旅行での長野はほぼ初めてで、牛に引かれて善行寺参りをキメたりしたのですが、
ここで忘れてはいけないことがあります。それは長野は温泉王国だということ。
ホテルの内風呂ではなく本物の源泉をめぐりたい。
と思ったわけです
それもレジャー施設的なところではなく、小さな湯めぐりができるような秘湯が理想
温泉あるあるですが、料金が安い小さな施設が複数あるところのほうが、良いところが多い(まあ、経済的にも都合がよいのですが)
観光客だけでなく地元の人が入りに来るのもポイントだったりします
前々から松本の白骨温泉に行きたかったのですが、夜には東京に帰らなくてはならず行く時間はありません。長野は広いんですね。
ということで、長野駅からアクセスのよいところを探してみると、信州高山温泉郷というところがあったので、あまり知らないまま行ってみました。
長野駅から、長野電鉄で30分ほど、須坂駅へ
撮り鉄の方もいました。また、写真撮るの忘れたのですが、観光地ガイドの放送も楽しめる「特急ゆけむり号」もあります
そして、須坂から路線バス「山田温泉行」で、山道を登って30分(とくにバスは帰りの時間をしっかり確認を)。
私が入った温泉は二つ。まず路線バスの目的地になっている山田温泉です。
堂々たる構えの建物。入浴料は300円!銭湯より安い
小さな浴室に入ると、乳白色のお湯から硫黄の香りが漂います。細長い湯船は、真ん中であつ湯(かなりあつい)とぬる湯にわかれています
ぬる湯でゆったり長時間がおすすめ(ただし、せまいので他のお客様がいる場合は譲り合う必要あり)。
カランはなく、源泉が流れるトイから、栓をぬくかたちで洗面器に湯を取る。
圧倒的本物感。
施設が充実した施設もいいけど、やっぱり温泉はこうではないと。
山田温泉から、さらに山道を登ったところにも個性的な温泉がたくさんあります。
日によって色が変わるという「五色温泉」、七つの源泉をもつ「七味温泉」、渓谷の地形を利用した「松川渓谷温泉 滝の湯」(混浴!)等、泉質もすべて違うとのこと。
しかし私は、シャトルバスも出ていたのですが、本数が少なく、時間がなかったので断念。
くやしい・・
私が入ったもう一つの温泉が、路線バスのコースに沿って、駅側に山道を下った子安温泉。
純和風の山田温泉とは異なり、コテージのような雰囲気。入浴料は500円(こども150円)
わかい夫婦が切り盛りしていて(奥様がかわいい)、平成になってからの開業だそうですが、源泉の質の良さは驚くべきものです。
黄白色のお湯がインパクト充分。山田温泉と全く違う泉質であることは一目瞭然。
私は飲める源泉は飲むことにしているのですが、口にしてみると、硫黄の風味とともに、金属的な鋭い味。「鉱泉」という言葉が頭に浮かびます。
実際、この温泉は、成分的に、治療に使う「療養泉」として認められているそう。また、換気を最小限にすることで、湯気からも温泉成分を吸収。気管支炎などにもよいとのこと。地元の方も湯治に来るそうです。
二つの温泉に入って、体ポカポカ。この日は雪も降ってかなり寒かったのですが、半日くらいもつんじゃないかという保温効果。次の日の肌の調子も、かなりよかった気がします
願わくば、もっとゆっくりしたかった。。
適当に選んだ(失礼)場所なので、一期一会の温泉かと思っていたのですが、本当にリピートしたい。8つある日帰り施設の湯めぐりをしてみたい。安いですしね。
長野で一日空いたとき、ゼッタイのおすすめです
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