昔からのスポーツカーだ。
父子家庭だからだろうか、お父さんを喜ばせたい。
その思いからの購入だろう。
なかなか親子でドライブするということはないし、さらに同じフェアレディで一緒にということはまずない。
Yahoo!より、
父が手放したフェアレディZ「まさか娘が…」車好き親子の22年間 AT限定解除してまで撮ったサプライズ
5/3(月) 7:00配信
withnews
https://news.yahoo.co.jp/articles/347269a3460126342ce5df3916a717379f94b367
記事より、
22歳の女性がツイッターに写真投稿した、愛車の4代目フェアレディZ(Z32型)を前にVサインする自分。そして、一緒に投稿されたもう1枚の写真は、「私が生まれる前に手放したZ32を、まさか娘が買うなんか思ってもなかった若かりし頃の父」。一晩で「いいね」4万超が集まった、この大反響の写真投稿に込めた思いを聞きました。(北林慎也)
風情ある茂みを背景に、愛車のフェアレディZ(4代目・Z32型)と自身の写真をツイッターに投稿したのは、兵庫県内在住の「ひなこ」さん(22)です。
先月末に納車されたばかりのお気に入りの一台。往年の走り屋の定番だったR32スカイラインGT-R純正ホイールと、控えめで上品なエアロが目を引く渋いモデルです。
22歳のひなこさんは、物心付く前に両親が離婚。父子家庭で育ちました。
クルマ好きだったお父さんは若い頃、トヨタのスープラやマークIIなどを乗り継ぎ、結婚前に中古でZ32を買ったそうです。
当時の日産が誇る憧れのスポーツカーでしたが、お父さんはひなこさんが生まれる前にZ32を手放します。
乗り換えたのは、スバルのレガシィ・ツーリングワゴン。後席も広く使えて荷物もたくさん詰める一方で、ラリー仕込みの水平対向エンジンの回転フィールが痛快な、子育てとクルマ趣味を両立させる絶妙なチョイスです。
そしてしばらくすると、お父さんは男手一つで、ひなこさんを育てることになりました。
ですが、ひなこさんの大学入学を機にようやくまた、念願のスポーツカーを買いました。
6代目となる現行型フェアレディZ「Z34型」です。
一方で、我慢してファミリーカーに乗りながらもクルマ好きだった父親の影響で、ひなこさんもまた、小さい頃からクルマ好きとなりました。
特に、大学生になってからは、アニメや映画にもなったコミック作品「頭文字D(イニシャルD)」に夢中になり、劇中で活躍する90年代国産スポーツカーに魅せられます。
そして大学卒業と鍼灸(しんきゅう)師としての自立を機に、初めてのマイカーに選んだのがZ32でした。
いまだ海外でも根強い人気があり、手頃で良好な個体はどんどん見つけにくくなっているZ32。
それでもこだわった条件は、屋根を外して開放感を味わえるTバールーフ・走らせて楽しい5速マニュアル・うっかり速度が出過ぎずに燃費も比較的良いNA仕様……という3つ。
走り屋御用達のターボでないのに走り屋がこだわるMTという、なかなかに希少な条件でした。
それでもひなこさんは、在学中に取った運転免許のAT限定を解除して、真剣に探します。
偶然にも、昔お父さんが乗っていたZ32と、ミッション形式が違うだけのそっくりな仕様だったのです。
購入前、「Z32が欲しい」とお父さんに相談すると、「そんなクルマはやめておけ」とつれない態度。すでにネオクラシックになりつつるスポーツカーは、ついこの前までAT限定免許だった自分の娘が最初に乗るには、ハードルが高いと思ったのかもしれません。
そこでひなこさんは、お父さんに黙ったまま先に契約。大学卒業式の日に、お父さん宛てにしたためた感謝の気持ちを伝える手紙の最後で、「もう買っちゃって、ローン審査も通りました」と、しれっと事後報告しました。
意外にもお父さんは怒ることなく、「あ、そうなん」とだけ答えたそうです。
先月30日に納車されると、さっそくお父さんのZ34と一緒に2台でトライブに繰り出しました。
いつの間にかお父さんも「お前の(Zの)ほうがかっこええやん」と、娘のZ32を見てはうれしそうな様子です。
タグ:フェアレディZ
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