じじいころがしだけでここまで来るのは凄いが、そういうのは迷惑だ。
日本を危機に陥れる可能性の高い、小池百合子はもう、都知事からも落選して消えて欲しい。
アゴラより、
時の権力者に寄生する政治的ウイルス
2020年06月07日 15:30
池田 信夫
アゴラ研究所所長(学術博士)
http://agora-web.jp/archives/2046494.html
記事より、
新型コロナを最大限に利用したのが小池百合子氏である。彼女はコロナの恐怖をあおる記者会見を毎日のように行ない、安倍首相に緊急事態宣言を出すよう迫った。それが空騒ぎに終わった今も「東京アラート」と称して、都庁を赤く染めている。
これが彼女の最大の選挙運動である。6月10日にも出馬を表明するといわれるが、支持率は70%。対抗馬のいない現状では、400万票以上の大量得票で圧勝する可能性もある。
彼女に政治家としての実績は何もないが、風向きを読む嗅覚は抜群だ。1992年に「自民党の金権政治」を批判して日本新党から出馬したが、細川政権が死に体になると、金権政治の元凶だったはずの小沢一郎氏に乗り換えた。
新進党から自由党までは小沢氏についていったが、自自連立で彼の力がなくなると自民党に乗り換え、小泉政権では郵政選挙の「刺客」として注目を浴びた。環境相に抜擢されて提唱した「クールビズ」が唯一の政治的業績で、その後も「エコ」を売り物にした。
第一次安倍内閣では防衛相になったが、事務次官との人事抗争で、わずか50日で辞任。2012年の自民党総裁選挙で当初は安倍氏を支持していたが、石破茂氏が優勢とみて乗り換えたため、安倍氏が総裁になった後は冷や飯を食わされた。
その後は鳴かず飛ばずが続いたが、2016年に東京都知事に転身した。翌年には国政進出をめざして「希望の党」を結成したが空中分解。豊洲移転にも環境問題を理由に反対したが、これも空振りに終わった。しかしコロナではこのゼロリスク路線が大当たりで、対抗馬はいなくなった。
「史上初の女性首相」は夢ではない
本書はこうした小池氏の政治的経歴をたどったものだ。彼女の政治的行動にはまったく一貫性がないが、時の大物政治家に寄生するウイルスのような機会主義は一貫している。その手法は、女を武器にして取り入る「ジジイ殺し」である。
細川→ 小沢→小泉→安倍と宿主を乗り換える中で唯一の計算違いは、安倍氏から石破氏に乗り換えようとしたことだが、この逆境を都知事への転身で乗り切った。しかし都政には興味がなく、都庁のレクもほとんど聞かないという。都知事は彼女にとって首相までの「つなぎポスト」なのだろう。
ただ政治的には無敵の小池氏のアキレス腱が、学歴詐称疑惑である。選挙公報に「カイロ大学卒業」と書いた場合、それを証明できないと当選無効になるが、卒業証書も証明書も公の場に出したことがない。それが偽造だと、有印私文書偽造に問われる可能性もある。
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