしては重宝するだろうが、別に解像度の高いタブレットやスマホを持っていれば、そちらにKindleやamazonビデオのアプリを入れて持ち歩けばより快適なので、正直出番がないのである・・・。
が、Fire TVを買ったことをきっかけに、Fireタブレットの存在意義が見直しされました。
要はFireタブレットとは、「液晶モニター搭載型FireTV」なのだと!
テレビに差し込んだりしなくても、いつでもどこでも(wifiの届く範囲ならば)FireTVが満喫できる!
メインの仕事が映像のダウンロードと再生だったのだ!
Kindleリーダーとしては不満があるものの、FireTV Stickより安い4980円で買える7インチモニターを搭載したFireTV、ということなのであれば文句はありません。
リビングの大型TVにはFireTVstickを挿し込んでおいて、ベッドサイドではFireTV内臓7インチモニターとして便利に使う。
このスタイルですよ!
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